志賀直哉の旧居がある高畑(たかばたけ)は閑静な住宅地にあります。
ここで彼はあの長編小説「暗夜行路」を書き上げました。
ずっと前からここに行きたかったのです・・・というのは
学生時代に 尾道の志賀直哉旧居に行ったことがあったから。
そこは、急な坂道の途中にある 簡素な三軒長屋でした。
「暗夜行路」の執筆をしていた部屋は海のほうをむいていました。
そして、奈良の旧居、書斎の窓のむこうには 若草山があります。
自ら設計したというこの奈良の家は、家族と仕事を大事にする工夫がいっぱい。
子供たちの勉強部屋や遊び場、庭には水遊びの小さなプールもあります。
友人たちと過ごす明るいサンルームは、「高畑サロン」と称して、
大きな食堂とつながっています。
昭和初期というのに こんなにモダン。
今の季節、馬酔木の花がきれいです。
そして、もうすぐ 桜。
京都とは一味ちがう 古都 奈良へ出かけてみませんか?
明日は 町が元気な「ならまち」を紹介します。