白いレースの日傘がまぶしすぎる午後。
船着場は、来る人、帰る人でにぎわいます。
喉が渇いたし、どこかバールで一休みする？
それとも 部屋に帰って、出直そうか・・・
帰らなくてもいい幸せを感じるときです。
夕陽が赤い影を作る頃、
名残惜しさを積んだ船がたくさん出ていきます。
夜のVeneziaの開幕を知らせるのは、サンマルコ広場から
風にのって聞こえてくるヴァイオリン。
おもちゃ箱のふたをあけるときのように、
ちょっと胸が高まるのが わかります。
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