Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

イタリア語の本☆迷った末の読書法

2012-03-12 00:44:00 | ☆イタリア 記憶の風景





 実は我が家には、この先私が一生かかっても読み切れないほどの
 イタリア語の本があります。
 旅先の本屋さんで買ったものから、今では簡単に取り寄せることができる
 インターネットの本屋を通してイタリアから買ったものまで。
 中古もあれば、漫画もあります。
 これは ただ単に本を買うのが好き、という困った私の性格からなるもので、
 実際完全に読み終えたのは5冊のみ。(そのうち2冊はマンガ・・・)

 では 全然読まないで置いているだけかというと、それはなく、
 まず少なくとも最初の1ページは全部読んでいるのです。
 が、あとがどうも続かないんですよね。

 もちろん読解力のなさや語彙の少なさにもよるところが大いにあるのですが。

 ある人は「単語がわからなくてもとばして読み進めて、もう一度読む」といいます。
 なるほど、日本語ならいちいち知らない単語を調べるようなことはしない私、
 読み終えたとき、あのページのあのことばがわからなかったなあ、ということさえ
 忘れても、読後感は残っているものです。

 でも母国語でない本を読むときは、知らない単語を調べるだけでは
 前に進まないことがあります。
 私の場合、たとえ少しずつ、読みすすめても これで、この解釈で正しいのだろうかと
 思い、多分本の面白さもわからないでいるのでは、などと考えるようになります。
 

 で、いろいろ自分なりに考え、翻訳本と同時進行で読むことを試してみたのです。

 ↑の 左がイタリア語の原書「STABAT MATER」(Tiziano Scarpa)著。
    右が日本語翻訳書(中山エツコ)訳です。

 比較的やさしい文章が続いていたので、あるところまでは原文で読んでいたのですが、
 想像や葛藤などの場面も多く、もう一度初めから少しずつ 翻訳本と照らしあわせて
 読んでみました。

 すると、もやもやしていた疑問が晴れ、一気にいろんなことが理解できるように
 なってきました。
 翻訳者に感謝です。
 (翻訳って大変な努力の積み重ねの結果だと承知しています。)
 
 
 こうして読みすすめていった2冊の本、昨日めでたく終了しました。

 この読書法、翻訳本あってのものですが、しばらく続けたいと思っています。
 ただの答えあわせにならないように、気をつけながら・・・

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (Ayumi)
2012-03-13 01:40:32
forchettaさん、こんばんは!

ご無沙汰しておりますが、毎回楽しく拝見しています!
更新もハイペースでファンには嬉しい限りです♪
イタリア語の本、私も読みかけo手つかずのものが書棚に並んでいます。
でもforchettaさんと同じく原語+翻訳で読んでみたのが『Pane e vino』という本。
これはイタリアの歴史を知る上でも、本当にいい練習になりました。
ご紹介の「STABAT MATER」、どのようなストーリーでしょうか。私も是非チャレンジしてみたいです。
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Unknown (forchetta)
2012-03-14 15:33:16
♪ Ayumiさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。
「STABAT MATER」は Veneziaを舞台にした
小説で 養育院で育てられた少女が主人公です。どのような話なのかは、次の記事でご紹介しますね。
Ayumiさんの「Pane e vino」はどんなお話なんでしょうか?邦題も同じですか?
しばらくは2冊進行で読んでいくつもりなので、ぜひ教えてください。よろしく~。
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