浪漫飛行への誘(いざな)い

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旅行中の犯罪被害体験談(受託手荷物からの抜き取り)

2018年07月06日 21時19分22秒 | 旅行

 

2010年9月20日にキエフからモルドヴァのキシナウに移動すべく、キエフ空港でアエロスヴィット航空のチェックインカウンターに向かったが、空港に入ると荷物の梱包専用ブースがあって、多くの旅客が手荷物自体を透明なシートのようなもので梱包してもらっているのを見てビックリ。

チェックインに並んでいた人にその理由を聞くと、チェックインで預ける手荷物はハンドリング係員によって鍵が開けられ、金目の物が抜き取られるケースが日常茶飯事であるので、抜き取られないよう盗難防止のために梱包しているとのこと。見回したところ半分以上の人が梱包している感じで、ちょっと心配になったが、金目の物は何も入っていないので、そのまま手荷物として1個預けた。

キシナウの空港で荷物は無事到着したが、案の定、荷物の鍵(番号ダイヤル式)は開けられた状態で、中をチェックすると完全に金目の物を探した痕跡が残っており、ホテルでよく調べたところ、お土産の包みが破られたり、中を開けられたり、小物類は一か所まとめてあったり、とにかく探しまくった跡がありあり。しかし、どうみても何も抜き取られていない感じなので、犯人もさぞかしがっかりしたであろうと想像する。

聞くところによれば、彼らの手によれば、どんな鍵も瞬時に開けてしまうそうだが、このような犯罪を放置しているウクライナの警察は何をやっているのかと憤りを覚える。梱包した荷物からは盗まないというのが暗黙に了解のようであるが、旅慣れた乗客もそれに備えて手荷物の梱包をしているなんて何か変である。

キエフ空港では、この手の犯罪が日常茶飯事であると聞くと、我々は日本人でよかったと痛感する。それにしても、金目の物が何も入っていないとわかった時の係員の悔しい顔が目に浮かぶとともに、汚い手で荷物の中をひっくり返されていたかと思うと不愉快千万である。2日後 キシナウからブカレストに向けて飛行機を利用した時は、空港に同じ梱包ブースがあったので、今度は迷わず梱包した(350円位であった)。もちろん、荷物は荒らされなかったが、何か変である。

写真は、キエフ国際空港、アエロスヴィット航空機,

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旅行中の犯罪被害体験談(財布拾い)

2018年07月06日 05時25分01秒 | 旅行

 

2010年9月、ウクライナのキエフに旅行中、街中の一番観光客が行き交うあたりで、ガイドブックにもあった「財布拾い」に出くわした。名前は聞いていたが、肝心の説明が書かれている地球の歩き方を持っておらず、事前にどんなものか頭に入っていなかった。

街を歩いていると目の前で財布を拾ったという人が近寄ってきて、山分けしないかと相談を持
ちかけてきた。そこに落とし主が現われ、落としたお金をくすねていないか財布の中を見せろと言ってくる。拾った人は財布の中を見せて拾っていないふりをしていたが、こちらにもくすねていないか落とし主が見せろとせまるので、その場の雰囲気で仕方なくみせる羽目となる。このあたりで怪しい殺気を感じたので、ちらっとだけ見せて、くすねていないと主張し、二人を無視してその場を歩き去って、事なきを得た。二人はまさにグルであったと思われる。

拾ったというお金は透明のビニール袋にユーロの紙幣がいっぱい入っていたが、初めは、その人が本当に拾ったのかと思い、恥ずかしながら、警察に届けたらどうかなどとアドバイスしてしまった。常に警戒心を持っているので、何となく怪しい状況を感じ、足早にその場を去ったのは大正解であった。

後で、インタ−ネットで調べたら、キエフでは頻発している犯罪とのことであった。実際にその場に出くわしてみると、財布拾いが芝居かどうかわからないほど彼らの演技力は抜群であった。ガイドブックでしっかり情報を頭に入れておくべきだったと反省しているが、被害は全くなかったのが不幸中の幸いであった。


写真は、犯罪にあったキエフの中心街

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