浪漫飛行への誘(いざな)い

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ナーダム祭り三昧

2018年07月16日 19時33分49秒 | 旅行
7月11、12日は2日間ともナーダムという年1回のモンゴル最大のお祭り観戦三昧となった。11日は、開会式と射的、弓射及び相撲、12日は、(子供)競馬と相撲の決勝トーナメントを観戦した。ナーダム祭りは、2010年にユネスコ無形文化遺産に登録されている。

開会式、射的、弓射及び相撲は、ウランバートルの競技場で開催されるが、競馬は、車で1時間半位離れたフイドローンホダグというところで行われるため、12日は早朝に車で現地まで行き、競馬のフィニッシュを見た後、競技場まで戻った。

ナーダム祭は、モンゴル人にとって最大のイベント祭なので、特に開会式のチケットを取ることは、至難の業であるとの情報が事前に入っていたので、少し高かったが、出発前に、HISのナーダム観戦ツアー(日本語ガイド付)に入ることにした。当初
一人だったので、225米ドルもしたが、途中で複数の混乗になるとのことで、170ドルに値下げしてくれた。それでも、2万円近い値段なので、高いといえば高いと言える。

開会式は、オリンピックの開会式のごとく、入場行進、マスゲーム、騎馬隊のパレードやショーなど盛り沢山で感動を覚えた。騎馬民族らしく、馬も多数登場する。競技場は超満員で3~4万人位の観客が入っていたのではないかと思うが、チケットの入手が困難というのもよくわかる。開会式は久しぶりの感動イベントとなった。

12日の競馬ツアーは当初、英語が話せないドライバーだけでガイドはつかないと言われたが、実際は、16歳の女子高校生が英語の勉強を兼ねて同行してくれた。競馬のフィニッシュ地点の草原の丘は物凄い数の車と人で溢れ返っていた。道路も反対車線を含め、すべての車線を一方通行とするほど車が現地に殺到し、いかにビッグイベントであるかが伺える。フィニッシュ地点には、観客席のスタンドが設置されていたが、そこも超満員で、外の観客を含めると1万人以上は草原の丘にある会場にいたと思われる。しかし、仮設のトイレは一か所しか見当たらず、皆どうしているのかと心配になったほどである。

13時頃、競技場に戻ってから21時頃まで、射的と弓射と相撲の決勝トーナメントを観戦した。競技場は勿論満席であるが、外にも、いろいろな屋台のお店がでていて、まさにお祭りを楽しむ人で溢れ返っていた。地元の人も年1回のこのお祭りを家族揃って楽しみにしているようであった。

相撲は、512人が参加し、5回戦目から見たが、5回戦は16名ずつの対抗戦で、8戦目が準決勝、9回戦目が決勝にあたる。フィールドの芝生の上で戦うが、土俵はなく、時間制限もないので、とにかく勝負がつくのに時間がかかる。優勝者が決まったのも、予定より1時間半ほど遅れていた。今回優勝した人は、初めてらしく、新チャンピオン誕生ということだそうである。出場者は皆、体格がよく、日本の大相撲でモンゴル力士が強いのも頷ける印象を持った。

地元の人は、お祭りの時は、名物の「ホーショール」(ひき肉を小麦粉の皮で包み、油で揚げた料理)を食べるのが慣習のようである。一回食べたがそれほど美味しいという感じはなかった。昼食は、ホテルから持ち出したパンやお菓子で賄い、夕食は屋台で食べる気はなく、日本から持ってきた水だけで作れるインスタントの五目御飯を食べた。スケジュールが大幅に遅れたので、閉会式の前に、途中で会場を後にし、ホテルまで約40分歩いて戻った。最後には打ち上げの花火が上がって、祭典の幕を閉じた。
 
写真は、開会式の騎馬隊
コメント
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