17日、自民党総裁選が告示され、4人の立候補者が出揃った。野田氏のかけこみ立候補で、1回目の投票では決まらない可能性が強くなった。国民からの支持では、河野氏がダントツ1番人気であるが、決選投票に持ち込もうと画策する安倍氏の裏工作により、決戦投票になったら、派閥の論理で、河野氏が不利になると思われる。候補者4人と安倍・麻生連合対二階・菅・石破・小泉連合の人間関係について、一月万冊で元朝日新聞記者のジャーナリストの佐藤章氏が詳しく解説してくれている。一般的なマスコミの分析とは異なる深読みの解説は興味深い。安倍独裁政権が復活するようでは、自民党もおしまいである。高市氏は、ウルトラ右翼で安倍政権を継承する政権となるが、女性二人については、現時点では、国民的人気もほとんどないので、総裁・首相になるイメージは描けない。
野党にとっては、高市氏や岸田氏が総裁になってくれたほうが組みやすいし、政権交代の可能性も出てくるのではないかと思われる。河野氏がなった場合は、改革イメージのお株を奪われ野党もますます苦戦するような気がする。誰が総裁になるかは別として、マスコミ各社がこぞって自民党劇場を繰り返し報道している点が気になる。11月に総選挙を控えているので、今のマスコミの自民党偏重報道は疑問が多い。オリパラで政権と大手マスコミがグルになっていたことを彷彿させる。政権忖度、自民党忖度のマスコミには報道のあり方を反省してほしいところである。マスコミは、国会を開かない政権・自民党の問題点を躊躇なく報道すべきである。総裁選の投票は、29日に行われるが、それまでは、マスコミの自民党劇場が続きそうである。河野氏が総裁になれば、安倍氏の過去の悪事がもろに暴かれる可能性が期待される。安倍氏も自己防衛で河野崩しに必死になっているはずである。いずれにせよ、総裁選の結果が楽しみであるが、誰が当選するかのトトカルチョは行われないのであろうか?
一月万冊による総裁選分析の考察(9/17): https://youtu.be/dhtjjT0wrHE