昨年11月に左手小指の末節骨骨折をしてから、5か月が過ぎ、治療も最終段階に入った。1ヵ月ほど前から固定指サックを外し、リハビリに入っているが、4か月も関節を固定していたので、思うように関節が曲げられない。なるべく指を曲げるように動かしているが、元のように戻ることは無理そうである。小指に力を入れて物を握るのもなかなか難しい。たかが小指のことだから、日常生活にはあまり不自由はないが、何となく違和感が残っており、気になる。固定していたおかげで、骨はほぼ付いているようだが、昔のように自由に曲げることができなくなったようである。リハビリでどこまで回復するかであるが、先生は戻るはずというもののほぼ悲観的なイメージを持っている。
スポーツ安全保険と傷害保険の二つに入っていたが、保険金が出るのは発生後180日と限られているので、それ以降は全て実費となる。今までに12回通院し、4万円を越える保険金が払われることになるので、金銭面ではプラスであったことが唯一の救いであった。指の骨折を経験した人が周りには何人もいるが、ほとんど皆元の状態に戻っていないようである。医者からも元通りに戻るのはまず無理といわれていたので、覚悟はしていたが、元通りにならなくてもよしとする今の整形外科の技術レベルには疑問も感じた。期間内にもう一度診察を受けて、それ以降は自分のリハビリに頼ることにしたい。この半年、小指のことばかり気にしていたが、そうこうするうちに、伊東ゆかりの「小指の想い出」の懐かしい歌を思い出してしまった。えらく違う想い出となってしまったが、噛まれた傷であればよかったのにと思う次第である。
小指の想い出(伊東ゆかり): https://youtu.be/klafInH5Tbw