浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

羽田発着、東京湾上空に新ルート 騒音緩和へ国交省検討

2022年09月27日 14時48分53秒 | ニュース

 

2020年3月から、増加するインバウンド需要に対応するため、羽田空港の増便を視野に入れた都心の上空を飛ぶ新ルートの運用が始まっているが、ここにきて、東京湾上空の新ルートを騒音緩和対策として国交省が検討を始めたという驚きのスクープニュースが流れた。一瞬耳を疑ったが、朝日新聞デジタルや日経新聞デジタルでも取り上げていたので、事実なのであろう。

コロナ禍で航空需要が激減しているにもかかわらず、都心の低空飛行ルートは継続されている。風向きによるので、毎日ではないが、かなりの頻度でこの都心上空ルートが使われている。我が家もこの新ルートの下にあるので、飛行頻度は実感している。便数が減っているなら、元に戻しても十分対処可能なはずだが、そんな気配は全くなく、都心低空飛行ルートは頻繁に利用されている。自分が見る限り、ほとんどは国内線の飛行機であり、話が違うという思いである。騒音や安全性について、関係の自治体から大きな懸念があり、飛行中止の要望書も出されているとの報道もある。反対の声があまりにも強いので、今回の海上を飛ぶ新たなルートの検討が始まったのかも知れないが、とても実現は無理との論評もある。都心の騒音問題、安全性問題がそれほど重大な局面にあるのかも知れない。

安倍政権時代に導入した政策を継続し、住民や自治体が騒音や落下物の問題について異論を唱えても、政府はまともに対応してこなかったようである。元JALキャプテンの杉江弘氏も、JBpressの論評で、「ようやく見直しに動くとの報道も出たが、この案は昨年8月にすでに出されていたもので、世界の例を見ても実現可能性はゼロに等しい。世界の航空界やパイロットからも安全面の疑義が出ているこの問題について、「机上の空論」に固執していては物笑いの種にされてしまう。」とコメントしている。海上を飛ぶ新たなルートは23年度中に方針をまとめ、数年内の運用開始をめざすようだが、どうなることやら。。。。

 

画像は、今の都心上空ルート

日経新聞オンライン記事: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2246Y0S2A820C2000000/

JBpress記事(9/22): https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71916

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする