浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

旅行中の犯罪被害体験談(財布拾い)

2018年07月06日 05時25分01秒 | 旅行

 

2010年9月、ウクライナのキエフに旅行中、街中の一番観光客が行き交うあたりで、ガイドブックにもあった「財布拾い」に出くわした。名前は聞いていたが、肝心の説明が書かれている地球の歩き方を持っておらず、事前にどんなものか頭に入っていなかった。

街を歩いていると目の前で財布を拾ったという人が近寄ってきて、山分けしないかと相談を持
ちかけてきた。そこに落とし主が現われ、落としたお金をくすねていないか財布の中を見せろと言ってくる。拾った人は財布の中を見せて拾っていないふりをしていたが、こちらにもくすねていないか落とし主が見せろとせまるので、その場の雰囲気で仕方なくみせる羽目となる。このあたりで怪しい殺気を感じたので、ちらっとだけ見せて、くすねていないと主張し、二人を無視してその場を歩き去って、事なきを得た。二人はまさにグルであったと思われる。

拾ったというお金は透明のビニール袋にユーロの紙幣がいっぱい入っていたが、初めは、その人が本当に拾ったのかと思い、恥ずかしながら、警察に届けたらどうかなどとアドバイスしてしまった。常に警戒心を持っているので、何となく怪しい状況を感じ、足早にその場を去ったのは大正解であった。

後で、インタ−ネットで調べたら、キエフでは頻発している犯罪とのことであった。実際にその場に出くわしてみると、財布拾いが芝居かどうかわからないほど彼らの演技力は抜群であった。ガイドブックでしっかり情報を頭に入れておくべきだったと反省しているが、被害は全くなかったのが不幸中の幸いであった。


写真は、犯罪にあったキエフの中心街

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旅行中の犯罪被害体験談(まずはニセ警官)

2018年07月04日 22時43分24秒 | 旅行

 

今までに150回以上、海外旅行に出かけているが、旅行中にいろいろな犯罪に巻き込まれそうになったことは何回も体験している。以下に、実際に経験した犯罪の体験談を書いてみたい。まずはニセ警官。

1 ニセ警官  2005年5月 フランクフルト

ドイツのレーゲンスブルクへの出張の途中、乗り継ぎでフランクフルトに1泊した。会議に出席する上司のカバン持ちなので、二人での出張であるが、1985年から4年も駐在していて勝手知ったフランクフルトでの1泊だったので、警戒心が緩んだかもしれない。レーマーという中心街で夕食を食べた後、夜の10時すぎだったと思うが、ホテルに戻る途中、車も走っていなかったので、横断歩道ではなく、つい道路を横切ったが、その瞬間、真っ暗闇の中から、一人の警察官が現れ、呼び止められた。警察手帳を見せられ、「今、あなた達は交通規則に反して、横断歩道でないところを横断しましたね。この街も最近ユーロ紙幣の偽札が出回ったり、物騒なので、いろいろ調べさせてもらう」と言われた。

まず、パスポートを見せろと言われ、次に、ユーロ紙幣を持っているはずなので、財布を見せろと言われた。交通違反という負い目があったので、抵抗してもまずいと思い、財布の中身を見せると念入りにチェックしていた。上司に対しても、財布を見せろと言ったが、ユーロ紙幣は全く持っていないと説明すると、今度は、クレジットカードの偽物も出回っているので、クレジットカードを見せろと言ってきた。差し出したカードを何かの装置にかけて、チェックしているようだった。今度は、チェックのために暗唱番号が必要なので、番号を入力しろと言われ、上司も言われるままに、入力してしまった。暗証番号入力時点で、これは何かおかしいと気付き、その場を逃げ去るように、ホテルに戻ろうとした。

すると、また二人の男性が目の前に現れ、警察手帳を見せて、警察官だが、さっきまでそこで何をしていたか説明しなさいと言われた。簡単に状況は説明したが、さっきの警官とグルに違いないと感じ、怖くなって振り払うように一目散にホテルに駆け込んだ。まず、クレジットカードから不正に引き出されないように、ホテルにあったATMで現金の引き出しを試みた。なぜかうまく行かないので、急遽、東京の留守宅に電話を入れて、カードの無効手続を依頼した。原因はわからないが、カードはATMから戻らず、機械に入ったままになってしまった。(後日、帰りにホテルから返してもらったが、犯人が先に引き出したのではなく、何回も続けては引き出せないようになっていたようである)

たまたま駐在時代から知っていたホテル勤務の日本人女性がいたので、自宅に電話を入れて、状況を説明したところ、警察に届けたほうがいいと言われ、タクシーを呼んで、警察署まで出かけた。すでに深夜の12時頃になっていたと思うが、警察に報告し、被害届というか、被害にあっているか不明なので、報告書みたいなものを書いて、ホテルに戻った。

ホテルに戻ると警察から電話が入り、今からパトカーでホテルに向かうので、事情説明に警察署まで出頭してほしいと要請された。生まれて初めてパトカーに乗ったが、警察署に行くとパトロールから戻ったという警察官からいろいろ尋問を受けた。
最初に届け出で警察にいった時は、留守隊が応対したが、パトロールの二人が戻った時、我々が署に来ていたことがわかり、呼び戻したようである。要するに、路上で後から尋問を受けた二人は本物の警察官だったということである。二人の警察官は、路上での我々とある人物(まさにニセ警察官)とやりとりを傍で観察していたのである。二人から指名手配の写真をいっぱい見せられ、この中にさきほどの人物がいないか尋ねられたが、上司も自分も一致して、一人の人物を指名した。暗くて顔はあまりよく見えていなかったが、写真を見て二人ともすぐわかった。

警察によると、最近ニセ警官が出回っており、その人物も常習犯の一人だと説明を受けた。フランクフルトに4年半もいたが、警察署に入ったのは今回が初めてであった。指名手配写真を見るのも初めての経験であったが、意外とわかるものだと我ながら感心した。

フランクフルトに1泊した後、レーゲンスブルクに向かったが、現地でも何回か警察から電話を受けたほど犯人を追いかけているようであった。 当初、両方ともニセ警官だと思い込んでいたが、警察手帳を見せられただけでは到底真偽の判定はできないし、夜間の暗いころでは、さらにむずかしい。

犯人とは英語でやりとりしたが、話がうまく、途中まで騙されているとは全く気が付かなかった。さすがプロという印象であったが、流石、暗証番号の入力のところで怪しいと気付き、結果的に、一切被害を受けなかったのは幸いであった。犯人のやりとりは演技賞ものであった。警察によると、カードそのものはなくても、カード番号と暗証番号だけで、現金を引き出されることは十分あるとのことで、大変ラッキーであった。

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桂歌丸さんの思い出

2018年07月02日 19時58分59秒 | TV番組
笑点でお馴染みの桂歌丸さんが7月2日、81歳で亡くなるという悲報が入ってきた。笑点は昔から欠かさず見ていたので、残念の一言である。病気がちで、司会を降りた後も、点滴を打ちながらも高座を務めるほどの落語家魂に感服していたが、ついにその時が来てしまったかという思いである。

桂歌丸さんとは、1986年2月、ドイツのフランクフルト在任中、お会いする機会を得た。これは、フランクフルト在住の日本人向けに、落語の会のイベントを行ったもので、歌丸さんと三笑亭夢楽さん、桂歌春さんという3名の落語家さんと奇術の美江子さんの計4人の芸人さんをゲストに招いたものである。

当時、歌丸さんは、TV番組「笑点」の出演で超多忙であったが、録画撮りをいっぱいやってから来たと話していた。この落語名人会は、地元の日本人にとっては、大変人気のあるイベントで、当日も、250~300人位の日本人が集まった。小さなお子様を預かるというサービスも提供したため、若い奥様も多数かけつけた。

当時の歌丸さんは、計算してみるとまだ49才であったが、年の割には老けている印象であった。落語や大喜利のシーンは、皆さんもテレビでお馴染みだと思うが、楽屋では、大変物静かで、冗談など言うことなく、じっと出番を待っている印象であった。

歌丸さんは、本人も化石と周りに言われていたが、化石収集が趣味の一つであったようで、フランクフルトの街を散策中に、化石の専門店を見つけ、しばしお店に釘付けになっていたことをよく覚えている。

落語の会が終ってから、関係者が集まって中国レストランで打ち上げを行った。打ち上げの後は、希望もあって落語家さん3人を夜の街に案内した。落語家にとって、夜の街の視察は、芸の肥やしになるとのことで、積極的に行っているようであった。テレビではできないが、寄席では色っぽいネタもいろいろやるとのことであった。

とにかく、日曜の5時半から笑点を見ることが習慣で、長い間、歌丸さんに楽しませてもらったが、長い間本当にお疲れさまでした、ゆっくりとお休みくださいと言いたい。ご冥福を心よりお祈りいたします。

写真は、打ち上げパーティ(前方右から2人目が歌丸さん)
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コナミ卓球スクール開講記念イベントに参加

2018年07月01日 22時36分10秒 | 卓球
7月1日、コナミスポーツクラブ本店で行われた卓球スクール開講記念イベントに参加してきました。コナミといえば、体操や水泳のスクールで有名であるが、この7月から新たに卓球スクールを始めることになり、総合型スポーツクラブでは国内では初めての試みのようである。

その開講記念イベントとして、開講記念記者会見、先の世界選手権の報告会及び張本智和選手と長﨑美柚選手(ともに世界選手権代表)のよるデモプレイ及び卓球ラリー体験などが行われたものである。場所が家から歩いて5分と近いこともあって、卓球クラブの仲間3人で参加してきました。

イベント中、6月に誕生日を迎えた張本選手(15歳)、長﨑選手(16歳)に対し、卓球台を模したバースデーケーキが贈られるというサプライズもあり、会場が和やかな雰囲気となった。

ラリー体験は、抽選制であったが、運よく当たり、両選手及びJOCエリートアカデミーという卓球の英才教育機関で練習に励む若きトップ選手を相手に48名が6グループに分かれて交代で全選手とラリーをすることができた。張本選手とは、2回ラリーを打ってもらったが、最後にはラケットの表裏の反転(異質ラバー)により、ボールを浮かせ、スマッシュを決めることもできた(大金星?)。トップ選手とボールを打つなど我々レベルではあり得ないことであるので、大変貴重な体験をすることができた。

最近は若手選手の活躍で卓球もマスコミの注目を浴びることも多くなり、卓球愛好家も増えているようなので、嬉しい限りである。体操や水泳のようにうまく行くかどうかはコナミスポーツの腕にかかっているが、いつかは、コナミスポーツから若きオリンピック選手が出てほしいところである。


写真は、バースデーケーキを贈られた両選手



映像は、張本選手とのラリー・スマッシュ


https://www.youtube.com/watch?v=y9TkvxvuOM0
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