Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№128富山・長野県境、針ノ木岳(2百名山)

2024年06月22日 | 三百名山回顧

  黒部アルペンルートの玄関口、扇沢駅の奥に聳える針ノ木岳は、日本三大雪渓の一つ、針ノ木大雪渓を懐に抱く後立山連峰南部の鋭峰です。しかし前面に聳える蓮華岳が邪魔をして安曇野の里からその姿を見る事はできず、名峰揃いの北アルプスに在っては今一つ地味な存在の山です。

 そんな針ノ木岳へ最初に登ったのは昭和54年9月末でした。この時は単独で唐松岳から後立山連峰を縦走し、最後に針ノ木岳を登って扇沢へと下山しました。今から約半世紀前の山行なので殆ど記憶は残ってないが、種池山荘で山岳写真家の白旗史郎氏とお会いした事や、残雪の無い針ノ木雪渓で猿の大群と遭遇した事が薄っすら思い出されます。

昭和54年9月30日

種池山荘→ 赤沢岳→ 針ノ木岳→ 針ノ木峠→ 扇沢

赤沢岳山頂

針ノ木岳山頂

針ノ木雪渓の降り

 

 2度目は平成4年9月中旬に、妻と二人で扇沢からを針ノ木雪渓を登って針ノ木岳の山頂を踏みました。この時はテント泊で、その後蓮華岳~北葛岳~七倉岳と縦走したのですが、妻は今でもこの時の山行は厳しくて足が攣りそうだったと言っています。

平成4年9月12日

扇沢→ 針ノ木峠→ 針ノ木岳→ 針ノ木峠(テント泊)

針ノ木雪渓(残雪が殆ど無い)の登り

針ノ木雪渓を上から見下ろす

針ノ木岳山頂

山頂からスバリ岳方面

 

 3度目は平成25年8月初旬に、再び妻と二人テント泊で針ノ木岳を登りました。この時は爺ヶ岳まで縦走する計画だったが、雨に降られて針ノ木岳の山頂を踏んだだけで扇沢へ下山しました。私の古いブログに当時の記録が載っていたので、下記に転載してみます。

平成25年8月3日(土)    天気=曇り時々晴れ

05:35扇沢無料駐車場→ 07:00~05大沢小屋→ 07:43~53針ノ木雪渓末端→ 09:04マヤクボ沢出合下→ 09:58針ノ木小屋→ 10:18~1106テント場→ 11:51~12:05蓮華岳→ 12:36針ノ木峠テント場

 黒部アルペンルートの玄関口である扇沢の無料駐車場は、土日にはAM3時で満車になるとのネット情報を見て昨日夕刻に到着した。ネット情報は正しく既に8割方スペースが埋まっており、AM4時に目覚めると広い駐車場は満杯で行き場を失った車が場内をクルクル回っていた。

 簡単に朝食を済ましAM5時半出発する。2日分の食糧と幕営具を背負ったザックがズシリと重い。久しぶりに重荷だが妻は意外と元気が良い。数カ所の沢を渡り1時間半で大沢小屋に着く。

途中の沢に架かる仮橋(ミニ鯉のぼりは目印)

 小屋の管理人さんに針ノ木雪渓の状態を確認すると「アイゼンが無ければ登り降りに苦労する。」と言うので4本爪軽アイゼンをレンタル(1組500円)する。

 大沢小屋から雪渓までの間は、不規則な石が多く、急な斜面のトラバース個所も幾つかあって重荷を背負っている事もありけっこう苦労させられた。小屋から40分程で雪渓末端に着いた。

針ノ木雪渓が見えてきた。

 針ノ木雪渓は白馬、剣沢と共に日本三大雪渓の一つで、スケールこそ両者に譲るものの雄大な眺めは北アルプスでしか見る事ができない。先行する登山者の姿が真っ白な雪渓にゴマをまぶしたように見える。

雪渓を登って行く。

 軽アイゼンを装着して登って行く。冷気が雪渓上を覆い、強力なエアコンの中を行くようで心地よい。1.5キロの雪渓の道は、中程で傾斜を強めマヤクボ沢が分岐する辺りで終わる。此処からアイゼンを外して夏道を登って行く。

雪渓上で一休み

 この頃から疲れが出たようで妻の歩みが遅くなる。私は「ゆっくりゆっくりでイイからネ。」と声を掛け、最後の水場で3ℓ水を確保すると針ノ木峠へ向けて先行する。

雪渓上部から爺ヶ岳方面

 AM10時前、峠にある針ノ木小屋に到着、さっそくテントの受付を済ます。此処のテント場は狭いので週末は午前中で満杯になると聞いていた。取合えず場所を確保出来てホッとした。妻も少々遅れたものの笑顔で峠に着いた。

針ノ木峠

針ノ木峠テント場

 

8月4日(日)   天気=雨後曇り

07:33針ノ木峠テント場→ 08:17~20針ノ木岳→ 08:56~0923針ノ木峠テント場→ 10:00~18マヤクボ沢下→ 10:56~11:06針ノ木雪渓末端→ 11:41~54大沢小屋→ 13:00扇沢無料駐車場

 AM4時前テントから顔を出すと山々は灰色の雲にドップリ覆われていた。朝食の最中には本降りの雨に変わった。今日は種池山荘のテント場まで行く予定だったが、先日の韓国人登山者遭難の例もあり、雨天の縦走は厳しいので天気の様子をみる。

 しかし7時を過ぎても雨は止まない。縦走を諦め針ノ木岳のみ往復して昨日の道を下山する事にした。雨具に身を固め軽装で針ノ木岳へ向かう。山頂へは岩屑の急登が続く。色とりどりの高山植物が道沿いにヒッソリと群れ咲いている。

登山道から針ノ木小屋とテント場

 幾人かの登山者とすれ違いながら約40分程で針ノ木岳(2821m)に着いた。むろん山頂は乳白色のガスに覆われ何の展望も無い。居合わせた単独の男性に記念の写真を撮ってもらい早々に山頂を辞す。

針ノ木岳山頂

 下山の道も幾人かの人とすれ違う。中にはこの雨の中縦走するパーティもいる。峠に戻ると雨に濡れたテントを撤収し、小屋でアイゼンを借り受けると重い装備を背に扇沢に向け下山を始める。

 計画を断念するのは、敗走する兵士のような気分で背中のザックがやけに重く感ずる。マヤクボ沢下でアイゼンを装着し雪渓を降るが、軽アイゼンはすぐに雪団子状態になり爪が雪面に刺さらずあまり効果が無い。それでも無いよりはマシなので雪団子をストックで落としながら降る。

下山時の雪渓

 広い雪渓は登って来る人も多い。中には全員ヘルメットを被った二十数名の集団が整然と列をなして山岳兵の行軍のようだ。雪渓末端まで降ってアイゼンを外し、来た道を振り仰ぐと峰々は雲に覆われているが、時折稜線が垣間見える。天気は回復に向かっているようだ。

 雪渓が終えても雨に濡れた道は歩き難く下山の脚は重い。大沢小屋に着きホッと一安心、アイゼンを返却し軽く食事を済ました後、扇沢へと降って行く。里が近づくにつれ陽が差し気温も上がってくる。やがて車道と交差するようになると登山口も間近、PM1時に扇沢に着いた。

 今までの静寂が嘘のように扇沢は観光客で大賑わい、有料駐車場は順番待ちの長い車列が出来ている。車に戻ると大町温泉郷の上原の湯へ向かう。此処は地元の人向けの温泉で、施設も簡潔で綺麗、料金もリーズナブルとても気に入った。

 温泉で山の汗を流したら気分もリフレッシュ、山の先輩 I さんが避暑を兼ねて先日から大町近郊の別荘に滞在して居るので風呂上りに電話したら、「今日、碁の大会で大町市内にいるけど、今からそっちに行くよ。」との返事。

 10分程でやって来たIさんとは一か月余ぶりの再会、暑さ知らずの緑深い別荘で夏を過ごす先輩は、先週からカムチャッカ半島観光&長岡の花火見物そして碁三昧、年金世代の範となるような気忙しくも優雅な日々で一寸羨ましくなる。

 地元に詳しいIさんの案内で大町市美麻地区にある「山品」という蕎麦屋を訪れ一緒に食事する。有名人も多く訪れるというこの蕎麦屋さん、味よく料金も安くて感じの良いお店だった。

 I さんとは此処で別れ帰宅の途につく。上信道、更埴ICから高速に乗り我が家へ向かう途中道路情報を聞くと、日曜日の今日「高坂SAから上里SAまで35キロの渋滞」と報じている。そう言えば先週の日曜日に浅間山から帰る途中も同じ事を言っていた。幸い関越道、本庄児玉ICまでさしたる渋滞も無く、そこから一般道を走ってPM8時頃我が家へ戻る事ができた。

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北八甲田山ハイキング

2024年06月20日 | 山歩き

6月19日(水)天気=晴れ

0950~1000ロープウエー山頂駅→ 1137赤倉岳→ 1234~41八甲田大岳→ 1422~26毛無岱湿原→ 1447ロープウエー山頂駅

朝方9時半過ぎに八甲田ロープウェイ駅に着く。ローブウェイに乗って一気に標高1200m余の山頂駅に着いた。

駅前広場から北八甲田山の山波が望まれる。駅から一時間余で赤倉岳に着く。山頂に吹く風は冷たく、一挙に身体が冷やされる。

 

赤倉岳山頂付近

赤倉岳から強い西風が吹く尾根を進み、降った鞍部の避難小屋で妻に待ってもらい、私一人で大岳に向かう。

登りだった着いた八甲田山の最高峰、大岳は、私にとつて四十数年ぶりの再訪です。山頂からは360度の大展望、北には岩木山も見えています。

八甲田大岳

山頂を後にすると妻と合流し、毛無岱湿原経由の道を降って午後3時前ロープウェイ山頂駅に戻ってきた。

今日は天気も良くて、残雪の八甲田山をタップリ楽しむことができました。尚登山の詳細は、後日のブログで紹介します。

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下北半島最高峰、釜臥山登山

2024年06月18日 | 山歩き

6月17日(月)天気=晴れ

0802釜臥山スキー場→0958~1006釜臥山→1125釜臥山スキー場

むつ市街地を見下ろす下北半島のち最高峰、釜臥山(878m)を登って来ました。

登山口は山麓にある市民スキー場、目指す山頂の自衛隊レーダーサイトが高い位置に見えている。

南面のゲレンデを歩いていたら、陽射しが強く、暑さにバテた妻が中間地点のゲレンデ最上部の小屋で待つと言う。

そこから私一人で山頂を目指したが、岩がゴロゴロして木の根の絡む道は歩き難く意外と厳しい登りだった。

ガレ場を越えて登り着いた山頂は、自衛隊の巨大なレーダー基地になっており、その一隅に山頂の標識があった。

釜臥山山頂

山頂から望む下北半島の眺めは素晴らしかった。しかし風が強く、早々に妻の待つ小屋へと下山した。

山頂から下北半島の眺め

妻と合流し下山していると、登山道を整備している地元山岳会の方と遭遇し、いろいろと地元の情報を教えて頂いた。

今日はこの後、恐山を見学しむつ市内のホテルに泊まります。なお、登山の詳細は後日のブログで紹介します。

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東北の旅、今宵は青森県の折爪サービスエリアで車中泊

2024年06月16日 | 旅行

突然ですが、東北の旅で遥々青森県までやって来ました。初日の今日は、八戸道の折爪サービスエリアで車中泊、残念ながら雨のスタートとなりました。

まだ行った事の無かった下北半島を訪れるのが、旅の第一目的です。本州最北端の大間岬から、北海道を眺めてみたいものです。

その他幾つかの山も登る予定で、梅雨入り前の東北の自然を楽しめればと思います。

 

 

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首の痛みがようやく治まったようだ。  

2024年06月14日 | 日記

 6月14日(金)

 これでいよいよフレイルかと一時は深刻に悩んだ首痛が、ここ数日で潮が引くように痛みは遠のいていった。でも罹った当人には痛みの原因が分からないので、何だかしっくりしない気持ちです。

 若しかすると齢を忘れて無理するタイプだから、「これ以上無理をすると、症状が悪化して重大疾患を発症しますよ。」という身体からの内なる警告サインだったのかも知れない。

 イヤそれとも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、先日の苦しみもケロっと忘れ健康を当然の事と甘んじる私の懲りない性格に、意地悪な神様が「年甲斐も無く懲りない奴め、一つ懲らしめてやろう」と嫌がらせで、時折私の身体に痛みを与えているのではないだろうか・・・とも思えてくる。

 と言われたって先が短い高齢者の時間は、秋の陽の如く落ちて行く。やれる時にやる事をやらなきゃ、「後悔先に立たず」です。・・・懲りない私で生きて行くしかありません。・・・・その分肩は時々凝っていますが。

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鶴ヶ島市に鉄道機関車が走るガーデンパークがオープン

2024年06月12日 | お出掛け

 6月9日(日)

 今月届いた市の広報誌に、「官民連携によるガーデンパークが完成し、6月9日グランドオープンします。」と大きく取り上げられていた。記事によると鉄道模型で有名な「関水金属」という会社と鶴ヶ島市が連携して完成させた公園で、園内を機関車が走る緑と鉄道が一体化した楽しい場所らしい。

 これは面白そうだと思い、冷やかし半分でオープンした公園へ出掛けてみた。公園周辺の駐車場は既に見物人の車で満杯状態だったが、ここら辺はジョギングで熟知しているエリア、穴場的な駐車場に車を停めて、オープンセレモニーが催されている会場へ向かった。

大賑わいの公園

 公園内は見物人で押すな押すなの大賑わい、お目当ての鉄道機関車が展示されたエリアは、人垣ができて撮影もままならないほどです。公園は関水金属工場に隣接する児童公園を再開発したもので、一角には機関庫が建ち、そこから工場内をグルリと一周する線路が伸びている。

機関庫前に展示された機関車

同 上

機関庫前に勢ぞろいした機関車

工場内を一周する線路

 機関車が客車に乗客を乗せて線路を走ってくれるのかなと期待していたが、今日はお披露目だけに留まるらしい。こんなに人が多くちゃ事故が起こりかねないから、マアやむを得ないでしょう。

豆蒸気機関車を試運転中

公園広場ではダンスパフォーマンス

出番を待つハワイアンダンサー達

 テレビ中継車も停まっていて、日テレやNHKなどのテレビ局も取材に訪れている様子です。リポーターの姿が見当たらぬから、既に取材は終わったんだろうか。もしも取材を受けたらどうしょう何て余分な心配してたけど、テレビ的に見栄えのしないこんな年寄りを、リポーターが相手にするはずもない。

日テレのテレビ中継車

 見るもの見たら長居する理由も無いので、小一時間ほどで公園を引き上げた。オープンした公園は今後無料開放されるようだが、公園に置かれたあの鉄道機関車は今後はどのように運営されるのだろうか。子供じゃ無いけど、一度ぐらいは乗ってみてブログのネタにしたいものです。

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股間節痛が治ったと思ったら、今度は首が痛い。

2024年06月10日 | 日記

 先日新潟県の守門岳を登った翌日にテニスをやっていたら、股関節辺りにピリッと痛みが走りテニスができなくなった。登山の筋肉過労が原因かもと思い、これは数日すると鎮まってきたのだが・・

 その数日後、今度は首の付け根付近に急激に痛みが症じてきた。確たる原因は判らないので、老化による筋肉の衰えなのかも知れない。この痛み、チョット首を動かしただけで感電したような痛みがピリッと走る。

 人間とは悲しい生き物で、何処か一カ所ダメージがあるだけで身体の動きが不自由になる。今はテニスはおろかジョギングや体操すら、満足にできない状態です。丈夫で元気だけが私の秘かな自慢だったのに、これでは何の取り柄も無い爺です。

 こんな辛い体験は腰痛や膝痛なので過去に何度もしているので、今度もそのうち治まるだろうと楽観的に思っているが、いまのところは患部に湿布薬を貼って様子み中です。

 もしもこの痛みが引かなければ、いよいよ私もフレイル世代へ仲間入りかも、・・・ウ~ン、それは大変困る。ここは一つの正念場、再び野山を駆け巡るトレイル爺への復活目指し、ノーモア、フレイルで頑張ります。

 

・・「老いの身に、背なで泣いてる肌色湿布」・・

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市の補助金が当り、我が家の照明は全てLEDに

2024年06月08日 | 日記

 6月6日(木)

 我が家の照明器具は殆どLEDランプに交換したが、唯一キッチンに付けたものだけが古いタイプの蛍光灯です。以前蛍光管が切れた時、同じ規格でLEDの蛍光管は無いかと探したが見つからず今に至っている。

 その蛍光灯が最近ジーッという異音を発するようになり、ソロソロ替え時かなと思っていたら、毎月送られてくる市役所の広報誌に耳よりの情報が書かれていた。

 それは「省エネ家電製品等購入補助」なる制度で、その中に「LED照明器具」とあり、我が家のキッチンにある蛍光灯が該当するではないか。ケーズデンキへ行って同様の規格の固定式LED蛍光灯が販売されているのを見て、早速市の生活環境課に赴いて補助金申請の手続きを取った。

 それから2カ月後、「補助金当選通知書」なる書類が我が家へ届いた。たった5千円とは言え、くじ運の悪い私にしては珍しい事です。間を置かずケーズデンキを訪れて、目星をつけていたLED蛍光灯の購入手続きを取った。

 そして本日取り付け業者の人がやって来て、我が家のキッチンにLED蛍光灯を取り付けてくれた。これで我家の照明器具は、オールLED化を達成する事ができました。

古いタイプの蛍光灯

新しいLED蛍光灯

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新車を買って一か月、カーナビの不満がようやく解消

2024年06月06日 | 日記

 新車購入から一か月足らず、運転の感覚が徐々に馴染んできた気がする。運転していてさしたる不満は無いけれど、敢えて言えばカーナビのデイスプレーに不満がある。

 ガソリンスタンドやコンビニなどのドライブ情報がカーナビの地図に表示されておらず、これをディスプレーの地図上に表示したいのだが、アチコチ操作してもその方法が中々見つけ出せない。

 ある時車で外出している最中に、ホンダ販売店の営業担当Oさんから「その後、車の調子はいかがですか?」と、突然の電話が掛かってきた。「概ね気に入っているんだけど、カーナビの地図表示に不満がある。」と応えたら、「今日お店へ来れますか?」と問われた。

 土砂降り雨の中ホンダの販売店を訪れ、早速Oさんにカーナビを見てもらった。ホンダ純正カーナビの取説はペーパーレスなので、Oさんはスマホの取説を見ながらカーナビをアレコレ操作した。(スマホに疎い高齢者は、だから困るんだよネ。)

 試行錯誤する事約10分、「こうすれば、地図に表示ができますよ。」と教えてくれた。分って見ればそのやり方は簡単で、下記の如き要領でした。

1地図画面の「コンパス」の個所をタッチ

2ランドマークをタッチ

3ランドマーク選択画面が現れ、「表示する」タッチ

4地図上にいろんなランドマークが表示された。

 不満が一つ解消されて、車への愛着が一段と深まったような気がします。「秋の日は釣瓶落とし」と言うように、高齢者の体力・気力も釣べの如く落ちて行きます。行けるうちに行ける所へ、モミジマークの車と共に巡ってみたいと思います。

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リニューアルした板橋区の植村冒険館を見学

2024年06月04日 | お出掛け

 6月1日(土)

 ある日街の図書館へ出掛けたら、一階休憩コーナーの棚に植村冒険館のパンフレットがあるのを見つけた。植村とは勿論登山家で冒険家の植村直己さんの事で、都内板橋区に彼の業績を展示する冒険館があります。

 パンフレットによると、以前の冒険館が別の場所へ移設してリニューアルされたらしい。植村直己さんは昭和を代表する偉大な登山家&冒険家。その植村さんが冬のマッキンリーに単独登頂後、山頂に遺した旗が明日まで展示されているというので見学してみたくなった。

 最寄りの東武東上線、下板橋駅で下車をする。長年東武東上線沿線に住んでいるが、この駅に降りるのは初めてです。駅前から北に向かって十数分歩いて、板橋区立加賀スポーツセンターへ着いた。

始めて下車した下板橋駅

板橋区立、加賀スポーツセンター

 さすが金満の東京都、随分立派な施設でここの3階に植村冒険館がある。冒険館入口の扉を開けて中へ入ると受付の女性が居て、入場無料なので彼女に声を掛けて館内を見学する。

1階エレベーターに植村さんの写真

3階の植村冒険館入口

 館内の展示コーナーでは、植村直己さんが世界の山や極地で成し遂げた登山多冒険の記録が、分り易く丁寧に展示されている。見学者は常時4~6名ほどいた。彼の終焉の地となったマッキンリー登山のビデオ映像もあり、その映像は私も当時テレビで観ていたから、彼の謙虚な人柄と人懐っこい笑顔が懐かしく思い出された。

植村さんの展示コーナー

1階の書籍コーナー(山岳関係の著書が多数あり、閲覧席もある)

 私より一回り齢上だった植村直己さん、早いもので彼がマッキンリーの山中で消息を絶ってから40年の歳月が経つ。彼が板橋区に住んでいた頃、私も同じ板橋区の東武練馬駅近くに住んでいた。一度は生前の植村さんに会ってみたかったが、それが叶えられなかったのは少々残念というか心残りです。

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山の想い出が残る登山地図

2024年06月02日 | 日記

 登山で必要な装備の中で、絶対忘れちゃならないものの一つが地図です。今は国土地理院のホームページから無料で容易に地図がプリントアウトできるけど、インターネットの無かった昔は、ワザワザ都内の大きな書店まで買いに出掛けていたものでした。(近所の小さな書店では売っていなかったので)

 歳月を経て気が付けば、北は北海道の大雪山から南は屋久島の宮之浦岳までの登山地図が、我が家の書庫にズラリと収蔵されています。登山地図の良い点は、コースタイムや登山情報が地図上に詳しく記載されている事でしょうか。これが登山計画作成の、力強い手助けになってくれます。

 今でも登山地図を発行しているのは、主に昭文社という出版社です。もしかしたら登山地図が安く手に入るのではという思惑から、私は昭文社の株まで買ってしまったのだが、これが大失敗だった。

 株主優待で登山地図をもらえた事は一度も無く、くれるのは専ら道路地図ばかり、しかも折からの出版不況で昭文社の株価は購入時の数分の一までダダ下がり、とんだ屑株を買ったもんだと後悔しました。

 今はネットが最新の詳しい登山情報を教えてくれるし、登山用GPSが正確な道案内を導いてくれる。そんな事情や体力が衰えて高い山へ行かなくなった事もあり、最近登山地図を手に山へ行く機会がめっきり減った。

 近場の山域を除いてはあまり活用されることも無く書棚の飾りとなってしまった登山地図だが、時折り地図を広げて眺めると遠い昔の山の想い出が懐かしく蘇ってきます。

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買ったばかりの新車フリード+で、初めての遠出

2024年05月31日 | 日記

 今月13日に納車されたばかりのフリード+で、新潟県まで初めてロングドライブに出掛けました。以前の車も今度の車も同じホンダのフリード+だが、以前はガソリンエンジン車で、今度がハイブリッド車というのが大きな違いです。

 守門岳登山の為に我が家から関越道を北上して、新潟県魚沼市の「道の駅ゆのたに」へ着いた。その時運転席の計器類を見てまず感じたのは、燃費の良さです。約180㎞の距離だが以前のガソリン車だったら満タンの燃料ゲージが三分の一くらい減っているはずだが、ハイブリッド車では1目盛り分しか減っていない。そして走行可能距離も約700キロと余裕がある。

 高速道路を100㎞前後で走っている分には、ガソリンエンジン車とさほど燃費の違いを感じない。これは専らガソリンエンジンだけで駆動しているからでしょう。

 違いを感じるのは一般道を50㎞前後で走っている時で、電動モーターのアシストが入るので、燃費の良さを格段に発揮する。トータルで言えばガソリン車を100として、ハイブリッド車は60くらいの燃費で同じ距離を走れるような気がします。

 ここ数年間、我が家は年間約10万円ほどガソリン代を費やしている。これを基にすると、年間に約4万円のガソリン代が浮くという計算になる。中古車の買取価格も上乗せすれば、約5年くらい乗ればハイブリッド分の差額は取り戻せるように思います。

 「××と畳は、新しいほうがいい」・・何てハラスメントで訴えられそうな古い諺があるけれど、「それに+フリードもネ」と、頭の中でツイ浮かんでしまいました。古い車に愛着が・・何て言ってたけど、新しい車はやっぱりイ~イですね。

 

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市民講座で、終活の講義を受講する。

2024年05月29日 | 日記

 八代亜紀さんや中尾彬さんなど、私とさほど齢の違わぬ有名人の方々が次々とお亡くなりになっている。ソロソロ自分の終活も真剣に考えねばならぬ時かもと思っていたら、ある時妻が市民大学講座でこんなのがあるよと、パンフレットを私に見せた。

 それに書かれていたのは「配偶者とあなたを救う終活」という名の市民講座で、受講してみたらどうと私に勧めた。そんな事情でこの講座を受講する事になり、当日講座が行われる公民館を訪れた。

 教室には、私と同年輩と思われる老男女6~7名ほどの人が席に着いていた。教えてくれる講師の方は、行政書士事務所を営んでいるというMさん、私より幾分年配者に見える高齢の男性だった。

 さてどんな風な講義になるか興味を持って臨んだのだが、自己紹介を終えた講師のMさんは、受講者に配布されていたテキストを冒頭から一字一句違わず淡々と読み始めた。

 そのテキストはMさんが営む事務所のホームページの記事をコピーしたもので、内容を簡略すれば「遺産相続や終活など終末期の困り事、私の事務所ではこんな事もあんな事もできますよ。どうぞ私の事務所にお任せください・・」というCMみたいなものだった。

 Mさんはテキストに目を落としたまま、一切のアドリブやギャグも無く、お坊さんのお経のように淡々と読み続ける。こんな講義じゃチットも興味が湧いてこず、思惑が外れて少々ガッカリの内容だった。

 

 Mさんの事務所は「行政書士M国際法務事務所」と一応仰々しい看板が掲げられているが、住所と電話番号から推察すると、どうも個人営業でやっている事務所のようだ。

 それにMさん自身が私より高齢者に思えるから、私より先にあの世へ旅立つ可能性も高い。正直彼にお願いしようかという気持ちにはなれなかった。講座自体は実りあるものでは無かったけれど、終活に関わる支援や業務を委託できる事務所や機関が存在すると分ったのは収穫だった。問題は信頼して任せる事ができる事務所や機関が何処に在るかで、それを見つけ出すのが今後の課題です。

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新潟県魚沼市、守門岳登山

2024年05月27日 | 山歩き

5月26日(日)    天気=晴れ時々曇り

05:43二口登山口駐車場→ 06:13護人清水→ 07:13中間地点→ 08:06~13大岳分岐→ 08:29青雲岳→ 08:43~09:10守門岳→ 09:18~21青雲岳→ 09:32大岳分岐→ 10:03~07大岳→ 10:53キビタキ避難小屋→ 11:12~19保久礼小屋→ 11:38車道出合→ 11:55二口登山口駐車場

 

 守門岳は遠い昭和の時代に、山岳会の会山行で大勢の仲間と一緒に登った。最近山菜採りで魚沼市へ来た時、残雪を抱いてたおやかに天空を描く守門岳を望んだら、再び登ってみたいと強く望むようになった。

 昨日の午後我が家を出発し、昨夜は魚沼市の「道の駅ゆのたに」で車中泊を過ごした。今朝方は早朝に出発し、朝6時前に二口コース登山口へ着いた。休日とあって駐車場には既に6~7台の車が停まっている。

二口コース登山口駐車場

 準備を終えると橋を渡り登山ポストに計画書を投函して歩き始める。しばらく進むと登山口の標識が在りここから登山道は急登が続く。登り始めてすぐにトレラン姿男性二人に追い越された。抜かれるのは悔しいが、マア熊の追い払い役になってくれるから良しとしよう。

入山届の登山ポスト

登山口の標識(ここから急登が始まる)

 出だしから息苦しくて、脚が重い。自分じゃまだ若いつもりでいるが、身体は後期高齢者なんだと悲観的な思いが浮かぶ。しかし最初の休憩で水分を補給しバナナを食べたら、元気が出てきた。

護人清水の水場

 登山口から30分で護人清水の水場を通過、その後はだんだん緩やかな樹林の尾根道に変わる。護人清水から1時間で、中間地点に着く。二口コースでは、此処が唯一展望の効く場所だった。

ブナ林の気持ちの良い尾根道

中間地点(ここで展望が開く)

登山道から左手の沢に連瀑が見える

 中間地点を過ぎると再び急登の道になり、残雪が見られるようになるとやがて大岳を展望できる地点に着き、そこが大岳分岐だった。女性二人組が分岐で休んでおり、聞くと保久礼小屋の方から来たそうで、「保久礼コースは今日が山開きなので、これから大勢の人が登って来ますよ」と言われた。

大岳分岐

 大岳分岐から少し進むと、青雲岳から守門岳へ続く山波の展望が広がった。残雪と登山道が交互する道をしばらく登ると、広々とした青雲岳の山頂に着いた。目指す守門岳は、もう指呼の間に見えている。

分岐の先から青雲岳を望む

青雲岳山頂

山頂から守門岳方面

 木道の道を緩やかに降り、緩やかなに登り返して行くと42年ぶりの守門岳(1537m)だった。山頂は360度の展望だが、春霞のような大気で遠くの山は見えないが、残雪を抱く浅草岳や越後三山などの山を望む事ができた。

守門岳山頂

山頂から浅草岳方面(左奥の山)

山頂から青雲岳(左)と大岳(右)

 山頂にだんだん人が増えてきたので、30分ほどの滞在で山頂を後にする。大岳分岐までの戻り道は、絶え間無く登山者のグループとすれ違う。大岳分岐に着くと、大勢の登山者が大岳の方から登って来るのが見えた。

大岳分岐から大岳(雪渓に登山者が見える)

 分岐から鞍部まではけっこう降り、鞍部から大岳までは急坂の一気登りで、暑さと飛ぶかう虫が煩くて辛い登りだったが、辿り着いた大岳(1423m)は広々とした気持ちの良い山頂で、大勢の人が思い思いに休憩をしていた。

大岳の登り

大岳山頂

大岳山頂の傍の雪渓

 山頂から保久礼小屋への道は、尾根を直線的に降って行く。下山の道でも多くの登山者とすれ違った。中に山開き関係者らしき人が居て、「道の駅「とちお」で「山開き記念バッジが貰えるから、ぜひ立ち寄って下さい。」と声を掛けられた。

下山途中のキビタキ避難小屋(鍵がかかっていた)

 保久礼コースは途中粘土質の滑り易い箇所もあったが、降るにつれ道が良くなり、大岳から約1時間で、保久礼小屋に着いた。小屋は2階建てのしっかりした造りで水場も在るが、小屋すぐ近くに駐車場&登山口があるので、ここを利用する人は殆ど居ないだろう。

保久礼小屋

 保久礼から沢沿いの道を降って行くが、歩く人が少ないのか踏み跡が薄い。道を間違えたかもと不安に思いつつ降り、車道に出た時はホッとした。車道出合から緩い降りの車道を転がるように降り、午前中に二口コース登山口へ戻って来る事ができた。

踏み跡薄い沢沿いの道

車道出合

 登山口駐車場には、数十台の車が隙間なく停まっている。車に乗るとJR只見線沿線の神湯温泉へと向かう。温泉のフロントでお金を払おうとしたら、「今日はフロの日なので550円で入浴できますよ。」と言われ得した気分だ。広々とした湯船にドップリ浸かって、山の汗と疲れを流した。

二口登山口駐車場へ戻って来た

 42年ぶりの守門岳がこんなに賑わうとは予想外で、熊さんの不安は払拭されたが難易度の高い高尾山を登ったような気分だった。登り始めは調子が上がらず齢を感じたが、バナナを食べて元気になれたので、まだまだ山の現役でいられそうとチョッピリ自信も持てました。

昭和56年7月10日、守門岳登頂の写真(右端が私です)

 

 

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今宵は魚沼市の道の駅ゆのたにで車中泊

2024年05月25日 | 旅行

5月25日(土)

梅雨が来る前に、思い立って魚沼市の道の駅ゆのたにまでやって来ました。一ヶ月前に山菜採りでここへ来た時に比べると、周囲の山に雪が殆ど無い。

今宵はここで、今年初の&新車で初の車中泊です。程よい暑さの爽やかな天気なので、今夜はグッスリ眠れそうです。

明日天気が良ければ、ここから車で1時間ほど離れた守門岳を登る予定です。心配なのは熊さんと残雪の状況、その前に自分の脚力が一番心配だ。 

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