最近起こった世界の出来事で一番ガッカリしたのは、先日行われた米国大統領選挙の結果です。当選したトランプにガッカリしたと言うより、彼を選んでしまった米国国民にガッカリした。
自分の事は恥も外聞もなく自画自賛、相対する者には罵詈雑言、都合の悪い事は全てフェイクニュースで白を切り、口を開けば「アメリカファスト」で、自分の国さへ良ければ後はお構いなし、地球温暖化何ぞはクソッくらえ、こんな傲慢人間が世界最強国アメリカの大統領になる何て、人類の未来もお先真っ暗です。
何でも「デール」が口癖のトランプは、日本にも無理難題を吹っかけてくるのは間違い無いでしょう。真っ先に言ってくるのが「在日米軍経費負担」の大幅アップ、「嫌なら在日米軍を引き上げるぞ」と脅しをかけてくるのでは・・。
しかし素朴な疑問として思うのだが、敗戦から既に80年の歳月が過ぎているのに何で今だに外国軍が駐留し続けているのだろうか。主権国家として最重要事項であるべき国の護りを外国軍に依存して、果たして真の独立国家と言えるのか。
政府与党のやる事なす事批判しまくるマスコミも、意外な事にこの件に関しては口を噤んでいる。精々米軍基地の沖縄から県外移設や基地の公害や騒音問題、米国軍人の犯罪を批判する程度です。
もしトランプが「在日米軍を引き上げるぞ」と脅してきたら、「アッそうですか。どうぞお帰りください」と言って、突っぱねる手もあるんじゃないでしょうか。(最終的に困るのは負担経費を日本から貰えなくなる米国なんだから)
しかし米国にベッタリ依存の自民党政権では、ノーと言う勇気はないでしょう。石破さんが米国から呼びつけられ、トランプから過大な要求を押し付けられて、苦虫つぶしたような顔で帰国する姿が目に浮かぶようです。
ここは国民党と維新に寝返ってもらい、米国としがらみの少ない野党連立政権の出番を期待します。野田タヌキさんもあんまり当てにはならないが、「トラスト・ミー」と言って米国に泣きついてた鳩ポッポさんよりはマシだと思います。何なら「米軍撤退」を党是とする共産党の志位前委員長が外務大臣になって相対すれば、トランプの思う壺にはならないでしょう。(日米関係は最悪になるかも知れないが)
「米軍が居なくなったら中国やロシアの脅威が増して、日本が侵略されるのではないか。そうなったらどうするんだ!」・・・・どうするんだ!と言われても私はもうじきこの世をオサラバする後期高齢者、後世の事にあまり責任は持てません。
「米国の代りにロシアや中国にすり寄る」か「自前で国防力を強化する」か、それとも「武器を全て放棄して、話し合いで日本に平和を」何てお花畑みたいな政策を受入れるか、それらを考えるのは日本の未来を担う現役世代の皆さん方の責任です。
最後に、タリバンに占拠されたアフガニスタンの例を見ても分かる通り、万が一の時米国が日本をどこまで助けてくれるのか、保障の限りではありませんよ。