Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

会津三島町、志津倉山登山

2017年10月31日 | 山歩き

10月28日(金)     天気=曇り

 

07:46登山口駐車場→ 08:36~42最後の水場→ 09:12~21三本松→ 09:38ブナ平→ 09:47~10:10志津倉山→ 10:46細ヒド→ 10:50~58糸滝→ 11:40登山口駐車場

 

 志津倉山も大博多山と共に何時かは登りたいと思っていた会津の隠れた名峰だ。昨日は会津宮下駅近くに在る「のんびり館」という宿に泊った。近隣の宮下温泉や昭和温泉の宿が満員だった為、止む無くここを予約したのだが、古民家を改築した小さな宿は郷土料理が美味しく女将さんも人柄が良くて当りでした。会津へ行かれたならば是非お勧めのお宿です。・・・お礼方々一寸宣伝CM。

 会津宮下駅近くの宿「ノンビリ館」

 今朝は朝食の後、宿を出発する。大辺峠を越えて昭和村へ向かう林道を16キロ程遡り志津倉山登山口の駐車場へ着いた。この林道は宮下駅から昭和村まで全て舗装されとても快適な道だった。

 志津倉山登山口

 我々が到着した直後に足立ナンバーの車が停まり我々と同年輩のご夫婦が乗っていた。彼らも志津倉山を登るようだ。この登山口にも入山記録のポストがあり、登山計画書を投函しついでに備付けの鐘を鳴らして出発する。

 細ヒドコース分岐

 歩き始めてすぐ数分で細ヒドコースが右に分岐する。下山はこのコースを降る。我々は沢沿いに進んで行く。山は紅葉に彩られているが、今日は曇り空なので何となく湿っぽい雰囲気で気分が乗らない。30分程進むと右手に志津倉山の名所「雨乞岩」の大岩壁が見えてきた。その後も沢沿いを登り、登山口から50分程で最後の水場に着いた。

 沢沿いの道

 同上

 雨乞岩

 沢沿いの道

 最後の水場

 ここから稜線に向け一気登りの急登が始まる。昨日の大博多山よりも急登で途中には急傾斜の鎖場や木の根が絡んだ細尾根等もあり厳しい道だ。右手に屏風岩の岩壁が見え、その高さを越えた位の地点に「三本松」の標識があった。

 鎖場

 木の根の絡む急登

 屏風岩

岩壁の紅葉

 三本松から先は傾斜も緩み少しは楽な道になった。登るにつれ稜線がだんだん近づいてきた。その稜線の一角に達した地点に「ブナ平」の標識が建っていた。ここを左折すると志津倉山本峰だが、そこへ至る踏み跡は無い。我々は右折して今までの急登が嘘のような平坦な樹林帯を緩やかに進み、静寂の志津倉山(1234m)に到着した。

 倒木を越える

 ブナ平

 山頂は木々が繁り大博多山程の眺めは無いが、程々に遠くの山波が展望できる。南側から冷たい強風が吹き渡るので、北側斜面で休憩を取る。お湯でも沸かそうと思ったが、落葉が一杯で山火事でも起したら大変だしそれに寒いのでコンロに火を点けるのは諦めた。ポットのコーヒーとパンだけの簡単な食事を済まし山頂を後にする。

 志津倉山山頂

 同上

 山頂から北の展望

 山頂から南の展望

 山頂から尾根道を西へ進むが途中一部道が不明瞭な個所があったけれど、そこを直進すると再び明瞭な踏み跡が現れた。更に尾根を進むと「下山コース→」と書かれた標識があり、そこを右折して急坂の降りになる。滑らぬよう慎重に降って行くと中年男性二人組と遭遇、「この下、鎖場やロープの急坂がるから大変だよ。」と教えてくれた。

 山頂からの尾根道

 細ヒドへ向かう分岐

 彼らと別れ更に降って行くと沢音が聞こえ、細ヒドの水場に着いた。この下に「糸滝」があり、一筋の水流が流れ落ちていた。糸滝からの降りが一番の急坂で連続してロープが張られている。

 細ヒドの水場

 糸滝

 ロープが張られた急坂

 しばらく降ると急坂もだんだんと傾斜を緩め、ブナ林の気持ちの良い道に変っていた。この辺りから沢底までは本当に心地よい癒しの道で、紅葉を楽しみながら降って行く。

 ブナの紅葉

 紅葉の道

 やがて沢音がだんだんと大きくなり朝方登った沢コースに合流、沢を数分降って登山口の駐車場へ戻ってきた。駐車場には5台の車停まっており、我々の後、かなり入山したようだ。

 癒しの下山道

 沢コースに合流

 登山口の駐車場

 車に乗ると林道を南下、大辺峠を越えて昭和村の昭和温泉へ向かった。昭和温泉「白樺荘」は何年か前に一度泊ったが、その時は古びた建物だったのに、今は改築されて随分豪華な温泉宿に変貌していた。

ここで山の汗と疲れを流した後、帰宅の途についた。帰りの東北道では雨に降られたけれど、それ程の渋滞も無くPM7時頃に我が家へ戻った。大博多山、志津倉山共に低山ながらもブナに覆われた自然豊かな奥深い山で、紅葉と展望を存分堪能でき満ち足りた山歩きができました。

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南会津町、大博多山登山(詳細)

2017年10月29日 | 山歩き

 10月27日(金)     天気=晴れ

 

07:40登山口駐車場→ 08:30~46尾根取付点→ 09:21ブナのピーク→ 09:30~10:20大博多山→ 10:28ブナのピーク→ 10:55~11:00尾根取付点→ 11:40登山口駐車場

 

 紅葉を求めて、会津の大博多山へ出掛けた。ダイハダ山というのがこの山の名称で、「福島県の山」というガイドブックでその名を知った。昨夜は那須塩原の道の駅「湯の香しおばら」で車中泊、今朝方早く大博多山へ車を走らせた。

 旧南郷村の道の駅「きらら」を過ぎ国道401号から登山口へ向かう林道に入ったが、酷い道でしばらく進むと行き止まりになった。道を間違えた事に気付き再び里の集落へ戻り、しばらく南下すると入口に「大博多山→」と書かれた標識の林道が在り、こちらが正しい道であった。

 この林道も最初こそ舗装路だったものの、すぐに荒れたダート道となり車底が擦りそうでヒヤヒヤしながらしばらく運転し、やっと登山口へ着いた。登山口には車5~6台分程の駐車スペースがあり、入山記録のポストもあったので妻と私の氏名・住所を記入した。

 大博多山登山口

 準備を終えて沢沿いに数分歩くと右折して沢から尾根へ向かう坂道となる。これが最初から急登の連続で疲れる道だ。幸いトラロープが随所に張ってあるので、あまり信頼できないが随分と助かった。

 急登の登り

 黄色く色づいた樹林帯

 20分程登ると傾斜少し緩み歩き易くなったが、しばらく行くと又急登の道になった。でもこの辺り黄色く色づいた木々が綺麗で急登の疲れを紛らわせてくれた。やがて傾斜が緩み尾根の一角に達した。登山口からここまで約1時間、木々の合間に周囲の展望もありちょうど良い休憩ポイントだ。

 尾根取付地点

 取付地点付近から山腹の紅葉

 登山道からブナのピークを仰ぐ

 休憩後緩やかな尾根道をしばらく進み、その後ブナのピークに向けて直線的な急登になる。額に汗しながら黙々と登ると、ようやくブナのピークに着き、樹林越しに大博多山のピークが見えた。ブナのピークから緩やかに上下し10分足らずで大博多山(1314m)に着いた。

 紅葉の尾根道

 ブナのピーク

 大博多山山頂

 10名も居れば溢れそうな山頂からの展望はソコソコに良く、北には薄く雪を被った飯豊連峰、東は那須連山、そこから峰伝いに奥日光の山々が見える。登山日和の中誰も居ない山頂でお湯を沸してランチタイム、のんびりと周囲の展望を楽しむ。

 山頂から登って来たブナのピーク方面

 北に遠く飯豊連峰方面

 東に遠く那須連山

 ランチタイムを終えると、山頂を後に来た道を降って行く。このまま今日は誰にも会わないかなと思ったら、先刻休憩した尾根の取付地点で10名程の中高年団体さんと遭遇、栃木県南端の街から早朝出発して来たそうだ。

 ブナのピーク直下の急な降り

 彼らと挨拶を交わし、登りで苦労した急坂を滑らぬように慎重に降って行く。紅葉の樹林が陽に輝き身体が黄色く染まるような気がするほどだ。ロープに縋るようにして沢底まで降り、山頂から1時間20分程で登山口へ戻って来た。苦労して降った割には早く下山できた。

 樹林帯を降る

 沢に降り立った

 大博多山は距離こそ短かったが、急登の連続でけっこう登りでのある山だった。でも素晴らしい紅葉と展望に出会えたから満足の山行でした。明日は志津倉山を登る予定だが、台風が近づいているので天気が持つか心配だ。

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会津、大博多山登山

2017年10月27日 | 山歩き
10月27日(金) 天気=晴れ
0740大博多山登山口→0930〜1020大博多山→1140大博多山登山口

大博多山は南会津の奥にそびえる福島の秘峰だ。小粒ながら急登の連続で、けっこうきつかった。
狭い山頂からの眺めは素晴らしく、奥日光の山々や遠く薄雪を被った飯豊連峰が望まれた。
紅葉でこんな良い天気なのに何故誰も登って来ないんだろうと思ったら、下山の時10名の団体さんと中年のご夫婦に出会った。
お昼前、登山口に戻ったが紅葉の美しい山を十分楽しむ事ができた。今夜は会津三島町ののんびり館という宿に泊まり、明日志津倉山を登ります。
詳細は後日のブログにて。
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チョックラ、会津の山へ出掛けてきます。

2017年10月26日 | 日記

 10月26日(木)

 せっかくの秋山シーズンなのに、10月になってまだ一度も山へ行っていない。登山依存症の私は、禁断症状なのかここ数日は手足が震えあらぬ事を口走るようになった。・・・とまで深刻じゃないけれど、早く山へ行かなきゃ紅葉が逃げていってしまうと気も焦る。

 なので急きょですが、台風一過の今日から東北会津の山へ出掛けてきます。日本の原風景を色濃く残す会津地方の山里は、旅情を掻きたてるものがあり私の大好きな所です。天気に恵まれれば、紅葉と温泉がWで楽しめるでしょう。

 しかし予報によれば次の台風が日本列島を窺う勢い、今度の登山に影響を及ぼすのではと心配だ。「全く最近の天気はどうなってるんよ~」とむかついても、八つ当たりする相手もいない。

 平成13年10月27日、会津、御神楽岳

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日本三百名山回顧№18、北海道、狩場山(3百名山)

2017年10月25日 | 三百名山回顧

平成24年8月14日(火)      天気=晴れ

06:55千走新道登山口→ 07:44~50四合目→ 09:06~13南狩場山→ 09:33~58狩場山→ 10:16南狩場山→ 11:24四合目→ 12:03千走新道登山口

 

 途切れ途切れに続く日本三百名山回顧、さて今回は道南の最高峰「狩場山」です。前夜は日本海沿いの鄙びた漁村にある道の駅「よってけ島牧」で車中泊した。ここから仰ぐ狩場山はゆったりとして実に雄大な山容だ。

 早朝、道の駅を出発し狩場山山中の賀老高原へ車を走らせる。賀老高原のキャンプ場までは舗装路であったが、その先は荒れたダート道に変わる。でも日高のダート道に比べたら、まだマシな方だ。その道も2キロ程走ると終点で、千走新道コースの登山口だった。

 登山口には車10台分程の空き地もあり、先着の車が1台停まっていた。登山口から歩き始めてしばらくは樹林帯が続く。傾斜は緩やかで歩き易い道だ。樹丈が低いので気をつけないと時折樹木が頭に当る。道沿いは1合目から順次几帳面に道標が設置され、良い目標となっている。

 千走新道コース登山口

 1時間程で樹林帯を脱し、頭上に狩場山の稜線が姿を現した。草原の急坂をしばらく登ると分岐に着き、左は真駒内コースで我々は右手の道を進む。やがて尾根に到達し、岩場ッポイ急登を越えて南狩場山(1464m)のピークに着いた。

 樹林帯を脱し、狩場山が見えた。

 真駒内コース分岐から来た道を見下ろす。

 南狩場山手前から、南狩場山(右のピーク)と狩場山(左端のピーク)

 樹木に阻まれ山頂からの展望は無い。南狩場山からハイ松の根が絡む歩き難い道だが、少し進むと突然幕が開けるように山頂へ続く緩やかな草原に変った。草原の快適な道を進み、山頂手前の姫沼に達すると上から単独の青年が降って来た。

 姫沼

彼は登山口にあった車の持主で、今は地元に移り住んだが最近まで関東で暮らしていたと言う感じの良い若者だった。姫沼から草原の道を僅かに登ると、そこが狩場山(1520m)であった。

 狩場山山頂

 山頂から西の眺め

 山頂から東の眺め

 今日は小春日和の好天で実に心地よく、山頂からは茫洋とした展望が広がっている。30分近く滞在し山頂を後にする。登って来た往路を降って、山頂から2時間余で登山口へ戻って来た。車に乗ると賀老高原キャンプ場近くの賀老の滝を見物する。駐車場から急坂を10分程降り川床に降立つと、目の前に画老の滝が見えた。水量豊かなドッシリした名瀑で一見の価値ありです。

 賀老の滝

今日の狩場山登山は天気に恵まれて実に気分の良い山歩きができました。更に三百名山登山の旅は続き、この後日本海沿いに南下して、次は渡島半島南端の大千軒岳を目指します。

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ボクシング世界タイトルマッチの村田亮太と衆議院選挙

2017年10月23日 | 日記

 10月23日(月)

 イヤア~、昨日は快心の勝利だった。エッ何がって?衆議院選挙の結果じゃありませんよ。ボクシング村田亮太の世界ミドル級タイトルマッチの試合です。勝って当然と言う世間の熱い期待と重圧の中で、見事に勝利し涙を流した村田亮太は男の中の男、観ていたこっちも思わず貰い泣きしてしまった。

 アッソウソウ選挙の方は自民・公明の与党が過半数を制し、結果は選挙前とさして変わらずのようですね。希望の党何てぇのができて、野党の顔ぶれが少し変わったぐらいなもんでしょうか。

 しかし小池さん、一体何をやりたかったんだろうネ。都議会選挙で都民ファーストが圧勝したのに自信をつけて、「天下を取ったろ。」とでも思ったか。植木等じゃないけれど、「アッ、お呼びでない?お呼びでない?~こりゃ又シンヅレイいたしやした。」という幕引きに終わってしまった。

 世間の目は辛辣だけど政治家の皆さんの事、私心の奥底ではリスペクトしてるんですよ。だってそうでしょ。世の為人の為一生懸命やってるのに、ボロクソに言われて一寸でもおかしな発言があれば人間性まで叩かれる。選挙になれば誰彼かまわず頭を下げて、連れてるポチまで笑顔を振り撒く。お国の為とは言いながら、中々できるこっちゃありません。

 だけど政治家の方々をあまり好きになれない事の一つは、議場や選挙運動でで繰り広げられる「罵詈雑言」や「悪口、罵り合い」の数々、論戦の戦いだから汚い言葉もやむを得ないかも知れないが、国をよくしようという思いは同じ何だから少しは互いにリスペクトしなくっちゃ、私は本質的に平気で他人の悪口を言う人間を好きになれないのです。

 その点、昨日の村田亮太は偉かったなあ。遺恨の試合があったのに、勝っても驕らず敗者のエンダムを思い遣り、「彼は友人です。彼の分の責任も伴って、これから戦っていきたい。」という言葉を聞いた時、又目頭がジーンと熱くなってしまった。

     

 

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雨の中、天下分け目の衆議院選挙投票日

2017年10月22日 | 日記

 10月22日(日)

 今日は衆議院選挙の投票日、生憎雨模様の天気となったが一体何処が勝利するのだろう。今朝の朝刊にはいわゆる知識人や著名人と言われる方々の細々としたもっともらしいコメントが載っていたけれど、かくあるべきと上から目線的な物言いが時には腹立たしく感ずる。

 選挙のすう勢を決めるのは、こんな頭の良い方々では無く、日々の生活に明け暮れる名も無き大衆、即ち私を含めたそこらのおじさん、おばさん、オニィさん、オネェさん達なのだ。

この人達が今の日本を築き上げ、そしてこの人達の意に適った候補者が当選する。今回はどの政党・候補者が勝利するのであろうか、今後の生活に係わるだけに大いに関心がある。

 ところで今回の選挙では、有名無名数多くの人が立候補している。新聞広告を見ていると中にはとってもユニークな人もいて中々面白い。一番面白かったのが、埼玉4区から立候補した「とよた真由子さん」、「地域と日本の未来のために」というスローガンだけど、あなたが当選すると頭の薄い我々おじさん族の未来は無さそうだ。

逆境にめげぬメンタルの強さは評価するけれど

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雨の中、上野の森の「フランス人間国宝展」を観た。

2017年10月21日 | お出掛け

 10月21日(土)

 10月も半ばで秋真っ盛り。秋と言えば・・・「スポーツの秋」、なのに雨ばっかりで運動できない。ならば「食欲の秋」、でも運動できないからお腹が空かない。だったらやっぱし「ゲージュツ」の秋しかないでしょう。

 幸い手元に新聞販売店からタダで貰った「フランス人間国宝展」のチケットがあった。という事で昨日はそぼ降る雨の中、「フランス人間国宝展」が開催される上野の森の国立博物館へ出掛けた。

 フランスの人間国宝とはフランス語で「メートル・ダーク」と呼ばれ、日本の人間国宝を真似て制度化されフランス伝統工芸の最高技能者に与えられる称号です。(以上ネットの丸写し)

 開催会場ではフランスを代表する15名の工芸作家の作品が展示されていた。作品は「陶器」、「金銀、甲羅、羽根、革細工」、「壁紙」、「傘、扇」「銅版、紋章彫刻」、「ガラス」等多岐に亘った

開催会場の国立博物館、表慶館

 流石フランスが誇る工芸品の数々、どれをとっても素晴らしい品々であった。・・・イヤ、素晴らしいのかな?・・・きっと素晴らしいんだろう。・・・・正直言えば変わった前衛芸術を見てるようで、よう判らん。これが絵画や彫刻、もしくは古代文明の工芸品であったら、少しはゲージュツ心に響くものもあったのだが。

 こんな思いは私だけでは無いようで、隣の本館で開催されていた鎌倉時代の仏師「運慶展」は押すな押すなの賑わいなのに、この会場はガラガラとして閑古鳥が鳴いていた。

 悔いの残る思いで会場を出ると、妻が「この奥に法隆寺宝物館があって、タダで観れるよ。」と言う。タダと言う言葉が大好きな私は異論無く応じ、モダンな建物の宝物館へ足を向けた。

 モダンな法隆寺宝物館

 館内では、奈良・飛鳥時代の仏教文化の品々が数多く展示されていた。入場無料というのに、館内は閑散としており心静かに鑑賞する事ができた。古き飛鳥。奈良の時代に想いを寄せた私はようやくゲージュツ心が満たされて、上野の森を後にする事ができた。

 

 

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日本三百名山回顧№17、北海道、余市岳(3百名山)

2017年10月19日 | 三百名山回顧

 平成24年8月12日(日)     天気=曇り時々晴れ

06:52キロロスキー場登山口ゲート→ 07:40~47林道終点(登山道入口)→ 08:38朝里コース分岐→ 09:27~40余市岳→ 10:12~18朝里コース分岐→ 10:55林道終点→ 11:37キロロスキー場登山口ゲート

 

 この夏は、夕張岳~芦別岳~オプタテシケ山~ニセイカウシュッペ山と連日の登山で、身も心も疲れたのか余市岳の登山口に着いて、妻は山へ登らないと言う。嫌になる気持ちも判らぬでないから、今日は私一人で登る事にした。

 登山口のキロロスキーリゾート

 キロロリゾートスキー場の豪華なホテル前の駐車場が登山の出発口だ。入山ノートに記帳してゲートを通過しゲレンデ内の林道を歩く。冬はスキーヤーで賑わうだろうゲレンデも、シーズンオフの今は誰一人いない。先日夕張岳を登った時一緒になった小樽の人達から「余市岳は熊が多いよ。」と脅されていたので静かな林道が何となく不気味に思える。

 1時間程で林道終点に着き、ここから登山道が始まる。しばらく沢沿いに進み、沢を渡渉してその後はジグザグの登りになる。急登だがよく整備され歩き易い道だ。

 登山道入口

 急登の道はやがて少しづつ傾斜を緩めハイ松と笹の草原帯を進むと、尾根上の朝里コース分岐に着いた。分岐を右に進むと、前面にゆったりとした余市岳の山頂部が見えた。

 朝里コース分岐の先から余市岳

 眺めの良い笹尾根を進み、手前のコルから山頂への登りが今日一番の急登だ。しかしそれも長く続かず徐々に傾斜が緩んできてケルンと観音像がある広場に着いた。

 一瞬ここが山頂かと思ったが、本当の山頂はその数百m先にあった。山頂の手前で若いアベックとすれ違う。今日初めて人と出会った。辿り着いた余市岳(1488m)の山頂は広々として眺めが良さそうだ。

 余市岳山頂

 山頂から朝里岳の山頂ゴンドラが一瞬見えた。

 しかし私が着いた時は、冷たい風が吹き山頂部を流れゆくガスで展望も無い。食事をしていると身体が冷えてきたので、早々に山頂を後にする。往路を降り朝里コースから林道へ降って行くと、次々に登山者のグループとすれ違った。人と会わなかったのは私の出発が早過ぎただけで、案外この山は人気があるようだ。

 行き交う人が多いと熊への恐怖も薄れ、ハナ歌気分で林道を歩き、お昼前に登山口の駐車場へ戻って来た。余市岳は姿形の良い山だったが、妻を待たせた気兼ねで急ぎ足だったせいか印象が薄かった。登山口で合流した妻は、リゾートホテル周辺の散策で退屈しなかったと言うので少しホッとした。まだまだ三百名山巡りの旅は続き、次は道南の狩場山へ向かいます。

 

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期日前投票・・こんないい加減な投票でいいのかな。

2017年10月17日 | 日記

 10月17日(火)

 せっかちな性分なので国政選挙の期日前投票へ行ってきた。平日の午後なのに投票所の市役所はけっこう混み合っており、気のせいかも知れぬが選挙への関心の高さが窺われた。

 ところで今回の選挙、我が街においては市会議員補欠選挙も同時に行われる事をすっかり失念していた。国政選挙はうるさい程に運動を繰り広げているから候補者の名はしっかり把握しているが、補欠選挙はポスターを見た事も無く候補者の名前すら知らなかった。

 衆議院選挙は誰に投票するか心に決めていたからスンナリ書けた。しかし市会議員補欠選挙の投票ではハタと迷ってしまった。1名の当選者に対し共産党の女性1名と無所属の男性3名の計4名が立候補していた。しかし投票所に張られた候補者紹介の用紙には、年齢、住所、性別、職業、経歴、学歴、公約等一切無く、書かれているのは氏名だけなのだ。

 これでサア決めろと言われても困ってしまう。白紙で出すのも何なので、取りあえずアイウエオ順で一番早い I さんに投票した。これで参政権の義務を果たしたが、こんな投票で良かったかと自戒の念が無い訳じゃない。

 しかしこんないい加減な選挙だったら、案外私が出たって当選したやも知れぬ。こう言っちゃ何だが私の名前はいわゆる珍名に属し、よく他人様から「縁起の良いお名前ですネ。」と誉められる。

 投票に来た人がこんな私の名を面白がって沢山記入してくれれば、晴れて私は当選し議員先生様だ。そうなれば議員報酬が頂けて、今よりもっと豊かな老後が送られる。議員になった暁には兵庫県の号泣議員を見習って、出張手当で明日は伊香保その次熱海と三日に一度は温泉三昧を楽しもう。

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山は逃げないけれど、私の身体の筋肉が・・・

2017年10月16日 | 日記

 10月16日(月)

 秋雨前線の影響かここ数日間鬱陶しい天気が続いている。せっかくの紅葉シーズン何処かの山へでも出掛けたいが、こんな天気じゃ行く気も失せる。

 毎年の事だが今の時期、各地の山小屋は営業を終えて次々と小屋終いする。標高の高い山々では人影も途絶えて、山好きにとって10月は何となく寂しい季節である。

 そう言えば今年は一度も日本アルプスの山々を登らなかった。私にしては珍しい事で、親しいお宅への挨拶伺いを失したような心残りがある。その気になれば今からでも登れるだろうが、躊躇してるうちに雪が降り積りアッ言う間に白銀の鎧を纏った冬山となってしまうだろう。

 そうなったら我々のような一般登山者が登る事は大変困難だ。(無理して登って事故でも起せば、無謀な中高年登山者と糾弾される。)マア山は逃げないので、来年の登山シーズンまで心静かに待ちましょう。・・・・でも私の身体の筋肉が・・・少しづつ逃げていく。

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何でもかんでも反対党

2017年10月14日 | 日記

 10月14日(土)

 22日の投票日に向けて、街々で選挙運動の声が賑々しい。浅学菲才の私如きが各政党の主義主張に直接もの申す事は控えたいが、一つだけ「エーッ」と異に感ずるところがあつた。

 それは安倍政権打倒を目指す一部野党の方々の「民主主義を踏みにじり、数の力で暴挙・暴走を続ける安倍政権打倒の絶好のチャンスが訪れた。」という発言を聞いた時です。

 アレッ確か解散前は「大義なき解散、前例の無い暴挙」と解散に対して大ブーイングではなかったか。解散の前と後では言ってる事が全く真逆、政権交替のチャンスを与えてくれ万が一政権奪取が実現したならば、むしろ安倍さんは大恩人と言えるのではないか。

 駄々っ子のように相手の言う事なす事何でもかんでも反対党では、あまりに狭量過ぎて逆に国民の信を勝ち得ないのではと老婆心ながらご忠告申し上げたい。

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NHKの音楽番組「The Coves Fes」を観てきました。

2017年10月13日 | 映画・コンサート

 10月12日(金)

 NHKの公開番組に応募をしたら当選した。春先の「ごごウタ」に続いて今年2回目の当選だ。今回当選したのも「The Covers Fes」という音楽番組で、昨日が観覧日だったので夕刻会場のNHKホールへ出掛けた。前回の観覧で、早く並んだって良い席が取れないと知っていたから昨日は開演ギリギリに訪れてそれ程待たず場内に入れた。

 「The Covers Fes」という今回の番組、司会進行がリリーフランキーと女優の仲里依沙、ゲストの歌手はクレイジーケンバンド、GLIM SPANKY、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、永積タカシ(ハナレグミ)、持田香織(Every Little Thing)、BRAHMANという面々だが、ポップミュージックに疎いせいかこの中で知っているのは司会のお二人と持田香織(CMで時々見る)くらいなもの、他の出演者は観た事も聴いた事も無かった。

 クレイジーケンバンドの横井剣は山口組の6代目親分みたいだし、田島貴男は兄弟船の鳥羽一郎、GLIM SPANKYのボーカル松尾レミは恐いスケ番ネーちゃん、BARAHMANは老けたエグザイル、永積タカシは南海キャンディズの山里亮太みたいだったが、それぞれに個性豊かな歌声で、リリーフランキーさんの軽妙な司会も座を盛り上げて出演者と観客が一体となった素晴らしいライブに仕上がった。

 公開番組では観客だって出演者の一部なので、二階席で観ていた我々も多分豆粒のように映像の片隅に映っているはずだ。なので10月27日午後10時からの放送が楽しみだが、残念な事にこの番組はBSなので、デジタルしか映らぬ我が家のテレビでは観る事が叶わない。

田島貴男(左)と横井剣(右)

 

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2017北海道観光巡り

2017年10月11日 | 旅行

 先月の北海道ツアーでは登山の合間に道内各地を巡りました。その時撮った折々の写真、ボツにするも勿体ないのでサラッとご紹介させてもらいます。

 

 9月24日、新日本海フェリー、ラベンダアで新潟港から小樽へ

 この時自衛隊が大部隊が同船し、船客の大半は自衛官だった。

 お昼頃新潟港を離れます。

 そして日本海に夕日が沈んでいく。

 25日早朝小樽港へ到着、朝4時からやってる小樽市鱗友市場の食堂のんのんで

安くて美味しい魚定食を食べる。(残念な事にこの食堂、もうすぐ閉店するそうです。)

 小樽から札幌市へ移動、モエレ沼公園から札幌市街地を望む。

 モエレ沼公園のガラスのピラピッド館

 館内に設けられた異次元のような通路

 札幌から支笏湖へ

 支笏湖から明日登る風不死岳を望む。

 27日、層雲峡温泉街

 層雲峡の大函峡谷

 層雲峡、銀河の滝(ここを訪れるのは3回目)

 28日、道の駅かみゆうべつ温泉に展示されていた廃線跡の駅舎と列車

 道の駅愛ランド湧別から見たサロマ湖

 海のように広いサロマ湖(佐呂間町)

 網走市、北方民族博物館

 館内の展示物

 29日、根釧原野の牧場風景

 釧路市郊外の山花温泉(日帰り温泉を併設した心地よいお宿でした。)

 30日、釧路市博物館

 館内の展示コーナー

 波煙る道の駅しらぬか恋問の海岸線

 10月1日、道の駅ちとせサモンパークに在る千歳川の鮭の捕獲施設

 さけのふるさと千歳水族館の水槽(入館料800円と少しお高めだが、展示内容は充実)

 館内から千歳川の川底が見える。(街中にあるとは思えぬ清流)

 苫小牧市ウトナイ湖の岸辺で憩う白鳥達(白鳥って渡り鳥で今の時期日本にいないのでは?)

 とてもモダンな苫小牧市の図書館

苫小牧市市立美術博物館で、サントリーCMでお馴染みの漫画家「柳原良平」展が開催されていた。

 三井商船フェリー「さんふらわあふらの」で、夕刻苫小牧港を出港

 豪華なフェリー内部

 イベントコーナーでは、バルーンパフォーマー、なっきーさんの実演

 2日、フェリーは福島県塩谷崎灯台を通過

 茨城県大洗港へ到着

 

 

 

 

 

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健康自慢の無神経な老人達

2017年10月09日 | 日記

 10月9日(月)

 今日が体育の日という事もあってか、テレビ等では健康に係わる運動の重要性を盛んに報じていた。そんな中で、典型的な老人向けスポーツである「ゲートボール」の人気が凋落しているそうだ。

 高齢化社会なのに何故なんだろうと思ったら、元気な今のお年寄りにはゲートボールは物足らなくて登山やマラソン更には水泳、クライミング等もっとアクティブなスポーツに挑戦しているそうなのだ。

 昨日もクライミングに興じるお年寄りがテレビで放映されていたが、健康長寿が叫ばれる昨今、誠に喜ばしい姿ですね。・・・・ジャ無いだろが、こんなに元気な年寄りばかり増えたら年金の支払いが際限無く増えて、それでなくても厳しい日本の財政が破綻してしまうではないか。

 その点昔のお年寄りは偉かった。大体が50歳で定年を迎え、概ね70歳頃にはあの世へ旅立たれた。江戸時代何かじゃ、働けなくなったら自ら姥捨て山へ身を投じる人さへ居た。

 それが今の年寄は何だ。「長生きしててゴメンね。」と恥じ入る気持ちでもあれば少しは可愛げもあるが、やたら健康・元気を自慢して得意顔、昨日テレビに出ていたクライミングジムの爺さんども等は、むさ苦しい筋肉美?を誇示してあと50年は長生きしそうな面構え連中ばかりだ。

 こんな映像を見せられて現役世代でお仕事を頑張っておられる皆様方は、「やってられネーヨ。」とさぞかし遣る瀬無い思いに陥るのではとお察しいたします。「こんな無神経な年寄ばかりで誠に申し訳ありません。」と私同世代の一員として心よりお詫び申しあげます。・・・・「エッお前だってそうだよ。」と・・・・平に平にご容赦くだされ。

コメント (2)
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