Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

何だかんだと言いながら、アッという間に大みそか

2020年12月31日 | 日記

 12月31日(木)

 何だかんだと言いながら令和2年もアッと言う間に終わり、大みそかを迎えてしまった。齢を重ねる毎に一年の過ぎ去る時間が早く感じてしまうのは何故なんだろう。「3歳児の1年は全人生の3分の一だけど、70歳では全人生の70分の一に過ぎない。だから1年が短く感じられるんだよ」とかある人から聞いた事がある。

 令和2年を一言で言い表せば、「コロナウィルス感染の年」と誰もが思うだろう。しかし私個人で言えば、「膝痛に悩まされた年」と言った方が当たっている。今年の年明け頃は膝痛の治療すら試行錯誤で、大好きなテニスや山歩きもできなかった。

 それが都内十条の「永振クリニック」で治療を受け始めてからは徐々に回復し、完治までとは言えないけれど、今ではテニスや軽い山歩きを楽しむ事ができるようになった。そういう意味で、私にとって今年はそんなに悪い年では無かったように思える。

 自分のブログの今年元旦の記事を読むと、新年の願掛けが幾つか書かれていた。「膝痛の完治」、「やり残した熊野古道(奥駆け道)の完全踏破」そして「何処か海外の山に登りたい」など、そのどれもがコロナ感染や膝痛のせいで実現できなかったけれど、これは次年度への継続目標としておきましょう。

 そして最後にもう一つお願いしていた「東京オリンピックの大成功」、これも実現して実りある輝かしい新年になってほしいものです。

 

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秩父札所31番鷲窟山観音院と合角ダム

2020年12月29日 | 旅行

 12月26日(土)

 観音山ハイキングで訪れた秩父31番札所の観音院は、正式には「鷲窟山観音院」という名前で、人里離れた山寺です。前門を潜って296段の急な石段を登った所にある本殿は、断崖直下に建立されています。

 ヒマラヤ山麓のチベット仏教寺院を思わせる秘境めいた雰囲気で、34ある秩父霊場札所の中では最も険しい難所に在るそうです。信仰の歴史を感じさせるお寺だったのでチョット紹介してみます。

前門を護る日本一巨大な石の仁王像

ここから296段の石階段が始まる。

断崖下に建つ観音院本殿

同、境内

本殿横にある聖浄ノ滝(昔は修験者が滝行していたと言うが、今は殆ど水が流れていない。)

本殿奥にある古い地層

東奥の院から眺める観音山の岩壁

 

※ 観音山ハイキングが早く終わったので、ついでに観音山の山頂から眼下に見えた合角ダムも見学して来ました。ダムによって造られた湖は、当時の土屋県知事さんによって「西秩父桃湖」と命名されたのですが、これが知事の長女「桃子」から名付けたのではと疑惑を持たれ、埼玉県では大きな政治問題となりました。

 そんな大騒動も十数年の歳月を経て今ではすっかり忘れ去られ、合角ダムは鄙びた山村にヒッソリと水を湛えています。合角(カッカク)ダムという名が「合格」とも読めるので、最近では受験生達の合格祈願スポットになっているとも聞いています。

合角ダム

ダムサイトから西秩父桃湖

西秩父桃湖から観音山

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秩父、観音山ハイキング

2020年12月27日 | 山歩き

12月26日(土)      天気=晴れ

08:52観音院駐車場→ 09:00~06観音院→ 09:26牛首峠分岐→ 09:48~10:34観音寺→ 10:47牛首峠分岐→ 11:16~18牛首峠→ 11:41観音院駐車場

 

 埼玉百名山なるものが存在する事を最近ネットで知った。長年山歩きをしているのでその内多くの山は既に登っているが、20座程はまだ未踏で名前すら知らぬ山も幾つかあった。

 そんな山の一つが秩父市小鹿野町に聳える観音山で、中腹に「観音院」というお寺が在るところなどが、先日登った愛知県の鳳来寺山に似ていて登ってみたくなった。

 朝方我家を出発し関越道の花園ICで一般道へ降り、国道140号~県道37号を経由して9時前に登山口となる観音院駐車場に着いた。駐車場には我々の他にお寺関係者のものらしき軽トラックが1台あるだけ、埼玉百名山の一座といえマイナーな山のようだ。

 最初に巨大な石の仁王像が安置された前門を潜って、急な石階段を登って行く。10分足らずで岩壁の傍に建立された観音院本堂に着いた。境内に人気は無く秘境めいた雰囲気は、何年か前訪れたネパールのチベット仏教寺院を思わせる。

両側に仁王像(石の仁王像としては日本一の大きさだとか)が安置された前門を潜る。

急な石階段を登る。

岩壁の傍に建つ観音院本殿

 仏様への作法として幾ばくかのお賽銭を投じてお参りした後、本堂を後にする。急な石段を登って行くと東奥の院への道が右に分岐していたので、チョット寄り道してみたら小さな社殿が建っていた。

本殿の横が登山道の入口

石段を登る。

分岐の先に建つ東奥の院(観音山中腹の岩壁が望める)

 再び分岐に戻りロープが張られた急な階段を登って行くとやがて山腹を巻くトラバース道となり、しばらく行くと牛首峠分岐で観音山への道が右に分岐していた。

見た目より急な階段の道

牛首峠分岐(観音山へは右に曲がる)

 分岐から稜線までもジグザグの急登が続き、途中に「仁王像細工工場跡」と書かれた標識が在った。登山口の仁王像は此処で造られたのであろうか?やがて稜線に達し、眼下に合角ダムの湖面と集落が見下ろせた。

分岐からもソコソコ急な道が稜線まで続く。

稜線から眼下に合角ダムの湖面が見下ろせた。

 到達した稜線を左へ曲がって僅かに進むと観音山(698m)の山頂だった。狭い山頂だが展望も良くて南に奥秩父の主脈の山々、北は城峯山や父不見山更にその奥には御荷鉾山など群馬の山も見える。そして西は奥秩父の名峰、両神山が屏風のようにそそり立っている。

観音山山頂

山頂から南、奥秩父甲武信岳方面

山頂から北、父不見山方面(右奥に群馬の御荷鉾山が小さく見える)

山頂から西、両神山(奥の山)方面

 誰も居ない山頂でお湯を沸かしてブレイクタイム、木洩れ陽を浴びた山頂は居心地が良くて山歩きができる幸せを実感する。50分ほどの滞在で山頂を後にして分岐まで降り、分岐から牛首峠への道に入る。

山頂でブレイクタイム

 峠までの道は遊歩道歩きの気分だったが、落葉の積もった急なトラバース道や鎖場など緊張する個所もあり変化に飛んだ道だった。やがて岩壁を削った横を通過して、岩と岩の切れ間に着くとそこが牛首峠だった。

落葉の積もったトラバース道

鎖場の降り

岩壁の横を通過

岩の切れ間の牛首峠

 峠からは谷間の狭い沢沿いの道を降って行く。近年の大雨被害によるものか、沢沿いの道は流木などで荒廃しているが、歩き難いという程でも無い。中間地点で「昇龍ノ滝」への分岐があったので少し行ってみたが、道が荒れていたので途中で引き返した。やがて道がだんだん遊歩道っぽくなって、スタート地点の駐車場へ戻って来た。

狭い沢沿いの道を降る。

大雨被害の痕跡が残っている。

橋に流木が詰まっている。

V字谷の沢道

だんだん道が良くなってきた。

観音院の駐車場に到着

 

 今日は軽いハイキングのつもりであったが、歩いたコースは適度に変化があってスリリングで、先日の鳳来寺山に比べたら野性味豊かな観音山の方が格段に楽しく登った充実感があった。

 

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テニスの合間に私もモグモグタイム

2020年12月25日 | 日記

 女子スポーツ界の人気者、ゴルフの渋野日向子さんやカーリングの道産子女子チームが競技中にやっている栄養補給が、モグモグタイムとして脚光を浴びるようになった。

 それに対抗意識を燃やした訳でも無いが、河川敷の運動公園で週に何度かテニスを楽しむ人気とは無縁の私も、最近モグモグタイムを心がけるようになった。

 モグモグタイムで飲食しているのは主にバナナとお茶ですが、別にお腹が空くからという訳でもありません。(年寄りテニスはダブルスで大して動かない)バナナはいつも生協で多めに注文して余ってしまうから余剰品処分の為、お茶はコレステロール値が高く脳溢血の危険性大なので、血管内の血を薄めるべく水分を多めに摂取する必要があるからです。

 でもバナナを食べた後は、「リゲイン」を飲んだ時任三郎や、ホウレン草を食べたポパイみたいに俄然元気盛り盛りしてテニスが上手くなる・・ような気がするのだが、単なる気のせいかな。

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最近ネットに現れる「Windows10の修復ツール」の広告

2020年12月24日 | 日記

 12月24日(木)

 新しいWindows10搭載のパソコンに買い換えてから早や8か月、Windows7の時代が遠い昔のように思える昨今だが、最近ネットの画面に変な広告が現れるようになった。

 それは「Windows10の修復ツール」という広告で、パソコンの調子が悪い訳でも無いのに、「2分でPCのエラーを修正してください。修復プロセスを開始してください。」と書かれている。

 そして何故か、私が無料のネットゲームにハマっている時に出現する事が多い。思わず「開く」のところをポチッとクリックしたくなるが、悪い奴らのワナに違いないと、押したい気持ちをグッと我慢する。

 以前のパソコンでも変なものを安易にクリックして、パソコンをおかしくした苦い経験がある。初心者レベルのパソコン知識しか持ち合わせぬ私にとってインターネットは魑魅魍魎の世界、怪しげな輩が跋扈して油断も隙もあったもんじゃない。

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木星と土星の大接近を観望

2020年12月22日 | 天文

12月22日(火)

 新聞やテレビで「木星と土星が397年ぶりに大接近」と盛んに報じられている。山の先輩Iさんのブログを見ると木星と土星の他に木星のガリレオ衛星まで写っている見事な写真が掲載されていた。

 天文好きのオジサンとしては見過ごす訳にはいかぬと、望遠鏡とカメラ、三脚を車に積み込み、妻を誘って隣町の運動公園へ向かった。此処は私が普段テニスを楽しんでいる場所で、河川敷の堤防内だから照明も殆ど無く、星空観望には適してるだろうと秘かに思っていた。

 狙いは的中して午後5時半頃西空を見ると木星(肉眼では土星は木星と合体して一つの星に見える。)が光り輝いていた。望遠鏡を130倍にして覗いて看ると同一視野内に木星と土星が並んで見えた。(気流が悪くて映像が揺れ、土星の輪が辛うじて判るぐらいだったが)

 そしてカメラに望遠レンズを付けて写真を撮ったけれど、準備不足というか経験不足というか画像が露出不足で明らかに失敗作だった。Iさんみたいに木星の衛星まで写し込んだ見応えのある写真は撮れず、辛うじて木星と土星が写っているだけだった。

 でも取りあえず二つの星が写っているから、良しとしましょう。次に両星の大接近があるのは60年後と言うから、我々夫婦はもう生きちゃいない。そういう意味で今生のうちに世紀の天文ショーを生で見る事ができて、アラセブンまで生きてた甲斐がありました。

2020.12.22.1730

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日本三百名山回顧№88、新潟県、鳥甲山(2百名山)

2020年12月20日 | 三百名山回顧

平成8年10月11日(金)

 新潟県の秘境、秋山郷の最奥部に聳える鳥甲山は、山麓から眺めると大鷲が翼を広げたように見える険しい山容の鋭鋒です。と書くと前回の三百名山回顧で紹介した荒沢岳と似たような表現だが、前面に荒々しい岩壁を配したところなど実際に二つの山はよく似た山容をしています。

山麓から鳥甲山

同 上

 この山へ登ったのは平成8年10月11日、前日に荒沢岳を登った後登山口のある秋山郷ムジナ平まで車で移動して、その夜は登山口でテント泊をした。

 昨日に続き今朝も秋晴れの良い天気で、早朝に登山口を出発した。私が登ったムジナ平コースはガレ場や鎖場が連続する難コースだったが、あの頃はまだ若くて元気だったから単調で平凡な登山道より、むしろこんな道の方がスリリングで変化があって面白かった。

登山道から鳥甲山の岩壁

白嵓手前の急登

白嵓?から鳥甲山山頂部

かみそり岩を通過

 辿り着いた鳥甲山(2038m)の山頂は意外と平凡で、眺めも荒沢岳より遥かに見劣りしたが、東面に茫洋と広がる苗場山の姿が印象的だった。天気にも恵まれて楽しく充実した登山で会った事は間違い無いないだろうが、25年以上昔の話なので、あんまり記憶に残っていないというのが正直なところです。

鳥甲山山頂

山頂手前から茫洋とした苗場山

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今年一番の寒波襲来

2020年12月18日 | 日記

 この冬一番の本格的な大寒波が日本列島にやってきた。突然の大雪で日本海側の各地で道路が寸断されスリップ事故も多発して、関越道では1000台もの車が立ち往生しているようです。

 西高東低の冬型気圧配置となり寒波が襲来すると、通常は本州の分水嶺となる山々が雪雲をブロックして、上越県境の谷川連峰辺りで雪雲前線は食い止められる。

 しかし今回の寒波は強力で、我が家のベランダから眺めたら、雪雲前線は谷川連峰を軽々と突破して関東平野の縁に聳える赤城山まで達していた。雪雲前線が赤城山を覆うような寒波は滅多に無く、その強さを実証しています。

12月17日0800(雪雲前線が赤城山を覆っている)

12月17日1300(雪雲前線が弱まり赤城山が見え始めた)

12月18日0800(雪雲が去り赤城山が白く冠雪)

 今回の寒波で雪害ばかりが強調されているが、一方では恵みの雪とも言える。関東平野はカラカラの晴天続きで水不足が懸念されていたけれど、この大雪が首都圏の水瓶である利根川源流の貯水ダム群に、たっぷりと水を補給してくれるだろう。

 又オープンを間近に控えた雪国のスキー場も、この大雪で雪不足が解消し予定通りに営業開始できるのではないか。・・・何て事を書いてたら何だかスキーをやりたくなってきた。さっそく去年使って物置部屋へ放り込んだままのスキー板を取り出して、エッジの錆落とししなくては。

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治療を終えて、都内の紅葉巡り

2020年12月16日 | お出掛け

 12月15日(火)

 膝の治療で3週間ぶりに都内北区十条の永振クリニックへ通院した。電車内や街中の様子はコロナ感染急増前と差して変わり無かったが、クリニックへの通院患者は随分減っていて、受付を済ますとすぐ治療室へ呼ばれ、10分ほどで治療を終える事ができた。

 治療が早く終わったので、ウォーキングを兼ねて都内の紅葉見物に出掛けた。北国では大雪の便りが届いているが、都内にはまだ秋の名残りの紅葉が残っていて十分楽しむ事が出来ました。王寺駅近くの飛鳥山公園や旧古河庭園、六義園などを巡ったので、サクッと写真で紹介します。

歩いたコース

王寺駅傍の王子神社(都内には立派な神社が多いけれど、ここも由緒ある神社です)

飛鳥山公園のモノレール(僅かな48mの距離だが無料です)

飛鳥山公園の紅葉

公園内に展示されたD51蒸気機関車

公園内の飛鳥山博物館(中には喫茶店もあって無料で見学できます)

公園内の渋沢栄一資料館(こちらは要予約だったので入館できませんでした)

上中里駅近くの旧古河庭園入口(65歳以上は入園料70円)

庭園のシンボルである洋館(今日はクローズしていた)

庭園内の心字池

庭園内の紅葉

駒込駅近くの六義園入口(65歳以上入園料150円)

六義園の紅葉

同上

同上

同上

同上

高台から園内の眺め

園内の池と臥龍石

園内の池

 

※ 飛鳥山公園、旧古河庭園、六義園それぞれに喧騒な都心にあるとは思えぬ自然豊か且つ静かな環境で、コロナウィルス騒動を忘れさせてくれそうな平和な眺めでした。紅葉を眺めていたら、日本はまだまだ大丈夫と思えてきました。

 

 

 

 

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年越し前の作業を終えて、心置きなくお正月が迎えられます。

2020年12月14日 | 日記

 12月13日(日)

 一家の主夫として年越し前の12月に、どうしてもやらねばならぬと心に決めた作業が三つある。一つはキッチンの換気扇掃除(油汚れを落とすのがけっこう大変です。)、次は室内の窓拭き(我家はマンション中層階なので外側の窓拭きは高度感があります。)、そして最後の一つが車のタイヤをノーマルから冬用に交換する作業(腰に響く作業なので、年々重荷になっている。)です。

今年は野外椅子に座ってやったので少しは楽だった。

 本格的な寒波が来る前に全て終わらせたいと思っていたので、換気扇掃除は5日前、窓拭き掃除は昨日終えた。そして今日の午前中、どうにか腰痛にもならず冬用タイヤを交換する事ができた。

 さあこれで、心置きなくお正月を迎える事ができる。何て思っても、この齢になればお正月が来たからといって心華やぐ事も無く、冥途への一里塚が一つ近づいてきただけと寂しい思いすらある。「もお~幾つ寝るとお正月~、お正月には凧上げて・・・」何てはしゃいでいた、子供時代のあの心弾む楽しさは一体何処へ行ってしまったんだろう。

 

 今朝の日の出がきれいだったので、オマケで追加(12月14日)

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11月29日、川越市方面に黒煙が立ち昇る。

2020年12月12日 | 日記

 先月末、大川入山登山へ出掛ける直前の出来事だったから、ブログに載せる時期が遅れてしまったのだが、11月29日の午前、我が家のベランダから南の方角に黒煙がモクモクと立ち昇っているのが見えた。

 方向が川越市方面のようだったので、後日ネットで「11月29日・川越市・火事」と入力したら、幾つもヒットして火事の詳細が分かってきた。川越市下小坂に在る中古車等の産廃置き場から火災が発生したもようで、真っ黒な煙は油火災によるものだったみたいだ。

 我家からは12~13㎞離れた場所なので、燃え盛る炎の音や消防車のサイレン音などは全く聞こえず、ただ黒煙がモクモク立ち昇るだけのサイレントな光景に、以前何処かで見たような既視感を覚えた。

 そうだイラク戦争の時、テレビに映しだされた米軍によるバクダット市街地空爆が、こんな風な感じだった。平和な日本でまさか空爆など起こりはしないだろうが、空気が乾燥して暖房器具の出番が増えるこの時期は、「火の用心マッチ1本火事の元」の標語が頭に浮かび、火災予防に注意しなけりゃならぬ季節になりました。

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愛知県、鳳来寺山ハイキング

2020年12月11日 | 山歩き

12月2日(水)      天気=晴れ

09:57門谷駐車場→ 10:10参道入口→ 10:18鳳来寺仁王門→ 10:22傘杉→ 10:45~59鳳来寺本堂→ 11:31奥の院→ 11:38鳳来寺山→ 11:41~12:06瑠璃山→ 12:08~14鳳来寺山→ 12:22奥の院→ 12:45鳳来寺本堂→ 13:08参道入口→ 13:16門谷駐車場

 

 愛知県で手軽に登れる山は無いかとネットで探したら、鳳来寺山という山が目に止まった。山の中腹には鳳来寺という古刹があって、そこまで石階段の参道を登って行くところが、今年10月に訪れた山形県の出羽山にチョット似ている。名所旧跡と山歩きの両方が楽しめそうなので、登ってみる事にした。

 朝方休暇村茶臼山高原を出発してカーナビに導かれるまま車を運転し、9時過ぎに門谷集落の駐車場に着いた。広い駐車場には数台の車が停まっているだけで、昨日訪れた香嵐渓に比べればあまりポピュラーでは無いようだ。

門谷駐車場

 駐車場を出発し参道へ至る門谷集落の道を歩いていると、左手に鳳来寺山自然科学博物館があった。此処にも駐車場があるけれど、「登山者はご遠慮ください」と書かれていた。

門谷集落の道を進む。

 

鳳来寺山自然科学博物館

 やがて鳳来寺の参道入口に着いた。入口横には合掌造りの立派な家があり、雲竜荘という名の宿坊のようだった。入口から本堂までは1425段ある石の階段の参道が続いている。

参道入口

合掌造りの宿坊

 参道をしばらく登ると赤い建物が見えて来た。350年前に徳川家光により建てられたという鳳来寺仁王門で、国の重要文化財だそうです。そこから数分登ると傘杉という名の巨木に着いた。樹齢800年で樹高60mは日本一の高さと言われているようです。

石の階段を登って行く

鳳来寺仁王門

樹齢800年樹高60mの傘杉

 石階段を登って行くと次々に寺院の跡地が現れて、古の頃の賑わいが偲ばれる。その中で松高院というお寺だけが現存して、ヒッソリと建っている。石階段は増々急になって、最後に突き当りを右へ曲がって登った所が鳳来寺の本堂だった。

少しづつ急になる石階段の参道

風情のある不動院跡地

現存する松高院

本堂直下の石階段

 本堂の間近まで車道が通じているので、車で訪れる人が圧倒的に多く本堂の境内は参拝者で賑わっていた。参拝だけならここで終わりだが、我々は鳳来寺山の山頂まで行かねばならず、ここから山登りが始まる。

鳳来寺本堂

 本堂の上にある小さなお堂から、急登の道がしばらく続く。登り切った所では南面に展望があり、そこから山腹を巻くトラバース道になる。岩壁がオーバーハングした所には勝岳不動があり、そこから数分で奥の院に着いた。

本堂の上にあるお堂

登山道入口

急な道をジグザグに登る

登り着いた展望地点

トラバース道を進む

岩壁がオーバーハングした道

勝岳不動

 奥の院のお堂は倒木で壊され今にも倒壊しそうだ。奥の院から尾根道を少し行くと朽ち果てようしている休憩舎が建っていて、そこからしばらく進んで鳳来寺山(684m)に着いた。

倒木で損壊した奥の院

朽ち果てた休憩舎

鳳来寺山山頂

 樹林で囲まれて山頂からは展望が無く、更に数分奥へ進むと瑠璃山(695m)の山頂で、岩尾根のピークから眺めが良いのでここでランチタイムとする。25分ほどで食事を終え山頂を後にする。今日は天気が良いせいか下山の道も次々と登って来る人達とすれ違う。

瑠璃山山頂から北側の眺め

山頂から東側の眺め

 本堂へ戻って改めてお参りし、再び石の階段を下って午後1時過ぎに門谷駐車場に戻って来た。信仰の歴史と文化が色濃く残る鳳来寺山のコースは、見所が多くとても味わい深い山歩きができました。

傘杉の所を降る

参道入口に戻って来た。

駐車場に戻って来た。

 

 

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愛知県の観光巡り

2020年12月09日 | 旅行

 12月1日(火)

 日本全国津々浦々訪れていたつもりであったが、考えてみたら愛知県の事はあまりよく知らない。行った事があるのは名古屋城と犬山城&明治村ぐらいなものだ。

 今回は大川入山登山のオマケみたいな感じだが、せっかく愛知県ヘ行ったので、県内を観光巡りして来ました。その内容を写真でチョット紹介してみたいと思います。

夕暮れ時、茶臼山高原から南アルプス方面(上河内岳の奥から月の出)

朝方の茶臼山高原

鞍ヶ池公園(トヨタ市街地へ向かう途中、宇宙船のような建物があったので立ち寄ってみた)

公園内の宇宙船みたいな建物(内部は子供向けの遊戯施設があるプレイハウスだった)

人工芝の奥の建物がプレイハウス

公園内の植物園(無料で観覧できる)

植物園内部

植物園の水槽にいた巨大な淡水魚

鞍ヶ池の紅葉

※公園はこの他にも動物園やトヨタ記念館などがある巨大な施設で、トヨタの本拠地だけあって豊田市は裕福な街なんだなあと感心した。

豊田市内のうなぎ料理店「満福支店」(お昼にうなぎを食べるだけの為に豊田市に来た)

お昼を食べ終わると、紅葉で有名な足助町の香嵐渓に向かった。

足助町、香嵐渓入口の駐車場(一日500円)

待月橋

三州足助屋敷

香積寺へ向かう参道

香積寺前門の紅葉

香積寺本堂

香嵐渓の紅葉

同 上

同 上

同 上

同 上

香嵐渓のいわれを記した石碑

足助川に架かる落合橋

足助町の街並み

※足助町の散策を終えると、小高い山の上に建つ足助城へ行ってみました。

砦のようなお城(入場料大人300円、建物は復元されたものです)

足助城の紅葉

足助城の天守閣

天守閣から足助町の眺め

※観光の目玉は香嵐渓の紅葉だったんですが、やっぱり盛りを過ぎて色褪めした感じでした。でもその分静かな雰囲気で紅葉見物ができ、観光気分に浸れました。今宵も休暇村茶臼山高原に連泊し、明日は愛知県の鳳来寺山を登ります。

 

 

 

 

 

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愛知県、茶臼山ハイキング

2020年12月07日 | 山歩き

11月30日(水)      天気=晴れ

14:12登山口駐車場→ 14:27~34茶臼山→ 14:46登山口駐車場

 

 お昼過ぎに大川入山を下山して、長野と愛知県境の茶臼山高原へ車を走らせた。今宵は高原にある宿「休暇村茶臼山高原」に泊まります。標高1200m程の茶臼山高原は、スキー場やキャンプ場、牧場などがある観光リゾート地で、高原の最高地点「茶臼山」は愛知県の最高峰でもあります。

 茶臼山高原に着いたのは午後2時頃、チェックインには時間が早いので茶臼山へ登る事にした。高原周遊道路の駐車場から山頂までの標高差は僅か100m程しかなく、登山と言うより丘歩きと言った方が当たっています。

駐車場から茶臼山山頂部

 出発しようとしたら、妻が「私疲れたから車で待ってるわ。」と同行を拒否した。「アッソー」と答えた私は空身でストックだけ手にし、山頂へ向かった。周遊道路を僅かに進むと山頂への登山道入口で、そこから遊歩道を登って行く。

登山道入口

山頂へ向かう登山道

 数分登ると変わった形の巨石が有り、その少し上の巨石には「雷岩」と書かれた標識があった。「これらの巨石、ちょっとしたパワースポットのようです。

食パンのような巨石

雷岩

 雷岩から更に数分で登山道分岐があり、その奥の広場が茶臼山(1416m)の山頂だった。登りに要した時間僅かに15分、登山というのも気恥ずかしいが、一応愛知県最高峰を登頂です。

山頂手前の登山道分岐

茶臼山山頂

 山頂には展望台デッキがあり、その上から南側に今宵の宿「休暇村茶臼山高原」やスキー場ゲレンデがある萩太郎山が望め、北側からは南アルプスの山波が遠望できた。

山頂の展望台デッキ

展望台から休暇村茶臼山高原(左側赤い屋根の建物)と萩太郎山(中央の山)

展望台から南アルプス方面

 写真を撮り終えると山頂を後にする。降りは12分ほどで登山口の駐車場へ戻った。出迎えた妻が「も~戻って来たの」と驚いていた。茶臼山山頂より駐車場の方が展望に優れ、南アルプスの山々や今朝がた登った大川入山が見渡せた。

駐車場へ戻って来た

駐車場から南アルプス方面

駐車場から大川入山(中央右側の山)

 車に乗ると休暇村茶臼山高原へ向かう。宿の御馳走とお風呂で山の疲れを癒し、明日は愛知県内の観光巡りを楽しみます。

休暇村茶臼山高原

 

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東武東上線がストップで川越から歩いて我家へ戻る

2020年12月05日 | お出掛け

 12月4日(金)

 18年前の手術以降、年に1回やっているCT検査の受検日だったので、都内世田谷区に在る病院を訪れた。CT検査は造影剤の注射を打って検査台に横たわるだけなので、喉奥へ管を無理やり突っ込まれる胃カメラ何かに比べたら遥かに楽チンです。

 検査の後に診察室へ呼ばれ、担当の女性医師から「特に問題は見当たりませんね。」というありがたいお言葉を頂いた。ホッとした気分で病院を出ると、晩秋の冷え冷えとしたウォーキング日和なので、3キロ程の道程を歩いて渋谷駅へ向かった。

 コロナ自粛の影響なのか、駅前の「忠犬ハチ公像」やスクランブル交差点の賑わいは普段の6~7割がたといった感じだった。池袋で昼食を済まし「さて帰ろうか」と東武池袋駅へ向かうと、東上線の電車がストップしている。

渋谷ハチ公像

スクランブル交差点

 東上沿線で電車と倒木の接触事故が発生し、復旧の見通しは当分立たないという事だ。しかし川越駅までは他社の電車で行けるので、JR埼京線の川越行き快速に乗って川越駅まで戻った。

 東上線の川越駅へ行くと改札口前は大混雑しており、「運行再開の見込みは16時30分頃」と案内板に書かれていた。川越から我が家までは、何度も歩いた馴染みのウォーキングコース、駅で電車を待つより早そうだし、天気も良いから歩いて我家へ戻る事にした。

東武東上線川越駅改札口

運行状況を知らせる案内板

 電車事故の影響か、途中の道路がやけに渋滞している。駅へ迎えに行く車が増えてるせいなのかも知れない。霞ヶ関駅横の踏切は開かず状態になっており、車の列が1キロ以上繋がっていた。

 2時間ほどのウォーキングで、我が家へ戻り着いたのは夕食前の4時頃だった。私的には程々の運動ができて電車賃の節約にもなったからさしたる支障も無かったが、この事故で迷惑を被った人が随分多かったんじゃないでしょうか。

コメント
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