Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

大川入山登山

2020年11月30日 | 山歩き

11月30日(月) 曇り後晴れ

愛知との県境に近い長野県の大川入山を登って来ました。関東人には馴染みの薄い山ですが、山頂付近の笹原がメルヘンチックな風景で、一度登ってみたいと思っていました。
昨夜は中央道の駒ヶ岳サービスエリアに車中泊し、今朝がた治部坂高原の登山口から出発、朝は曇り空で景色は期待できないかもと思ったのですが、山頂に着く頃は青く晴れ渡り、中央アルプスや南アルプスの素晴らしい眺めを堪能できました。遠路はるばるやって来た甲斐があったというもんです。
今宵は休暇村茶臼山高原に宿泊し、明日はあまり馴染みの無い愛知県の観光巡りでもするつもりです。
尚登山の詳細は後日のブログにて紹介します。

大川入山山頂

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本三百名山回顧№87、新潟県、荒沢岳(2百名山)

2020年11月29日 | 三百名山回顧

平成8年10月10日(木)

 

 只見川の源流部に聳える荒沢岳は、麓の銀山湖辺りから眺めると鷲が翼を広げたような姿形の良い峻峰です。平成2年の7月に妻と二人で兎岳の方から縦走して荒沢岳へ登ろうとしたが、途中で道が不明となり断念した事があった。

 そのリベンジと言う訳でもないんですが、平成8年の10月に単独で銀山平から日帰りで荒沢岳を往復しました。このコースは標高770mの登山口から1969mの山頂まで一気登りの直登で、中間地点の前嵓は鎖やハシゴが連続する険しい岩場です。

前嵓の岩場

前嵓から荒沢岳山頂方面

登山道から前嵓方面

山頂付近から登って来た尾根

 あの頃はまだまだ元気だったので、緊張感のある岩場歩きも山歩きの醍醐味と楽しんでいたが、今の私に登れるだろうと自信はありません。なお前嵓の鎖は登山シーズン時の10月に撤去されてしまうので、もう普通の人では登れない山になってしまいます。

 山頂からは360度の展望で素晴らしく、越後三山や巻機山など上越の名立たる山々が見渡せます。この時山頂で撮った写真が職場の美術展で金賞(レベルが低いので自慢する程じゃないんですが)をとり、思わぬ副賞をゲットしてほくそ笑んだ思い出があります。

荒沢岳山頂

山頂から越後駒ヶ岳方面

山頂から尾根続きに兎岳方面

山頂から花降岳(この写真で金賞をとった)

 なおこの荒沢岳は深田クラブが選定した日本2百名山の一つなんですが、何故か日本山岳会が選定した日本3百名山では選ばれていません。つまり2百名山の中で唯一3百名山に選定されていない山だそうです。

 何処とは言わないが、3百名山の中には荒沢岳より遥かに見劣りする山が幾つもあるのにと思わぬで無いが、マアお遊びめいたランキング付けなので野暮な事は言わないでおきましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝起きたら、街は深い霧の中

2020年11月27日 | 日記

 11月26日(木)

 朝起きたら外は深い霧に覆われて、暗く沈んでいた。私の街でこんなに濃い霧になるのも珍しい。こういうのを「五里霧中」とでも言うのだろうか。「五里霧中」という言葉を国語辞典で調べると、「五里にもわたる深い霧の中に居て、方角が分からなくなってしまう事。物事の様子が全く分からず、方針や見込みが立たない事。」と書かれていた。

 まるで今の日本のコロナウイルス対策を言い当てているようではないか。感染者の急増で「GoToキャンペーン」の是非について、国は「地方の判断にお任せします」と丸投げし、地方は「イヤイヤ国の判断を」と逃げ腰です。・・・マアどちらも何て謙虚なんでしょうか。

 いつもなら国はガッチリ握った権限を、中々地方へ渡そうとしないのに、又地方自治体だって「もっと地方に権限を与えよ」と言ってるくせに、嫌な事だけはお互い権限を譲り合って、マア無責任と言うかイイ加減というか、これに振り回される観光・飲食業界の人達はたまったもんじゃありません。

 かくエラソーに言う私は登山&観光で、来週愛知県の方へ出掛ける予定です。「GoToトラベル停止もいいけれど、開始するなら旅が終わってからにして欲しい」何と思ってる私も随分いい加減な野郎です。・・・反省。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナ流行第3波の真っただ中で

2020年11月25日 | 日記

 11月25日(水)

 2週間ぶりに、膝の治療の為に都内の永振クリニックへ出掛けた。都内へ向かう電車は東武東上線で朝方発生した人身事故の為、車内の混雑がいつもより激しく、「これじゃいつ何どき新型コロナに感染してもおかしくないなあ」と不安になってくる。私も重症化しやすい高齢者の一人、たとえ膝が治っても新型コロナであの世行きじゃ洒落にもならない。

 最近の新型コロナウィルス感染急増で、テレビのワイドショーなんかじゃ「このまま行くとパンデミックス(感染爆発)を起こして大変な事になる。」と連日大騒ぎしている。

 しかしながら電車内や街中、病院内など世間の雰囲気はそんなのどこ吹く風で、人々の表情も平穏そうに見える。マスコミが煽り立てる危機的な状況と、生で感じる世間の穏やかな現状の差は一体何なのだろうか。そしてどちらの立ち位置でwithコロナの日々を過ごしていけばいいのだろうかと、新型コロナ騒動が始まった頃からズーッと悩んで決めかねている。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白く雪化粧した谷川岳と至仏山

2020年11月24日 | 日記

 11月24日(火)

 寒さと共に冬の到来を告げてくれるのが、白く雪化粧した山々の姿です。我が家からの展望でいち早く雪山と変わるのは、富士山ともう一つ群馬・新潟県境の谷川岳(1977m)があります。

 我家から100㎞近く離れているので中々撮影のチャンスに恵まれなかったが、今朝久々に姿を現してくれたのでベランダから写真を撮ってみた。3週間前に谷川岳の一ノ倉沢を訪れた時は、稜線に白いものがパラパラと見える程度だったのに、今は新雪をたっぷり被って立派な雪山と化している。季節の移ろいは早いものだなあと実感します。

谷川岳(右端の山)

 写真を撮っていると赤城山と袈裟丸山の間に、ゆったりとした三角形の雪山が小さく見えているのに気が付いた。この山は何だろうと地図で調べてみたら、どうやら尾瀬の至仏山(2228m)らしい。

尾瀬の至仏山

 我家から至仏山が見えるとは、チョット嬉しい発見だった。これで近い将来山へ行けなくなっても、居ながらにして尾瀬ヶ原へ行った気分になれるというものです。今は一部の高峰だけが白く雪化粧しているが、もうしばらくすれば関東平野を囲む多くの山々は雪山と変り、美しい山岳風景で楽しませてくれる事でしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山梨県、冨士見山~御殿山登山

2020年11月22日 | 山歩き

11月18日(水)      天気=曇り時々晴れ

07:05平須登山口→ 07:40廃墟→ 08:03鳥居→ 08:04~181000m地点→ 09:03~141400m地点→ 09:35平須コース分岐→ 09:42展望台→ 09:59~10:10冨士見山→ 10:28展望台→ 10:34~47平須コース分岐→ 10:52堂平コース分岐→ 11:34~12:11御殿山→ 12:46~55堂平コース分岐→ 13:31小屋→ 13:4450900m地点→ 13:59堂平登山口→ 14:11平須登山口

 

 富士川の西岸に聳える冨士見山は何年か前に登ろうとした山だが、その時は登山口へ至る車道が通行止めになっていて登れなかった。今回はそのリベンジのつもりでやってきた。

 未明に車中泊地の双葉サービスを出発し、中部横断自動車道の六郷インターで高速を降り、登山口へ向かう狭い道を遡って7時前に平須登山口に着いた。登山口下の広い駐車場は、看板に「一般車は他の場所へ」と書かれていたが、誰も居ないので端っこの方にヒッソリ停めさせてもらった。

登山口の駐車場(下山時)

 昨日の赤岳登山の筋肉痛がチョッピリ残っているが、まずまずの体調なので張り切って出発する。平須コースは最初から樹林帯の中急登の道だ。しばらく歩いて「アッカメラが無い」と気付いた。登山口では撮影したから、きっと何処かで落としたに違いないと、せっかく登った道を慌てて引き返した。

平須コース登山口

 しばらく降って行くと、道端に私のカメラを落ちているのを発見した。取りあえず見つかったのでホッとしたが、このアクシデントで20分ほどタイムをロスしてしまった。

 気を取り直し、再び登山道を登って行く。平須コースはあまり歩かれていないが、道はよく整備されている。特に道標は標高700mの平須登山口から標高が50m上がる毎に、丹念に設置されていて良い目印となっている。

樹林帯の急登

 急登の道をひたすら登って行くと廃屋がポツンとあり、更に登ると今度は廃屋と小さな鳥居があった。鳥居の少し上が標高1000m地点で、ここで最初の休憩をとる。

ポツンと廃屋

鳥居と廃屋

標高1000m地点

 休憩を終え登って行くと、道沿いは植林帯から自然林へと変わり、落葉を掻き分けるように登って行く。標高1150mを越えた辺りで山腹を巻くトラバース道となるが、途中のガレ場は要注意個所でロープが張られている。

落葉の積もった道

ガレ場の要注意個所

 トラバース道が終わると再び稜線上の平須コース分岐まで急登の道が続く。標高1400m地点で2度目の休憩を取り、稜線上の分岐に達した時はホッと一息ついた。

1400m地点

稜線上の平須コース分岐

 分岐から南へ7分ほど進むと展望台ピーク(1639m)に着く。此処にも「冨士見山」と書かれた山頂標識があるが、実際の山頂はまだズーッ先だ。小さなアップダウンを幾つか越えて、展望台ピークから17分で冨士見山(1640m)に着いた。

展望台ピーク

冨士見山山頂

 晴れていれば東側に富士山を拝む事ができるのだろうが、霧に視界を奪われて残念ながら展望は無い。山頂で10分ほど休んで平須コース分岐へと引き返す。

平須コース分岐の巨木

 分岐から少し降った地点が堂平コース分岐で、堂平集落へ降る道が右に分岐している。分岐から御殿山へ向かう道に入る。御殿山へのコースは全般に踏み跡が薄く、特に前衛の1638mピーク辺りは迷いそうだが、標識や目印のテープが点々とあるので、それを見失わなければ大丈夫だろう。

堂平コース分岐へ降る道

堂平コース分岐

1638mピークへの登りにあるミズナラの巨木

1638mピークの山頂付近に立つ道標

 緩やかな尾根を登り詰めて御殿山の三角点標石に着いたが、御殿山(1670m)の山頂標識は更にその奥にあった。樹林に囲まれてゆったりした山頂は静かでとても居心地の良い雰囲気だった。又東側の樹林越しに雄大な富士山を眺める事ができた。西側は南アルプス連峰が聳えているが、樹林が邪魔をしてハッキリとは見えなかった。

御殿山へ向かう尾根道

同 上

御殿山山頂

御殿山から富士山

 コーヒーブレイクで40分ほど休憩した後、山頂を後にする。御殿山から35分ほどで堂平コース分岐まで戻った。分岐から堂平コースを下山する。平須コースに比べると傾斜はヤヤ緩いものの、堂平コースも急な降りが続く。

堂平コースの巨木

 あまり歩かれていないようだが、標識は随所にあり道は良く整備されている。危険を感じる個所は殆ど無いが、途中落葉が積もった急斜面のトラバース地点が道幅狭く要注意開所だった。しかし張ってあるロープを掴んで慎重に歩けばさほどの問題は無い。

落葉の積もった急斜面トラバース道

 ドンドン降って行くと避難小屋にも使えそうな小屋があり、その下辺りから植林帯に変わった。人里近い雰囲気となり歩き易くなった道を降って行くと、宗教団体の研修道場みたいな所へ降り立ち、そこから私道を僅かに降ると堂平コースの登山口だった。

避難小屋として使えそうな小屋

植林帯の降り

宗教団体の研修道場

堂平コースの登山口

 登山口の堂平集落からは、毛無山山地越しに富士山の頭が見えた。堂平登山口から山腹を巻く車道を10分程歩くと、車を停めてある平須登山口の駐車場に着いた。

堂平集落から富士山方面

 駐車場には私の車以外に、もう1台停まっていた。堂平コース分岐付近で出会ったご夫婦らしき二人組の車であろうか。今日は彼ら以外の人には誰一人会わず、静かな山歩きを満喫できた。

 冨士見山&御殿山は親しみ易そうな名前の割に、標高差のあるハードな道程だった。しかし膝に何の問題も生じず歩き通す事ができて、私の中にまた「山男復活」の小さな自信が芽生えてきた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今朝は鮮やかな朝焼けが拡がった

2020年11月20日 | 日記

 11月20日(金)

 いつものように朝6時に起床して、東側のカーテンを開けると外がやけに明るい。ベランダに出てみると、燃えるような朝焼けが広がっていました。「今日は何か良い事ありそうな」何て思っちゃう眺めでしたが、夕焼けは好天の前兆だけど、朝焼けは天候悪化の兆しだとか何処かで聞いたような、それでも私の住む街は今日一日何とか曇り空で留まってくれました。

 悪化と言えばコロナウィルス感染の第3波が、怒涛の勢いで拡がっています。何とかこれ以上感染が拡大しないよう祈るばかりです。もし爆発的感染にでもなれば、幾ら動きの鈍い国や地方自治体の行政だって、強硬手段を取らざるを得ないでしょう。

 そんな非常時に我が家は来週遠出する計画を立てており、「GoToトラベル」が中止になるのではと、そこがチョット気懸りです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八ヶ岳、赤岳登山(詳細)

2020年11月19日 | 山歩き

11月17日(火)      天気=晴れ

06:05美濃戸口→ 06:46~55美濃戸→ 07:56慰霊碑→ 08:52~09:03行者小屋→ 09:57~10:09地蔵ノ頭→ 1040~1128赤岳→ 11:53中山分岐→ 12:40~55行者小屋→ 13:39慰霊碑→ 14:33~41美濃戸→ 15:15美濃戸口

 

 今年は3千m前後の高い山へは出掛けていない。それは新型コロナの影響もあるけれど、去年暮れから続く膝痛が一番の要因だ。その膝痛も最近は治まった感じなので、どれくらい歩けるかテストのつもりで八ヶ岳最高峰の赤岳を登る事にした。

 今朝方未明に車中泊地の双葉サービスエリアを出発し、朝方6時前に登山口の美濃戸口駐車場へ着いた。駐車場には5~6台の車が停まっており、これから登ろうとする人も数名いた。

美濃戸口の駐車場(下山時)

 登山口の現在気温は氷点下、身の凍るような寒さだが歩く分には程よい寒さかも知れない。美濃戸口から何度も通った林道を足慣らしのように40分ほど歩いて数軒の山小屋が点在する美濃戸に着き、人気の無い美濃戸山荘の前のベンチで一息いれる。

美濃戸山荘

 ここからコースは北沢と南沢コースに分かれ、南沢コースに入る。行者小屋へ向かう南沢コースは、沢沿いや高巻き、樹林帯など変化に飛んだ道が続く。大雨の影響なのか以前に比べると沢は荒れてるような感じで、仮設の橋が随分増えている気がする。

南沢コース入口

沢沿いの道

7~8か所ある仮設の橋

高巻き道の大岩

寒さで沢水が凍っている

 美濃戸から歩いて1時間ほどの距離に小さな慰霊碑が立てられていた。今回初めて気づいたが八ヶ岳で遭難した人であろうか。やがて前方高く横岳の岩峰が見えてくると行者小屋は遠くない。美濃戸から約2時間で、静まり返った行者小屋に着いた。

中間地点にある小さな慰霊碑

人気の無い行者小屋

 小屋は営業しておらずテントが2張設営されていた、山影が陽射しを遮っているので気温が低く、休憩すると途端に身体が冷えてくる。ここから地蔵の頭へダイレクトに登る地蔵尾根を登って行く。登山道は上部へ行くほど急峻で、ハシゴ階段や鎖場が連続して続く。道端の小さな地蔵様に出合ったら稜線も間近で、行者小屋から50分ほどで地蔵の頭へ着いた。

地蔵尾根コース入口

急な地蔵尾根コース

ハシゴ段の連続

小さな地蔵さんまで来ると稜線間近

 遮るものの無い稜線は燦燦と陽射しが照り、先程までの寒さが嘘のように暖かい。地蔵の頭は展望が良く、赤岳や横岳迫力ある眺めが素晴らしい。誰もいない赤岳展望荘の前を通り、赤岳へ向かう急峻な道を登って行く。

地蔵の頭から横岳方面

同、赤岳方面

同、阿弥陀岳方面

同、地蔵尾根を見下ろす(赤屋根の小さな建物が行者小屋)

無人の赤岳展望荘

 ジグザグに続く急登の所々には先日降った雪が凍り付いているが、持参した軽アイゼンを使うまでも無い。地蔵の頭から30分ほどで、赤岳山頂(2899m)に着いた。

登山道の氷雪

赤岳山頂

 山頂からは360度の大展望、本州の名立たる名峰が見渡せる素晴らしい眺めだ。二人の登山者が先着していたが、私と入れ替わるように下山したので、山頂はしばし私の貸切状態となった。こんな秋の好日に山頂を独占できる何て、何という贅沢なひと時であろうか。お湯を沸かしてコーヒーを飲みつつ眺望を堪能する。

山頂から阿弥陀岳

同、権現岳方面

同、富士山方面

閉鎖している赤岳頂上山荘

 50分ほどの滞在で山頂を後に、文三郎尾根を降って行く。美濃戸から赤岳への登路として、地蔵尾根より文三郎尾根の方が距離の長い分だけ傾斜が緩く降りに適しているように思う。

文三郎尾根コースの権現岳分岐

急な文三郎尾根コース上部

 中山分岐まで降ると赤岳西壁が迫力ある眺めだ。昔山岳会の正月山行でここを登攀した時、有名な登山家の故長谷川恒夫さんグループと偶然一緒になった事があった。

中山分岐

分岐から赤岳西壁

同、阿弥陀岳方面(手前の小さなピークが中岳)

 山頂から1時間10分ほどで行者小屋に降り立つと、小屋は秋の明るい陽射しを浴びていた。行者小屋から南沢コースを降って行くが、登りの時と少し道の様子が違う。

行者小屋に戻って来た

南沢コース上部

 慰霊碑の所まで降って初めて気づいたが、このコースを登る場合、慰霊碑を過ぎた最初の仮設橋の所で道が左右に分岐する。私が登りで歩いた左手の沢沿いコースは道が荒れているので歩き難く、右手の樹林帯コースの方がかなり歩き易いので、右手のコースの方が無難だ。

一面苔に覆われた樹林帯のコース

 疲れのせいか南沢コースの下りがやけに長く感じられ、ようやくという感じで美濃戸山荘へ降り立った。此処まで来れば後は楽な林道歩きだけなので着いたも同然、山荘前で一息入れる。

 単調な林道を35分ほど歩いて登山口の美濃戸口へ戻って来た。登山口の宿、八ヶ岳山荘で、日帰りの駐車料金500円を支払い、車に乗ると山麓の玉宮温泉望岳の湯で山の疲れと埃を流す。

美濃戸口へ向かう林道

登山口の八ヶ岳山荘

 今日の山行に不安な思いも無いでは無かったが、最後まで私の膝は持ち堪えて標高差1400mの赤岳山頂を日帰りで登る事ができ、私にとっては少なからぬ自信というか希望になった。後しばらくは山歩きを楽しむ事ができそうだ。

 温泉を出たら今夜も双葉サービスエリアで楽しい車中泊をして、明日は南アルプス前衛の冨士見山~御殿山を登るつもりです。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八ヶ岳、赤岳登山

2020年11月17日 | 山歩き

11月17日(火) 天気=晴れ

0605美濃戸口➡ 1045赤岳山頂 1125➡ 1515美濃戸口

日帰りで八ヶ岳の最高峰、赤岳を登って来ました。今日は11月中旬とは思えない暖かく穏やかな日で、山頂にはほとんど雪は無く、晩秋の山という感じでした。
今日はどこまで歩けるか正直なところ自信なかったんですが、下山まで膝に痛みが発する事も無く、山頂を踏めたので満足の山行でした。
この山行の詳細は後日ブログで紹介します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今宵は双葉サービスエリアで車中泊

2020年11月16日 | 旅行
11月16日(月)
今日の午後、一人我が家を出発し、中央道の双葉サービスエリアにやって来ました。今宵はここで車中泊します。
施設内には展望搭があって、南アルプスや奥秩父、八ヶ岳そして甲府市街地越しに富士山が素晴らしい眺めです。
明日は日帰りで八ヶ岳の赤岳を登る予定です。去年の暮れに膝を痛めて以来、一人で思い切り歩いた事がないので、どれだけ歩けるかテストのつもりで、膝と相談しながらの登山です。山頂まで行ければ万々歳ですが、
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身長が少しづつ縮んでいく。

2020年11月15日 | 日記

 何処の街でもそうでしょうが、高齢者は年に一度公費で健康診断を受検できる。健康維持の為にはとてもありがたい施策で、日本人で良かったと思う制度の一つです。

 一ヵ月前に受検した健診結果の受取りに、近隣の脳外科クリニックを訪れた。渡された通知を見ると、コレステロール値が相変わらず高い。これはどうも体質的なもののようで、若い頃から高い数値だった。

 それ故昔は医師から、「運動しなさい」「玉子を食べちゃいけません」あるいは「数値を抑える薬を飲んだ方がいいですよ」何て言われたりしてた。

 それが時代の流れと共に基準が変わったのか、、最近では「善玉コレステロールが高いので大丈夫でしょう」とか、「数値にそれ程変化が無いので大丈夫でしょう」などと医師の言い方もやわらいできた。

 それからもう一つ通知を見て気づいたのは、「身長が徐々に縮んでいる」という事実だ。全盛期には170cmを越えた私の身長も、いつの頃からか数値が低下に転じ、それは人口減少に悩む日本の総人口数の推移グラフを見るようだ。

 今年はとうとう168cm台に突入、身長が低くなったって日々の暮らしに支障が出る訳じゃない。車中泊の時にはゆったり寝られるし、山歩きの際も藪や小枝に当たる確率が低くなる。何て負け惜しみを言っても、自分の身体が萎んでいくようで、シミジミと老いを感じてしまう今日この頃です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熊さん対策でおニューの熊鈴を購入

2020年11月13日 | 日記

  今年はテレビや新聞で、熊の出没が頻繁に報道されている。熊の人身被害何て昔はヒグマが生息する北海道限定バージョンだったのに、ツキノワグマが狂暴化したのか?近年は本州でも熊の被害が多発するようになった。私の趣味とする山歩きは、熊さんの縄張りへ侵入するようなものだから、正直なところ怖くないと言ったら嘘になる。

 熊さん対策として鉄砲を持って行くのは無理があるので、熊避けスプレーを購入するかナイフを持参して熊と戦うという手もある。しかし熊避けスプレーは高価(1万数千円する)だし、ナイフで戦っても勝ち目は無さそうだ。

 そこで一番安易な方法だが、チョット高価な熊避け鈴を購入した。今まで使ってた古くて安価な熊鈴は、神社の鈴みたいに「ガラン、ガラン」と響きが悪く、熊さんが気付いてくれなさそうな音だった。

 今回買ったおニューの熊鈴は見た目も教会の鐘のようにスマートで鈴音も軽やか、遠くまで響き渡りそうだ。先日の鬼ケ面山登山でさっそく使ってみたが、「リン、リン」うるさいほどに鳴ってくれ、これなら熊さんに十分気付いてもらえそうだ。ところが一つだけ問題点があった。

 おニューの鈴は、外部の傘状部分と内部の部分がネジで固定されるようになっているのだが、歩いているうちに振動でネジがだんだん緩んでしまう。そのうち傘状部分が外れて鈴が鳴らなくなるので、その都度ネジを締めねばならずこれが面倒だった。

 登山を終えて我が家に戻った後、おニューの熊鈴のネジをペンチで力一杯締め付けたので、取りあえずネジが外れる事は今後無いだろう。森や山に住む熊さん達よ、私は決してあなた方の敵では無いので、どうかこの鈴音が聞こえたらヒッソリ身を隠してくださいね。そしてお互い生き難い世の中だけど、共存共栄で頑張りましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寅さんの街、柴又帝釈天界隈を散策

2020年11月11日 | お出掛け

 11月10日(火)

 膝の治療を受ける為、2週間ぶりに都内十条にある永振クリニックを訪れた。通勤タイムのピークを過ぎた9時過ぎに出掛けたが、電車内は立っている人も多くかなりの混みようです。巷では新型コロナ感染の第3波が危惧されているというのに、こんな状態で大丈夫なのだろうかと不安になる。

 今日は治療が早く終わり、10時半過ぎにはクリニックを後にした。天気は良いし、さて何処へ行こうとかと考え、映画寅さんでお馴染みの柴又帝釈天へ行ってみる事にした。

 日暮里駅から京成電車に乗って、寅さんの故郷柴又駅に着いた。駅を出ると寅さんと妹さくらの像が来る人を出迎えてくれる。観光案内所の横を通ると入口ゲートがあって、直ぐに柴又帝釈天前の参道商店街が始まる。

柴又駅

駅前の寅さん像

同じく妹さくらの像

参道の入口ゲート

道路を渡って2番めのゲート

参道商店街のマップ

 商店街は、映画のイメージよりこじんまりした印象だ。映画でお馴染みの「とらや」や「高木屋老舗」などの甘味処、その他お食事処やお土産店などが軒を連ねている。

とらや

高木屋老舗

帝釈天へ向かう参道

 商店街の奥に、「柴又帝釈天」の前門が風格を湛えて建っている。此処も映画で思ってたよりこじんまりした印象だが、お江戸の風情を色濃く残している。せっかく来たので本堂内にお参りし、御朱印書(300円)を購入する。

柴又帝釈天前門

柴又帝釈天本堂

御朱印書

 お参りを終えると東へ向かって数百m歩き、広々とした江戸川河川敷に出る。此処も映画の中で寅さんがよく歩いていた場所だ。河川敷を下流側へ少し降ると堤防下に「葛飾柴又寅さん記念館」が建っている。入館料は大人500円(シニアの私は400円)、寅さん映画は殆ど見ている私は、実のところ今日は此処を一番の楽しみにしていた。

江戸川河川敷

江戸川の下流側

寅さん記念館入口

 館内には寅さん映画の思い出シーンや品々、映画のセットやロケ地のシーンなどが展示され、寅さんファンにとってはとても楽しく懐かしい場所でした。併設している「山田洋次ミュージアム」も見所が多く楽しめます。

館内の展示コーナー

同 上

柴又商店街のミニチュア

映画のセット(とらや食堂)

同上「とらやの居間」

同上「隣の印刷工場」

山田洋次ミュージアム内

同 上

 スクリーンの中の寅さんやおいちゃん、おばちゃん、隣のタコ社長、そして帝釈天のご住職、皆居なくなってしまったが、下町情緒豊かな柴又帝釈天界隈には、下駄を履いてカバンを持った四角い顔の寅さんが、ひょっこり歩いていそうな名残りが漂っていて、楽しくてチョット切ないひと時が過ごせました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深視力検査で簡単に合格できるコツを見つけた。

2020年11月09日 | 日記

 運転免許証更新の為、先日最寄りの警察署へ行って来た。高齢者ドライバーになってから初めての免許更新だった。運転歴は18歳の時に普通自動車免許を取り20歳過ぎて大型自動車免許を取得したので、かれこれもう半世紀以上になる。

 大型自動車免許の更新では、視力検査以外にも深視力検査(昔は奥行き知覚検査と言っていた。)なるものを受けねばならない。これは目の遠近感の良し悪しを調べる検査で、検査機は四角い箱の中に3本の棒が並行に並んでいるシンプルなものです。

 3本の棒のうち左右の棒は固定され、中央の棒だけが前後に動く。中央の棒が左右の棒と並行に並んだと感じた時にボタンを押して合図する。3本の棒が並行に並んでいたらマルで、その誤差を測定する。

 誤差の許容範囲は前後2cm以内で、これを3回できれば検査は合格となる。私はどうもこの深視力検査と相性が悪く、昔から免許更新の度に苦労させられていた。

 今回も憂鬱な気分でこの検査を受けたのだが、チョットした弾みでこの検査に合格できる小さなコツを発見した。

 そのコツと言うのは、「検査機を注視する時に、できる限りの範囲で左右いずれか視線をずらして棒を見る。」という極めてシンプルな事です。口では説明し難いのですが、下記の図解を見てもらえば言ってる意味が分かると思います。なので左右の間隔が均等に見えた時、ボタンを押せばピンポ~ンです。

 この要領で実際に深視力検査をやってみたらバッチリで、今までの苦労は何だったんだ。というくらい簡単でした。私の見つけたこのチョットしたコツが、免許更新時の深視力検査で苦労されている世の方々の、少しでもお役に立てれば幸いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥只見観光と谷川温泉の天一美術館を見学

2020年11月07日 | 旅行

 11月1日(日)

 鬼ケ面山登山が早く終わったので、田子倉湖の観光遊覧船でも乗ろうかと田子倉ダムへ向かったのですが、ところが連休の最中とあって途中の国道252号は渋滞寸前の混み具合で、船に乗るどころかダムサイトの駐車場が満車で中に入る事すらできなかった。

 遊覧船は諦めてその先の只見町まで車を走らせた。小さな町であまり見るべき場所もなかったのですが、只見ダムや廃駅となった只見線の田子倉駅跡地などを見物したので、チョット写真で紹介します。

旧田子倉駅跡地付近の只見線

駅跡地付近の紅葉

只見湖から田子倉ダム方面

只見湖の紅葉

JR只見駅(現在小出駅から只見駅間だけ運行しており、この先会津若松方面は運休中です。)

 11月2日(月)

 翌日は谷川岳の一ノ倉沢界隈を散策し、その後妻の希望で谷川温泉の天一美術館を訪れた。山間の静かな環境にあるモダンな美術館で、入館料は大人1300円珍しく身銭を切って見学しました。

 館内では有名な岸田劉生の「麗子像」を始め数多くの絵画や陶芸などが展示されており、ゲージュツ心は「猫に小判」の私でもそれなりに感銘を受けるものがありました。ここは水上町の隠れた観光スポットという雰囲気で、一度は訪れて見るべき美術館ではと思います。

谷川温泉の天一美術館

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする