11月18日(水) 天気=曇り時々晴れ
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07:05平須登山口→ 07:40廃墟→ 08:03鳥居→ 08:04~181000m地点→ 09:03~141400m地点→ 09:35平須コース分岐→ 09:42展望台→ 09:59~10:10冨士見山→ 10:28展望台→ 10:34~47平須コース分岐→ 10:52堂平コース分岐→ 11:34~12:11御殿山→ 12:46~55堂平コース分岐→ 13:31小屋→ 13:4450900m地点→ 13:59堂平登山口→ 14:11平須登山口
富士川の西岸に聳える冨士見山は何年か前に登ろうとした山だが、その時は登山口へ至る車道が通行止めになっていて登れなかった。今回はそのリベンジのつもりでやってきた。
未明に車中泊地の双葉サービスを出発し、中部横断自動車道の六郷インターで高速を降り、登山口へ向かう狭い道を遡って7時前に平須登山口に着いた。登山口下の広い駐車場は、看板に「一般車は他の場所へ」と書かれていたが、誰も居ないので端っこの方にヒッソリ停めさせてもらった。
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登山口の駐車場(下山時)
昨日の赤岳登山の筋肉痛がチョッピリ残っているが、まずまずの体調なので張り切って出発する。平須コースは最初から樹林帯の中急登の道だ。しばらく歩いて「アッカメラが無い」と気付いた。登山口では撮影したから、きっと何処かで落としたに違いないと、せっかく登った道を慌てて引き返した。
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平須コース登山口
しばらく降って行くと、道端に私のカメラを落ちているのを発見した。取りあえず見つかったのでホッとしたが、このアクシデントで20分ほどタイムをロスしてしまった。
気を取り直し、再び登山道を登って行く。平須コースはあまり歩かれていないが、道はよく整備されている。特に道標は標高700mの平須登山口から標高が50m上がる毎に、丹念に設置されていて良い目印となっている。
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樹林帯の急登
急登の道をひたすら登って行くと廃屋がポツンとあり、更に登ると今度は廃屋と小さな鳥居があった。鳥居の少し上が標高1000m地点で、ここで最初の休憩をとる。
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ポツンと廃屋
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鳥居と廃屋
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標高1000m地点
休憩を終え登って行くと、道沿いは植林帯から自然林へと変わり、落葉を掻き分けるように登って行く。標高1150mを越えた辺りで山腹を巻くトラバース道となるが、途中のガレ場は要注意個所でロープが張られている。
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落葉の積もった道
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ガレ場の要注意個所
トラバース道が終わると再び稜線上の平須コース分岐まで急登の道が続く。標高1400m地点で2度目の休憩を取り、稜線上の分岐に達した時はホッと一息ついた。
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1400m地点
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稜線上の平須コース分岐
分岐から南へ7分ほど進むと展望台ピーク(1639m)に着く。此処にも「冨士見山」と書かれた山頂標識があるが、実際の山頂はまだズーッ先だ。小さなアップダウンを幾つか越えて、展望台ピークから17分で冨士見山(1640m)に着いた。
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展望台ピーク
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冨士見山山頂
晴れていれば東側に富士山を拝む事ができるのだろうが、霧に視界を奪われて残念ながら展望は無い。山頂で10分ほど休んで平須コース分岐へと引き返す。
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平須コース分岐の巨木
分岐から少し降った地点が堂平コース分岐で、堂平集落へ降る道が右に分岐している。分岐から御殿山へ向かう道に入る。御殿山へのコースは全般に踏み跡が薄く、特に前衛の1638mピーク辺りは迷いそうだが、標識や目印のテープが点々とあるので、それを見失わなければ大丈夫だろう。
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堂平コース分岐へ降る道
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堂平コース分岐
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1638mピークへの登りにあるミズナラの巨木
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1638mピークの山頂付近に立つ道標
緩やかな尾根を登り詰めて御殿山の三角点標石に着いたが、御殿山(1670m)の山頂標識は更にその奥にあった。樹林に囲まれてゆったりした山頂は静かでとても居心地の良い雰囲気だった。又東側の樹林越しに雄大な富士山を眺める事ができた。西側は南アルプス連峰が聳えているが、樹林が邪魔をしてハッキリとは見えなかった。
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御殿山へ向かう尾根道
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同 上
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御殿山山頂
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御殿山から富士山
コーヒーブレイクで40分ほど休憩した後、山頂を後にする。御殿山から35分ほどで堂平コース分岐まで戻った。分岐から堂平コースを下山する。平須コースに比べると傾斜はヤヤ緩いものの、堂平コースも急な降りが続く。
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堂平コースの巨木
あまり歩かれていないようだが、標識は随所にあり道は良く整備されている。危険を感じる個所は殆ど無いが、途中落葉が積もった急斜面のトラバース地点が道幅狭く要注意開所だった。しかし張ってあるロープを掴んで慎重に歩けばさほどの問題は無い。
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落葉の積もった急斜面トラバース道
ドンドン降って行くと避難小屋にも使えそうな小屋があり、その下辺りから植林帯に変わった。人里近い雰囲気となり歩き易くなった道を降って行くと、宗教団体の研修道場みたいな所へ降り立ち、そこから私道を僅かに降ると堂平コースの登山口だった。
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避難小屋として使えそうな小屋
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植林帯の降り
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宗教団体の研修道場
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堂平コースの登山口
登山口の堂平集落からは、毛無山山地越しに富士山の頭が見えた。堂平登山口から山腹を巻く車道を10分程歩くと、車を停めてある平須登山口の駐車場に着いた。
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堂平集落から富士山方面
駐車場には私の車以外に、もう1台停まっていた。堂平コース分岐付近で出会ったご夫婦らしき二人組の車であろうか。今日は彼ら以外の人には誰一人会わず、静かな山歩きを満喫できた。
冨士見山&御殿山は親しみ易そうな名前の割に、標高差のあるハードな道程だった。しかし膝に何の問題も生じず歩き通す事ができて、私の中にまた「山男復活」の小さな自信が芽生えてきた。