Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

小春日和、テニスクラブのお花見会

2018年03月30日 | 日記

 3月30日(金)

 下の写真、暇なお年寄りが集まって日向ぼっこしているように見えますが、実は私が所属するテニスクラブの精鋭メンバーです。いずれも我が街が誇る名(迷)プレイヤーばかりで、日々珍プレー好プレーを繰り広げています。

 M会長の現役時代に鍛えた企画力と行動力で、本日クラブのお花見会が賑々しくも開催される運びとなりました。(会長は凄い男前何ですが、撮影者だったもんで写真には写っておりません。女性ファンの皆さん残念)

 小春日和の中、テニスで汗を流した後のビールは実に旨かったです。花見の後もほろ酔い気分でプレーを続行したんですが、何故か花見前より格段に腕が上がったような気がする。

 これは思うに普段私の大きな弱点であるメンタルの弱さが、アルコールの力を借りて強化されたのではと推測されます。飲酒運転は危険だが、飲酒テニスは案外いけるかも知れぬと、今少し真剣に考えています。

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ハイキングの後は、貫前神社とコンニャクパークを観光巡り

2018年03月29日 | 旅行

 3月26日(月)

 ハイキングがあまりに早く終わったので観光巡りでもしようという事になり、Yさんの案内で富岡市一ノ宮の貫前神社を訪れた。お社は1400年の歴史を持つ、上野の国(群馬県)一の格式を誇る神社であるそうだ。

 富岡市西端の丘陵地上に在り、駐車場に車を停めるとまず長い階段を登って赤い大鳥居を潜る。次に道路を渡り前門を潜って急な階段を降って本殿に達する。複雑な地形上に社殿が建てられている。

 大鳥居まで階段を昇る。

 前門から本殿を見下ろす。

 きらびやかな本殿

 同上

 現在の社殿は江戸時代に建立され国の重要文化財に指定されているそうだ。日光東照宮を模したような、きらびやかで華やかな造りであった。他にも宝物館や樹齢1200年の大杉などがあり見所も多い。

 

 神社見物を終えた後、同じ富岡市内の大島鉱泉で山の汗を流したが、鉱泉の奥さんが「ここがいいよ。」と教えてくれたので甘楽町にあるコンニャクパークへ行ってみた。

道の駅みたいなものを想像していたが、想像以上の大規模な施設でコンニャクをメインにした巨大テーマパークとなっている。ヨコヲフーズという会社が運営しているようだ。

 甘楽町のこんにゃくパーク

 入場は無料で中に入り受付を終えると工場見学と食堂で無料のバイキングが試食できる。工場見学はどうって事無かったが、食堂でのバイキングは楽しかった。

 バイキングコーナー

 多彩なメニューがある。

 ラーメン、焼きそば、ゼリーにモツ煮いろいろメニューが用意され、これ全て中身はコンニャクで、食べてみたら意外と美味かった。無料で幾らでも試食できるのだから人気が出るはずだ。今日は平日なのに長い行列ができており、休日だったらもっと混雑していただろう。

 他にもコンニャクを中心に群馬の特産物売場や、別棟には新鮮野菜の直販所などもあり女性陣は買い物に夢中だった。買い物を終えてみれば背負ってきたザックより購入した土産品の方が遥かに重そうだった。これじゃハイキングというよりも、遥々群馬まで買出しに来たようなもんだ。

 特産物売り場

 甘楽町のコンニャクパークはチープなネーミングだけど、意外と見所やイベント満載で、群馬の穴場的観光名所です。お金をかけずに充分楽しめるので、一見の価値ありと思えます。

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西上州、鍬柄岳、神成山登山

2018年03月27日 | 山歩き

3月26日(月)     天気=晴れ

 

08:00鍬柄岳登山口駐車場→ 08:21~26尾根上→ 08:44~55鍬柄岳→ 09:33鍬柄岳登山口

(車で宮崎公園へ移動)

 

 山仲間のYさんから「群馬の山へ行きませんか。」とお誘いがあり、妻と二人で行く事にした。本日参加したのは我々夫婦も含めて男性4名、女性3名の計7名、Yさんと私の車2台に分乗して群馬へと車を走らせた。Yさん曰く一つの山だけじゃ物足らないので、今日は鍬柄岳と神成山の二山を登る。

 最初に鍬柄岳へ向かった。上信電鉄、千平駅からしばらく細い車道を遡ると森の中に登山口がある。登山口傍の空き地には車4台程が駐車でき、ここから歩き始める。登山口からは鋭く尖った鍬柄岳の山頂部を望む事ができる。

 登山口から鍬柄岳

 登山口を登り始めてすぐに簡素な造りの神社があった。神社の横を通って少し先へ進むと道が左右に分岐し、左に道へ進む。その後しばらくは樹林帯の急登が続く。

 簡素な神社

 樹林帯の登り

 汗が滲み始めた頃、尾根上に達し、此処で一息入れて汗を拭く。再び歩き始めてすぐに登山道は右に曲り、山頂部岩壁の基部に着いた。圧するような岩壁だが、岩場の弱点を縫うように鎖が張られており、それを伝って小さな石の祠が安置された鍬柄岳(598m)に到着した。

 尾根到達点

 鎖場の登り

 同上

 山頂手前の細尾根

 山頂はさして広く無く周囲は全て岩壁なので、誤って足を滑らせでもしたら数十m下へ転落してしまう。展望は申し分無く、上州の山々や富岡や下仁田の街並みを俯瞰する事ができた。

 鍬柄岳山頂

 山頂から鹿岳、荒船山方面

 山頂から下仁田の町と小沢岳方面

 山頂には10分程滞在し下山を開始する。鎖場は登りよりも下りが危険なので慎重に降って行く。万一の為ザイルを準備していたが、使用するまでも無く全員無事に岩壁の基部へ降り立った。その後は休まず降って大して時間も掛らず登山口へ戻ってきた。

 岩場の降り

 同上

 所要時間僅か1時間半の短い歩きではあったが、スリリングな鎖場と山頂の素晴らし展望もあって鍬柄岳は十分に楽しい山だった。

 

 登山口駐車場へ戻ってきた。

 

10:45宮崎公園→ 11:02姫天狗→ 11:16~52龍王山→ 12:36~48吾妻山→ 12:55新堀神社下(駐車場)

 その後、車で次に登る神成山の登山口がある富岡市の宮崎公園へ向かう。1台の車は下山口の新堀神社下の空き地に停め、準備を終えると10時45分宮崎公園から出発する。

 宮崎公園

 車道を少し歩き西富岡中学の脇を抜けると登山口があった。神成山は富岡市の西端にある標高300m程の小さな山の連なりだ。Yさんから聞くまで私はその山名を知らなかったが、オキナ草の咲く山として一部には名の知られた山らしい。

 西富岡中学校庭脇を通る

 登山道は良く整備されて歩き易く、岩場の鍬柄岳とは対照的なノンビリとした里山コースだ。しばらく進むと展望が開く姫天狗のピークで、上信自動車道や2両編成で走る上信電鉄の電車等が眺められる。

 登山口に赤い帽子の地蔵様

 姫天狗ピーク

 そこから少し進んだ平坦なピークは神成城跡地で、今は樹林が疎らに育ち植物保護の為コース沿いに立入禁止のロープが張り巡らされていた。その次のピークが龍王山(321m)で立派な石の祠が建っていた。

 神成城跡地

 龍王山山頂

 山頂から富岡市街地方面

 龍王山から少し進んで次のピークに着くと「ミニ自然博物館」と書かれたまだ新しい展示箱があり、中には小動物や植物の標本が展示されていた。地元の篤志家が建てたのだろうか、山中でこんな物を見るのは珍しい。

 ミニ自然博物館の展示箱

 更に進んで行った鞍部では、地元の男性が一人山に咲く植物の手入れをしていた。彼の話しではオキナ草はこの先の吾妻山付近に少し咲いてらしい。「でも一番咲いてるのは上信電鉄の南蛇井駅構内だから時間があったら見に行くといいよ。」と教えてくれた。

 登山道沿いのツツジ

 彼が言ったとおり吾妻山手前の山頂下にオキナ草が咲いていたが、ホンの僅かで写真を撮る気にもならなかった。急坂を登って吾妻山(325m)に着くと南に展望が開き、先程の今朝方登った鍬柄岳の岩峰が小さく見えた。この山頂が神成山の最高峰で、ここから南へ急坂を降って行くとアッケなく新堀神社に降立ち、残置していた私の車が見えた。

 吾妻山山頂

 山頂から下仁田町方面(手前に上信道が走り右端に鍬柄岳が一部写っている)

 新堀神社

 新堀集落へ到着

 私とYさんが車を回収し、他の人はそのまま歩いて南蛇井駅で合流する事にした。車で南蛇井駅に向うと全員既に駅へ到着していた。無人駅なので躊躇無く駅舎内に入ってみると、先程の男性が言ったとおり線路沿いに沢山のオキナ草が咲いていた。

 南蛇井駅

 線路沿いのオキナ草

 駅を出ると時間も早いので富岡市の貫前神社を見物し、その後上信自動車道直下に在る大島鉱泉へ向かった。ここは鄙びた小さな温泉だが、経営者のご夫婦がとても親切で好ましい雰囲気だった。湯質も茶色味を帯びて効能ありげな感じがする。

 富岡市の大島鉱泉

 ご主人から源泉を見学させてもらう

 今日は鎖場が連続する鍬柄岳と優しい里山を楽しめる神成山を歩き、最後は昔ながら素朴な鉱泉で疲れを癒し、とても楽しく充実した一日であった。計画してくれたYさんありがとうございました。参加した皆さんお疲れ様でした。

 

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春うらら、青梅の宗建寺でお墓参り

2018年03月25日 | お出掛け

 3月25日(日)

 「暑さ寒さも彼岸まで」と言う諺があるけれど、その言葉どおり先日の寒さが嘘のように春めいた爽やかな陽気になった。そんな陽気に誘われて、青梅市の宗建寺へお墓参りに出掛けた。

 このお寺は青梅七福神の一つで妻の実家のお墓があり、お彼岸時期には欠かさず顔を出している。境内の一遇に蛙の像が安置しているのを今回初めて気付いた。像の手前の石碑には「むかえる(六蛙)(お参りの皆様を迎える蛙)若返る。栄える。甦る。福に変える。無事帰る。良く考える。」何てダジャレめいたお目出度い言葉が書かれていた。

 宗建寺の境内

 六蛙像

 お寺を出るとこれだけで帰るのは勿体ないので多摩川上流へ車を走らせ、御嶽駅付近の「いもうと屋」でお昼を食べた。お店の窓からは多摩川の渓流が望む事ができ、カヌーに興ずる人達を眺めながらの食事はチョット贅沢な小旅行をしているような気分になった。

 注文した「豆彩麺」¥1,180、豆乳ベースのヘルシーで美味なうどん

 カヌー競技に挑む人達

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播州カリントウはかりんとう界のチャンピオン

2018年03月23日 | 日記

 3月23日(金)

 貧乏人の倅だったので小さい頃は満足なオヤツを与えてもらえず、お菓子代りに専ら煮干しを喰っていた。私の歯と顎が丈夫なのは、きっとそのせいだと思う。(貧乏人でも良い事があるもんだ。)

 そんな生い立ちのせいか私は大の甘党で、特に煎餅やカリントウみたいに噛みごたえのあるお菓子が大好きだ。そして先日私の好みにピタリと合うカリントウをついに発見した。その名は「播州かりんとう」、地元のJA農産物直販所へ行った時一袋100円で売られていた。

 これを何気なく買って食べたら、心地よい歯応えと控えめな甘さがコラボしてその美味い事と言ったら、これぞ私の探し求めていた究極の味だと確信した。その後他のスーパーやドラッグストアなどを探してみたが、播州カリントウを売っている店は何処にも無かった。

 ネットで検索すると播州カリントウの起源は兵庫県姫路藩のご城下で、江戸時代から続く拘りの製法で作られた由緒あるお菓子であると記されていた。なるほど昨日今日造られたそこらのお菓子と、その辺が違う訳だ。

 製造元は姫路市の常盤堂という会社で、そこのネット直販やアマゾン、楽天でも売られているが、それだと量が多過ぎるので私はJA直販所へ行く都度いつも3~4袋買っている。ホント~に美味しいんだから、騙されたと思って食べてみなはれ。

 こんなに私が播州カリントウを宣伝すると、「お前は常盤堂の廻し者か。」と疑いの目を向ける方も中には居るかも知れぬ。しかし言っておきますが、私は一切この製造元に関わりが無く忖度もしておりません。もし仮に私や妻が少しでも関わっていたら、即座に職を辞す事をこの際ハッキリと申し上げておきます。・・・・・・アッ私は無職だった。

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日本三百名山回顧№36、姫神山(2百名山)

2018年03月22日 | 三百名山回顧

 平成25年10月29日      天気=曇り時々晴れ

 

08:43一本杉園地第駐車場→ 09:11~15五合目→ 09:35~44八合目→ 10:15~31姫神山→ 10:58八合目→ 11:36一本杉園地第2駐車場

 

 姫神山は標高1千mを僅かに越える低山だが、優美な三角形の姿で山容の良さから二百名山に選定されたのであろう。広々とした一本杉園地の駐車場から姫神山を往復する一本杉コースを歩いたが、ファミリー向けの容易な道で、行き交う登山者も多かった。

 一本杉園地駐車場の登山道入口

 ざんげ坂付近の登山道

 登山口から山頂までの所要時間は約1時間半、アッケなく着いた感じだったが、山頂は巨石が点在する広場で360度の展望も素晴らしかった。西に雄大な岩手山と奥羽山脈、南は眼下に盛岡市街地が拡がり遠く北上山地の最高峰、早池峰山の姿も確認できた。

 姫神山山頂

 山頂から岩手山方面

 この山についても既に本ブログに紹介済なので、詳細は下記をクリックしてご覧ください。

    

 

 

 

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高坂駅から小川町駅までマラニック

2018年03月20日 | マラソン

 3月18日(日)

 来月初旬本庄市で開催されるハーフマラソン大会に参加する予定なので、その練習を兼ね東武東上線の高坂駅から小川町駅までマラニックスタイルで走ってみた。大会に備えておニューのランニングシューズも買ったから、その履き心地も試してみたい。

 午前11時頃、人影もまばらな高坂駅前をスタート、都幾川沿いの田園地帯をノンビリと走って行く。(本人は頑張って走ってるのだが、寄る年波で端から見ればノンビリスピードで走ってるとしか思われない。)

 コースの途中、嵐山町の「都幾川桜堤」はお花見名所として県内では有名な所だ。しかし今日の時点では、蕾さへ色づいておらず景気づけのノボリだけが風にはためいていた。

 嵐山町の都幾川桜堤

 桜堤から嵐山渓谷を経て小川町へ遡る槻川沿いの道は初めての場所だ。両側を山に挟まれた川沿いの集落は、遠い異郷を訪れたような気分であった。高坂駅を出発してちょうど2時間で、国道254号沿いの「道の駅おがわ」に到着した。

 走り始めてから全く飲み食いしなかったので、ここで燃料切れとなり脚が動かなくなった。売店でアンパンとコーヒーを買って栄養補給、再び元気が復活して最後の2キロを走りゴールの小川町駅に到着した。

 ゴールの小川町駅

 高坂駅からゴールまで約2時間10分程の道程だったが、取りあえず走り切ったのでまずまずの成果、駅前の韓国風レストラン「エシカル」で打ち上げの祝杯をあげる。リーズナブルな料金とヘルシーな料理が気に入ってこの店へ訪れるのも3回目、女主人のコウさんは私の顔を覚えてくれてだんだんお馴染みさんになりつつある。

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日本三百名山回顧№35、白神岳(2百名山)

2018年03月18日 | 三百名山回顧

平成25年10月28日(水)    天気=晴れ時々曇り

 

09:35登山口駐車場→ 10:12二股分岐→ 10:48最後の水場→ 11:20蟶山(マテヤマ)分岐→ 12:31大峰岳分岐→ 12:46~13:22白神岳→ 14:17蟶山(マテヤマ)分岐→ 15:10二股分岐→ 15:36登山口駐車場

 

 白神岳は標高1200mを僅かに越える低山で、私が若い頃は名前すら知らずマイナーな山域だった。それが近年、世界有数のブナ林が分布する事が判明し、一躍脚光を浴びて世界自然遺産に登録された。

 我々が登ったのは東北大震災から2年後の平成25年10月下旬で、紅葉の盛りは過ぎていたが黄色く色づいたブナ林が実に美しかった。山頂には避難小屋とトイレの建物があり、面白い事に小屋よりトイレの方が立派な造りだった。

 紅葉のブナ林

 山頂の避難小屋(右)とトイレ(左)、右奥に小さく岩木山

 白神岳山頂

 展望も素晴らしく、青森の名峰、岩木山と八甲田山がブナの森の彼方に望め、眼下には日本海の雄大な広がりがあった。妻と二人静寂の山頂で、しばらく陸奥の雄大な景観に見惚れた。

 山頂から日本海

 なお、登山の詳細については、当時の記録が本ブログに記載済なので下記をポチッとクリックしてご覧ください。

 

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クリント・イーストウッド監督の「15時17分パリ行き」という映画を観てきた。

2018年03月16日 | 映画・コンサート

 3月16日(金)

 近所に映画館が在るせいか映画を観る機会が多い。非日常的気分を味わいたいので、どちらかと言うと邦画よりも外国映画の方が好きだ。(英会話の勉強にもなるし・・)中でもクリント・イーストウッドの作品が好きなので、彼が関わる映画は全て観ていると言っても過言では無い。

 最近彼の監督する「15時17分パリ行き」という映画が公開されたので、さっそく映画館へ足を運んだ。これは2015年実際にフランスで起きたテロ事件を題材としている。この映画で驚く事は出演しているのが俳優では無くて実際に事件に関わった当事者達、つまり演技の素人が演じているのだ。(何とオランド仏前大統領まで出演している。)

 スペンサー、アンソニー、アレクという3人の米国人青年が映画の主人公で、幼馴染の3人は子供の頃から仲良しだった。学校では問題児扱いされ親を悩ませるような存在だったが、学校を卒業するとそれぞれ軍隊へ入隊し、心身とも逞しい青年に成長していく。

 2015年の夏休み、3人は一緒に休暇を取ってヨーロッパ各地を旅行する。そしてオランダのアムステルダムから列車でパリへ向かっていた時、一人の過激派テロリストが武器を手に列車内で事件を引き起す。この非常事態に直面した3人組の青年は、軍隊で鍛えた技で果敢に挑み、傷を負いながらも犯人を制圧する。・・・・というような物語です。

 素人が出演する映画何て鑑賞に耐えうるのか、そんな危惧を持ちながら観ていたが、とても素人は思えない迫真の演技で何の違和感も感じなかった。何処にでもいそうな小さい頃の悪ガキが気のいい青年に成長し、その正義感が事件を未然に防ぎテロから多くの命を救った国家の英雄となる。

 ストーリーは至ってシンプル、無理やり感動させようというヒネリも無く、事件を忠実に再現したような映画だった。それ故映像の迫力と緊張感は手に汗握るようで、実際の事件に遭遇したような気分にさせられた。

 流石クリント・イーストウッドの面目躍如というか、今回も期待に違わぬ迫力ある感動の作品であった。彼には今後も映画を撮り続けて欲しいものだが、高齢なのでこれが遺作になってしまわぬかチョット心配だ。

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森友学園問題大噴火

2018年03月14日 | 日記

  3月14日(水)

 去年あたりから燻り続けていた「森友学園問題」が、財務省の公文書改ざん発覚で霧島火山の新燃岳みたいに突如大噴火した。野党やマスコミは「民主主義の崩壊」や「国民を冒涜する背信行為」と大袈裟に騒ぎ立てているが、誰もが薄々と判っていると思うのだけど、私が推測するに・・・

 世間知らずで甘ちゃんの昭恵夫人が、口達者な籠池オヤジの甘言に乗せられて名誉校長に祭り上げられ、籠池オヤジはそれをテコに近畿財務局を脅し揚げ、財務局の連中も「どうせ国の土地何だし、煩いからマアいいか。」くらいな調子で国有地を不当に安く売っちゃったというのが真相ではないか。

 国有地の不当売却だけの問題で言えば、本社ビルの建設地として都心の一等地を不当な価格で手に入れた大手各新聞社への国有地売却の方が、桁違いに大きな損害を国に与えたのではないか。

 まあ安倍さんも「私や妻が関わっていれば首相も議員も辞める。」何て軽率に大見えを切ったから、その言葉尻を追及されれば辞職へのカウントダウンもやむなしだろう。では次の政権を担うのは一体何処の誰なのか。

 前回政権与党時の無能ぶりをさんざん思い知ったから、「旧民主党」の面々だけは勘弁願いたい。大体自分の政党すらまとめられない連中に、小なりとは言え国の運営など担えるはずもない。

 最初はチョット期待した「希望の党」も「失望の党」に変身しちゃったし、創価学会が後ろ盾の公明党になられては、信仰心の無い私は困る。となればいっその事、「唯一のもの言う野党」と普段から自信たっぷりの「共産党」に政権運営を委ねるというのは如何だろう。この線、案外面白いかも知れない。

 志位さんは慌てるだろうね。それとも「今こそプロレタリア革命」と大張り切りで、共産党一党独裁へと突き進むのだろうか。となれば普段の言動から、日米安保は直ちに廃棄、駐留米軍は即時撤退、自衛隊は即解散、大金持ちや大企業からは大増税、恵まれない人々へは大盤振る舞い・・・という方向になるであろう。

 その結果、米国とは国交途絶、金持ちや大企業は揃って国外へ逃避、国内に残されるのは資金の無い零細企業と余裕の無い大勢の貧乏人、笑っているのは福祉介護関連の産業ばかり・・・これぞ理想のプロレタリア革命、どんな風に変るのか日本の未来が楽しみだ。でもできれば私があの世へ行ってから、そうなって欲しいものだ。

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山梨県、茅ヶ岳登山

2018年03月12日 | 山歩き

 3月11日(日)     天気=曇り後晴れ

 

08:25深田公園駐車場→ 09:22~32女岩→ 10:08深田久弥終焉の地→ 10:18~11:08茅ヶ岳→ 11:59林道出合→ 12:16深田公園駐車場

 

 春の陽気に誘われて、週末で高速道路の渋滞も覚悟して山梨県の茅ヶ岳登山へ出掛けた。茅ヶ岳は日本2百名山の一つで、日本百名山の著者、深田久弥氏が急逝された場所としても有名だ。

 早朝の中央自動車道はそれ程混んではおらず、AM8時過ぎに登山口の深田記念公園の駐車場に着いた。既に10台以上の車が停まっており、かなりの入山者がいるようだ。

 駐車場からすぐに右の道に入る。

 出発してすぐに車道から右手の登山道に入る。樹林帯の道を緩やかに登って行くと、しばらくして舗装された林道(前山・大明神線)と交差する。林道を越えて更に沢沿いの登山道を登って行くとだんだん傾斜が強まり、駐車場から1時間程で水場のある女岩に着いて一息いれる。

 樹林帯の緩やかな道を進む。

 林道(前山・大明神線)を越える。

 沢沿いの道を進む。

 落石の危険がある為、現在女岩直下は立入禁止になっており近づく事はできない。女岩を出発すると直ぐにロープが張られた急坂で、その後も尾根に達するまでジグザグの急登が続き、この辺りがこのコースの一番頑張りどころである。

 女岩の立入禁止ロープ

 ロープが張られた滑りやすい急坂

 ジグザグの急登

 尾根に達すると左へ曲がり、後は山頂まで尾根道を登る。山頂の10分程手前の場所が作家「深田久弥氏」が急逝された場所で、小さな標石には献花が飾られていた。

 尾根到達地点

 深田久弥氏終焉の地

 霧氷輝く尾根道

 霧氷が輝く尾根道を登って、登山口から2時間足らずで茅ヶ岳(1704m)に着いた。山頂からの展望は素晴らしく、八ヶ岳や奥秩父、南アルプス、富士山等名だたる山々が望める。コンロでお湯を沸してノンビリと休憩する。今日は陽射しも暖かで、周囲の山々を眺めつつのコーヒーブレイクは至福の気分だ。

 茅ケ岳山頂

 山頂から霧氷の金ケ岳と八ヶ岳(左奥)

 山頂から奥秩父、金峰山方面

 山頂から南アルプス方面

 50分程滞在し山頂を後にして、下山は南へ延びる尾根道を降る。最初のうちは急坂であったが降るにつれ傾斜も緩まり、危険な岩場も無くて全般に歩き易い下山道だ。

 下山の尾根道

 明るくて歩き易い下山道

 山頂から1時間足らずで林道(前山・大明神線)に降立ち、林道を左へ50m程進むと今朝方登った登山道と合流し、その道をしばらく降って深田記念公園の駐車場へ戻ってきた。

 林道(前山・大明神線)に降り立つ。

 公園駐車場に戻ってきた。

 車に乗ると韮崎市の釜無川西岸に在る武田乃郷白山温泉で山の汗と疲れを流した。此処は料金大人600円、こじんまりしているが綺麗な施設で私のお気に入りの日帰り温泉だ。隣接するそば処「上小路」もリーズナブルで美味しくてお勧めです。

 武田乃郷白山温泉

 温泉から望む茅ケ岳(右の山)

 温泉を出ると帰宅の途につく。帰りの中央道は小仏トンネルで少々混んでいたものの他は渋滞も無く、午後4時過ぎには我が家へ戻る事ができた。茅ヶ岳は名峰雄峰が群立する山梨県に在っては地味で目立たぬ存在だが、県の中央部に位置するせいか抜群の展望で天気さへ良ければ楽しい1日を過ごせる山だ。

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サントリー美術館で「寛永の雅」を鑑賞

2018年03月10日 | お出掛け

 3月9日(金)

 「春雨や一雨ごとの暖かさかな」何て何処かで聞いたような俳句が浮かび、春の息吹に俄かにゲージュツ心を刺激された私は雨降る中を、六本木のサントリー美術館へと出掛けた。・・・なあ~ンてのは真っ赤な嘘で、例によって新聞販売店からタダ券を貰ったので、雨が降って他にやる事も無いので暇つぶしに出掛けたのでした。

 東京ミッドタウンガレリア3階のサントリー美術館で開催されていたのは、「寛永の雅」という江戸時代寛永期の美術工芸品が展示された展覧会だ。寛永時代というのは、戦国時代の世が収まり江戸幕府が確立して平和な世が訪れた時期であるという。

 サントリー美術館入口

 館内には湯呑等の茶道具、絵巻物、掛け軸、屏風絵、陶器等の多くの美術工芸品が展示されていた。取説によればこれらは雅に洗練された造詣深い品々であるそうだ。

 「雅」とは、宮廷風、都会風、優美で上品、洗練された感覚を持ち、風雅、風流であるという意味合いらしい。雅の心を一切持合わせぬ私のゲージュツ心は、これらの名品を前にしてもピクリとして心躍らず困ったものだ。

 ここは作品に添付された取説に従い、判ったような顔をして(時々うなづいたりして)判ったふりをしよう。隣で熱心に判った風な顔で見ているオバちゃん、アンタだってそうでしょ。それが美術館でのマナーってもんざんす。

 時速0.2キロで館内を巡り終えた私の心は、すっかり疲れてしまった。美術館を出た後、妻がぜひ行きたいと言うので西麻布の居酒屋「権八」へ向かった。ここは昔、小泉首相がブッシュ米大統領と一緒に訪れた事で有名になったお店だ。

 西麻布の「権八」

 我々は5時半と早めに入店したので、ソコソコ席は空いていたが、その後アッと言う間に満席となった。土地柄のせいかお店の従業員もお客さんも大方が外国人で、何処か異国のお店へ迷い込んだような気分になる。

 料理は程々に美味しく料金もあまり高くなかったので、マアマア良いお店だった。異国情緒も味わえたから、5段階の評価では4点くらいかな。春雨の中、アラセブン夫婦の都内散策は、芸術鑑賞とグルメでソコソコ楽しいお出掛けでした。

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日本三百名山回顧№34、森吉山(2百名山)

2018年03月08日 | 三百名山回顧

 平成8年8月17日(土)    

 

阿仁スキー場 → 石森分岐 → 森吉山 → 石森分岐 →阿仁ゴンドラ山頂駅

 

 この年の夏は妻と二人で八幡平、乳頭山、岩手山と東北の山を巡って最後に森吉山へ向かった。秋田の大館市辺りから南の方角に見える、ゆったりとした三角形の山が森吉山だ。

 岩手山登山を終え、国道105号沿いに車を走らせ比立内駅付近で見つけた松橋旅館に空室があったので泊る事にした。この旅館古びた和風の建物だったが、玄関から中に入って大きな熊の毛皮が飾られているのを見てビックリした。

 宿の人の話では、旅館のご主人は阿仁マタギの頭をやっていて、この辺りでは名を知られた有名人であるそうだ。室内には狩猟道具や動物の剥製などが飾られていた。地元の食材を生かした郷土料理も大変美味しくて、感じの良い宿であった。

 先日岩手山で足を捻挫した妻が、「まだ痛む。」と言うので、妻を宿に残し私一人で森吉山を登る事にした。阿仁スキー場からリフト沿いに登り緩やかな尾根を辿って、こめつが山荘からのコースが合流する石森分岐着く。

 ここを右に曲って緩やかなアップダウンを進んで行くと、阿仁避難小屋の大きな建物があった。小屋から山頂までは緩やかな登りが続き、やがて大きな山頂標識が立つ森吉山(1454m)に着いた。

 森吉山山頂

 山頂の石像

 山頂は白い霧に覆われて何の展望も無い。宿に残した妻の事が気懸りだった私は、記念の写真を撮っただけで早々に山頂を後にした。来た道を降り阿仁スキー場へ下山したのだが、その時ゴンドラに乗ったのか歩いて降ったのか記憶は定かで無い。

 天気が悪くて展望も無く、急ぎ足で歩いたせいか森吉山登山の印象は薄い。下山後宿に残った妻と合流し、帰宅の途についたのだが、この日の東北道上りはお盆帰りの大渋滞で、車は遅々として進まず我が家へ戻り着いたのは翌日になってしまった。登山よりこの大渋滞遭遇の方が、強烈な辛い思い出として残っている。

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日本三百名山回顧№33、岩手山(百名山)

2018年03月07日 | 三百名山回顧

 平成8年8月15日(木)    

 

滝沢村、馬返登山口 → 岩手山(往復登山)

 

 前々日は八幡平、そして昨日は乳頭山に登った後、岩手山馬返しコースの登山口にある無料キャンプ場でテント泊をした。馬返しコースは山頂へ一直線に突上げる標高差約1400mの急登だが、ジグザグに刻まれた道は歩き易かった。

 登山道から山麓の眺め

 八合目まで登ると不動平の平坦地となり、岩手山小屋が建っていた。小屋を通過してしばらく進むと登山道が交差し、ここを右に曲って岩手山の山頂噴火口へ向かう。

 噴火口の縁沿いにしばらく進み、標高2038mの岩手山に着いた。霧に包まれた山頂は寒々とした風が吹きすさび、何の展望も得られなかった。山頂付近の地面を触ると温かな熱を帯びており、この山が活動する火山である事を教えてくれる。

 岩手山山頂

 山頂を後にする噴火口の縁を巡って不動平を通過して馬返しコースを降って行く。中間地点まで降った時、妻が突然転倒し足首を痛めてしまった。その後は痛めた足を庇いつつの下山となったのでペースが上がらず、登山口に降立ったのは夕刻の遅い時間となってしまった。

 そんなアクシデントがあったせいで、この日の岩手山登山にはあまりよい印象が残っていない。この後我々は次の目的地、森吉山へ向ったのだが、何処に泊ったのか記憶が定かで無い。

 

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小檜山博の「人生という旅」という本に深い感銘を受けた。

2018年03月05日 | 読書

 3月5日(月)

 先日図書館でたまたま借りた「人生という旅」という小檜山博さんのエッセイ本を詠み始めたら、思わず引き込まれ深く共鳴するものがあった。彼は私より10歳ほど年上で、北海道僻地の赤貧農家で生まれ育った小説家だ。

 小檜山さんは若い頃から苦労して新聞社に勤めながら小説を書き続け、後年幾つもの文学賞を受賞して名のある作家になった立志伝の人物である。

 私の勝手な思い込みだが、「貧困家庭の出身」「働きながら大学で学ぶ」「己の容姿や才能に劣等感を持つ」等、彼と私には幾つか共通するものがあるように思う。ただ一つ大きな違いは、単なる凡庸の徒である私に比べ、彼には天与の文才とそれを花咲かすたゆまぬ努力があったという事だ。

 だからだろうか小檜山さんのエッセイには直向きな生き方と優しさと感謝の気持ちが満ち溢れており、しみじみとしてとても心地よい読後感であった。本の中で彼が一番言いたかったのは、「人は自分一人では生きていけない。他人の情けがあるから生きていけるのだ。」という事ではないだろうか。他にも彼の作品を見つけたら又読んでみたくなった。

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