Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

酔いしれた高橋真梨子のコンサート

2018年07月30日 | 映画・コンサート

 7月29日(日)

 「高橋真梨子のコンサートチケットがあるんだけど観に行かない?」と妻のお姉さんK代さんから電話があった。何でも旦那さんのHさんが骨折して入院した為、行けなくなったらしい。

 せっかくの機会なので、ありがたく譲ってもらう事にした。有楽町にあるコンサート会場の国際フォーラムAホールは、広々としてとても豪華な会場だ。高橋真梨子コンサートの人気は高く、その広い客席が超満員になっている。

 東京国際フォーラム

 「五番街のマリー」や「ジョニーへの伝言」が大ヒットした、ペドロ&カプリシャス時代の長い黒髪だった高橋真梨子の活躍はよく知っているが、最近の彼女にはあまり馴染が無かったので、どんなコンサートになるかワクワクしながら17時の開演を待った。

 Aホール会場

 白いドレス衣装で現れた彼女は、自己紹介も無く冒頭から歌い始める。我々の席は前から4列目のステージ傍なので彼女の姿が細やかにわかる。確か年齢は我々夫婦と同じアラセブンのはずだが、若い頃と変らぬ素晴らしい歌声だ。そんな彼女のヒット曲の中でも「桃色吐息」と「ごめんね」が一番私の好きな歌だ。

 身近に見る彼女は小柄で痩せており、2時間の長丁場を歌い続けられるのだろうかと心配になるほどだが、そんな不安も吹っ飛ぶように熱唱を続ける。合間のトークでは「今年でデビュー45周年、私も来年ラッキーセブンなの。」と自己紹介していたが、45年も現役で高い人気と実力を保ち続けている彼女のプロシンガーとしての凄さを実感する。我々のすぐ後ろの席には彼女の大ファンだという俳優の船越英一郎さんも居て、スポットライトを浴びて挨拶をしていた。

 コンサートの終盤は観客総立ちの大盛り上りとなって、高橋真梨子ワールドに酔いしれた2時間のコンサートはアッ言う間に終わった。会場を後にすると東京駅前の丸ビル内にあるレストランで食事をしたが、余韻の残る贅沢な一時だった。特等席のチケットを譲ってくれた義姉夫妻には、とに角感謝です。

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西遊旅行社でヒマラヤトレッキングの旅行説明会を聞く。

2018年07月28日 | お出掛け

 登山を趣味とする私のささやかなマイドリームの一つが、世界最高峰のエベレストを生で見たいという事だ。登頂できればこの上無い喜びだが、三浦雄一郎さんみたいなお金も無いし、私の技量じゃ途中で遭難しちゃう可能性が高い。

 そこで夢の実現第1歩として、ヒマラヤトレッキングを得意とするアドベンチャー専門の旅行会社「西遊旅行社」に会員登録した。西遊旅行社からネパールトレッキング説明会案内のハガキが先日届いたので、予約して妻と二人で神田神保町にある本社ビルへ訪れた。

 ビルの3階にある西遊旅行社の社内は洒落たレイアウトで、奥の小会議室で説明会が行われた。定員40名の客席はほぼ満員、年齢層は殆どが我々夫婦と同じ団塊世代のようだ。

 説明会は、最初に旅行の案内をする添乗員(ガイド)の人達が紹介された。いずれも山男然とした精悍な青年達だ。次にその添乗員の人達が、パワーポイントのディスプレィを使って各々説明する。

 説明によればネパールトレッキングのエリアは、アンナプルナ地区、マナスル地区。ランタン・リルン地区、エベレスト地区と概ね四つあるそうだ。行きたい場所を聞かれると、客の8割は我々と同じエベレスト地区を希望していた。

 各トレッキングコースの紹介や準備事項、装備、高山病対策などツアーの詳細に渡り説明があり、単純な私は聞いているだけで俄然やる気が出て行く気満々になってきた。最も関心があるのは「カタパタール峰トレッキングコース19日間」で、ここの山頂から眺めるエベレストが絶景であるそうだ。

 我々の希望するコースは、一番早いので今秋には決行される。約3時間の説明会が終え、帰宅の途中池袋の食堂へ立寄り妻と食事しながらサテどうしたものかなと珍しく会話が弾んだ。

 西遊旅行社の説明会場

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富士山(吉田口)登山(詳細)

2018年07月26日 | 山歩き

 

 

 

7月23日(月)      天気=晴れ時々曇り

15:00吉田口五合目→ 15:30五合目佐藤小屋

 

 お昼ご飯を食べた後我家を出発し、圏央道~中央道を経由して1時間後には富士吉田市の北山麓駐車場(駐車料金1千円)に着いた。標高900mのここでも気温は33度あって厳しい暑さが続いている。ここからシャトルバス(往復2千円)に乗り吉田口五合目へと向かう。

北山麓駐車場

 吉田口五合目行きシャトルバス乗り場

 40分足らずで標高2300mの五合目登山口に着くと、先程までの暑さが嘘のような涼しさだ。平日なのに登山口周辺は溢れかえるような観光客で賑わっており、その多くが外国人で、話す言葉を聞いていると此処は中国の観光地かと見紛う程だ。富士山から下山した人達は、全身埃ッポイので容易に判別できる。

  吉田口五合目

  喧騒から逃れるように五合目を出発し、山腹を巻く林道を東へと進む。しばらく行くと道は左右に分岐し、右は六合目へ向かう登山道で我々は左の佐藤小屋へ向かう道を降り気味に進んで行く。五合目から30分足らずで、アッサリ佐藤小屋へ着いた。

 六合目へ向かう林道(奥の平坦部が五合目登山口)

 六合目分岐(左が佐藤小屋への道)

 佐藤小屋(中央奥)が見えてきた。(左下は山中湖)

 この小屋はメインコースからやや外れているせいかそれ程混雑しておらず、ゆっくり泊れる確率が高い。ギュウギュウ詰めの小屋に泊りたく無ければ是非此処をお勧めしたい。ここの標高が2230mで吉田口五合目よりは少し低く、小屋の人に尋ねると「今日の最高気温は24度」で下界とは雲泥の差だが、小屋の人に言わせればウンザリする暑さだったという。

 佐藤小屋

 夕刻に屋外のベンチで下界の景色を眺めながら持参の夕食を食べ、午後7時過ぎには寝床についた。今宵の同宿者は10名足らずで、その中にイビキの凄いオジサンがいたので、何だか寝たのか寝ないのか判らぬ夜だった。

 

 

 

 

7月24日(火)       天気=晴れ時々曇り

04:25佐藤小屋→ 04:50~06:00六合目→ 05:48~06:00花小屋(七合目)→ 06:33~41鳥居荘(本七合目)→ 07:12~25太子館(八合目)→ 07:55~08:05白雲荘(八合目)→ 08:33~40富士山ホテル(本八合目)→ 08:57~09:06御来光館(本八合目)→ 09:27~35九合目→ 09:58~10:25富士山吉田口山頂→ 10:45~55富士山ホテル(本八合目)→ 11:54~12:02七合目公衆トイレ→ 12:25六合目→ 12:55吉田口五合目

 

 朝3時半に起床、屋外のベンチでお湯を沸かし、いつものようにカップヌードルとコーヒーだけの朝食を済まして、4時半前には佐藤小屋を出発する。つづら折りの道を登るとやがて森林帯を脱し、東の地平線に真っ赤な朝日が昇った。

 樹林の間から御来光

 佐藤小屋から25分程で六合目に着いた。驚くほどに人が居らず静寂な朝だ。富士山では前日に7~8合目の小屋まで登り、翌日未明に出発して山頂付近で御来光を迎えるという登山者が主流なので、我々が登る時間帯の登山道は逆に空いているのだ。

 六合目の大看板

 六合目から上は殆ど樹木が無く砂礫の世界になる。山頂部が真上に見え簡単に登れそうだが歩いて歩いても景色は変わらず、それが富士登山の辛いところだ。

 七合目へ向かう砂礫の道

 山中湖に朝日が反射する。

 砂礫の道をジグザグに登って行くと、やがてゴツゴツとした岩場の急登に変る。その岩場の道をしばし登ると七合目最初の小屋「花小屋」に着き、ここで一息入れる。

 ゴツゴツした岩場に道変わる。

 岩場の道が続く。

 この後は本八合目までは、山小屋が次々と点在する。岩場の道も本八合目付近まで続き、この間が吉田口コースの胸突き八丁でキツイ箇所と言える。登山者の姿も俄然と増えて中には降る人も居て、どうやら登頂を諦め御来光を見た後に途中から下山する人達のようだ。

 まだ余裕の登り

 標高3100mの太子館

 八合目付近まで登ると左手に下山専用路が見えて、埃を立てながら下山する登山者達が見える。又この道は物資運搬のドーザー道でもあり、時折り運搬用ドーザーがジワジワ登っているが、そのスピードは意外に速く、人間の数倍はありそうだ。

 ドーザーが砂煙を上げて登って行く。

 八合目付近で標高は3000mを優に超え、日本の山では富士山以外体験できぬ高度になっている。そのせいか頭が若干ポワンとする。今まで元気だった妻も疲れてきたようで、足取りが少し重くなっている。

 

 だんだん疲れてきた。

 本八合目の御来光館(標高3450m)を過ぎると、山頂まで営業小屋は存在しない。九合目には壊れた建物と鳥居があり、最後の休憩をとる。もう山頂は間近で、登頂した人達の姿も確認できる。

 九合目から山頂を望む。

 山頂へ最後の登り

 山頂への道を幾度かジグザグを繰返して登り、山頂直下の白い鳥居を潜ると、大勢の登山者で賑わう富士山吉田口山頂に到着した。五合目佐藤小屋から5時間半の道程だった。標高3700mの山頂は涼しく、半袖姿で休んでいると身体が冷えて肌寒くなってくる。

 山頂直下の白い鳥居

 吉田口山頂の標識

 山頂から下界の眺め

 ノンビリ長居したい気分もあったが、山頂はお祭り騒ぎの賑わいで、山小屋の改築工事などもあったりして落ち着かぬので、30分程の滞在で山頂を後にした。

 下山専用路の入口

 下山専用路は登って来た吉田口コースと並行するように続いており、小石と砂混じりの道は埃っぽい事この上無く、私の巻き起こす埃に妻が辟易して少し離れて歩いていた。

 単調な下山路

 八合目まで降ると須走コースが分岐しており、標識を見落とさぬよう注意が必要、吉田口コースは分岐を左へ曲がらなければならない。それと八合目付近以外、下山専用路には山小屋は無く、良い休憩ポイントも少ない。

 下山路八合目地点

 かなりの急こう配なので落石にも要注意。

 長い単調な下山道を延々降ると、七合目には立派な公衆トイレがある。山小屋のトイレは全て有料(200~300円)だから、此処でトイレ休憩するのも悪く無い。

 七合目付近の下山路

 七合目の公衆トイレ

 公衆トイレの下まで降ると、下山道は山腹を巻くトラバース道へと変り、六合目へ向けて降って行く。公衆トイレから20分程で、登山道が交差する六合目へ着いた。

 六合目へ向かうトラバースの下山道

 お昼過ぎの六合目は凄い混雑で、特に団体ツアーの登山客が多く、前後をガイドに誘導され、霧の奥から次々と湧き出るようにやってくる。この人達はこれから2~3時間かけて七~八合目の各山小屋に登り、翌日未明に山頂を目指すのだろう。

 

 登山者で混雑する六合目地点

 霧の中から次々と登山者がやってくる。

 六合目から五合目への降りも緩やかだが意外に長く、最後は若干の登りもあるのでけっこう疲れる道だった。五合目登山口は昨日と同様の賑わいで、長いバスの列に並んだけれど、どうやらそこは新宿や河口湖駅へ向かうバス停で、我々が乗る駐車場行きシャトルバスのバス停は一段下がった場所にあった。

 吉田口五合目登山口の、河口湖・新宿行きバス停

 出発間際のバスの補助席に何とか乗車でき、スバルラインを30分程降って午後1時半に北山麓駐車場へ戻って来た。とに角埃塗れの身体を何とかしたいから、都留市にある公営日帰り温泉「月待ちの湯」へと車を走らせた。

 この温泉は安くて(JAF割引で640円)施設も広く綺麗なので気に入っている。広い浴槽にドップリ浸かると山の疲れが吹っ飛んで、充分にリフレッシュできた。

 山好きの衆には何だかんだと批判も多い富士山登山だが、標高差1500mの激登りはやっぱり山歩きの王道と言える。この山を五合目から5~6時間で登れれば、大抵の山は大丈夫だろう。そういう意味では良いトレーニングになりました。

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富士山吉田口登山

2018年07月24日 | 山歩き

7月24日(火) 天気=晴れ

 のんびり登るつもりであったが、やっぱり日本一の富士山は楽じゃなかった。頂上が真上に見えているのに中々近づかない。五合目から標高差1400mの登りを5時間半かけて吉田口の山頂に着いた。

 下界の暑さが嘘のように、山頂には涼しい風が吹き抜けています。日本一の高みから絶景を眺めつつビールを飲みたいところだが、まだ長い下りが待っているので一休みしたら灼熱の下界へ戻ります。

尚、登山の詳細は後日のブログにて

 

 

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暑さ逃れで日本一高い富士山へ

2018年07月23日 | 日記

 地球温暖化がいよいよ本気度を増しているのだろうか、今年の夏は尋常な暑さじゃない。私は一応山と自然を愛する者として、極力文明の利器には頼らぬと就寝中にエアコンを使う事など今まで無かったが、昨今の猛暑に耐えられず数日前から不本意ながらエアコンの効いた部屋で寝るようになった。

 この灼熱地獄から逃れるには、気温の低い北国へ逃れるか、それとも標高の高い高山へ向うか二つの道がある。北海道へはチト遠すぎて旅費もかかるので、今日、明日と日本一高い富士山へ行く事にしました。

 富士山は俗っぽいし観光地的な雰囲気なので、山男としては気の進まぬ面もあるのだが、暑さからは逃れられるしブログのネタにもなる。それに日本一高い浅間大社山頂奥宮で御参りすれば、ご利益もあるだろうから一石三鳥だ。

 実を言えば富士山にはもう十数回登っている。ある時は職場の人達と、ある時は山岳会の仲間と各コースから山頂で合流する集中山行で、また駿河湾の海抜0mから3776mまで登った事もあるし、富士登山競争で富士吉田市役所前から3時間半かけて山頂へ駈け上った事もある。そして殆ど人の居ない氷雪の富士山へも2度登った。

 「一度も登らぬバカに2度登るバカ」何て言葉が富士山にはあるけれど、そういう意味では、こんなに登ってる私は大バカ者もいいところだ。でも山の姿はその折々で万華鏡のように変化するので飽きる事はない。(真夏の富士山は、混雑するのでウンザリだが)まあ今回は齢相応に、ノンビリ登って楽しんできます。

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暑さ上等、レッツゴー、ジョギング

2018年07月21日 | マラソン

 「関東地方は今日も朝からよく晴れるでしょう。」最近はこんな天気予報を聞くと心底ウンザリする。連日体温を越えるような暑さが続き、街全体がスッポリとサウナと化したような状態だ。

 街中では救急車のサイレンの音が絶えず、お役所のマイク放送が「屋外での運動は危険ですから控えてください。」と注意を喚起している。しかしお上の言う事に逆らいたくなるのが団塊世代の性で、「暑さ上等じゃねーか。勝負したる。」とお昼頃、炎天下の屋外へジョギングに出掛けた。

 走り始めた途端、強烈な熱射が身体へ突き刺さる。私の果敢(無謀)な挑戦に、すれ違う人々は尊敬と賞賛の眼差しを向ける・・・はずも無く、変人奇人を見るような、できれば関わりたくないと言う様に目線を避けている。そんな無理解な視線にもめげず、私は日蔭を伝うように走り続ける。走るフォームはジョギングなれど、走る速度は速めのウォーキングに過ぎない。

 1キロ程走ると樹林公園内の散歩道があり、ここでしばらくジョギングを続ける。アスファルトと違って、木陰のダート道は幾分楽だ。30分くらいは何とか走れた。40分間際になると危険を知らせるアラームが脳の片隅からピーポ、ピーポと警報を鳴らす。

 早く我が家へ戻らねば、行き倒れとなってしまう。再びアスファルトの道を喘ぎ喘ぎ走る抜け、出発から47分で何とか我が家へ生還できた。

 早速冷たいシャワーを浴びて、乾いた衣服に着替えると生き返ったような気分、勿論この後はご褒美の冷え冷えビールが待っている。グィーと喉越しに流し込むと美味この上無し、「シアワセだなあ~」と君といつまでものフレーズを思わず呟いてしまう。

 確かに炎天下のジョギング何て辛いばかりだが、走り終えれば意外な充実感を感じる。それに何てたってビールが美味い。心頭滅却すれば火もまた涼しで、老若男女の皆さんもぜひ体験してみてください。・・・但し、「やってみたけど熱中症になったじゃないか、どうしてくれる。」何て言われてもあくまで自己責任、当方関知いたしませんのでそこんとこ宜しく。

 

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妻の誕生日会食で、あきる野市の黒茶屋へ

2018年07月19日 | お出掛け

 妻が何十回目かの誕生日を迎えた。(年齢はトップシークレットなので非公開)知らぬふりもできぬので、あきる野市の秋川渓谷沿いにある和風料亭「黒茶屋」でお祝いの会食をした。ここは過去に何度も訪れて、我家にとってはお気に入りのお店で、以前にもブログで紹介したかも知れない。

 料亭「黒茶屋」

 同 上

 改めてどんなお店か簡単に紹介すると、250年以上前の古民家を移築して建てられたというお店は、日本情緒豊かな造りで心和むものがある。客室はそれぞれゆったりした和風の個室で、一寸贅沢な気分を味わえる。

 客室

 料理は和食のコースメニューで、4千円から8千円程です。二人で会食すればサービス料、飲み物込で約1万何千円位と少し高めの料金だが、都心の高級店と比べればリーズナブルといえるのではないだろうか。

 前菜メニュー

 メインディッシュ

 以上のような理由で年に何度か贅沢したい時には、ちょうど良いお店なんです。埼玉県の我家から一寸遠いのが難点だったが、圏央道の開通で、それも便利になった。我が家にとってのお勧め店なので、メモリアルデーの時など行かれてみては如何でしょう。

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被災地で頑張るボランティアに感銘する

2018年07月17日 | 日記

 この三連休、西日本豪雨の被災地ではボランティアに励む人々の事が新聞テレビ等で大きく報じられていた。灼熱の炎天下立っているだけでも辛いのに、被災地復旧の為懸命に働く姿は尊く、彼(女)らの一人一人が小さな無名の英雄に見えた。

 受難に耐えて復旧に立ち上がる被災地の人達は凄いし、それを助けようとするボランティアの人達も凄い。そんな人々が数多く存在する日本という国、そして日本人を私は誇りに思う。

 私もできるものなら英雄の一人となって汗を流したい。アラセブンながらスコップを操る技も体力も、若い人にはそれ程引けを取らぬと思っている。しかし如何せん被災地は遠く、例え現地へ駆けつけてもそこに留まり滞在する当ても無い。

 心の中に鬱屈するものはあるけれど、取りあえずは僅かなばかりの義捐金を送らせてもらう事で貢献したいと思います。でも状況の推移を見て私でも貢献できる機会があれば、その時は現地へはせ参じたい。

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南ア、北岳~間ノ岳登山(北岳山荘~間ノ岳~北岳~広河原)

2018年07月16日 | 山歩き

 7月10日(火)      天気=晴れ後曇り一時雨

05:20北岳山荘→ 05:45~52中白根山→ 06:30~38間ノ岳→ 07:20~37中白根山→ 07:56~08:40北岳山荘→ 09:41~10:00北岳→10:25北岳肩ノ小屋→ 10:43~48小太郎尾根分岐→ 11:49~12:24白根御池小屋→ 13:45大樺沢分岐→ 14:04広河原

 

 八本歯ノ頭から鮮やかな朝日が昇り、爽やかな朝を迎えた。東に目を向けると雲海の上に富士山がクッキリと浮かんで見える。カップヌードルとコーヒーだけの朝食を済まし、軽い装備でテント場を出発する。

 八本歯ノ頭の上に朝日が昇った。

 雲海の上にクッキリと浮かんだ富士山

 北岳~間ノ岳間の稜線は遠目で眺めると緩やかな起伏だが、実際に歩くと間ノ岳への道はかなりの急坂だ。テント場から25分程で中白根(3055m)の山頂に着いた。山頂とは言っても稜線上の小さなピークに過ぎないが、北岳と間ノ岳の眺めが素晴らしい。

 中白根岳への登り

 中白根岳から間ノ岳方面

 中白根岳から北岳方面

 中白根からは岩尾根を伝う道になるが、幅広い尾根なので危険な個所は全く無い。間ノ岳までは意外と遠く、あそこが山頂と思って着いたピークの更に奥が間ノ岳(3189m)の山頂だった。

 間ノ岳山頂

 山頂は広々としており、塩見岳や荒川岳など南アルプス南部の眺めが良い。此処でゆっくりコーヒーブレイクを楽しむつもりだったが、山頂へ着いた途端に便意を催し、慌ただしく写真を撮っただけで山頂を後にする。中白根山頂へ戻り着くとお腹の調子も収まったので、周囲の展望を楽しみつつコーヒーブレイクとする。

 山頂から塩見岳、荒川岳方面

 山頂から富士山

 山頂から北岳方面(手前のピークが中白根岳)

 間ノ岳から1時間余で北岳山荘のテント場へ戻ってくると、私のテントだけがポツリと残されていた。テントを撤収し装備をザックに収めると、昨日降った北岳への急坂を登って行く。疲れのせいか背中のザックがやけに重く、辛い牛歩の登りだが一度も休まず歩いてテント場から1時間程で北岳山頂へ着いた。

 北岳山荘テント場から富士山(雲に覆われ始めた)

 北岳への登り

 登山道から見下ろすと北岳山荘が小さく見える。

 残念ながら昨日と同様今朝の山頂もガスに覆われて展望は無い。しばらく休憩の後山頂を後にする。後は下り一方の道なので脚も軽く、肩ノ小屋は殆ど休まず通過する。

 再び北岳山頂

 北岳の降り

 小太郎尾根分岐まで降ると、下の方から登山者のグループが次々と登ってくる。草スベリの急な降りも人影が絶えず、白根御池小屋手前で疲れた様子の高齢男性とすれ違った時は、肩ノ小屋まで遠いのに大丈夫かいなと他人事ながら心配になった。

 北岳肩ノ小屋が見えてきた。

 草スベリのお花畑

 白根御池小屋にはお昼前に着いた。このまま下山したら灼熱地獄だろうし、食料も充分あるのでここでもう一晩泊ろうかなとも考えた。でも午後から一雨来そうな雲行きだし、缶ビールを飲みつつ迷っていたが、やっぱり下山する事にした。

 しかし白根御池小屋からの降りはきつかった。アルコールのせいで汗は吹き出し脚に力が入らない。歩いてる最中にビール何て飲むものじゃありませんね。息も絶え絶えの降りが続き、広河原までの道程が果てしなく遠く感じられた。

 野呂川に架かる吊橋を渡ってようやく広河原に到着

 広河原へ降り立ったのは、午後2時過ぎで、芦安温泉へのバスが発車した直後だった。次のバスの発車時間までインフォメーションセンター内で休憩する。センターには売店や読書コーナーもあり、退屈せずに休憩できた。午後3時半発の乗合バスで芦安温泉へ向かう。その道中には激しい雨模様となり、やっぱり下山したのは正解だった。

 広河原のバス停に到着(奥の建物がインフォメーションセンター)

 芦安温泉に戻ると、駐車場の下にある市営の金山沢温泉で山の汗を流す。ここは料金850円とチョイ割高だが、こじんまりとした風情のある日帰り温泉です。温泉を出ると中央道を経由して夕闇迫る頃、我家へ戻る事ができた。

 今回の山行は幕営装備を担いでどれ位歩けるか自分の体力を試す思惑もあったが、地図上のコースタイムより速いペースで歩けたので、まだまだやれると少しばかり自信が持てた。

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南ア、北岳~間ノ岳登山(広河原~北岳~北岳山荘)

2018年07月14日 | 山歩き

 7月9日(月)      天気=晴れ後曇り一時雨

06:38広河原→ 07:01大樺沢分岐→ 08:40~58白根御池小屋→ 10:30小太郎尾根分岐→ 11:04~10北岳肩ノ小屋→ 11:26両俣小屋分岐→ 11:45~12:00北岳→ 12:44北岳山荘(幕営)

 

 南アルプス、北岳~間ノ岳~農鳥岳と続く登山道は、日本で一番高い縦走路だ。40年以上も前に一度歩いただけなので、テント泊りで再び挑戦してみた。

 前夜は芦安温泉の登山バスが発着するバス停近くの駐車場で車中泊した。今朝は5時半発の乗合タクシーで芦安温泉を出発し、約50分程で登山口の広河原へ着いた。

 広河原のバス・タクシー乗り場

 

 準備を済まし6時半過ぎに歩き始める。見上げると、紺碧の空に北岳の山頂がクッキリ見えた。野呂川に架かる吊橋を渡って、大樺沢分岐までは緩やかな樹林帯が続く。

 広河原から望む北岳

 大樺沢分岐

 大樺沢沿いに登る道は大雨被害で現在通行止めになっており、白根御池小屋経由の道しか通行できない。分岐から樹林帯に続くジグザグの急登が始まるが、良く整備された道なので歩き易い。

 樹林帯の急登

 約1時間程の登りで、緩やかなトラバース道に変る。水量の多い沢を越えると、やがて白根御池小屋に着いた。広河原から此処まで約2時間の道程で意外と早かった。

 小沢を横切る

 白根御池小屋

 小さな池の畔に建つ白根御池小屋は綺麗な造りで水場も豊富、居心地の良さそうな小屋だ。よく冷えたジュースを買って水分補給する。小屋の先から標高差500mの急登が稜線の小太郎尾根分岐まで続き。このコース一番の頑張りどころとなる。

 草スベリの急登

眼下に見える大樺沢雪渓は急峻でアイゼンが無いと登れない。

 二俣コースの合流地点

 数えきれぬ程ジグザグを繰り返しながら登って行くと、森林限界を越え高山植物の花々が咲くお花畑の道となった。ここまで来ると稜線まで僅かで、やがて小太郎尾根分岐の標識に着いた。

 稜線直下のお花畑(黄色い花はシナノキンバイ?)

 小太郎尾根分岐

 分岐からは展望が開き北岳に向けて岩尾根の快適な道が続く。小太郎尾根分岐から約30分で、山頂の手前、標高2900m地点に建つ北岳肩ノ小屋に着いた。此処の幕営地はとても眺めが良いので、予定では此処にテントを張るつもりだった。しかし思ったより早く着いたので、先へ脚を進める。

 分岐から南アの女王、仙丈ケ岳

 肩ノ小屋へ向かう登山道

 肩ノ小屋が前方に小さく見えた。

 北岳肩ノ小屋

 更に岩尾根の道をジグザグに登って行くと、両俣小屋への道が右に分岐する地点に着いた。現在小屋への道は大雨被害の為通行禁止になっている。分岐から緩やかな岩尾根を20分程進むと日本第2位の高峰、北岳(3192m)に到着した。

 北岳山頂へ向かう道

 北岳山頂

 残念ながら山頂はガスに覆われて展望を得る事はできない。記念の写真だけ撮って、しばらくランチタイムとする。休憩を終えると北岳山荘に向けて急な岩場の道を降って行く。今日のコースではこの辺りの高山植物が一番艶やかに咲いていた。その中には北岳だけの固有種、キタダケソウもあるはずだが、花オンチの私には判別する事ができない。

 北岳山荘へ向かう道沿いのお花畑

 降りの途中、八本歯ノコルへ向かう分岐が2箇所あり、下の分岐を過ぎると、緩やかな道に変り、やがて平坦な尾根に建つ北岳山荘に着いた。広河原を出発して、ここまで約6時間の道程で、幕営装備の割には意外と早く着く事ができた。

 岩場の急な降り

 同 上

 山荘の人はとても感じが良く、水も無料で分けてもらえる。富士山の眺めが良いというテント場も明るく快適そうだ。その一角にテントを張り終えると山荘へ受付に行く。

 テント場と北岳山荘(赤いテントがマイホーム)

 受付で「明日は大門沢小屋へ行き、奈良田温泉に降る。」と話したら、「奈良田温泉へ降る道は先日の台風による被害で通行止めになってますよ。」と山荘の人に言われた。

 これでは白嶺三山を縦走する事はできない。明日は間ノ岳をピストンし、来た道を戻るしかないなと計画を諦めた。午後は雨模様の天気となったので、テントの中でビールを飲みつつラジオを聞いて過ごした。夕刻に雨も上がり、霧の彼方に間ノ岳の稜線が黒く浮かんで見えた。標高2800mほどのテント場は快適な気温で、その夜はグッスリ眠る事ができた。

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西日本の大雨災害、ボランティアへ行ったつもりで義捐金

2018年07月12日 | 日記

 西日本各地を襲った記録的な豪雨は、170名以上もの犠牲者を出すという大惨事となってしまった。荒ぶる大自然の脅威を前に、人間社会の脆さと無力さを見せつけられた感がある。

 厳しい暑さの中、被害を受けた方々の復旧への困難な道程に思いを巡らすと、同情の念に堪えない。そんな状況を憂い、熱い志を持った多くの人達が今後ボランティアとして被災地へ向かうのではないだろうか。

 私にも支援へ行きたい気持ちはある。東北の津波災害や常総市の水害で幾度かの体験(詳しくはボランティアのカテゴリーをご覧あれ)もあり、以前遺跡発掘現場のアルバイトで鍛えた私のスコップ技は、現場監督から賞賛された程の腕前なのだ。

 しかし何が何でも行けばよいというものではない。被災地の受入れ体制が確立しなければボランティア活動は機能せず、無暗に押しかけても烏合の衆となり逆に迷惑となるだけだ。

 だから今しばらくは現地の情報を待ち、ボランティアへ向かうのは近隣地域の人達に留めましょう。それ以外の人達はボランティアへ行ったつもりで、その旅費分を義捐金として送った方が、被災地の人達に喜ばれるのではないだろうか。

 私もエラそうな事を言った手前、年金生活の乏しい稼ぎから幾ばくかの義捐金を送らせてもらおうと思っています。そして日本全国の皆さん今こそ見せましょう。「日本人の底力」

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北岳を越えて、北岳山荘でテント泊

2018年07月10日 | 山歩き

7月9日(月) 天気=晴れ後曇り1時雨

06:38広河原→ 11:45北岳12:00→ 12:44北岳山荘(テント泊)



 朝、広河原を出発し、日本第2位の高峰、北岳を越えて北岳山荘までやって来た。
水は無料だし眺めも良く、ここのテント場は快適です。
 明日は白嶺三山縦走のつもりだったが、山荘の人の話だと奈良田温泉へ降る道は大雨による被害で通行止めはなっているとの事です。
 残念ながら縦走は諦め、明日は間ノ岳をピストンし、来た道を戻るしかありません。

 なお登山の詳細は後日のブログにて

  北岳山頂 9日11:45

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明日から北岳登山、今宵は芦安温泉で車中泊

2018年07月08日 | 山歩き
7月8日(日)

明日から北岳登山の為に夕刻芦安温泉の登山口駐車場へやってきた。途中の甲府盆地は30度越え暑さだったが、さすがにここまで来ると涼しい。
今宵はここで車中泊し、明日朝一番のバスで広河原へ行き、そこからテント泊で北岳を登る予定です。
できれば白嶺三山を縦走して奈良田温泉まで歩きたい。西日本の各地では大雨による甚大な被害が出ている最中で、気が引ける思いもあるが、年寄りのささやかな生き甲斐なので、ご容赦願いたい。
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信州、八ヶ岳登山(硫黄岳山荘→ 硫黄岳→ 天狗岳→ 桜平登山口)

2018年07月06日 | 山歩き

 7月3日(火)     天気=晴れ

 

05:10硫黄岳山荘→ 05:35~50硫黄岳→ 06:30~47夏沢峠→ 07:18箕冠山→ 07:23~31根石岳山荘→ 08:02~16東天狗岳→ 08:29~34西天狗岳→ 08:48~09:04東天狗岳→ 09:30根石岳山荘→ 09:34~49箕冠山→ 10:17~22オーレン小屋→ 10:53~59夏沢鉱泉→ 11:20桜平駐車場

 

 AM4時過ぎに秩父山塊の奥から、鮮やかな朝日が昇った。硫黄岳山荘は部屋の中から日の出が見える。小屋の片隅でお湯を沸し、パンとカップヌードルだけの簡単な朝食を終え、5時過ぎに山荘を出発する。

 硫黄岳山荘の朝焼け

 硫黄岳への緩やかな登りは心地よい風が吹いて清々しい気分だ。広々とした硫黄岳山頂には我々夫婦の他に誰もおらず、しばし独占して周囲の眺望を楽しむ。硫黄岳からジグザグの急坂を40分程降って夏沢峠へ着いた。

 ケルンが点々と続く硫黄岳への登り

 山頂手前から横岳(左)、赤岳(中央)、阿弥陀岳(右)の山々

 再び硫黄岳山頂

 山頂から浅間山方面

 山頂から天狗岳(手前の双耳峰)、蓼科山(左奥)方面

 下山途中、爆裂火口を振り返る。

 夏沢峠が近づいてきた。

 峠にはヒュッテ夏沢、山びこ荘と2軒の山小屋が在るけれど、いずれも営業されていなかった。峠から見上げる硫黄岳の爆裂火口は中々迫力がある景色だ。

 夏沢峠から硫黄岳方面

 峠からは樹林帯の道を緩やかに登って、30分ほどで箕冠(ミカブリ)山に着いた。平坦な山頂は樹林で覆われて全く展望が無い。ここで道は左右に分かれ左はオーレン小屋へ降る道で、我々は右へ曲がって天狗岳へ向かう。

 箕冠山山頂

 箕冠山から僅かに降ると広々とした砂礫の稜線で、コマクサの花が点々と咲いている。稜線の西側に根石岳山荘が建っている。40年くらい昔の冬山で、私は一人ここにテントを張り吹雪の夜を過ごした思い出がある。あれは孤独で凍えるように寒い夜だった。

 箕冠山の降りから根石岳(右)、西天狗岳(左奥)方面、左端に根石岳山荘

 山荘付近に咲くコマクサ

 根石岳小屋の前から緩やかに登って根石岳(2603m)の山頂に着くと、前面に双耳峰の天狗岳が現れた。地図を見ると左の西天狗の方が右の東天狗より5mほど高い。根石岳から一旦鞍部に降って急坂を登り返し、最後は岩稜の痩せ尾根を越えて東天狗岳(2640m)に着いた。

 根石岳から西天狗岳(左)、東天狗岳(右)

 東天狗岳山頂間近

 山頂は360度の展望で、赤岳や阿弥陀岳など南八ヶ岳の眺めが特に印象的だ。せっかくここまで来たので片道15分程掛けて西天狗岳(2646m)にも足を伸ばす。こちらの山頂も360度の展望で、中央本線沿いの市街地を眼下に眺め、遠く北アルプスから南アルプスまで本州の名だたる名峰高峰を望む事ができた。

 東天狗岳山頂

 山頂から硫黄岳、赤岳方面

 山頂から西天狗岳

 西天狗岳山頂

 山頂から茅野の市街地と中央アルプス(左)、御岳(中央)、乗鞍岳(右)方面

 山頂から東天狗岳

 天狗岳から来た道を戻り、箕冠山からオーレン小屋へと降る。小屋で一息入れた後沢沿いの道を降っていると、200名を超える中学生の団体が登って来た。聞けば地元中学の学校登山だそうで、今宵はオーレン小屋へ宿泊し明日いずれかのピークを登るそうだ。

 天狗岳から根石岳への登り

 オーレン小屋に着いた。

 私がメガネを掛けた男子生徒に「こんなに大勢小屋で泊れるのかい?」と訊ねたら、「何とか収めて泊ります。」と一丁前に応えたので思わず笑ってしまった。

 地元中学生の団体

 シャクナゲの咲く桜平駐車場手前の林道

 降りの道は足取りも軽く、オーレン小屋から1時間程で桜平の駐車場に戻ってきた。車に乗ると茅野市の尖石温泉縄文の湯へ向かう。ここは茅野市公営の日帰り温泉で料金が大人600円とリーズナブル、浴場から八ヶ岳連峰の景観を眺める事ができる。お湯にはトロミがあって、疲れた身体に効能がありそうだ。

 温泉を出ると時間も早いので高速料金節約の為国道20号線を走って大月インターまで行き、そこから中央道を運転し午後6時前に我が家へ戻る事ができた。

二日間の山行は天気にも恵まれ楽しい山旅だった。やっぱり標高の高い山へ行くと、登った満足感が大きい。でも今夜から又熱帯夜との戦いが始まるので、チョットウンザリだ。

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信州、八ヶ岳登山(桜平登山口→ 硫黄岳→ 横岳→ 硫黄岳山荘泊)

2018年07月04日 | 山歩き

7月2日(月)     天気=曇り時々晴れ

 

08:09桜平駐車場→ 08:20登山口ゲート→ 08:46~09:00夏沢鉱泉→ 09:40~54オーレン小屋→ 10:52~57赤岩ノ頭→ 11:15~35硫黄岳→ 11:52硫黄岳山荘→ 12:48~13:05横岳(奥ノ院)→ 13:14三叉峰→ 13:24横岳(奥ノ院)→ 13:52硫黄岳山荘

 

 日本のアチコチで大雨の被害が出ているようだが、埼玉ではろくに雨が降らぬまま梅雨が明け早々と猛暑の夏に突入してしまった。その暑さにウンザリし、涼しい山へ行こうと八ヶ岳登山に出掛けた。

 南諏訪ICで中央道を降りると、一般道を走り桜平登山口へ向かう。三井の森別荘地の奥で道はダートの林道となり、デコボコの悪路を車体を擦らぬよう30分ほど慎重に運転し、桜平登山口下のトイレがある広い駐車場に着いた。

 桜平登山口下の駐車場(登山口の少し上にも駐車場有り)

 ここで車を停めて歩き始める。シャクナゲの咲く林道を600mほど進むと、右に分岐する林道が桜平の登山口で、遮断したゲートの脇を通過し、渓流沿いの林道を30分程進むと夏沢鉱泉に着く。綺麗な建物で、秘湯の風情がある山中の一軒宿だ。

 桜平登山口のゲート

 林道沿いの小さな滝

 夏沢鉱泉

 夏沢鉱泉で林道が終わり、その先から登山道に変る。沢沿いに続く緩やかな道はセセラギの音に癒され、心地よい気分になる。途中で幾度かジグザグに登ると、やがてオーレン小屋の建物が前方に見えた。この小屋には清冽な流水があり、お風呂のある山小屋として登山者に人気がある。

 苔むした涼しげな渓流

 オーレン小屋

 オーレン小屋のテント場

 オーレン小屋で登山道は三手に分岐し、左は箕冠山へ向い、直進すると夏沢峠への道、我々は右に曲って赤岩の頭へ向かう道に入る。樹林帯に続く登山道だが、だんだん傾斜が強くなりキツイ陽射しを浴びて疲れが増してくる。暑さに強く無い妻は苦しげで息を乱しながら登っている。

 赤岩ノ頭へ向かう登山道

 オーレン小屋から約1時間で、赤岩ノ頭直下に着いた。ここは赤岳鉱泉からの道と合流し、多くの登山者が行き交っている。赤岩ノ頭から爽やかな風が吹き抜ける尾根道を20分程登って、硫黄岳(2760m)に着いた。山頂は広々とした台地で、周囲の展望も抜群だ。しかし残念ながら激しい雲の流れが稜線の山々を隠している。

 赤岩ノ頭直下の登山道合流地点(奥は硫黄岳山頂)

 硫黄岳山頂手前から横岳へ続く稜線(最低暗部に硫黄岳山荘が建つ)

 硫黄岳山頂

 山頂の爆裂火口

 硫黄岳から点々と続く大ケルンを伝って緩やかに降り、稜線直下に建つ硫黄岳山荘へ着いた。受付を済ました後時間も早いので、妻の荷物だけ小屋へ預け、横岳に向けて出発する。

 硫黄岳山荘に到着(奥の山は台座ノ頭)

 横岳への登山道

 硫黄岳から横岳に続く稜線は高山植物の名所で、登山道沿いにはコマクサを始めとするいろいろな花々が咲いている。(実は花オンチなので花の名前をあまり知らない。)途中すれ違った単独の男性が「横岳の山頂近くで白いコマクサが一輪だけ咲いているので注意して見てくださいネ。」と教えてくれた。

 横岳への道から硫黄岳を望む

 登山道沿いのコマクサ

 硫黄岳山荘から砂礫の道を30分程登ると、右手に見える大同心岩峰が目線の高さになり台座の頭(2795m)に達し、そこから鎖場やハシゴのある岩稜を越えて横岳の最高峰、奥ノ院(2829m)に着いた。

 大同心の岩峰

 台座の頭から横岳奥ノ院ピーク(左端のピークが三叉峰)

 岩場に咲く高山植物

 奥ノ院手前の鎖場

 同 上

 横岳最高地点の奥ノ院山頂

 ここで戻るつもりだったが、赤岳の方から来た登山者が「この先に綺麗なお花畑がありますよ。」と言っていたので、私だけ少し先の三叉峰82825m)まで行ってみたけれどそれ程の花畑では無かった。横岳から高山植物を撮影しつつ降り、午後2時前に硫黄岳山荘へ戻った。

 三叉峰山頂

 三叉峰側から奥ノ院山頂ピーク

 奥ノ院側から大同心岩峰

 奥ノ院山頂近くで一輪だけ咲いていた白いコマクサ

 硫黄岳山荘に戻ってきた。

 180人収容できるという山荘は、シャワーや水洗トイレなど館内の設備が中々充実している。今宵の宿泊者は15名程なのでノンビリできそうだ。さっそく奥秩父山系を望む屋外のベンチで生ビールを頂く。登山に来てこれが一番至福の一時である。

 硫黄岳山荘

 山荘内部の寝室

 夕食もボリュウムたっぷりで大変美味しかった。硫黄岳山荘は穴場的な場所にあるが、従業員の応対も良く、星三つをあげたい好感の持てる山小屋でした。ぜひ皆さん機会があったら行ってみてください。さて明日は硫黄岳を越え、天狗岳を登って下山する予定です。それは次回のブログにて。

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