Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

山梨県、富士山(吉田口コース)登山

2024年09月08日 | 山歩き

9月6日(金)    天気=晴れ時々曇り

06:26吉田口五合目→ 06:53~59六合目→ 07:35七合目(日の出館)→ 07:50~08:00七合目(富士一館)→ 08:28~34八合目救護所→ 08:55~58八合目(白雲荘)→ 09:25本八合目(トモエ館)→ 09:55九合目(鳥居)→  10:18~31吉田口山頂→ 11:02~09剣ヶ峰山頂→ 11:18富士宮口山頂→ 11:40~12:27吉田口山頂→ 12:47本八合目→ 13:23~34七合目公衆トイレ→ 13:52六合目→ 14:12吉田口五合目

 

 何度も登った経験のある富士山は、自分の登山力を計るにはもってこいの山です。後期高齢期を迎えた自分に今どれだけの登山力があるのか試してみたくなり、吉田口五合目から富士山を登ってみる事にしました。

 昨夜は富士吉田インター傍の富士北麓駐車場で車中泊、朝方5時発の一番バスに乗ろうと思ったが、列に並ぶのが遅れて5時半発のバスに乗り6時過ぎに吉田口五合目登山口へ着いた。

車中泊した富士北麓駐車場から見た朝の富士山

五合目行きのバスを待つ人の列

 トイレを済ませた後、登山口の窓口で入山料金2000円&協力金500円を支払い、入山証明のシールを受け取る。これが無いと登山口ゲートを通してくれず、紛失したら下山した時のチェックで再び料金を徴収されるのです。数年前まで料金無しで登れたのに、これも時代の趨勢でしょうか。富士山保護の為と割り切るしかありません。

朝の吉田口五合目登山口

 06:26吉田口五合目を出発、六合目までは山腹を巻く緩やかな道、眼下に山麓の街並みや山中湖が広がります。30分ほどで六合目に到着、ここでも入山シールをチェックされる。

六合目への道から山中湖方面の眺め

吉田口六合目

 六合目から、いよいよ山頂目指してジグザグの急登が始める。高山病が怖いので、大きく息を吐いて吸う事を意識する。最初は砂礫のジグザグ道だが、七合目を過ぎると岩場の急登が続くようになる。私はどちらかと言うとズルズル滑る砂礫の道より、手掛り足掛かりのしっかりした岩場の道の方が歩き易い。

七合目へ向かう砂礫の道

七合目辺りから始まる岩場の道

 六合目から約30分余で七合目最初の山小屋、花小屋に着く。マズマズ順調なペース、吉田口コースは登りと降りは分かれているのに、登りコースを降って来る人もけっこういる。途中で登頂を断念した人達なんだろうか。

七合目、日の出館

七合目から下界の眺め

 水分不足も高山病の要因なので、富士の湧水を3リットル持って来た。吉田口コースは山小屋が多いので途中で買う事もできるのだが、当然ながらお値段は些か高い。

八合目、白雲荘

 標高3000mの八合目を越えてくると足の筋肉がだるくなってくる。どうか足が攣らないでくれと念じつつ登って行く。本八合目を越え、9合目の鳥居を通過すると、山頂は頭上間近に迫って見える。しかし9合目からも急登は続き、空気の薄いせいもあり道端でバテてる人も多く見かける。

本八合目

本八合目で下山道と接する

九合目の鳥居

 10:18吉田口山頂へ到着、五合目登山口から此処まで所要時間は3時間52分だった。休憩の合間にLINEで今プレーをしているであろうテニス仲間に登頂を報告、その後噴火口を巡るお鉢廻りに出発する。2年前の富士宮口からの富士登山では時計回りだったので今回は反時計回り、風も弱く360度の大展望、正に天空の夢回廊です。

吉田口山頂下の鳥居

吉田口山頂の奥宮

剣ヶ峰に次ぐ高峰の白山岳

吉田口山頂から剣ヶ峰方面

お鉢廻りの道から南アルプス方面

大沢崩れ上部から剣ヶ峰

 11:02日本最高地点の剣が峰(3776m)に到着、2年ぶりの山頂は再び素晴らしい大展望で迎えてくれました。山頂標柱の前は記念写真の列ができていて、私も単独の外国人男性と交互に写真を撮りあった。

剣ヶ峰山頂

剣ヶ峰から吉田口山頂方面

 剣ヶ峰からズルズル滑る急坂を降って、富士宮口山頂に着く。吉田口ほどでも無いが、此処も大勢の登山者で賑わっている。更に御殿場口山頂を通過して、11:40吉田口山頂へ戻りお鉢廻りが終了した。

富士宮口山頂から剣ヶ峰

富士宮口山頂の奥宮

 休憩中に登山の様子をブログで発信しようとするが、空気が薄いせいか頭の中で文章が上手く思い浮かばず、50分近くも山頂に留まってしまった。12:27山頂を後に下山を開始する。

吉田口山頂の山小屋

 吉田口の下山コースは砂礫のジグザグ道、まるで雲の中に突っ込むように降って行く。砂礫の滑り易い道を苦手で恐る恐るという感じで降る人も多いが、私はこんな道が意外と好きで、雪山のグリセードみたいな感じで半ば滑りながら降って行く。(正直言うと下山中に2回転んだ)

雲の中へ下山する。

 降りの足は早く、山頂から1時間足らずで六合目間近の七合目公衆トイレへ着いた。此処からは馬に乗って下山する事もできるので、中には疲れて馬に跨り降る人も居た。(金満中国人の登山者が多い?)

七合目公衆トイレ前(馬が待機している)

 七合目公衆トイレから少しの降りで、六合目に向かう緩やかなトラバース道になる。降り着いた六合目は登り降りが交差してもの凄い登山者の群れ、今週末が登山シーズン最終日なので、そのせいもあるのだろうか。列から聞こえてくるのは中国語の会話ばかり、富士山六合目は外国人、中でも中国人に占領された感さへある。

六合目へ向かうトラバース道

六合目付近、登山者の列

六合目の賑わい

 六合目を通過して五合目への道は、最後に緩やかな登りが続くのでこれが地味に堪えた。14:12五合目登山口へ戻って来た。登山口の広場は今朝方とは打って変わりもの凄い人の波、まるで東京の原宿通りと見紛う混雑ぶりです。

五合目登山口の賑わい

 14:25五合目発の降りバスに乗れたので、午後3時過ぎに富士北麓駐車場へ戻ってこれた。車に乗ると都留市の日帰り温泉「月待ち芭蕉の湯」へ向かう。JAF割りで650円で入浴でき、この周辺では此処が一番リーズナブルでコスパの良い温泉なんです。

 お昼過ぎまで富士山の山頂に居たのに、3時間後の今は「イイ~湯だな、ハハン」と温泉に浸かっている。ハ~極楽、極楽です。後期高齢者になって初富士登山どうなる事やらと思ったが、私の登山力もまだまだ捨てたものではない・・と自信が持てました。マアあんまり調子にのらず、これからも登山を楽しみたいと思います。

コメント
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