3月15日(日) 天気=曇り後晴れ
08:57禾生駅→ 09:10登山道分岐→ 10:40~11:25九鬼山→ 12:00~07田野倉分岐→ 12:40~13:00馬立山→ 13:33~38御前山→ 13:50~55神楽山→ 14:33猿橋駅
妻とは去年の11月以来一緒に山を登っていない。別に不仲になった訳じゃないが行く機会がなかった。そこで今日は久し振りに、妻と電車に乗ってJR中央本線沿いの山登りに出掛けた。
今日登るのは、大月市の南に位置する九鬼山~馬立山~神楽山の尾根歩き、先日ここを登ったテニス仲間Yさんの話だと、雪は全く無いというので気を遣わず歩けそうだ。

富士急、禾生駅
富士急行、禾生駅が登山の出発点で、AM9時前に歩き始める。国道139号を大月方面へ500m程歩くと前方にリニア実験線の高架が見え、橋を渡った地点で細い右の道に入る。随所に「登山道⇒」と書かれた標識が設置されているから迷う事はない。

前方にリニア実験線橋を渡った所で右折する。
しばらく行くと登山道が左右に分岐する。いずれの道も九鬼山への登山道で時間的にも大して変わらない。我々はまだ歩いた事の無い右側の杉山新道を登って行く。杉山新道に入ってすぐに住宅が尽き、道は舗装道路から登山道に変る。

最後の水場
最初は沢沿いの薄暗い植林帯の道だったが、最後の水場である沢を渡りジグザグに登って行くとだんだん疎林の明るい道に変ってきた。50分程登ると九鬼山から南西に伸びる尾根に到達した。駅から我々より先に出発した6人パーティの人達が休憩していた。

尾根到達地点
我々も此処で一息入れる。景色は見えぬけれど落葉樹に柔らかな日差しが当り心地よい場所だ。6人パーティが出発したので、我々もその後を追うように出発する。適度な傾斜の尾根道で気持ち良く歩いていける。

九鬼山手前から富士山遠望
30分程で倉岳山方面へ向かう道が右に分岐する。更に進むと先程登山口で左に分岐した登山道が左手から合さる。その少し先の高まりが九鬼山(970m)だった。6人パーティの人達が写真を撮ろうとしてたので私が全員写真を撮ってやった。

九鬼山山頂
山頂から南にあたる富士山は残念ながら木陰に隠れ見えないが、大菩薩等北方の山々は良く見えた。又眼下に大月市街の家々がマッチ箱のように見えた。我々は山頂の一角にシートを広げ、お湯を沸かして大休止する。里では喰いたいとも思わぬカップうどんも一汗流した山の上で喰うと実に美味い。

山頂から手前大月市街と奥に大菩薩山塊
45分程の休憩を終えると山頂を後に出発する。山頂からの岩場の急降りとその後のトラバースは、傾斜が急でハイキングコースとしてはけっこう厳しい道だ。でもトラロープが張られているので随分と助かった。

九鬼山直下、トラバース地点

札金峠付近から富士山(左)、三つ峠山(右)遠望
トラバースを過ぎると歩き易い尾根道に変った。尾根の最低鞍部が札金峠で富士急、田野倉駅方面へ降る道が左に分岐している。峠から馬立山への登り道は長くは無いがけっこう急登できつかった。辿り着いた馬立山(797m)は藪に囲まれそれ程展望は無い。ここら辺が今日のコースの中間点になる。

札金峠の田野倉分岐点
馬立山から小さなピークを幾つか越えて徐々に標高を落し大月市街へ降る道を左に見ると、その先の岩峰が御前山(730m)だった。山頂の南側は断崖絶壁になっており本日一番の大展望で、今日歩いて来た九鬼山や馬立山が良く見える。御前山から砂の多い滑り易い道を10分程降ると道が分岐し猿橋駅へは左に曲る。右は神楽山への道で、ここで待つと言う妻を残し一人で山頂へ向かう。

御前山山頂

山頂から九鬼山(中央奥)と馬立山(右手前)
分岐から数分でアッケなく神楽山(674m)に着いた。テレビアンテナと山頂標識があるだけの藪に囲まれ展望の無い山頂だ。写真だけ撮って分岐へ戻った。分岐からは猿橋の街へ向かって急な尾根を直線的にグングン降って行く。

神楽山山頂
街並みが徐々に近づいてくる。道はやがて尾根から鋭角に左折し笹薮の道を抜けると整備された石の階段があり、そこが神楽山の登山口だった。後は車道を10分足らずで猿橋の駅に着いた。

神楽山登山口

JR猿橋駅
即缶ビールを飲みたかったけれど駅近くに売ってる店は無く、上り電車の時間も迫っていたので我慢して電車に乗った。今日は随分長い時間歩いた気がしたけれど、PM4時頃には武蔵野線の北朝霞に戻ってきた。
北朝霞駅近くの「海」という海鮮居酒屋の一番客となり、妻と二人で打ち上げをやった。いつも面倒くさいのでマイカーで山へ行くけれど、下山後にビールが飲めるからたまには電車で行くのも楽しいものだ。妻も普段家に居る時と違い晴れ晴れとした表情をしている。夫婦仲リニューアルの効果も大だし、時には電車で山登りも悪くは無いなあと再認識した。