Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

2年ぶりに20キロ超のロングランニング

2021年11月30日 | マラソン

 通常ならばこの季節はマラソン大会の到来となるのですが、コロナ過の影響もあって大会の便りがあまり聞かれません。マア私は後期高齢枠が間近に迫る老人なので、たとえ開催されたって参加しよう何て大それた事は考えてませんが。・・・イヤ全然無くは無いかも・・・と言うか少しばかりあるような。

 先日ランニング用ザックのおニューを買ったので、そのテストを兼ねて先週の日曜日ロングランニングに出掛けた。一応目安は約2時間、20キロの距離を走る事にする。

こんな格好でランニング

 とに角無理をせず、疲れぬ走りを心掛ける。疲れたらコンビニで栄養補給と小休止を取る。20キロ超を走るのは多分2年ぶりくらいになるけれど、意外と足は動き続けてくれる。まだまだ錆びついちゃいないぞ。

 そして走り始めて2時間が経った夕暮れ時に我が家へ戻り着いた。歩数計を確認すると、走行距離は20.7キロになっていた。これならマラソン大会で恥を掻かずに走れるかもしれない。一応私の人生目標の一つに、マラソン大会参加も付け加えておきましょう。

今回のランニングコース

歩数計の記録

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長年塩漬けだった外貨貯金の解約

2021年11月28日 | 日記

 20年以上前の話だが、何年間か都内小平市の職場で勤務していた事がある。その頃はちょうど投資話に興味をもっていたので、金利の高い外貨貯金に目星をつけていた。

 当時りそな銀行が「アイドル」という名の、高金利米国ドル建て定期貯金を宣伝していたので、まとまった資金を最寄りの小平支店へ預けた。その頃は1ドルは130円をチョット超えた辺りだったと思う。

 確かに金利は良かったんだけど、肝心のドルがその頃から対円相場で安値の坂を転がり落ちていった。そして民主党政権下の2010年代には、1ドル75円という最安値まで記録した。

 この円高で日本企業は大ダメージを受け、日経平均はバブル以降の最安値7054円まで落ち込んだ。民主党政権のあまりに無能な経済政策ぶりに心底腹が立ち、以後民主党には絶対投票しないと心に決めた。

 その後ドルは少しづつ持ち直してきたが、貯金を解約しても損をするだけなので、20年間ズーッと塩漬け状態のままだった。ところが最近になってドルが円に大して急激に上昇し、ここ数日は1ドル115円台で推移している。計算すると、今なら解約しても若干の利益がでそうだ。早速りそな銀行小平支店へ電話して、「解約手続き」の予約電話をいれた。

 久しぶりに訪れた小平の街並みは、すっかり様変わりして見知らぬ街のようだ。小平支店も場所を移した新店舗に変わっていた。予約客のみ受け付けているせいか店内は空いており、解約の手続きは10分ほどで完了した。

りそな銀行小平支店

 受取った計算書を見ると、元金を差し引いても約16万7千円余の利益があった。これは20年間の累計だから、年利にすれば0.4%に過ぎない。それでも円の定期貯金に比べれば遥かに高利だし、黒字になっただけでも御の字と言える。

 さてこの解約して手元に入った資金だが、次に円高の波が押し寄せた時、今度こそ高金利外貨貯金に投じて、為替差益でガッポリ儲けてやろうと目論む全然懲りてない私がいる。

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エアーマットの思い出

2021年11月26日 | 日記

 長年愛用していた登山用のエアーマットが経年劣化のせいか、空気漏れを起こすようになってきた。これでは快適なテント泊や車中泊に支障をきたすので、新たなマットを買う事にした。

 幾つか巡った登山用品店には気に入ったものは無く、アマゾンのネット通販で探して購入したのが下記写真のエアーマットです。その断熱性と保温力で野外の寒さから身を護ってくれるエアーマットは、登山用具の中では地味な存在だが案外重要なアイテムです。

 そのエアーマットについては、遠い昔に苦い思い出がありました。我々夫婦は都内で結婚式を挙げたその夜に、東京駅から寝台急行「銀河」で奈良県の大峰山脈縦走登山に出掛けたのでした。

 その頃でもハネムーンは海外旅行が主流でした。しかし当時登山にのめり込んでいた私は「山男がチャラチャラした旅行何て行けるか」と粋がって、新婚旅行をテント泊登山にしたのでした。

 そして翌日、天川村の川合登山口から大峰山脈の最高峰、八経ヶ岳目指して登り始めました。その日は弥山の手前に在る狼平幕営地でテントを設営したのですが、そこでミスった事に気づいた。何処を探してもマット(その頃はウレタンマットだった)が無いのです。

 結婚式前後のドタバタに忙殺されて、ザックに収納するのを忘れてしまったのでした。時は11月の末、その夜は草木も凍えるような寒さで、ホカホカの新婚旅行のはずが、シンシンと冷え込む辛くて長い一夜となったのでした。

 妻はあの時文句こそ言いませんでしたが、「この人は何てイイ加減なんだろう」とさぞかし不満を持った事でしょう。

 エアーマットにはそんな苦い思い出がある私何ですが、この齢になって思うのは、たった一度の新婚旅行に登山何て無粋な事はせず、素直にJALパックで、ハワイかグアム、サイパン辺りへ行っときゃ良かったなと今になって後悔してるのです。

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紀伊山地の霊場と参拝道が世界遺産に認定された奈良県南部の見どころ

2021年11月24日 | 旅行

 11月9日(火)~13日(土)

 奈良県は、飛鳥~奈良の古き時代が息づく場所として広く知られていますが、その県南部も紀伊山地の霊場とそれを結ぶ熊野古道が世界遺産に認定されています。

 山岳信仰と緑豊かな自然が残る県南部の村々を巡って来たので、その一端を撮った写真で簡単に紹介してみたいと思います。

吊り橋として日本一長い、谷瀬の吊り橋(十津川村)

国道425号沿いの高滝(十津川村)

大泰ノ滝(十津川村)

二十一世紀の森公園の紅葉

奥駆道が通る玉置神社(十津川村)

車中泊で二晩お世話になった道の駅吉野黒滝(黒滝村)

日帰り温泉「黒滝の湯」(黒滝村)

車中泊で二晩お世話になった観音峰登山口駐車場の紅葉(天川村)

信仰の山「山上ヶ岳」への登山口、洞川温泉街(天川村)

山上ヶ岳登山コース沿いにある日本百名水「ごろごろ水」(天川村)

修験道の開祖、役行者によって草創された名刹、大峯寺龍泉寺(天川村)

山上ヶ岳の登山口、母公堂に建つ「女人結界」の石碑(天川村)

最後に帰宅途中御殿場サービスエリアからの富士山

 

 

 

 

 

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奈良県、稲村ケ岳登山(詳細)

2021年11月22日 | 山歩き

11月13日(土)      天気=曇り

 06:16稲村ヶ岳登山口→ 06:40五代松鍾乳洞→ 07:30~45法力峠→ 08:41~57稲村ヶ岳山荘→ 09:15大日山分岐→ 09:25~38稲村ヶ岳→ 09:45大日山分岐→ 09:53~55大日山→ 10:06大日山分岐→ 10:18~27稲村ヶ岳山荘→ 11:22法力峠→ 11:52母公堂分岐→ 12:00~17母公堂→ 12:30稲村ヶ岳登山口

 

 3年前に奥駆道縦走をやった時、女人禁制の山として名高い山上ヶ岳の山頂から、西に二つのピークを持つ個性的な山容の山が見えた。それが稲村ヶ岳で、何時か登ってみたいと思っていた。

 昨日の雨は上がったが今朝も雲が湧き不安定な空模様だ。車中泊地の観音峰登山口駐車場を出発して、朝6時頃に洞川エコミュージアムの駐車場へ着いた。駐車場から100m程離れた奥に、稲村ヶ岳への登山口がある。

稲村ヶ岳登山口(下山時)

 辺りはようやく、照明が無くても歩ける明るさになってきた。登山口から薄暗い森林の中を緩やかに登って行くと、やがて五代松鍾乳洞の入口へ着いた。鍾乳洞までは明瞭な道だったが、この先稲村ヶ岳への登山道を見失った。何処で間違ったかしばらく辺りを探すと、鍾乳洞の手前に小さな道標が在り、そこから稲村ヶ岳への道が薄く左へ延びていた。

五代松鍾乳洞入口

 鍾乳洞からも山腹を巻く道を緩やかに登り、50分ほどで観音峰から道が合流する法力峠へ着いた。峠で初めて展望が開き、八経ヶ岳方面の山々が遠望できた。

法力峠(下山時)

 昨日の雨は標高の高い場所で雪を降らせたようで、法力峠を過ぎると登山道沿いはだんだん雪景色へと変わっていった。峠を過ぎても相変わらず山腹の巻道が続く。アイゼンが必要なほどの雪では無いが、サングラスを携行しなかったので、雪眼(盲)になるのではと少し不安になってきた。

峠から山上辻へ向かう登山道

同 上

 峠から約1時間ほどで、稲村ヶ岳山荘が建つ山上辻へ着いた。山荘は無人で、雪の中に静まり返っていた。山荘前のベンチには「ここから先は自然保護地域なので飲食はできません。食事は此処で済ませてください。」と書かれた看板があった。

山上辻の稲村ヶ岳山荘

 山上辻を過ぎても緩やかな道が続き、20分ほどで大日岳分岐に着いた。道標には「稲村ヶ岳まで20分、大日岳まで10分」と書かれており、まずは直進して稲村ヶ岳へ向かう。山頂が間近になるとシャクナゲの木々が目立つようになってきた。

山荘から稲村ヶ岳へ向かう道

 分岐から12分ほどで稲村ヶ岳(1726m)の頂に達した。山頂には武骨な鉄製の展望台が建っていたが、霧の中で展望は全く得られなかった。10数分休憩した後に、下山を開始する。

稲村ヶ岳山頂

 下山途中に分岐から、大日山へも登ってみた。こちらは急峻な岩峰で、幾つかの鎖場を経て大日山山頂(1689m)へ着いた。山頂には小さな祠や石碑が祀られており、信仰の佇まいが色濃く残されていた。

大日山へ向かう道

同 

大日山山頂

 稲村ヶ岳山荘まで戻って来ると、数組の登山者達が休んでいた。更に山腹を巻く道を降って行くと、重荷を背負って登って来る稲村ヶ岳山荘の管理人さんと出会った。話を聞くと今月は週末祝日のみ営業するそうで、「何人ぐらい登山者がいましたか?」と尋ねられた。

山上辻の山上ヶ岳へ向かう登山道分岐

重荷を背負って登る山荘の人

 法力峠まで戻って来ると辺りに雪は無く、五代松鍾乳洞の手前で、母公堂へ降る道が分岐していたので、右へ曲ってそちらの道に入る。分岐から10分ほどで車道に降り立ち、そこが母公堂の境内だった。

母公堂分岐

 母公堂は大峯山岳信仰の由緒あるお寺だが、世界遺産「大峰山寺」を山頂に持つ山上ヶ岳の登山口でもあり、登山者用の駐車場には多くの車が停まっていた。母公堂からは車道を10数分歩いて、お昼過ぎに車を停めている登山口へ戻ってきた。

母公堂

車道途中の五代松鍾乳洞入口(ここに大規模な有料駐車場がある)

車道途中のお寺「蛇の倉七尾山」

洞川エコミュージアム駐車場(この近辺唯一の無料駐車場)

 今回の旅で当初予定していた奥駆道縦走は歩けなかったが、八経ヶ岳と稲村ヶ岳の二つの山を登る事ができた。ソロソロ車中泊生活にも飽きてきたし、妻の手料理が恋しくなったので一週間ぶりに我家へ戻る事にします。

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奈良県十津川村、如意宝珠岳ハイキング

2021年11月20日 | 山歩き

11月12日(金)      天気=曇り時々晴れ

 09:55二十一世紀の森公園入口→ 10:20奥駆道出合→ 10:30~39如意宝珠岳→ 10:45奥駆道出合→ 10:57二十一世紀の森公園入口

 

 今日は山上ヶ岳の西に聳える稲村ヶ岳登山の予定だったが、朝から雨模様の天気なので諦めた。しかし車の中に閉じこもっていても気が滅入るばかりだ。そこで最初に計画していた大峰山奥駆道縦走登山の下山口、十津川村へ偵察がてら行ってみる事にした。

 天川村の南に隣接する十津川村は、「日本一大きい村」を謳い文句にするだけあってとに角広い。それに山間を縫うクネクネした道路なので、地図で見るより時間が掛かり、下山口の十津川村「二十一世紀の森公園」へ着いたのはAM10時ごろだった。

 二十一世紀の森公園は奥駆道が通る大峰山脈の直下に広がる広大な自然公園で、入園は無料で誰でも自然を楽しむ事ができる。シャクナゲの花咲く時期には賑わうそうだが、今の時期は訪れる人は殆どおらず閑散としていた。

二十一世紀の森公園の駐車場

 公園の入口付近に奥駆道へ通じる登山口が有り、当初の計画ではここへ下山する予定だった。雨も上がったので、公園入口の路肩に車を停めて、稜線の奥駆道まで登ってみる事にした。

公園入口の登山口(左の狭い林道を登る)

 最初に狭い林道をしばらく進むと、左手に登山道の入口があった。そこから森林帯の急坂を直登すると、荒れた林道に達した。標識に導かれて林道から左へ分岐する踏み跡を緩やかに登ると、稜線の奥駆道出合に到着した。

登山道入口の標識

植林帯の急登

上の荒れた林道に着く

稜線の奥駆道出合

 出合から右へ曲り奥駆道を10分ほど登ると樹林に覆われ展望の無い如意宝珠岳(736m)の山頂に着いた。3年前にも反対側からこの山を登っており、今回が2度目の登頂となる。その時にはこの山を出発点として、奥駆道の最終ゴール熊野本宮大社まで歩き通した。

如意宝珠岳へ向かう登山道

如意宝珠岳山頂

残る奥駆道の未踏エリアは八経ヶ岳から如意宝珠岳までの間だが、今回も踏破できなかったので来年への宿題となった。奥駆道を全て踏破するのは私の人生目標の一つだが、老いによる体力気力の衰えを考えれば成就するのは無理かも知れない。しかし人生は思い通りいかぬものだから、それならそれで仕方が無い。

 

 

 

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奈良県大峰山、八経ヶ岳登山(詳細)

2021年11月18日 | 山歩き

11月11日(木)      天気=曇り一時雪

 06:40行者還トンネル西口登山口→ 07:33奥駆道出合→ 07:54弁天ノ森→ 08:18聖宝ノ宿跡→ 08:57~09:08弥山小屋→ 09:12弥山→ 09:15弥山小屋→ 09:36~45八経ヶ岳→ 10:10~15弥山小屋→ 10:52聖宝ノ宿跡→ 11:18~59弁天ノ森→ 12:11奥駆道出合→ 12:38行者還トンネル西口登山口

 

 日本列島を寒波が襲い、奈良県でも昨日の午後辺りから雨が降ったり止んだりの不安定な天気が続いている。それに加えて腰の調子もイマイチなので、予定していた大峰山脈の奥駆道縦走は諦め、日帰りで八経ヶ岳を登る事にした。

 早朝行者還トンネル西口の登山口駐車場に着くと、既に数台の車が停まっており、係員のオジサンから1000円の駐車料金を徴収された。標高1千mを超える登山口は凍えるように寒く、寒風に追い立てられるように登山口を出発する。

行者還トンネル西口の駐車場

 沢沿いに100m程進むと木橋が有り、橋を渡って急登が続く登山道に入る。ジグザグの急坂を登って行くと、身体がだんだん山に馴染んでくる。登山口から約1時間足らずで、稜線上の奥駆道出合へ着いた。

登山口近くの木橋(ココが最後の水場)

奥駆道出合に向かって急登の道

稜線上の奥駆道出合

 出合を右に曲って弥山に向かって進んで行く。稜線を吹く風は身震いする程寒いが、樹林帯の道で陽射しもあるのでソコソコの登山日和と言える。出合から緩やかに20分ほど登って行くと、緩やかな樹林帯の中に弁天ノ森のピークがあった。

弁天ノ森ピーク

 弁天ノ森から緩やかに20分余降ると、理源太師の像が祀られた聖宝ノ宿跡へ着いた。登山道はこの先から弥山小屋までの間が急登の連続になる。急坂を登って行くと、霧の中へ突入し氷雨が降りだして着衣をジンワリ濡らした。

理源大師の像

霧の中に突入

 やがて氷雨が雪に変わった頃、弥山小屋へ到着した。弥山小屋の管理人さんが居たので少し言葉を交わす。小屋は昨日で今年の営業を終え、今日は小屋終いの為に登って来たとの事、来年は5月の連休から営業するそうだ。又今日の雪が弥山での今年初冠雪になると言う事だ。

弥山小屋

弥山山頂の神社

 弥山小屋から神社が祭られた弥山山頂(1895m)へ立ち寄った後、南に位置する八経ヶ岳へ向かう。稜線を吹く風は冷たく、薄い手袋越しに手指が寒さで痛くなってきた。

弥山から八経ヶ岳へ向かう道

道沿いの樹氷が美しい

 弥山から約20分ほどで近畿地方の最高峰、八経ヶ岳(1915m)に着いた。この山は遠い昔に新婚旅行で妻と登った事があり、今日が2回目の登頂になる。山頂には私と同年配の男性が先着しており、互いに写真を撮り合った。山頂でのんびりコーヒーブレイクをと思ったが、あまりに寒く10分足らずで山頂を後にした。

八経ヶ岳山頂

八経ヶ岳から弥山

 弥山小屋へ戻ると、そのまま足を止めずに下山を開始する。標高が下がると雪雲を脱し、陽射しが戻って大普賢岳や行者還岳など奥駆道沿いの山々が遠望できた。弁天ノ森ピークで休憩していたら八経ヶ岳で一緒になった男性がピークへ着いた。

遠くに奥駆道沿いの大普賢岳を望む

 何気なく言葉を交わしたら、何と彼は我家から歩いて10分ほどの所に住んでいる人だと言う。遠く離れた奥深い山中で、ご近所さんに出会うとは世の中何て狭いんだとビックリした。その男性S氏とは互いにアドレスを交換した後別れた。

 弁天ノ森から奥駆道出合の分岐を経由して脚を止める事無く歩いて12時半過ぎに登山口の駐車場へ戻って来た。車に乗ると黒滝村の「黒滝の湯」へ向かい、山の汗を流した。

心地よい弁天ノ森付近の冬枯れの道

奥駆道出合へ降り立つ

登山口へ戻って来た

 黒滝の湯は公営の入浴施設で、近くの道の駅で割引券を入手すれば500円で入浴できる。小じんまりとして清潔な居心地の良い温泉だった。八経ヶ岳には登ったものの、遠路はるばるやって来たのに、一つの山だけでは何ともコスパが悪い。何処かもう一つの山を登ってから帰ろうと思い、今夜も道の駅「吉野黒滝」で車中泊となった。

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奈良県吉野山、高城山ハイキング(詳細)

2021年11月16日 | 山歩き

11月10日(水)      天気=晴れ時々曇り

 吉野神宮駐車場→ 高城山→ 吉野神宮駐車場

 

 昨日奈良県の大峰山麓に到着し今朝から奥駆道を縦走する予定だったが、何となく体調不良で気分が乗らず今日は休養日とする事にした。しかし車の中に閉じこもっていては健康に悪いので、吉野山を軽く歩く事にした。

 3年前に車中泊した吉野山の下千本駐車場へ到着すると、秋の紅葉期と言う事で有料になっていた。駐車料金を払うのが惜しいのでその下に在る吉野神宮駐車場へ車を停め、殆ど何も持たずにトレパン、運動靴姿で金剛峰寺へ向かって歩き始める。

吉野神宮

 世界遺産の金剛峰寺蔵王堂は現在改修工事中で、その荘厳なる威容を拝謁する事はできなかった。土産物店や食堂、旅館などが軒を連ねる細い門前通りを登って行く。

金剛峯寺付近の門前通り

改修工事中の蔵王堂

東南院の多宝塔

 1時間近く歩いて上千本まで登って来ると、眼下に金剛峰寺を中心とした吉野山の門前町が広がった。この辺りから、上空に黒雲が湧き始め寒風が吹き始めた。雨衣や傘など持っていないので、雨が降ったらどうしようかと不安になってきた。それに喉も乾いてきたが、飲料水さへ持っていない。

上千本から吉野山の門前町

 吉野水分神社を過ぎ高城山手前にトイレがあったので、そこの水道で水を飲む。飲んだ後にフト張り紙を見たら「この水は飲めません」と書かれており、ヤバいと思ったが吐き出すわけにもいかない。

吉野水分神社

 トイレから僅かな登りで高城山(698m)に着く。山頂には展望台があって眼下に吉野の街並みや遠く金剛山や葛城山、竜門山などが望め、二上山の奥には大阪の市街地までが見通せた。

高城山山頂から奥駆道の四寸岩山、大天井ヶ岳方面

山頂の紅葉

 1時間余り歩いてお腹も減ったので高城山をゴールとし、急ぎ足で来た道を下山する。吉野神宮にはAM11時頃に戻って来て、約2時間ほどの程よいウォーキングができた。

 短い時間でも身体を動かすと、アクティブな気持ちになれる。この日は八経ヶ岳の登山口近い黒滝村の「黒滝の湯」で汗を流し、道の駅「吉野黒滝で車中泊をした。ところが夕刻過ぎから強い雨が降り始め、明日からの登山は大丈夫だろうかと不安な夜になった。

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稲村ヶ岳登山

2021年11月14日 | 山歩き

11月13日(土)曇り後晴れ

稲村ヶ岳は、山岳信仰のメッカとして名高い大峰山山上ヶ岳の西に聳える山で、山上ヶ岳が女人禁制なので女性に人気の山だそうです。
洞川の登山口から登り始めて、約1時間の法力峠までは順調だった。
しかし昨日の雨で、そこから上が雪山となっていた。サングラスやアイゼンなど持っていないのでどうしようかなと思ったが、今さら引き返す気にもなれない。
峠から雪を踏みしめ1時間ほど登ると稲村ヶ岳小屋に着いた。雪景色の中に小屋はひっそり静まりかえっていた。
小屋から更に登って30分ほどで稲村ヶ岳(1726m)に到着した。狭い山頂には無粋な鉄骨製の展望台が有り、登ってみたが霧の中で何も見えない。
山頂を後にすると、途中の分岐から大日山(1689m)へ向かう。こちらの山は岩峰でスリップしないかと少し緊張させられた。
下山の途中、重荷を背負った稲村ヶ岳小屋の管理人さんと出会った。彼の話では、今日がこの山の発冠雪という事だった。
下山の道では、十数名の登山者とすれ違った。お昼頃に登山口の洞川へ戻って来た。景色の見えない登山だったが、それでも山頂を踏めたから良しとしましょう。
二つの山を登り終えて、ソロソロ妻の待つ❓我が家へ戻る事にします。尚登山の詳細は後日のブログにて。

稲村ヶ岳山頂

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大峰山地、八経ケ岳登山

2021年11月12日 | 山歩き

11月11日(木) 天気=曇り時々晴れ一時雪

日本列島を強い寒気が覆っているとかで、奈良県天川村での車中泊も寒い朝を迎えた。
早朝八経ケ岳登山口の行者還トンネル西口へ向かう。駐車場に着くと、1千円の料金を徴収された。
6時40分頃登山口を出発し、奥駆け道が通る稜線に向け急坂を登って行く。
約1時間で稜線に着き、右へ曲がって弥山への登りに入る。稜線に着いた頃は晴れたり曇ったりの空模様だったが、標高が上がると雲に覆われ氷雨が降りだした。
弥山小屋へ近づく頃には氷雨が雪に変わり見る見る白くなった。小屋終いをしていた弥山小屋の管理人さんの話では、今日が弥山の発冠雪になるという事だった。
弥山の山頂を踏んだ後、稜線続きの八経ケ岳へ向かう。9時30分過ぎ近畿地方の最高峰、八経ケ岳(1915m)へ着いた。
実はこの山遠い昔に、新婚旅行の際妻と二人で登っています。今回が二度目の山頂だが、凍てつく寒さで感慨にふける余裕など無く、写真を撮ったらサッサと山頂を後に下山を開始した。まあそれでも綺麗な霧氷の山を見れたから、満足の山行となりました。尚この登山の詳細は後日のブログで紹介します。

八経ヶ岳山頂

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奈良県吉野山の高城山まで軽ハイキング

2021年11月10日 | 山歩き

11月10日(水) 天気=晴れ時々曇り

吉野神宮➡ 吉野山金剛峯寺➡ 高城山➡吉野神宮

突然ですが奈良県の吉野山へ来ています。明日から大峰山のテント泊縦走する予定だったが、長いドライブで腰に違和感を感じる。これでは重荷は背負えそうにない。明日は大峰山脈の最高峰、八経ケ岳を日帰りで登ろうかなとも思います。
今日は足慣らしのつもりで、只今大改修中の世界遺産、吉野山金剛峯寺蔵王堂をお参りし、その後高城山(698m)まで軽いハイキングをした。秋の行楽シーズンを迎え吉野山はソコソコ賑わっていました。

高城山山頂から北の展望(左より金剛山、葛城山、二上山が望める)

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「老後の資金がありません」は快心のコメディー映画です。

2021年11月08日 | 映画・コンサート

「老後の資金がありません」という映画が封切りされました。これは今私が一番好きな小説家、垣谷美雨さんの作品を映画化したのもので、小説の方は随分前に読んでいました。

 物語の主人公、後藤篤子(天海祐希)は、会社員の夫、章(松重豊)と二人の子供を持つ、何処にでもいるような中流家庭の主婦です。持ち家も有りこのまま平穏な暮らしが続くものと思っていたのだが、立て続けに親の葬式、娘の結婚と出費が嵩み、尚且つ夫はリストラで失業し、篤子もパート先の契約を打ち切られてしまう。

 当然の如く貯金の残高は坂道を転げ落ちるように目減りして、後藤家の家計は火の車となり絶体絶命の窮地に立たされた。これが現実ならば悲惨な老後が待つわけだが、そこは垣谷美雨さん原作の映画で、紆余曲折モロモロのドタバタがあり、ハッピーエンドで幕を閉じます。

 しっかり者で凛とした天海祐希さんがオロオロと悩む姿はギャップがあって面白く、松重豊さんの頼りない夫ぶりも味わいがありました。脇を固める登場人物も多彩な役者さんが揃い、楽しく笑えるコメディー映画でした。

 映画の題名が「老後の資金が・・」というせいもあったのか、盛況の観客は大部分が中高年の方々で上映中笑い声が絶えなかったが、映画が終わりフト現実の我が身に戻った時、その笑顔が切ない苦笑へ変わった方も少なからずいたのではないでしょうか。

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西上州、シラケ山~天狗岩登山

2021年11月06日 | 山歩き

11月2日(火)      天気=晴れ時々曇り

08:59天狗岩登山口→ 09:25~35二俣(避難小屋)→ 10:11~27シラケ山→ 10:45~11:16天狗岩→ 11:38二俣(避難小屋)→ 11:56天狗岩登山口

 

 険しい岩峰が多い西上州だが、その中で上野村と南牧村の境に聳えるシラケ山や天狗岩は比較的楽に登れる山の一つで、秋晴れの一日妻と二人で登って来ました。

 早朝我家を出発し関越道~上信道を経由して、下仁田インターで高速を降り、南牧村から県道45号で上野村へ向かい、湯の沢トンネル出口で旧道を少し遡った所にある天狗岩登山口へ9時前に着いた。

天狗岩登山口

 登山口から少し離れた所にある駐車場へ車を停める。車10台程が停まれる駐車場には簡易トイレも設置されていた。登山口から落葉の積もった小さな沢沿いの道を登って行く。

沢沿いの道

岩壁の横を抜ける

 登山口から30分足らずで沢が分岐する二股に着いた。二股には雨露が凌げるだけの仮設の避難小屋が建っていた。二股から左手の沢沿いに登って行く。沢を離れしばらく登ると道が分岐し、左手のシラケ山を経て烏帽子岳へ向かう道に入る。

二俣の避難小屋

左手の沢を登る

シラケ山分岐地点

 稜線直下の道を進んで行くと、道標が有りそこから薄い踏み跡を直登するとシラケ山(1274m)の山頂だった。山頂付近は中々美しい紅葉で展望も良く、妙義や浅間山、奥秩父の山々が望まれた。

シラケ山直下の道標

シラケ山山頂

山頂から妙義山方面

山頂付近の紅葉

 山頂で一休みした後、来た道を分岐まで戻り、右手の天狗岩への道へ入る。急な道をしばらく登ると意外と早く天狗岩の山頂に着いた。小さな石の祠がある山頂はソコソコ展望もあったが、少し先の展望岩からの眺めが素晴らしかった。

天狗岩山頂

天狗岩の先にある展望岩

展望岩からシラケ山

展望岩からシラケ山北面の岩壁

 ランチタイムで30分ほど休憩した後、山頂を後にする。急坂を一気に降ると道標が立つ稜線の鞍部で、そこから二股へ向け沢沿いに降って行く。沢沿いの道は歩き易く鞍部から20分ほどで避難小屋が建つ二股へ降り立った。

山頂直下の急な降り

稜線の鞍部

沢沿いの岩壁と紅葉

 二股から登って来た道をのんびりと降り、お昼前に登山口の駐車場へ戻って来た。駐車場には地元ナンバーの車が1台停まっていたが、我々の後から来た登山者だろうか。

登山口へ戻って来た

登山口の駐車場

 車に乗ると上野村の塩の沢温泉やまびこ荘へ行くが休業中で入浴できず、更に上野村の日帰り温泉しおじの湯(定休日)や公営宿ヴィラせせらぎ(宿泊者のみ入浴可)もダメで、結局児玉町まで車で行って日帰り温泉「白寿の湯」で登山の汗を流した。

 今日歩いたシラケ山~天狗岩コースは沢の清流や岩壁など変化に富んだ風景で、それに紅葉もソコソコ綺麗だったので静かな秋の山を充分に堪能する事ができました。

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東武東上線若葉駅から西武所沢駅まで4時間半のウォーキング

2021年11月04日 | マラソン

 11月1日(月)

 夏の暑さが遠のき最近は秋晴れの涼しい天気がつづくようになりました。ジョギングやウォーキングの季節でもあります。膝痛やコロナ過もあって長距離のランニングやウォーキングは控えていたが、爽やかな秋風に誘われて久し振りに東武東上線の若葉駅から西武所沢駅まで歩いてみました。

 我家から所沢駅まで直線距離にして約20キロぐらい、排気ガスと車の騒音を避けてなるべく静かな脇道を歩いたので、実際の歩行距離は25キロほどになりました。

 このコースは、過去に何度かランニングで挑戦しています。前回走ったのは2年前の4月1日で、その日のブログを見ると約2時間余の所要時間でした。

 走りに比べたら歩きは楽かと思いきや、意外とそうでも無く2時間ぐらい歩いたら脚の筋肉が徐々に強張ってきた。所沢まで残り6~7キロになると前方に所沢市内の高層マンション群が見えてきたので、それが随分励みになってくれました。

 スタート地点から約4時間半で西部所沢駅に到着、さっそく駅前の西武デパート8階和食レストランへ行き、関東平野の展望を楽しみつつ美味しいビールを頂きました。実を言えばこれをやりたくて此処まで歩いて来たと言っても過言ではありません。

 ガラ携の歩行アプリをチェックすると消費カロリーは1,092Kcal、意外にも2年前の4月1日に同じコースを走った時と大して変わらぬ数値でした。走るより歩く方が消費カロリーは格段に低いと思うが、2倍以上の時間を要しているんでトータルだと同じ位になるんでしょうかね。

 

2年前のランニングの消費カロリー

今回の消費カロリー

 

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角川武蔵野ミュージアムで浮世絵劇場を観覧した。

2021年11月02日 | お出掛け

 10月31日(日)

 江戸時代の絵師、葛飾北斎や喜多川歌麿などの浮世絵を、最新のプロジェクションマッピング技術を使って動画のような映像として見せてくれる展示会が、角川武蔵野ミュージアムで開催されているとテレビのニュース番組で報じていた。

 テレビに映った浮世絵の世界は、実に艶やかで興味を惹くものだった。場所も所沢市内で電車で40分もあれば行ける。ミーハーで腰の軽い我々夫婦は、さっそく行ってみる事にした。最寄り駅の武蔵野線東所沢駅に降り立って、綺麗に区画整理された新興住宅街の中を10分ほど北へ歩くと、緑豊かな東所沢公園の中に角川武蔵野ミュージアムがあった。

初めて降り立ったJR武蔵野線、東所沢駅

 ミュージアムはまるで岩で築かれた要塞みたいで、おぉ~と思わず声が出るような迫力ある建物だった。館内に入り、チケット売り場で入場券を購入する。お目当ての「浮世絵劇場」は大人=2400円、そして妻が見たいという「本棚劇場」は大人=1400円で合わせて3800円、二人分で7600円は高いなあ~と思ったが、今更引き返す訳にもいかない。

角川武蔵野ミュージアムの建物

 1万円近くする東京ディズニーランドに比べりゃマシだと思い入場した。最初に観たのが1階で催されているお目当ての「浮世絵劇場」、これはテレビで見るより生で見た方が遥かに迫力があって面白かった。

 上映時間は1クール30分ほどで、これをエンドレスに繰りし放映する。結局1時間近く見惚れてしまったが、立ちっぱなしだったので最後の方は腰が痛くなってきた。カメラ撮影(フラッシュ厳禁)はOKだったので何枚も写真を撮ったが、映像の動きが早いのでまともに撮れた写真は数少なかった。

 浮世絵劇場を見終えると、4~5階で開催されている「本棚劇場」を観覧した。中では「荒俣ワンダー秘宝館」や「女流詩人の俵万智展」などが展示されていたが、妻の手前大きな声では言えないが、高い入場料払ってまで見るものじゃ無かったと後悔した。

本棚劇場の展示コーナー

荒俣ワンダー秘宝館
 テレビで報道されるまで、埼玉に角川武蔵野ミュージアムのようなユニークな文化施設が存在する何て露ほども知らなかったが、実際に訪れたら中々楽しい時間を過ごせました。一応私のおススメスポットの一つにしておきましょう。

 

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