Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

青森県、下北半島の観光巡り

2024年06月30日 | 旅行

6月17日(月)~18日(火)

 一度は訪れてみたかった本州北端の下北半島ですが、行ってみたら山と海が織り成す自然が美しい北の大地でした。日本三大霊山の一つ「恐山」や本州北端の「大間岬」、名勝「仏が浦」など観光巡りして来たので、写真でザッと紹介してみたいと思います。

 

恐山の総門(500円也の拝観料を払って此処から入門します)

参道を通って地蔵院へ向かいます(道沿いの建物は温泉で右手に宿坊もあり宿泊する事も出来るようです)

参道奥の地蔵院

硫黄臭漂う恐山の霊場巡り

霊場巡りの道から地蔵院を振り返る

岩場の隙間から硫黄のガスが噴き出している

極楽浜と呼ばれる美しい宇曽利湖畔

湖畔から午前中に登った釜臥山の山頂が小さく見えた(中央最奥のピーク)

下北半島最東端の尻屋崎灯台

灯台の上から下北半島

宿泊したむつ市内のホテルユニサイト(むつ市の宿泊施設は何故か平日の方が混んでいて、ここもやっと予約できた)

ホテルのフロントで勧められた和食料亭「楠こう」(本当に美味しかった)

妻が注文した「下北づくし御前¥3500円」

私が注文した「むつ湾づくし御前¥2500円」

本州最北端の大間岬(指呼の間に北海道の大地が望める)

大間の名物、マグロ像の前で記念の写真

大間~函館航路のフェリーターミナル(フェリーに乗れば、ここから1時間半で函館へ行ける)

佐井港から高速観光船で仏が浦へ向かう(団体旅行と一緒になり、船は満員御礼)

仏が浦の港に着いた

 

名勝仏が浦の風景

 

 

 

 極楽浄土と謳われた仏が浦は、海岸沿いに屏風の如く奇岩の数々が聳え立ち、正に偉観の景勝地です。「仏が浦見るまでけっこうと言うな」という言葉が頭に浮かびました。

 

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今年から株主総会の議決権行使は、スマホでスマートに

2024年06月28日 | 日記

 毎年6月は、会社の株主総会が最も開催される季節です。株を持っている人にとっては、配当金が楽しみな季節でもあります。私も幾社かの株を持っているので、この時期になると総会の議決権行使書の便りが、それぞれの会社から送られて来る。

 議決を要する議案は何処も似たり寄ったりで、「剰余金(配当金)処分の件」、「取締役(役員)選任の件」、「監査役選任の件」などが主な項目です。議案の賛否を問う項目がある返信用ハガキに所要を記入して、返送すれば株主としての議決権を行使した事になります。

 その議決権行使だが、最近は何処の会社もスマホによる電子議決権行使を推奨するようになってきた。スマホをあまり使いこなせない私は何だか気が進まず、今まで返信ハガキに所要事項を記入して返送していた。しかし今年送られてきた便りをよく読むと、スマホで議決権行使をすれば抽選でなにやらプレゼントが貰えるらしい。

 「プレゼントが貰えるのなら、スマホでやんなきゃ損だ。」と思った私は、スマホに書類のQRコードを読み取らせてみた。やってみたら意外と簡単で、ポチポチと数回タッチしただけで議決権行使をアッサリ終了する事ができた。

 「何でもかんでもスマホでできるんだな」と改めてその便利さに感心したが、それでもスマホに対する不信と不安感を拭い切れないのは、私が時代に適応できていないからでしょうかね。

 

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青森県、北八甲田山登山(詳細)

2024年06月26日 | 山歩き

6月19日(水)    天気=晴れ

09:50~10:00八甲田ロープウエー山頂駅→ 10:30~45毛無岱分岐→ 11:37赤倉岳→ 11:47井戸岳分岐→ 12:18避難小屋→ 12:34~41八甲田大岳→ 12:52~13:00避難小屋→ 13:32~45毛無岱湿原→ 14:22~26毛無岱分岐→ 14:47~15:00八甲田ロープウエー山頂駅

 

 八甲田山に初めて登ったのは昭和57年8月末で、山岳会仲間のYさんと酸ヶ湯温泉から八甲田大岳~高田大岳を縦走し、谷地温泉へと降った。あれから40年余、あのたおやかな山々を再び妻と二人で歩いてみたいと再訪してみた。

八甲田ロープウエー山麓駅

 前日宿泊した野辺地町の宿を早々出発し、AM9時半頃に八甲田ロープウエー山麓駅へ着いた。大人一人2200円の往復券を購入し、ロープウェーで一気に標高1320mの山頂駅に労せず到着した。

ロープウェーで山頂駅へ

ロープウェー山頂駅

 駅前の広場からは、これから登る赤倉岳~井戸岳~大岳と連なる山波が誘うがごとく望まれた。山頂駅から遊歩道をしばらく進むと池塘に八甲田の山波を映す田茂萢湿原に着く。更に進むと遊歩道を離れ赤倉岳への登山道に入る。

田茂萢湿原から赤倉岳(左)、井戸岳(中央)、八甲田大岳(右奥)の眺め

遊歩道から左に分岐する赤倉岳登山口

 毛無岱分岐を過ぎると登山道はだんだん傾斜を増して、周囲の展望が広がっていく。ロープウエー山頂駅から1時間半で「赤倉岳」と書かれた稜線に達した。しかし赤倉岳の山頂(1548m)は、更にここから5分ほど歩いた先のピークだった。

赤倉岳への登り

赤倉岳標識がある稜線分岐

稜線分岐から赤倉岳山頂

赤倉岳山頂

 赤倉岳から井戸岳へは気持ちの良い展望の尾根道で、素晴らしい眺めを楽しみながら歩いて行く。井戸岳山頂への踏み跡は無く、手前の分岐に「井戸岳」と書かれた山頂標識があり、此処で記念の写真を撮る。

赤倉岳から八甲田大岳(左奥)と井戸岳(右)

井戸岳分岐

分岐から井戸岳

 井戸岳からは避難小屋が建つ鞍部に向って急坂を降って行く。鞍部にはベンチと綺麗な沼があり、大勢の人が思い思いに休憩していた。避難小屋の横から大岳への登りが始まる。

井戸岳から鞍部への降り(正面の山が八甲田大岳)

鞍部の避難小屋

井戸岳の山影映す鞍部の沼

 妻が「私は小屋で待っている」と言うので、私一人で大岳へ向かう。大岳へは急登の道で途中2カ所の雪原を越え、避難小屋から15分ほどで広々とした大岳山頂(1587m)に着いた。

雪原の登り

 八甲田山最高峰からの眺めは素晴らしく、北は陸奥湾と青森市街地そして津軽平野に奥に聳える岩木山、南は櫛ヶ峰など南八甲田のたおやかな山々を望む事ができた。

八甲田大岳山頂(遠くに青森市街地と陸奥湾が見える)

山頂から津軽平野の奥に岩木山

山頂から端正な山容の高田大岳

 山頂の景色を満喫すると来た道を鞍部へ戻り、待っていた妻と合流し毛無岱湿原へ降って行く。避難小屋から30分ほどで降り着いた毛無岱湿原は、可憐な高山の花々が咲く美しい山上高原です。

毛無岱の湿原

湿原に咲く高山植物

 毛無岱湿原から山頂駅へは巻き気味に登って行くが、アップダウンが多く暑さと疲れでだんだん足取りが重くなり毛無岱分岐に着いた時はホッとした。分岐から快適な遊歩道を歩いて、PM3時前にロープウエー山頂駅へ戻って来た。

毛無岱分岐に戻って来た

山頂駅から登って来た山々を振り返る。

 42年ぶりに訪れた八甲田山は、残雪と湿原が広がるやっぱり美しく魅惑的な山でした。一緒に登った妻も感動の面持ちで、遥々訪れた甲斐がありました。

 

 

 

 

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下北半島、釜臥山登山(詳細)

2024年06月24日 | 山歩き

6月17日(月)    天気=晴れ

08:02第2リフト乗場→ 09:01~14休憩小屋→ 09:18石の祠→ 09:58~10:06釜臥山→ 10:39石の祠→ 10:42~46休憩小屋→ 11:25第2リフト乗場

 

 山好き、旅好きなので日本全国隈なく巡っているつもりだが、まだ訪れていない所も幾つか有る。その一つが青森県の下北半島で、梅雨が来る前に行ってみようと思い立った。

 どうせ行くなら山も登りたいので、下北半島の最高峰、釜臥山を登る事にした。釜臥山は、下北半島むつ市の街を見下ろすように聳えている。山頂一帯は自衛隊のレーダー基地で、巨大なレーダー施設が遠くからでも一目瞭然で見える。

 朝8時前に、登山口の釜臥山スキー場へ着いた。第2リフト横の空地に車を停めて、準備を終えると出発する。最初はゲレンデの、荒れた車道を登って行く。ゲレンデから振り返ると、自衛隊大湊基地に自衛艦が数隻停泊しているのが望めた。

第2リフト乗場から出発(遠くに山頂のレーダーが見える)

眼下に海上自衛隊大湊基地

荒れた車道を登って行く。

 第1リフトを過ぎると道は細い登山道となり、傾斜が増していく。ゲレンデに吹く風は涼しいが、直射日光が強くて暑さがだんだん堪えてくる。歩き始めて約1時間で、眺めの良いゲレンデ最上部の第2リフト降り場に着いた。

登山道から陸奥湾の展望が広がる

 此処には洒落た造りの休憩小屋が建っており、暑さで疲れた妻が「私は此処で待ってるわ」と言い、ここから先は私一人で登って行く。小屋から数分歩くと七面山(535m)のピークで、頭上高く山頂のレーダーが望まれた。

ゲレンデ最上部直下の道

ゲレンデ最上部の休憩小屋

七面山から釜臥山山頂部

 七面山を過ぎて少し進むと、頑丈そうな石の祠が祀られていた。石の祠を過ぎると道は急登の連続になる。木の根と岩が絡んだ歩き難い道で、灌木で風も通らないから暑さも堪えた。

石の祠

灌木の上に山頂部が見えた

 やがて左手へ斜上するように登って行くと巨大な岩の基部に着き、その先のガレ場の上に山頂一帯を陣取る自衛隊基地の施設が見えた。ガレ場を越えると山頂部の一角で、基地の柵を沿うように進むと、巨大レーダーと石塔が建つ釜臥山(878m)に着いた。

巨大な岩の基部

山頂直下のガレ場

釜臥山山頂

 山頂からは下北半島と陸奥湾が素晴らしい眺めだが、なにしろ風が強くて中々自撮りができない。すると山頂裏手の展望台から若い男性が登って来て写真を撮ってくれた。(山頂北側の展望台まで観光道路が通じており、そこから登れば15分ほどで登頂できる。)

山頂から下北半島の眺め

 山頂の景色を堪能すると、妻の待つ小屋へと下山を開始する。歩き難い道も降りは早く山頂から30分ほどで妻と合流し、ゲレンデの道を降って行く。第1リフト付近まで降ると中年の男女二人が登山道の草刈り作業をしていた。

ゲレンデの道を降る

 事情を聞くと二人は地元山岳会の方々で、ボランティアで登山道の整備をしていると言う。とても感じの良い人達で地元の山を愛しており、我々が遠い埼玉から来た事に驚いていた。

 むつ市のランドマークのように聳える釜臥山は標高1千mにも満たぬ低山だが、スキー場からだと中々厳しい道程でした。でも山頂に着いたら巨大な自衛隊基地が在り、そのギャップが面白かった。又山頂からの眺めは一級品で、雄大な下北半島の景観を楽しめました。

 

 

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日本三百名山回顧№128富山・長野県境、針ノ木岳(2百名山)

2024年06月22日 | 三百名山回顧

  黒部アルペンルートの玄関口、扇沢駅の奥に聳える針ノ木岳は、日本三大雪渓の一つ、針ノ木大雪渓を懐に抱く後立山連峰南部の鋭峰です。しかし前面に聳える蓮華岳が邪魔をして安曇野の里からその姿を見る事はできず、名峰揃いの北アルプスに在っては今一つ地味な存在の山です。

 そんな針ノ木岳へ最初に登ったのは昭和54年9月末でした。この時は単独で唐松岳から後立山連峰を縦走し、最後に針ノ木岳を登って扇沢へと下山しました。今から約半世紀前の山行なので殆ど記憶は残ってないが、種池山荘で山岳写真家の白旗史郎氏とお会いした事や、残雪の無い針ノ木雪渓で猿の大群と遭遇した事が薄っすら思い出されます。

昭和54年9月30日

種池山荘→ 赤沢岳→ 針ノ木岳→ 針ノ木峠→ 扇沢

赤沢岳山頂

針ノ木岳山頂

針ノ木雪渓の降り

 

 2度目は平成4年9月中旬に、妻と二人で扇沢からを針ノ木雪渓を登って針ノ木岳の山頂を踏みました。この時はテント泊で、その後蓮華岳~北葛岳~七倉岳と縦走したのですが、妻は今でもこの時の山行は厳しくて足が攣りそうだったと言っています。

平成4年9月12日

扇沢→ 針ノ木峠→ 針ノ木岳→ 針ノ木峠(テント泊)

針ノ木雪渓(残雪が殆ど無い)の登り

針ノ木雪渓を上から見下ろす

針ノ木岳山頂

山頂からスバリ岳方面

 

 3度目は平成25年8月初旬に、再び妻と二人テント泊で針ノ木岳を登りました。この時は爺ヶ岳まで縦走する計画だったが、雨に降られて針ノ木岳の山頂を踏んだだけで扇沢へ下山しました。私の古いブログに当時の記録が載っていたので、下記に転載してみます。

平成25年8月3日(土)    天気=曇り時々晴れ

05:35扇沢無料駐車場→ 07:00~05大沢小屋→ 07:43~53針ノ木雪渓末端→ 09:04マヤクボ沢出合下→ 09:58針ノ木小屋→ 10:18~1106テント場→ 11:51~12:05蓮華岳→ 12:36針ノ木峠テント場

 黒部アルペンルートの玄関口である扇沢の無料駐車場は、土日にはAM3時で満車になるとのネット情報を見て昨日夕刻に到着した。ネット情報は正しく既に8割方スペースが埋まっており、AM4時に目覚めると広い駐車場は満杯で行き場を失った車が場内をクルクル回っていた。

 簡単に朝食を済ましAM5時半出発する。2日分の食糧と幕営具を背負ったザックがズシリと重い。久しぶりに重荷だが妻は意外と元気が良い。数カ所の沢を渡り1時間半で大沢小屋に着く。

途中の沢に架かる仮橋(ミニ鯉のぼりは目印)

 小屋の管理人さんに針ノ木雪渓の状態を確認すると「アイゼンが無ければ登り降りに苦労する。」と言うので4本爪軽アイゼンをレンタル(1組500円)する。

 大沢小屋から雪渓までの間は、不規則な石が多く、急な斜面のトラバース個所も幾つかあって重荷を背負っている事もありけっこう苦労させられた。小屋から40分程で雪渓末端に着いた。

針ノ木雪渓が見えてきた。

 針ノ木雪渓は白馬、剣沢と共に日本三大雪渓の一つで、スケールこそ両者に譲るものの雄大な眺めは北アルプスでしか見る事ができない。先行する登山者の姿が真っ白な雪渓にゴマをまぶしたように見える。

雪渓を登って行く。

 軽アイゼンを装着して登って行く。冷気が雪渓上を覆い、強力なエアコンの中を行くようで心地よい。1.5キロの雪渓の道は、中程で傾斜を強めマヤクボ沢が分岐する辺りで終わる。此処からアイゼンを外して夏道を登って行く。

雪渓上で一休み

 この頃から疲れが出たようで妻の歩みが遅くなる。私は「ゆっくりゆっくりでイイからネ。」と声を掛け、最後の水場で3ℓ水を確保すると針ノ木峠へ向けて先行する。

雪渓上部から爺ヶ岳方面

 AM10時前、峠にある針ノ木小屋に到着、さっそくテントの受付を済ます。此処のテント場は狭いので週末は午前中で満杯になると聞いていた。取合えず場所を確保出来てホッとした。妻も少々遅れたものの笑顔で峠に着いた。

針ノ木峠

針ノ木峠テント場

 

8月4日(日)   天気=雨後曇り

07:33針ノ木峠テント場→ 08:17~20針ノ木岳→ 08:56~0923針ノ木峠テント場→ 10:00~18マヤクボ沢下→ 10:56~11:06針ノ木雪渓末端→ 11:41~54大沢小屋→ 13:00扇沢無料駐車場

 AM4時前テントから顔を出すと山々は灰色の雲にドップリ覆われていた。朝食の最中には本降りの雨に変わった。今日は種池山荘のテント場まで行く予定だったが、先日の韓国人登山者遭難の例もあり、雨天の縦走は厳しいので天気の様子をみる。

 しかし7時を過ぎても雨は止まない。縦走を諦め針ノ木岳のみ往復して昨日の道を下山する事にした。雨具に身を固め軽装で針ノ木岳へ向かう。山頂へは岩屑の急登が続く。色とりどりの高山植物が道沿いにヒッソリと群れ咲いている。

登山道から針ノ木小屋とテント場

 幾人かの登山者とすれ違いながら約40分程で針ノ木岳(2821m)に着いた。むろん山頂は乳白色のガスに覆われ何の展望も無い。居合わせた単独の男性に記念の写真を撮ってもらい早々に山頂を辞す。

針ノ木岳山頂

 下山の道も幾人かの人とすれ違う。中にはこの雨の中縦走するパーティもいる。峠に戻ると雨に濡れたテントを撤収し、小屋でアイゼンを借り受けると重い装備を背に扇沢に向け下山を始める。

 計画を断念するのは、敗走する兵士のような気分で背中のザックがやけに重く感ずる。マヤクボ沢下でアイゼンを装着し雪渓を降るが、軽アイゼンはすぐに雪団子状態になり爪が雪面に刺さらずあまり効果が無い。それでも無いよりはマシなので雪団子をストックで落としながら降る。

下山時の雪渓

 広い雪渓は登って来る人も多い。中には全員ヘルメットを被った二十数名の集団が整然と列をなして山岳兵の行軍のようだ。雪渓末端まで降ってアイゼンを外し、来た道を振り仰ぐと峰々は雲に覆われているが、時折稜線が垣間見える。天気は回復に向かっているようだ。

 雪渓が終えても雨に濡れた道は歩き難く下山の脚は重い。大沢小屋に着きホッと一安心、アイゼンを返却し軽く食事を済ました後、扇沢へと降って行く。里が近づくにつれ陽が差し気温も上がってくる。やがて車道と交差するようになると登山口も間近、PM1時に扇沢に着いた。

 今までの静寂が嘘のように扇沢は観光客で大賑わい、有料駐車場は順番待ちの長い車列が出来ている。車に戻ると大町温泉郷の上原の湯へ向かう。此処は地元の人向けの温泉で、施設も簡潔で綺麗、料金もリーズナブルとても気に入った。

 温泉で山の汗を流したら気分もリフレッシュ、山の先輩 I さんが避暑を兼ねて先日から大町近郊の別荘に滞在して居るので風呂上りに電話したら、「今日、碁の大会で大町市内にいるけど、今からそっちに行くよ。」との返事。

 10分程でやって来たIさんとは一か月余ぶりの再会、暑さ知らずの緑深い別荘で夏を過ごす先輩は、先週からカムチャッカ半島観光&長岡の花火見物そして碁三昧、年金世代の範となるような気忙しくも優雅な日々で一寸羨ましくなる。

 地元に詳しいIさんの案内で大町市美麻地区にある「山品」という蕎麦屋を訪れ一緒に食事する。有名人も多く訪れるというこの蕎麦屋さん、味よく料金も安くて感じの良いお店だった。

 I さんとは此処で別れ帰宅の途につく。上信道、更埴ICから高速に乗り我が家へ向かう途中道路情報を聞くと、日曜日の今日「高坂SAから上里SAまで35キロの渋滞」と報じている。そう言えば先週の日曜日に浅間山から帰る途中も同じ事を言っていた。幸い関越道、本庄児玉ICまでさしたる渋滞も無く、そこから一般道を走ってPM8時頃我が家へ戻る事ができた。

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北八甲田山ハイキング

2024年06月20日 | 山歩き

6月19日(水)天気=晴れ

0950~1000ロープウエー山頂駅→ 1137赤倉岳→ 1234~41八甲田大岳→ 1422~26毛無岱湿原→ 1447ロープウエー山頂駅

朝方9時半過ぎに八甲田ロープウェイ駅に着く。ローブウェイに乗って一気に標高1200m余の山頂駅に着いた。

駅前広場から北八甲田山の山波が望まれる。駅から一時間余で赤倉岳に着く。山頂に吹く風は冷たく、一挙に身体が冷やされる。

 

赤倉岳山頂付近

赤倉岳から強い西風が吹く尾根を進み、降った鞍部の避難小屋で妻に待ってもらい、私一人で大岳に向かう。

登りだった着いた八甲田山の最高峰、大岳は、私にとつて四十数年ぶりの再訪です。山頂からは360度の大展望、北には岩木山も見えています。

八甲田大岳

山頂を後にすると妻と合流し、毛無岱湿原経由の道を降って午後3時前ロープウェイ山頂駅に戻ってきた。

今日は天気も良くて、残雪の八甲田山をタップリ楽しむことができました。尚登山の詳細は、後日のブログで紹介します。

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下北半島最高峰、釜臥山登山

2024年06月18日 | 山歩き

6月17日(月)天気=晴れ

0802釜臥山スキー場→0958~1006釜臥山→1125釜臥山スキー場

むつ市街地を見下ろす下北半島のち最高峰、釜臥山(878m)を登って来ました。

登山口は山麓にある市民スキー場、目指す山頂の自衛隊レーダーサイトが高い位置に見えている。

南面のゲレンデを歩いていたら、陽射しが強く、暑さにバテた妻が中間地点のゲレンデ最上部の小屋で待つと言う。

そこから私一人で山頂を目指したが、岩がゴロゴロして木の根の絡む道は歩き難く意外と厳しい登りだった。

ガレ場を越えて登り着いた山頂は、自衛隊の巨大なレーダー基地になっており、その一隅に山頂の標識があった。

釜臥山山頂

山頂から望む下北半島の眺めは素晴らしかった。しかし風が強く、早々に妻の待つ小屋へと下山した。

山頂から下北半島の眺め

妻と合流し下山していると、登山道を整備している地元山岳会の方と遭遇し、いろいろと地元の情報を教えて頂いた。

今日はこの後、恐山を見学しむつ市内のホテルに泊まります。なお、登山の詳細は後日のブログで紹介します。

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東北の旅、今宵は青森県の折爪サービスエリアで車中泊

2024年06月16日 | 旅行

突然ですが、東北の旅で遥々青森県までやって来ました。初日の今日は、八戸道の折爪サービスエリアで車中泊、残念ながら雨のスタートとなりました。

まだ行った事の無かった下北半島を訪れるのが、旅の第一目的です。本州最北端の大間岬から、北海道を眺めてみたいものです。

その他幾つかの山も登る予定で、梅雨入り前の東北の自然を楽しめればと思います。

 

 

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首の痛みがようやく治まったようだ。  

2024年06月14日 | 日記

 6月14日(金)

 これでいよいよフレイルかと一時は深刻に悩んだ首痛が、ここ数日で潮が引くように痛みは遠のいていった。でも罹った当人には痛みの原因が分からないので、何だかしっくりしない気持ちです。

 若しかすると齢を忘れて無理するタイプだから、「これ以上無理をすると、症状が悪化して重大疾患を発症しますよ。」という身体からの内なる警告サインだったのかも知れない。

 イヤそれとも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、先日の苦しみもケロっと忘れ健康を当然の事と甘んじる私の懲りない性格に、意地悪な神様が「年甲斐も無く懲りない奴め、一つ懲らしめてやろう」と嫌がらせで、時折私の身体に痛みを与えているのではないだろうか・・・とも思えてくる。

 と言われたって先が短い高齢者の時間は、秋の陽の如く落ちて行く。やれる時にやる事をやらなきゃ、「後悔先に立たず」です。・・・懲りない私で生きて行くしかありません。・・・・その分肩は時々凝っていますが。

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鶴ヶ島市に鉄道機関車が走るガーデンパークがオープン

2024年06月12日 | お出掛け

 6月9日(日)

 今月届いた市の広報誌に、「官民連携によるガーデンパークが完成し、6月9日グランドオープンします。」と大きく取り上げられていた。記事によると鉄道模型で有名な「関水金属」という会社と鶴ヶ島市が連携して完成させた公園で、園内を機関車が走る緑と鉄道が一体化した楽しい場所らしい。

 これは面白そうだと思い、冷やかし半分でオープンした公園へ出掛けてみた。公園周辺の駐車場は既に見物人の車で満杯状態だったが、ここら辺はジョギングで熟知しているエリア、穴場的な駐車場に車を停めて、オープンセレモニーが催されている会場へ向かった。

大賑わいの公園

 公園内は見物人で押すな押すなの大賑わい、お目当ての鉄道機関車が展示されたエリアは、人垣ができて撮影もままならないほどです。公園は関水金属工場に隣接する児童公園を再開発したもので、一角には機関庫が建ち、そこから工場内をグルリと一周する線路が伸びている。

機関庫前に展示された機関車

同 上

機関庫前に勢ぞろいした機関車

工場内を一周する線路

 機関車が客車に乗客を乗せて線路を走ってくれるのかなと期待していたが、今日はお披露目だけに留まるらしい。こんなに人が多くちゃ事故が起こりかねないから、マアやむを得ないでしょう。

豆蒸気機関車を試運転中

公園広場ではダンスパフォーマンス

出番を待つハワイアンダンサー達

 テレビ中継車も停まっていて、日テレやNHKなどのテレビ局も取材に訪れている様子です。リポーターの姿が見当たらぬから、既に取材は終わったんだろうか。もしも取材を受けたらどうしょう何て余分な心配してたけど、テレビ的に見栄えのしないこんな年寄りを、リポーターが相手にするはずもない。

日テレのテレビ中継車

 見るもの見たら長居する理由も無いので、小一時間ほどで公園を引き上げた。オープンした公園は今後無料開放されるようだが、公園に置かれたあの鉄道機関車は今後はどのように運営されるのだろうか。子供じゃ無いけど、一度ぐらいは乗ってみてブログのネタにしたいものです。

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股間節痛が治ったと思ったら、今度は首が痛い。

2024年06月10日 | 日記

 先日新潟県の守門岳を登った翌日にテニスをやっていたら、股関節辺りにピリッと痛みが走りテニスができなくなった。登山の筋肉過労が原因かもと思い、これは数日すると鎮まってきたのだが・・

 その数日後、今度は首の付け根付近に急激に痛みが症じてきた。確たる原因は判らないので、老化による筋肉の衰えなのかも知れない。この痛み、チョット首を動かしただけで感電したような痛みがピリッと走る。

 人間とは悲しい生き物で、何処か一カ所ダメージがあるだけで身体の動きが不自由になる。今はテニスはおろかジョギングや体操すら、満足にできない状態です。丈夫で元気だけが私の秘かな自慢だったのに、これでは何の取り柄も無い爺です。

 こんな辛い体験は腰痛や膝痛なので過去に何度もしているので、今度もそのうち治まるだろうと楽観的に思っているが、いまのところは患部に湿布薬を貼って様子み中です。

 もしもこの痛みが引かなければ、いよいよ私もフレイル世代へ仲間入りかも、・・・ウ~ン、それは大変困る。ここは一つの正念場、再び野山を駆け巡るトレイル爺への復活目指し、ノーモア、フレイルで頑張ります。

 

・・「老いの身に、背なで泣いてる肌色湿布」・・

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市の補助金が当り、我が家の照明は全てLEDに

2024年06月08日 | 日記

 6月6日(木)

 我が家の照明器具は殆どLEDランプに交換したが、唯一キッチンに付けたものだけが古いタイプの蛍光灯です。以前蛍光管が切れた時、同じ規格でLEDの蛍光管は無いかと探したが見つからず今に至っている。

 その蛍光灯が最近ジーッという異音を発するようになり、ソロソロ替え時かなと思っていたら、毎月送られてくる市役所の広報誌に耳よりの情報が書かれていた。

 それは「省エネ家電製品等購入補助」なる制度で、その中に「LED照明器具」とあり、我が家のキッチンにある蛍光灯が該当するではないか。ケーズデンキへ行って同様の規格の固定式LED蛍光灯が販売されているのを見て、早速市の生活環境課に赴いて補助金申請の手続きを取った。

 それから2カ月後、「補助金当選通知書」なる書類が我が家へ届いた。たった5千円とは言え、くじ運の悪い私にしては珍しい事です。間を置かずケーズデンキを訪れて、目星をつけていたLED蛍光灯の購入手続きを取った。

 そして本日取り付け業者の人がやって来て、我が家のキッチンにLED蛍光灯を取り付けてくれた。これで我家の照明器具は、オールLED化を達成する事ができました。

古いタイプの蛍光灯

新しいLED蛍光灯

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新車を買って一か月、カーナビの不満がようやく解消

2024年06月06日 | 日記

 新車購入から一か月足らず、運転の感覚が徐々に馴染んできた気がする。運転していてさしたる不満は無いけれど、敢えて言えばカーナビのデイスプレーに不満がある。

 ガソリンスタンドやコンビニなどのドライブ情報がカーナビの地図に表示されておらず、これをディスプレーの地図上に表示したいのだが、アチコチ操作してもその方法が中々見つけ出せない。

 ある時車で外出している最中に、ホンダ販売店の営業担当Oさんから「その後、車の調子はいかがですか?」と、突然の電話が掛かってきた。「概ね気に入っているんだけど、カーナビの地図表示に不満がある。」と応えたら、「今日お店へ来れますか?」と問われた。

 土砂降り雨の中ホンダの販売店を訪れ、早速Oさんにカーナビを見てもらった。ホンダ純正カーナビの取説はペーパーレスなので、Oさんはスマホの取説を見ながらカーナビをアレコレ操作した。(スマホに疎い高齢者は、だから困るんだよネ。)

 試行錯誤する事約10分、「こうすれば、地図に表示ができますよ。」と教えてくれた。分って見ればそのやり方は簡単で、下記の如き要領でした。

1地図画面の「コンパス」の個所をタッチ

2ランドマークをタッチ

3ランドマーク選択画面が現れ、「表示する」タッチ

4地図上にいろんなランドマークが表示された。

 不満が一つ解消されて、車への愛着が一段と深まったような気がします。「秋の日は釣瓶落とし」と言うように、高齢者の体力・気力も釣べの如く落ちて行きます。行けるうちに行ける所へ、モミジマークの車と共に巡ってみたいと思います。

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リニューアルした板橋区の植村冒険館を見学

2024年06月04日 | お出掛け

 6月1日(土)

 ある日街の図書館へ出掛けたら、一階休憩コーナーの棚に植村冒険館のパンフレットがあるのを見つけた。植村とは勿論登山家で冒険家の植村直己さんの事で、都内板橋区に彼の業績を展示する冒険館があります。

 パンフレットによると、以前の冒険館が別の場所へ移設してリニューアルされたらしい。植村直己さんは昭和を代表する偉大な登山家&冒険家。その植村さんが冬のマッキンリーに単独登頂後、山頂に遺した旗が明日まで展示されているというので見学してみたくなった。

 最寄りの東武東上線、下板橋駅で下車をする。長年東武東上線沿線に住んでいるが、この駅に降りるのは初めてです。駅前から北に向かって十数分歩いて、板橋区立加賀スポーツセンターへ着いた。

始めて下車した下板橋駅

板橋区立、加賀スポーツセンター

 さすが金満の東京都、随分立派な施設でここの3階に植村冒険館がある。冒険館入口の扉を開けて中へ入ると受付の女性が居て、入場無料なので彼女に声を掛けて館内を見学する。

1階エレベーターに植村さんの写真

3階の植村冒険館入口

 館内の展示コーナーでは、植村直己さんが世界の山や極地で成し遂げた登山多冒険の記録が、分り易く丁寧に展示されている。見学者は常時4~6名ほどいた。彼の終焉の地となったマッキンリー登山のビデオ映像もあり、その映像は私も当時テレビで観ていたから、彼の謙虚な人柄と人懐っこい笑顔が懐かしく思い出された。

植村さんの展示コーナー

1階の書籍コーナー(山岳関係の著書が多数あり、閲覧席もある)

 私より一回り齢上だった植村直己さん、早いもので彼がマッキンリーの山中で消息を絶ってから40年の歳月が経つ。彼が板橋区に住んでいた頃、私も同じ板橋区の東武練馬駅近くに住んでいた。一度は生前の植村さんに会ってみたかったが、それが叶えられなかったのは少々残念というか心残りです。

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山の想い出が残る登山地図

2024年06月02日 | 日記

 登山で必要な装備の中で、絶対忘れちゃならないものの一つが地図です。今は国土地理院のホームページから無料で容易に地図がプリントアウトできるけど、インターネットの無かった昔は、ワザワザ都内の大きな書店まで買いに出掛けていたものでした。(近所の小さな書店では売っていなかったので)

 歳月を経て気が付けば、北は北海道の大雪山から南は屋久島の宮之浦岳までの登山地図が、我が家の書庫にズラリと収蔵されています。登山地図の良い点は、コースタイムや登山情報が地図上に詳しく記載されている事でしょうか。これが登山計画作成の、力強い手助けになってくれます。

 今でも登山地図を発行しているのは、主に昭文社という出版社です。もしかしたら登山地図が安く手に入るのではという思惑から、私は昭文社の株まで買ってしまったのだが、これが大失敗だった。

 株主優待で登山地図をもらえた事は一度も無く、くれるのは専ら道路地図ばかり、しかも折からの出版不況で昭文社の株価は購入時の数分の一までダダ下がり、とんだ屑株を買ったもんだと後悔しました。

 今はネットが最新の詳しい登山情報を教えてくれるし、登山用GPSが正確な道案内を導いてくれる。そんな事情や体力が衰えて高い山へ行かなくなった事もあり、最近登山地図を手に山へ行く機会がめっきり減った。

 近場の山域を除いてはあまり活用されることも無く書棚の飾りとなってしまった登山地図だが、時折り地図を広げて眺めると遠い昔の山の想い出が懐かしく蘇ってきます。

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