Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

楽しかった障害者スキークラブの丸沼高原ツアー

2024年02月05日 | ボランティア

2月2日(金)~4日(日)    

 2日(金)  天気=晴れ

 朝方我が家を出発し、8時半頃群馬県片品村の宿「民宿ちあき」に着いた。しかしツアー参加の人はまだ誰も宿に来ておらず、仕方がないので一人丸沼高原スキー場へ向かう。

片品村の民宿ちあき

 今日の丸沼高原スキー場は冬にしては暖かく風も穏やか、しかしゲレンデの積雪は少な目で、ナスパ湯沢スキー場に比べると雪面がアイスバーン気味になっている。板が滑り過ぎるので、スピード制御に苦労しながらスキーを楽しんだ。

 ゴンドラ山頂駅の標高2000mゲレンデ最上部からは素晴らしい展望が広がり、日光白根山や尾瀬の燧岳、至仏山、上州武尊岳など上信越の山々を望む事ができました。

 

ゲレンデ最上部から日光白根山

同、尾瀬の至仏山(ヤヤ左奥の白い山)、燧岳(右奥の白い山)方面

同、上州武尊山(中央奥の山)方面

同、二荒山神社の赤鳥居(ここが日光白根山の登山口)

 午後3時半頃宿の民宿ちあきへ戻ると、参加者の面々が既に到着していた。S君やK君以外は初対面だったので、最初はぎこちなく感じたが夕食後の飲み会でようやく幹事のSさんや他の参加者の人とも親しく会話する事ができた。夜遅くになって旧知のTさんやOさん、Nさんが宿に到着した。

 3日(土)   天気=晴れ

 昨日と同様今日もキー日和の好天気、朝9時過ぎに参加者全員が丸沼高原スキー場のゲレンデに降り立った。最初は隅っこのゲレンデで、「申告タイム」と実際の滑走タイムの差が少ない者が勝ち、というタイムレースをやった。

スキー場のセンターステーション入口

 障害者の部ではTさんが僅か0.4秒の誤差で優勝、健常者の部では私が4秒の誤差で優勝した。(記念に可愛いメダルを貰う)その後はフリー滑走となり、各々グループで滑った。

最初はタイムレースを実施

 私はS君とK君のサポーター役となり、主に3人で午後3時半過ぎの宿へ戻る時間まで滑った。今日が初スキーの両君は、終わる頃にはクタクタで疲れた様子だったが、精一杯滑ったので満足した事だろう。

センターステーション前のゲレンデでS君とK君

スキー合間の休憩タイム

 皆さん思う存分スキーを滑ったので、今宵は楽しく大盛り上がりの飲み会となりました。散々飲み食いしたのに、「二日間の宿泊飲食費は1万2千円でOK」と幹事のSさんが言う。あんまり安いので、何だか申し訳ない気分になった。

 4日(日)  天気=晴れ後曇り

 S君とK君は、スキーをやらず早めに帰宅すると言う。私も2日間滑ってホドホドに疲れたので、スキーをやらず彼らを送りがてら帰宅する事にした。朝8時前残るメンバーに見送られて宿を出発、JR沼田駅まで二人を乗せて行く。

 駅前の駐車場で「来年まで元気で又会おう」と言葉を交わし、両手にお土産をいっぱい持った彼らと別れる。その後はノンビリと一般道をドライブして、それでもお昼頃には我が家へ戻り着く事ができた。

 今回のツアーは初参加で少々不安な思いもあったが、終わってみればとても楽しいスキーツアーでした。S君とK君が来年も滑りたいと言うのなら、私もサポーター役で又参加させてもらおうと思います。

 

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天気に恵まれた、丸沼高原スキーツアー

2024年02月03日 | ボランティア

2月3日(土)
障害者スキーサークルのツアーで、丸沼高原スキー場に来ています。金曜、土曜の両日ともスキー日和の好天で、ゲレンデ最上部から日光白根山が圧巻の眺めです。

 

標高2000mのゲレンデ最上部から日光白根山
私はもっぱらK君S君のサポート役で、のんびりスキーを楽しみました。

タイムレース前のゲレンデ集合写真
明日は二人ともスキーをやらずに、早く帰ると言う。お役ごめんの私も、充分滑ったから早く帰ろうかなと思案中です。
尚ツアーの詳細は、後日のブログで紹介します。

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北本自然観察公園で「生きものいきいき隊」のボランティア

2022年03月21日 | ボランティア

 3月19日(土)

 

 40歳若けりゃ自衛隊から64式小銃を借用して、ウクライナ義勇軍へボランテイァとして応募したかったが、70過ぎの老齢で外国語もチンプンカンプンとあっては、押し掛けてもウクライナ防衛軍の足手まといとなるのは明白なので残念ながら諦めた。

 代わりと言っては何だが、埼玉県の北本自然観察公園で募集していた「生き物いきいき隊」というボランティアに応募した。仰々しい書き出しだったが、実は妻が先日友人らと北本自然観察公園へ出掛けた時、公園管理のボランティア活動がある事を知り、一緒に参加しないかと私を誘ったのがきっかけでした。

 北本自然観察公園は我が家から車で30分ほどで、圏央道の桶川北本インター近くに在り里山の自然をそのまま生かした広々とした公園です。私は初めて訪れたが、心が和むとても快適な場所でした。ボランティア活動は公園を管理する「埼玉自然学習センター」という公営団体が呼びかけておこなわれていた。

北本自然観察公園入口

埼玉自然学習センター

 朝9時半に集合し学習センター内の講義室で軽いレクチャーを受けた後、各々作業服姿になって講師の先導で公園内の現場へ向かいます。応募人数20名のところ 、参加者は12~3名ほどしかいませんでした。

学習センターの館内

講義室でレクチャーを受ける

 「生きものいきいき隊」とは物々しい名称ですが、内容は公園内の雑草を抜いたり邪魔な灌木を伐採したりの軽作業です。銃を持つはずだった手を、草刈鎌や鋸に持ち替えて3時間ほど汗を流しました。

雑草抜き作業

伐採作業

同 上

公園内に咲いていた小スミレ

同 上、春ラン

 ここでは上空を小鳥たちが飛び交いのどかなさえずり声が響く平和な情景ですが、片やウクライナでは上空を砲弾やミサイルが飛び交い、爆音が響き割る地獄絵図のような世界です。同じ地球上でありながら、何という違いでありましょうか。

公園内の風景

同 上

同 上

同 上

 

 僅か12~3名ほどの人が慣れぬ手付きで作業をやっても、差して公園が綺麗になったとは感じられません。実際のところはボランティアと言うより、一般の人に自然と触れ合う体験をしてもらうというのが本来の目的だったのではと思いました。

 それでも久々のボランティア活動で、少しは世間のお役に立てたという自己満足感に浸れたから、意義ある半日を過ごせたと思います。「埼玉自然学習センター」はいろんなボランティアを募集していますので、ボランティア魂がウズウズしてる人は軽い気持ちで応募してはいかがでしょうか。

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2020年雪だるまスキーツアー

2020年02月18日 | ボランティア

2月14日(金)~16日(日)

 

 今年の雪だるまスキーツアーは黒姫高原スノーパークで開催され、総勢30名の人達が参加してくれた。ここ数年は大体これ位の参加者で推移している。このうちの12名が障害者ですが、スキーをやろうというだけあって皆元気で活発な人ばかりです。

黒姫高原スキー場ゲレンデ(14日)

 ゲレンデから妙高山

 宿泊したブリーズベイリゾート黒姫ホテル

 中には長老のTさんやMさんみたいに、それぞれ50代の頃病気や交通事故で片足義足になったのに、指導員の資格を持つ上級スキーヤーもいて、私など足元にも及ばぬ腕前の持ち主で敬服するばかりです。又若いS君やK君、T君、N君なども皆裏表の無い素直な奴らばかりので、一緒に滑っていると私も楽しい気分になってくる。

ホテルの前で全員の記念写真

 年に一度のスキーツアーがクラブで唯一の行事というか活動なので、ツアーの合間には総会を開催し、夕食後は懇親会で交流を深めます。会長だったY子さんが昨年惜しまれて急逝されたので、総会の席で彼女の写真を掲げて哀悼の意を表した。

総会の受付

 T新会長のあいさつ

 総会後の夕食

 懇親会では自己紹介の後、ビデオで皆が滑る姿を見ながら和やかな一時を過ごした。お蔭少々飲み過ぎて翌朝が辛かった。最後の日は生憎雨模様の天気だったが、事故も無く楽しい三日間を過ごせました。

懇親会

 同 上

 こんなアットホームなクラブだが一つ大きな課題が一つある。それは役員のなり手不足で、Tさんが新会長になったけれど、ギリギリの人員しかおらず、これ以上減ったらツアーの開催が困難になるだろう。そこが一番気懸りなところです。

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引き続き、被災したテニスコートの修復作業

2019年11月08日 | ボランティア

 11月8日(金)

 一昨日に引き続き、今日も今日もテニス仲間が集まって被災したテニスコートの修復作業に汗を流した。前回の作業ではコート内の泥だけ取り除いたが、今日はコート外の泥も概ね取り除く事ができた。

 再び姿を現したコートの表面は写真では判り難いが、かなりの凸凹が残っている。誰もテニス道具を持って来なかったから、今日のところはどれ位テニスがやれるものか判断し難い。

 修復作業を終えたテニスコート

 それで次回の集合時に、コートのテストを兼ねてテニスをやってみようじゃないかという事になった。ボールがイレギュラーしてラグビーボールみたいに思わぬ方向へ弾むかも知れないが、元々まともなコートでさへ思ったように打てなかったんだから、それはそれで案外面白いテニスができるかも知れません。

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泥に覆われたテニスコートの、修復作業に再び挑戦

2019年11月07日 | ボランティア

 11月6日(水)

 私がいつも下手の横好きテニスを楽しんでいた高麗川河川敷のテニスコートが、先日の台風による大雨で泥を被って使えなくなった事は以前のブログで書いた。

 その後コートがどうなっているのか気になっていたけれど、先日会長のMさんより「6日午前9時よりスコップ等を持ち寄って、コートの修復整備をやりましょう。」とメールがあった。

 そして今日の午前9時にコートへ参集すると、テニス仲間の人達が既に作業を始めていた。このところの好天でテニスコートの表面はすっかり乾いており、被った泥が板チョコ状に張り付いていた。

 コートの状態

 角スコップで削ってみると、ポロポロ容易に剥がれていく。これなら楽だと思ったが、場所によっては表土が流失して凹んだ箇所もあり、やはり一筋縄ではいかなかった。

 いつもなら華麗な?テニスを興ずる面々が、ラケットを握る手をスコップに持ち変えて慣れぬ土方作業を3時間程繰広げた結果、コート内を覆った泥は概ね取り除く事ができた。しかし表面のデコボコが酷いのでプレーするにはまだまだほど遠い道程だ。

 黙々と土方作業を続ける。(テニスと違って時間の経つのが遅い。)

 作業を終えたコート

 2日後に又作業をやりましょうという事で今日の作業を終えたが、再びテニスができるまでどの位かかるのか。それを思うと気が重い。でもお役所の支援は当てにならぬから、今のところは自助努力で頑張るしか道は無いのです。

 ところで我々がテニスやりたさで一心に作業しているこのテニスコートは、坂戸市が所有する公営施設となっている。一応その公営施設を修復する作業なので、このブログのカテゴリーは「ボランティア」枠とさせていただきます。

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坂戸市の災害ボランティア2日目

2019年10月18日 | ボランティア

 10月17日(木)

 朝8時半過ぎに坂戸市のボランティアセンターへ駆けつけると、ボランティア支援の人達がポツポツと訪れていた。中には外国人男性もいる。坂戸市の被災状況がそれ程甚大では無かった?せいなのか、センター内にさほどの緊迫感は見られない。

 今日は坂戸市石井水処理センターに設置されている廃棄物集積場での作業を要請された。田園地帯の中にある水処理センターは広々とした近代的な施設で、その一角に被災地から運ばれた廃棄物が集積されていた。

 石井水処理センター

 午前中は持ち込まれる廃棄物もそれ程多く無く、けっこう手持無沙汰だった。そこで空いた時間は、持ち込まれた廃棄物の袋を開けて中身を分別する作業をした。被災した住宅から出されたゴミは搬出するのが精一杯で、分別する余裕何てない。それは昨日の作業でよく判っていた。

 廃棄物集積場

 同上

 ゴミの選別作業は地味でけっこう辛い作業だった。中身は千差万別、得体の知れぬ液体が入った容器などや、区分を判別しかねる廃棄物などがる。中腰での作業なので、昔の腰痛が再発せぬかと一寸不安だ。それに廃棄物から発する悪臭で、若干気分も悪くなってくる。

 それでも此処はまだノンビリとしたペースで作業できるから、東北大震災や鬼怒川水害の被災地に比べたら随分と楽だ。作業中に石川坂戸市長が「御苦労さまです。」と言いながら激励に訪れていた。私としては地元出身の女優、菅野美穂さん辺りに来てもらった方が俄然やる気が湧くのだが。

 ランチは近くのコンビニで済ます。水処理センターの隣は坂戸市運動公園となっており、明るい歓声を上げてテニスを楽しむ市民の姿も見える。この非常時にとも思うが、現実とはシュールなものである。

 午後になって次から次に廃棄物が持ち込まれるようになった。畳や家具などの重量物も多く、それを分別して積み上げていく。こんな作業の方がヤッター感があってやりがいがある。

 午後4時近くになっても廃棄物は持ち込まれてくるが、一応ボランティアの午後4時までとなっているので、我々は作業を終了させてもらった。今日の作業で若干腰に来て疲れもあるので、明日のボランティアはパスするつもりです。

 私は尊敬する尾畠春夫さんの爪の垢ほどの根性も無いし、何しろ70過ぎのジジイなもんでお許し願いたい。週末には元気のいい若者が大勢ボランティア活動に駆けつけてくれるでしょう。被災した方々が1日も早く普通の日常生活を取り戻せるよう願っています。

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浸水被害の県営東坂戸団地でボランティア支援

2019年10月16日 | ボランティア

 10月16日(水)

 関東地方を直撃した台風19号は、私が住む埼玉県でも幾つかの河川を氾濫させ大きな被害をもたらせた。これはひょっとしたらボランティア支援の可能性がありだなと思い、昨日我が街の市役所内にある社会福祉協議会を訪れて、ボランティア保険の加入手続きを済ました。

 そして今日の午前、社会福祉協議会の職員から「今坂戸市で災害ボランティアの募集をやっています。よければ行ってもらえませんか。」と依頼の電話が入った。坂戸市の社会福祉協議会へ駆けつけると、「県営東坂戸団地への支援をお願いします。」と言われた。

 車で現地へ直行し、東坂戸消防分署の駐車場に車を停めた。隣接する県営東坂戸団地が支援の対象エリアで、集合住宅の1階部分が全て浸水していた。昨日テレビで「陸の孤島」と報じていた老人ホームもこの近くに建っている。

 ボランティア支援をした場所

 被災した室内へ土足で入ると、水に浸かって廃棄物と化した家具や品々が足の踏み場も無い程散乱していた。その悲惨な状況に、住民の方へ掛ける言葉も無い。

 濡れて使いものにならなくなった物を屋外の集積場へ運び出すと言うのが我々の主な作業内容であったが、特に大きな家具や畳の搬出が大変だった。午前中は一般ボランティアだけの作業だったが、午後から元気な城西大学の学生達が大勢加勢してくれたので、作業は格段に速まった。

 作業を終えたのは午後4時前、市職員の話では明日のボランティアはまだ未定との事だ。でも現状を見ると明日もやる事になるだろう。そうなったらこの老骨を鞭打って、明日もはせ参じよう。

 特別な能力がある訳じゃ無いから単純作業しかお役に立てないが、被災した住民の方々の「ありがとうございます。」の言葉を聞くと、モリモリヤル気が湧いてくる。普段はプラプラお気楽トンボの私だってやる時はやる。林修先生じゃないけど、「やるなら今でしょ。」

 東坂戸消防分署の駐車場にて

 東坂戸消防分署(奥の建物が県営東坂戸住宅、)

 

被災現場は心情的に撮影できませんので省略。

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今年も雪だるまスキーツアーに参加して

2019年02月18日 | ボランティア

2月15日(金)~17日(日)

 

 「障害者と健常者が一緒にスキーを楽しもう」というコンセプトで始まった年に一度の雪だるまクラブスキツアーも今年で早くも16年目になるそうです。今回も29名の方の参加を得て、黒姫高原スキー場でソコソコ天気にも恵まれて賑やかで楽しいツアーとなりました。

 私は例年通りH君のパートナーとなって三日間一緒に滑った。彼とのコンビも4年目となり相変わらず会話は無いものの、心のふれあいが少しづつ深まった感じがしないではない。

 彼に訊いてみた訳ではないので何処かのテレビCMではないが、「俺もアッチのパートナーの方がイイ~」何て嫌がってるかも知れないけれど、私は案外名コンビではないかと思っている。

 だから又来年もH君には参加して欲しいし、その時は又私がパートナーとなって一緒に滑って良い思い出を作りたい。だからH君来年も必ず来てネ。待ってるよ。

 ゲレンデで集合

 H君の華麗な滑り

 総会で3名精勤賞で表彰(左の受賞者がH君、中央がN君、右がS君

 2次会の懇親会で昼間のスキーをビデオ鑑賞

 最終日、黒姫高原に青空が拡がった。

 

 

 

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H君とのスキーも3年目

2018年03月01日 | ボランティア

  雪だるまクラブのスキーツアーでは、障害者のレベルに合わせてグループ分けをして健常者がサポーターとなってグループを指導するという形をとっているが、3年ほど前から私はマンツーマンでH君とペアを組むようになった。

 多分グループ分けを考える会長が、H君と私の相性が良いと思っているからであろう。でもH君と二人のスキーは、最初の頃には随分戸惑った。彼は殆ど言葉を発しないので意志の疎通が図れず、互いの会話が無いのでそれが少し苦痛でもあった。

 しかし去年辺りから「別に会話なんてどうでもいいじゃないか。」と思いを改めるようになった。二人でリフトに乗っても、H君は勝手に何かを口ずさんでいる。私は私で「山が綺麗だなとか、あのスキーヤーカッコいいなあ」何て勝手に夢想している。考えてみたら私は他人との会話はそれ程好きじゃない。会話に気を使うくらいなら黙っている方が気楽だ。

 だから今年はH君とのマンツーマンを自ら志願した。そんなH君と私の間柄だが、少しづつ親密度の度合が増してきている気がしないでもない。今年はレストランでの休憩中も、私の分までお茶を運んでくれるようになった。そして最終日に別れる時も「アリガト」と私の目を見て言ってくれた。

 足腰の強いH君は中級斜面以下ならどんなゲレンデも、ボーゲンスタイルの直滑降で休まず滑って行く。今まで転んだ姿を見た事が無く、その力強さには感心する。そんな彼と来年も一緒に滑れればいいなあと思う。H君はどう思ってるか判らぬけれど、クラブの中で多分私ほどH君との相性が良いパートナーはいないと自負しているので。

 私のパートナーH君

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雪だるまクラブスキーツアー、無事に終了

2018年02月27日 | ボランティア

 2月23日(金)~25日(日)

 今年で15回目となる二泊三日の雪だるまクラブスキーツアーが無事に終わった。障害者と健常者が一緒にスキーを楽しもうというのがクラブ活動目的だ。常連さんに加え、新たなメンバーも僅かづつだが増えており、今年も30名の参加があり、楽しいスキーができた。

 ツアーそのものは今年も順調な運営であったが、今後のクラブ活動に幾つか問題点というか暗雲が漂っている。一つの問題は、宿泊先の「ホテルアスティくろひめ」が今季限りで営業を終え、経営母体のJAが民間会社にホテルを売却してしまうという事だ。

 そうなるとホテル営業が継続されるとしても、今までどおり我々障害者団体を受け入れてくれるかどうか不明だ。もし受け入れてくれたとしても宿泊料金が大幅にアップしてしまうかも知れない。

 次なる問題は、クラブを運営する役員の健康問題で、会長のH子さんは現在入院中で今回のツアーには参加する事ができなかった。又副会長のK子さんも最近退院したばかりで今も治療を継続中だ。

 クラブの中核となる彼女らの病状によっては、今後のクラブ運営に大きな支障が生じてしまうだろう。私も会計係の役を解任してもらうつもりだったが、会計監査役として役職に残る事になってしまった。

 雪だるまクラブのスキーツアーを楽しみにしている障害者の人も多く居るので、何とかクラブの継続を願うものの前途は楽観できない。でもせっかくここまでやってきたので、来年も是非ツアーを開催してメンバーの人達と再会したいと切に願っている。

 黒姫スキー場での集合写真

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雪ダルマクラブスキー三日目

2018年02月25日 | ボランティア

 2月25日(日)  天気=曇り

 雪ダルマスキーツアーも今日が最終日となった。ペアを組んで滑っていたH君と午前中一緒に最後のスキーを楽しみ、来年の再会を約束して昼前にお別れした。
 昨日の夜はクラブの総会も無事に終了し今年のスキーツアーもどうやら盛会のうちに終える事ができたようだ。時間が早いので、午後2時ころまで滑り、会の仲間たちと別れて帰宅の途についた。関越道は渋滞していたが、本庄児玉から一般道を走り夕刻には我が家へ戻った。今は何だかホッとした気分です。

 雪だるまクラブの仲間達

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雪ダルマクラブスキーツアー、一日目

2018年02月23日 | ボランティア

2月23日(金) 天気=晴れ

 障害者と健常者が一緒にスキーを楽しむ雪ダルマクラブのスキーツアーも15回目を迎え、今日から黒姫高原スキー場で始まった。
 一日目の参加者は15名、私は去年と同様にH君とペアを組んで一緒に滑る事になった。ゲレンデはガラガラで天気も良い絶好のスキー日和なので、とても気持ちよく滑る事ができた。
 風邪が治りきっていないせいか、午後3時頃になると疲れを感じ始めてきた。
H君も眠そうだったので、早めに宿泊先のホテルへ戻り、展望風呂に浸かってノンビリ疲れをとり、ガラケーでブログを作成したところです。

 Hくん(左)と雪だるまの仲間達

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雪だるまスキーのH君から感謝の便り

2017年03月09日 | ボランティア

 3月9日(木)

 先日の雪だるまスキーで私のパートナーだったH君から今年も感謝の葉書が届いた。「Fさん、おげんきですか。ぼくはげんきです。ゆきだるまスキーはたのしかったです。ありがとうございました。 H記」と簡素にお礼の言葉が綴られ、彼のお母さんからも丁寧な感謝の言葉が追記されていた。

 相性が良いと思われているのか、この3~4年の雪だるまスキツアーではH君のパートナーを専ら私が務めている。彼は殆ど言葉を発しないので普通の会話ができない。沈黙が苦痛で最初は何かと彼に一方通行の声掛けをしたが、最近は考えを改めた。

 H君がスキーを楽しめるのは年に一度この機会だけ、だったら会話など関係なく思い切り彼にスキーを楽しんでもらう事だけ考えればよい。彼を先導してただひたすらに滑りまくるだけだ。H君はマラソンをやっているので足腰が強く、ボーゲン直滑降で中級斜面までなら私にピタリとついてくる。最近はそんな彼との沈黙のスキーにも馴染んで、私も自然体で楽しめるようになってきた。

 ツアー最終日、スキーを終えて別れる時、彼は付き添って来たお母さんに促され「ありがとうございます。」と頭を下げてくれた。「本当に楽しかった?」と半信半疑の私だが、お礼の便りで彼の気持ちが判りジンワリ喜びが湧いてくる。・・・・私こそ彼にお礼を言いたい。世界広しといえど、私に感謝の便りをくれる人は彼一人しかいないのだから。

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2017年雪だるまスキーツアー開催

2017年02月27日 | ボランティア

2月24日(金)~26日(日)

 

 障害者と健常者が一緒になってスキーを楽しもうという主旨で始まった雪だろまクラブのツアーも今回で15回目を迎えた。大雪で帰宅の道が閉ざされるという異常事態が3年前のツアーであったが、今回は三日間とも穏やかな好天に恵まれて申し分のないスキー日和だった。

 スキー場センタハウス前で記念写真

 黒姫スキー場から妙高山

 スキー場から野尻湖、奥志賀方面

 私のしどろもどろの司会進行で始まった総会も、参加者の皆さんの暖かい心に助けられ無事に終わった。又沢山の差入れもいただき、ありがたい限りでした。夕食後の懇親会では自己紹介の後、Sさんが撮ったビデオの鑑賞会となり、華麗な滑りを見せるサポーターの方々の後に、不格好な我が滑りを見るのは中々辛いものがありました。

 夕食前に総会行事

 夕食後全員写真

 懇親会

 会の中止的存在であるアルコール大好きのT元会長が腰痛手術の為今回は参加できなくなったので、懇親会も節度ある盛上りで早めにお開きになったのは後片付け掛かりの私にとっては有難い事でした。

 三日間のツアーは事故も無く、「来年又会いましょう。」と笑顔で解散できたので、まずまずの成功と言えるでしょう。参加している障害者の大半は年に1回この機会にしかスキーを体験できないので、このツアーをとても楽しみにしているそうです。そんな人がいるかぎり雪だるまクラブの存在意義があるのではと思っています。

 スキー場を離れ帰宅の途についたが、交通事故で上りの上信道佐久~軽井沢間が通行止めとなり一時はどうなるかと危惧したが、迂回路を何とかすり抜けて夕刻には我が家へ戻る事ができた。しかし少し遅れて出発した後続の人達は、渋滞に阻まれて夜遅くの帰宅となったようだ。

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