Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

突然ですが、尾瀬の至仏山を登ってきました。

2023年09月14日 | 山歩き

9月14日(木)

天気=曇り時々晴れ

0636鳩待峠→0941~1016至仏山→1314鳩待峠

9月に入り山へ行きたい虫が騒ぎ始めたので、久々に尾瀬の至仏山へ出掛けました。

昨夜は関越道の赤城高原SAで車中泊、残暑で寝苦しい一夜を過ごしました。今朝早く尾瀬戸倉の駐車場に着いて、シャトルバスで6時半過ぎ鳩待峠に到着、ここから登山開始です。

秋雨前線の影響なのか今日は雲の多い天気、しかし登るに連れて陽が差し始め3時間かけて至仏山に着いた時には青空が広がった。山頂は雲海の孤島で、合間から尾瀬ヶ原や尾瀬沼も見える。

夏が来なくても思い出していた遥かで遠い空の尾瀬にやって来る事ができて、今日も良い一日でありました。

尚登山の詳細は、後日のブログで紹介したいと思います。

 

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北ア、白馬岳登山三日目(白馬山荘→白馬尻→猿倉登山口)

2023年08月14日 | 山歩き

8月9日(水)     天気=曇り

05:45白馬山荘→ 05:57~06:03白馬岳頂上小屋→ 06:46~54避難小屋→ 10:00~12白馬尻小屋跡→ 10:33林道終点→ 11:15猿倉登山口

 

 年寄りの辛いところは、疲れが中々抜けない事です。山行三日目白馬山荘で迎えた朝は、少し頭痛が残り身体が重かった。身体が重いのは登山の疲労だが、頭が痛いのは多分昨日ビールを飲み過ぎたせいでしょう。

白馬山荘を出発

 朝食を終えて朝6時前に山荘を出発する。白馬岳に再び登ろうかとも思ったが、山頂部がガスっていたので諦め下山を開始した。台風の影響なのか稜線を吹き抜ける風は強く、稜線直下の白馬岳頂上宿舎まで降って強風は収まった。

山荘前から西に、毛勝三山と奥に富山平野や能登半島を望む

白馬頂上宿舎へ降る

頂上宿舎下にある融雪の水場

 頂上宿舎を通過すると、お花畑の中に続く道をジグザグに降って行く。頂上宿舎から40分ほどで、登山道脇に建つ小さな避難小屋に着いた。小屋の中は人二人が座ってやっとというほど狭く、雨露を凌げるだけの建物です。

大雪渓へ向かって降る道

登山道沿いにある小さな避難小屋

避難小屋下の小雪渓は小さくなり、残雪を踏まずに通過

 避難小屋から先も、歩き難い急坂の降りが続く。我々二人の足取りは重く、幾度も休憩しながら降って行く。避難小屋から1時間以上過かって、ようやく大雪渓の上端部に達した。

大雪渓が眼下に見えてきた

大雪渓上端部

 此処で靴にチェーンスパイクを装着し、雪渓歩きとなる。大雪渓は天然のエアコンですこぶる心地よいが、足を滑らせると滑落の危険があるので結構気が抜けない。

大雪渓の降り

続々と大雪渓を登って来る登山者達

 見渡す大雪渓は地球温暖化のせいだろうか、以前登った時に比べると残雪量が減少し歩ける距離も短くなっている。そんな事を思いつつ降って行くと、霧の中の大雪渓末端部に降り立った。

大雪渓と白馬沢の合流地点

大雪渓末端部が近づいてきた

大雪渓末端部

 大雪渓末端部から再び登山道を降り、10時頃白馬尻小屋跡に着いた。此処まで降れば着いたも同然と安心したが、標高が下がった分だけ気温が上がり暑さが堪えた。

白馬尻小屋跡地(幕営可、有料トイレ有り)

 白馬尻小屋跡から緩やかな道をしばらく降りて林道終点に着き、そこから山腹を巻く林道を40分ほど歩いて、11時15分頃に猿倉登山口へ到着した。

林道を歩いて猿倉登山口へ

 バスの時刻表を見ると、発車時間まで1時間半もある。タクシーの運転手さんが声を掛けてくれたので、栂池高原まで幾ら?と訊いたら6000円位と言うので乗る事にした。

 タクシーの運転手さんは感じの良いオジサンで、話しているうちに30分ほどで栂池スキー場の第2駐車場に到着した。車に乗ると白馬町の日帰り温泉「みみずくの湯」へ向かう。

 「みみずくの湯」は白馬駅から遠くない場所にある小じんまりした日帰り温泉で、入浴料金大人700円のところ、タクシーの運転手さんから入浴料金割引券を貰っていたので、一人600円で入浴できた。

 山里の出湯にドップリ浸かって、山歩きで溜った汗と疲れを洗い流す。老いるほどに山々は高く険しく思えてくるが、年寄りなりの歩き方で白馬の山々を楽しむ事ができ、充実した三日間の山旅でした。

 

    ・・「山旅を、終えて出湯でリフレッシュ」・・

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北ア、白馬岳登山二日目(白馬大池山荘→小蓮華山→白馬岳→白馬山荘→旭岳→白馬山荘)

2023年08月12日 | 山歩き

 8月8日(火)     天気=晴れ時々曇り後雨

05:36白馬大池山荘→ 07:35~47小蓮華山→ 08:24~37三国境→ 09:18~10:00白馬岳→ 10:12~13:05白馬山荘→  13:45~48旭岳→ 14:15白馬山荘

 

 雲が多めながらも、爽やかな朝を迎えた。冷え冷えとした山の息吹を感じて、大池山荘を出発した。なだらかな雷鳥尾根を登って稜線に達すると、西に懐かしい雪倉岳と朝日岳の山嶺が望めた。

白馬大池山荘を出発

朝霧漂う白馬大池が幻想的

雪倉岳(左)と朝日岳(右)

 コマクサの花咲く道を歩いていると突然珍しい「ブロッケン現象」が出現して、老いたる我々を励ましてくれるかのようであった。急な道をジグザグに登って船越ノ頭に達すると、今朝方出発した白馬大池が小さく見えた。

突然出現したブロッケンの虹

コマクサの花

船越ノ頭直下から白馬大池

 船越ノ頭から小蓮華山に向かう尾根道は東からの風が強くて火照った身体が一気に冷やされた。展望の素晴らしい尾根道を辿って、大池山荘からコースタイム通りの約2時間で小蓮華山(2766m)に着いた。

船越ノ頭から小蓮華山に続く稜線

小蓮華山が近づいた

小蓮華山山頂

 登る人、降る人多くの登山者で、山頂は賑わっている。小蓮華山から三国境の間は、小さなアップダウンの快適な尾根道が続く。新潟・富山・長野の県境が接する三国境からは、先刻西に望んだ雪倉岳や朝日岳が北に重なって見えた。

小蓮華山から三国境へ向かう尾根道(遠くに白馬岳を望む)

三国境

 三国境から白馬岳へは急登の道に変わる。辛い急坂の登りも、涼風と美しい展望が励ましてくれる。前衛の岩峰を越えると、前方に白馬岳の山頂が現れた。

遠くに白馬岳の山頂が見えた

 9時18分白馬岳(2932m)に到着、360度の大展望が我々を迎えてくれた。暖かい陽射しの山頂は風も穏やかで居心地が良く、10時までゆっくり滞在した。

白馬岳山頂

山頂から剣立山連峰方面

 山頂直下に在る白馬山荘に10時過ぎ着いたが、宿泊受付は11時からなので、それまで屋外のベンチでビールを飲みつつ周囲の展望を楽しんだ。11時過ぎに受付を済まし、指定された客室へ荷物を置く。細かく仕切りされた白馬山荘の客室はゆとりがあって、大池山荘に比べると随分快適です。

山頂から白馬山荘へ向かう

宿泊した白馬山荘3号館

間仕切りされた客室

 お昼過ぎて暇なので、白馬岳の西に聳える旭岳へ単身空身で往復する。旭岳は白馬岳へ来る都度気になっていたのだが、今まで登った事は無かった。祖母谷温泉へ向かう登山道を伝って旭岳直下まで来ると、「登山道以外は立入禁止、旭岳は登れません」と書かれた標識が在った。

旭岳へ向かう道

 執念深いのが団塊世代の悪いところで、しつこく探すと山頂へ向かう薄い踏み跡を見つけた。その道とは言えぬ踏み跡を伝って、登山道から10分ほどで小さな山頂標識が在る旭岳(2867m)に着いた。

旭岳山頂

山頂から白馬岳

  山頂から眺める白馬岳は、たおやかで雄大な山容です。旭岳一帯を立入禁止にしているのは自然保護の観点からでしょう。警告を犯した罪悪感があったので、写真を撮り終えると速やかに山頂を後にした。登った私が言うのも何ですが、善良なる皆さんは旭岳を登らないように願います。

 白馬山荘へ戻ると、妻と二人山岳展望レストラン「スカイプラザ白馬」で午後の一時を過ごす。山の上の綺麗なレストランで冷たい生ビールが飲める何て良い時代になったんでしょう。白馬山荘は朝夕の食事も美味しくて、さすが日本で最も人気の高い山小屋の一つだと実感しました。

白馬山荘展望レストラン「スカイプラザ白馬」

 

      ・・「老夫婦、迎えてくれた白馬岳」・・

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北ア、白馬岳登山一日目(栂池ロープウェイ自然園駅→白馬乗鞍岳→白馬大池山荘)

2023年08月10日 | 山歩き

8月7日(月)     天気=曇り時々晴れ後雨

 

09:19栂池ロープウェイ自然園駅→ 09:25栂池ビジターセンター→ 10:17~27銀嶺水→ 10:17~27天狗原分岐→ 12:22~24白馬乗鞍岳→ 13:05白馬大池山荘

 

 せっかくの夏休み(毎日日曜日だけど?)なので何処か日本アルプスの山へ行こうと考えて、2年前に登れなかった北アルプスの白馬岳へ行く事にした。コロナ過以降北アルプスの山小屋は殆ど完全予約制なので、1泊目は白馬大池山荘、2泊目は白馬山荘を予約をする事から山旅がスタートした。

 7日早朝にマイカーで我家を出発、長野道の長野インターで高速を降りると、オリンピック道路を白馬村へと車を走らせた。8時半過ぎに栂池スキー場へ到着、第2駐車場(無料)に車を停めると、5分ほど歩いてゴンドラリフト乗り場に着く。

栂池スキー場第2駐車場(無料、ゴンドラ乗り場から歩いて5分の距離)

 此処の登山案内所に登山計画を提出した後、ゴンドラに乗車、20分ほどで終点の栂の森駅に着き、今度は栂池ロープウェイに乗り換え、5分ほどで終点の自然園駅に着いた。文明の利器で一気に標高を上げ、此処から登山のスタートです。

ゴンドラで栂の森駅へ

栂の森でロープウェイに乗り換える

自然園入口のビジターセンターが登山道入口

 今日は曇り勝ちだが、ムシムシ湿度の高い天気、天狗原への急坂を登って行くと、たちまち身体が汗まみれになる。下山の人も多く、中には転倒して骨折した腕を三角巾で固定した人もいた。

 登山口から50分ほどで「銀嶺水」の水場に着く。登山道傍でコンコンと水が湧き出しており、冷たくてとても美味しい清水だった。銀嶺水を過ぎるとだんだん傾斜が緩み、美しい湿原が広がる天狗原に着いた。天狗原から風吹大池へ向かう登山道が右に分岐していた。

銀嶺水の水場

天狗原の湿原

天狗原の風吹大池分岐

 天狗原を過ぎると、白馬乗鞍岳への急登になる。岩のゴロゴロした急登は歩き難く疲れる道で、下山者とのすれ違いにも気を遣う。残雪の道を通過すると、ようやく傾斜が緩み、やがて平坦な白馬乗鞍岳(2456m)の山頂に着いた。

岩のゴロゴロした白馬乗鞍岳への道

残雪の上を通過

白馬乗鞍岳山頂

 山頂から岩のゴロゴロした緩やかな道を降って行くと、霧の彼方に白馬大池と湖畔に建つ大池山荘が見えた。やがて池沿いの道になり、午後1時過ぎに白馬大池山荘に到着した。

霧の彼方に白馬大池と大池山荘が見えた

白馬大池山荘

 今宵の大池山荘は満室で室内は何処のかしこも人だらけ、マスクしている人は殆ど居らず、コロナの予防対策などあって無いようなものだ。感染したら自己責任で諦めるしかない。

山荘の客室(今日は満室で、4畳に5人の寝床だった)

 夕食までの午後は、食堂で本を読んだりして過ごす。午後3時頃から突然強い雨が降り出した。バケツをひっくり返したような雨は一向に止まず、大池の水が溢れ出すんじゃないかと心配するほどだった。

 午後5時からの夕食を終えるとする事も無いので、蚕棚のように狭い部屋で眠りに着く。久しぶりの山小屋の夜は、何だか息苦しくて中々寝付かれなかった。深夜トイレのついでに外を眺めると、満天の星空だったので少しホッとした。

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北アルプス、白馬岳に来ています。

2023年08月08日 | 山歩き

8月8日(火)天気=曇り時々晴れ

 

突然ですが、今日北アルプスの白馬岳に来ています。昨日は白馬大池山荘に泊まったんですが、午後から土砂降り雨でした。

しかし今朝は時折陽が差すまあまあの山日和、2年前登れなかった白馬岳の山頂を踏む事ができました。

白馬岳山頂

白馬山荘に早く着いたので、午後は北アルプスの展望をツマミにビールを飲んでいます。

いつまで山に登れるか分からないけれど、今日は生きてて良かったと思える一日でした。尚、登山の詳細は後日のブログにて紹介します。

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信州、霧ヶ峰高原ハイキング(詳細)

2023年07月19日 | 山歩き

7月17日(月)     天気=晴れ

08:04八島湿原駐車場➜ 08:24~31奥霧小屋➜ 09:15~25物見岩➜ 09:44~54蝶々深山➜ 10:09~20車山乗越➜ 10:30殿城山分岐➜ 10:53~11:01南ノ耳➜ 11:11~21北ノ耳➜ 11:44~49男女倉(ゼブラ)山➜ 12:12奥霧小屋➜ 12:33八島湿原駐車場

 

 猛暑の中何処か涼しい所は?と考え、名前からして涼しげな霧ヶ峰高原へ行く事にした。早朝我が家を出発し中央道の談合坂サービスエリアで休憩したらやけに混雑している。そうか今日は祝日(海の日)だったんだと初めて気が付いた。

 諏訪インターで高速を降り、午前8時前霧ヶ峰高原北端の八島湿原に着いた。駐車場は既に満車状態で、誘導係の案内で何とか路肩に駐車する事ができた。

八島湿原駐車場(奥の山は鷲ヶ峰)

 準備を終えると、車道を下を潜って八島湿原へ向かう。青空の下湿原の奥に広々とした緑の草原が広がる。標高1600mに吹く風は爽やかで、これぞ三菱・・じゃ無くリアル「霧ヶ峰」という感じ、湿原の縁の木道を20分ほど歩いて奥霧小屋に着く。此処は営業小屋では無さそうだが、立派なトイレが設置されていた。

八島湿原入口看板

湿原から奥に車山方面

湿原最大の沼、鎌ヶ池

奥霧小屋

 奥霧小屋の先で鹿除け柵を通過し、ぬかるんだ樹林帯の道をしばらく進むと物見岩へ向かう緩やかな登りになった。ゼブラ山から北ノ耳に続く尾根を左に見ながら登って行くと、ユニークな岩塔がある物見岩に着いた。

鹿除け柵を通過する

男女倉山から北ノ耳に続く尾根

物見岩

 物見岩は霧ヶ峰高原の中心的な位置で、周囲の展望が素晴らしい。ここから蝶々深山へは緩やかな草原の道が続き、爽やかな高原の雰囲気が心地よい。

物見岩から蝶々深山へ向かう道

 物見岩から20分ほどで着いた蝶々深山(1836m)は、観光リフトが通じる車山から近いせいか大勢の人で賑わっていた。蝶々深山の山頂から、初めて八ヶ岳連峰の全貌が望めた。連峰北端の蓼科山が、此処からは高々と聳えて見える。

蝶々深山山頂

 霧ヶ峰高原最高峰の車山は以前に登った事があるのでパスして、車山乗越から南ノ耳ピークへ向かう道に入る。この道も緩やかな草原の道で、とても快適に歩いて行ける。

車山乗越(奥の白いレーダーのある山が車山)

車山乗越から八ヶ岳連峰(左端が蓼科山)

 南ノ耳(1838m)から北ノ耳ピーク(1829m)に続く尾根の東側はエコーバレースキー場のゲレンデで、眼下に姫木平別荘地が広がって見える。北の耳ピークから緩やかに20分余降って着いた最後のピーク男女倉山(ゼブラ)(1776m)山も眺めが良く、山頂からは眼下に八島湿原が広がって見える。

殿城山分岐から南ノ耳ピーク

南ノ耳ピーク

南ノ耳ピークから八島湿原方面

北ノ耳ピーク

北ノ耳ピークから男女倉山へ降る道

男女倉(ゼブラ)山山頂

 山頂から八島湿原に向って緩やかに降り、30分足らずで往路を歩いた奥霧小屋に着いた。湿原縁の木道を歩いて、お昼過ぎに八島湿原駐車場へ戻って来た。

男女倉山から八島湿原

木道を歩いて駐車場へ向かう

 駐車場は行楽の人達で相変わらず大混雑している。我々夫婦は炎熱地獄の下界に早く降りたくなかったので、午後遅くまで霧ヶ峰高原や白樺湖畔で時間を潰し、夕暮れ時に今宵の宿、諏訪湖畔の「ユーペンハウス」へ向かった。爽やかな霧ヶ峰高原の風を満喫した一日でした。

 

        ・・「霧ヶ峰、エアコンよりも生が良い」・・

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猛暑逃れで、霧ケ峰高原ハイキング

2023年07月17日 | 山歩き

7月17日(月)天気=晴れ

暑さ逃れでとに角標高の高い所へ行こうと、信州の霧ケ峰高原に出掛けた。八島湿原駐車場に車を停めて、約4時間ほど高原を歩いた。

霧ヶ峰高原(物見岩から蝶々深山へ向かう道)

三菱じゃ無く、リアルな霧ケ峰の風は爽やかで、快適な山歩きができました。でももうすぐ下界に降りなきゃならない。今夜は諏訪湖半のユースホステル、ユーペンハウスに泊まります。

なお山歩きの詳細は、後日のブログで紹介します。

 

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富士地区、三つ峠山~清八山ハイキング

2023年06月23日 | 山歩き

6月20日(火)     天気=霧一時曇り

07:52三つ峠山登山口→ 09:00~12三つ峠山荘→ 09:27~42三つ峠山→ 10:00御巣鷹山→ 11:10~13大幡山→ 111:20送電線鉄塔→ 11:35清八八丁峠(林道終点)→ 11:46清八山→ 11:52~12:10清八八丁峠(林道終点)→ 12:38三つ峠山登山口

 

 梅雨の晴れ間を狙って山へ出掛けた。向かったのは富士河口湖北側の三つ峠山界隈、早朝我が家を出発し圏央道~中央道を経由して富士吉田まで来てみれば、目指す三つ峠山は雲の中だった。

 朝7時50分頃に御坂峠南麓の三つ峠山登山口に着いた。雨こそ降って無いが霧に包まれてジットリした天気、それでも駐車場には多くの車が停まっていた。

三つ峠山登山口のトイレ

ここから歩き始める

 準備を終えると、トイレ横の登山口から出発する。樹林帯の道は霧に包まれて冷ややかで、大して汗も掻かず登って行く。単調な道を1時間余登ると稜線間近となり、三つ峠山荘前のベンチに着いた。

三つ峠山へ向かう登山道

三つ峠っ山荘

 天気が好ければここから富士山を望めるが、霧に覆われて何の景色も見えない。山荘前には2台の四駆車が停まっている。我々が登って来た急こう配の道を走っているのなら、凄い機動力だ。

三つ峠山荘の四駆車

四季楽園手前の展望地点(晴れていれば富士山がバッチリ)

 三つ峠山荘から数分進むと、もう一軒の山小屋「四季楽園」があり、その先で屏風岩への道が右へ分岐し、そこからしばらく登ってNHKの中継塔が立つ、三つ峠山(1785m)に着いた。

四季楽園

三つ峠山山頂のNHK中継施設

 山頂には我々と同年輩のご夫婦が先着して休んでいた。ここで富士山をバックに写真撮影を目論んでいたが、相変わらず霧の中なので致し方なく軽く栄養補給した後山頂を後にした。

三つ峠山山頂

 三つ峠山と御巣鷹山の鞍部は気持ちの良い草原で、保護柵の中でアヤメの花が咲いていた。鞍部からしばしの登りで着いた御巣鷹山(1775m)は、通信アンテナ施設で占拠され、標識すら無く味気ない山頂だった。

鞍部から御巣鷹山山頂

鞍部に咲くアヤメ

御巣鷹山山頂

 御巣鷹山からは急な坂をしばらく降り、その後はアップダウンの多い尾根道が続き、御巣鷹山から1時間余でヒッソリとした大幡山(1531m)に着いた。大幡山を降った鞍部には尾根を横切る高圧送電線の鉄塔が建っていた。

御巣鷹山から急坂の降り

清八山へ向かう登山道

尾根を横切る高圧送電線の鉄塔

 鉄塔から小さなピークを越えると、清八林道の終点がある大幡八丁峠に着いた。「私此処で待っているわ」と言うので、私は単独でここから清八山へ向かう。

清八林道の終点

 清八山への道は思ったより遠かったが、峠から10分ほどで着いた。清八山(1593m)の山頂は霧で何の展望も無く、記念の写真を撮っただけで峠へと引き返した。峠で休んでいた妻と合流すると、緩やかに三つ峠山登山口へ向かう清八林道を降って行く。

清八山山頂

 この頃からようやく時折陽射しも差すようになり、稜線の山々が薄っすら望めるようになった。峠から20分足らずの林道歩きで、出発地点の三つ峠山登山口へ戻って来た。車に乗ると都留市の日帰り温泉「芭蕉月待ちの湯」へ向かい、山の汗を流した。

 今日は終始霧に覆われて展望に恵まれない山歩きとなったが、霧に濡れた緑が美しく豊かな自然に癒された良い一日でした。

清八林道を降って行く

登山口のゲートに戻って来た

 

  ・・「三つ峠、望んだ富士は霧の中」・・

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栃木県、中倉山~沢入山登山

2023年06月11日 | 山歩き

6月8日(木)     天気=曇り一時晴れ

07:19銅親水公園駐車場→ 07:54~58下登山口→ 09:17~20ローソク岩→ 09:43~49中倉山→ 10:20波平ピーク→ 10:33~11:10沢入山→ 11:19波平ピーク→ 11:54登山道分岐→ 12:31~37上登山口→ 12:52下登山口→ 13:20銅親水公園駐車場

 

 山友のJさんと久しぶりに山へ出掛ける事になった。向かったのは渡良瀬渓谷上流の足尾銅山跡地の奥に聳える中倉山、以前は地図に登山道の記載が無く不遇の山だったが、山頂部からの眺めの良さで最近は登る人が増えてきた。

 早朝我が家を出発し北関東道の波支江PAで高速を降りると、渡良瀬渓谷沿いの国道122号を遡り、7時過ぎに登山口の銅親水公園駐車場に着いた。

 天気は高曇りで予報では今日一杯もつようだが、雨が降らぬのを祈るばかりだ。駐車場を出発すると道を閉ざすゲートを潜り、最初に久蔵沢に架かる橋を渡り続いて松木沢に架かる橋を渡る。

銅親水公園駐車場(奥に中倉山が望める)

一般車通行止めのゲートを潜って出発する

久蔵沢に架かる橋を渡る

 この辺り一帯は足尾銅山が在った場所で、鉱毒を含んだ煙により周囲の山々は木々が涸れ禿げ山になってしまったが、その後の熱心な植林活動で徐々に緑を取り戻しつつあるようだ。

登山口へ向かう林道

 谷間の林道を30分ほど歩いて登山道の入口に着いた。このコースは地図の道の記載が無いバリエーションルートで、何度も中倉山に登っているJさんがぜひ歩きたいと言っていた道だ。

バリエーションルートの登山口(標識の類は無い)

 有るか無いかの薄い踏み跡を探りながら、急な尾根を登って行く。本当に山頂まで道が続いているのか不安にもなるが、急登の分だけドンドン標高は上がっていく。

薄い踏み跡を登って行く(所々目印のテープ有り)

痩せ尾根の通過

 所々もし足を滑らせたらタダでは済みそうにない痩せ尾根があり、慎重に登って行く。1時間ほど登ると、頭上に特徴ある形のローソク岩が見えた。急な岩場を登ってローソク岩の根元に着くと、周囲の展望が開いた。

ローソク岩直下の岩場

ローソク岩

 ローソク岩から少し登ると一般コースと合流し、そこから先はツツジの花が咲く気持ちの良い展望尾根歩きとなった。気持ちよく歩いて行くと、360度の展望が広がる中倉山(1520m)の山頂に着いた。

ローソク岩の少し上の展望地点(この先で一般道と合流)

中倉山山頂の手前

中倉山山頂

 少々疲れてゆっくり休みたい気もあったが、今日は奥に聳える沢入山が目標地点なので、一息入れて出発する。中倉山から降った少し先の鞍部に「孤高のブナ」と呼ばれる木がある。樹木の少ない稜線にポツンと一本立っているので、そう名付けられたのだろうか。

孤高のブナ

 孤高のブナから痩せた岩尾根を通過して、中倉山と沢入山の鞍部に着いた。此処から沢入山に向け急な登りになる。シンドイ道だが周囲の眺めが良いので気分は高揚する。

痩せた岩尾根の道

鞍部から沢入山への登り(奥に見えている山は波平ピーク)

 急登を終えて着いたピークの標識を見ると「波平ピーク」と書かれていた。ピークのケルンに細い木が一本突き刺さっており、それがサザエさんの父、波平さんの頭みたいで、「波平ピーク」と名付けられたそうだ。

波平ピーク

波平ピークから中倉山方面

 波平ピークから10数分登って、ようやく沢入山(1704m)に到着した。山頂は周囲に疎林があり眺めはあまり良く無かったが、その奥の小さなピークが360度の展望で、そこから奥日光の山々の眺めが素晴らしかった。

波平ピークから沢入山(奥の山)への道

沢入山山頂

沢入山から一つ先の展望ピーク

展望ピークから庚申山(左奥)や皇海山(右奥)の眺め

 此処から眺めると、中倉山は小さな前衛ピークに過ぎない。Jさんも沢入山は初めてだそうで、此処まで頑張って登って来た甲斐があった。40分ほど山頂で滞在し、下山を開始した。

 沢入山と中倉山の鞍部まで戻ると、右手に山腹を巻くトラバース道が在ったので、右折してその道を進む。この道は展望こそ無いが、ツツジの花が咲く気持ちの良い道だった。もし中倉山をパスして沢入山だけ登るのなら、この道を歩いた方が楽だろう。

ツツジ咲くトラバース道

 やがて中倉山へ分岐する道と合流し、そこからは釣べ落としの急坂をジグザグに降って、沢入山から1時間20分ほどで谷間を走る林道に降り立った。此処からは緩やかな林道をテクテクと1時間余歩き、午後1時20分頃車を停めている銅親水公園の駐車場へ戻って来た。

中倉山への分岐地点

ジグザグの急坂を降る

林道の中倉山登山口

 足尾銅山跡地の奥に聳える中倉山は私の登りたかった山の一つで、その奥の沢入山まで登れたのは僥倖だった。車に乗るとわたらせ渓谷鉄道水沼駅に併設した水沼温泉で山の汗を流した。お風呂に浸かりながら、Jさんと「今度は庚申山から中倉山まで縦走したいね」など山談議が弾み、今日は中身の濃い一日を過ごす事ができました。

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奥武蔵、大持山ハイキング

2023年05月26日 | 山歩き

5月25日(木)     天気=曇り時々晴れ

07:32大鳩園駐車場→ 08:06~18ウノタワ分岐→ 08:21林道終点→ 08:58~09:14妻坂峠→ 10:16大持山分岐→ 10:23~47大持山→ 10:53大持山分岐→ 11:03横倉山→ 11:22~25ウノタワ→ 11:44展望地点→ 12:00~14烏首峠→ 13:01林道終点→ 13:21大鳩園駐車場

 

 来週から天気が悪くなりそうなので、今のうちにと妻と二人で奥武蔵の山へ出掛けた。向かったのは大持山、北隣の武甲山に比べると地味だが、それなりに存在感のある山です。

 朝6時前車で我家を出発し、7時半頃名郷集落奥の大鳩園キャンプ場駐車場に着いた。此処に車を停めて妻坂峠に向かう林道を歩き始める。沢沿いに続くこの林道は大雨による土砂災害で最近まで通行止めだったが、現在は復旧して支障なく歩けるようになった。

大鳩園キャンプ場有料駐車に車を停める

 駐車場から約1時間で林道終点に着き、そこから登山道が始まる。樹林帯に続く道はだんだん急になり、最後はジグザグ登りを繰り返して妻坂峠に着いた。峠を吹き抜ける冷たい風が火照った身体に心地よく、しばらく休憩する。

沢沿いの林道を登って行く

林道終点(ここから登山道が始まる)

樹林帯の道

冷たい風が吹きぬける妻坂峠

 峠から大持山へは急な尾根の直登が続く。この尾根道はカタクリの群落が点在するが開花は4月の早春なので、今は一片の花も無く紅い山ツツジが時折見られるだけだった。

急だが気持ちの良い尾根道

 石が積まれた尾根上のケルンを通過すると、稜線までは遠くない。峠から約1時間で稜線上の大持山分岐に達し、初めて展望が開いた。休まず右へ曲がって7分ほど登ると、大持山(1294m)だった。

尾根道上の石積みケルン

大持山分岐から南面の展望

 山頂は狭く展望も無かったが、片隅にシートを広げコーヒーブレイクを楽しむ。休憩を終えると山頂を後に分岐まで戻って、烏首峠へ向かう稜線コースに入る。

大持山山頂

山頂のツツジ

 分岐から急坂を降って、少し登り返したピークが横倉山(1197m)で、小さな山頂標識が無ければ山頂と気づかないだろう。横倉山からツツジの点在する気持ちの良い尾根道をアップダウンしながら進むと、広々とした草原が広がるウノタワに着く。

ウノタワの草原

登山道沿いのツツジ

 此処から名郷へ降る道も最近まで通行止めだったが、登って来たグループが居たので今では歩けるのだろう。ウノタワからしばらく進み急坂を降った鞍部に送電線鉄塔が撤去された跡地が在り、この一帯だけ森林が皆伐されて東西に展望が広がる。

送電線鉄塔跡地の展望地点

 鞍部からしばらく登ると尾根の左側は石灰石採掘現場の跡地となり、登山道沿いに立入禁止のロープがベタ張りされている。ロープ沿いに降って行くと、小さな石の祠がある烏首峠に着いた。

展望地点から少し先の岩場の通過

烏首峠

 峠から植林帯のジグザグに刻まれた道を、名郷に向ってグングン降って行く。30分ほど降ると数軒の廃屋が残る集落跡地に着き、更に降ると採掘現場施設跡と車道が眼下に見えてきた。車道終点に着くと、そこからは緩やかに降る舗装された車道を重力に引かれるように降り、午後1時半前に車を停めているキャンプ地の駐車場へ戻って来た。

樹林帯の降り

沢の通過

廃屋集落

車道終点に降り立つ

車道終点から烏首峠方面

 車のフロントには料金700円也の駐車料金請求の封筒と「さわらびの湯100円割引券が置かれていたので、700円入りの封筒をキャンプ場売店前のポストに投函し、日帰り温泉わらびの湯へ車を走らせた。

日帰り温泉さわらびの湯

 さわらびの湯で100円割引の700円を支払い、山で疲れた身体をゆっくり温泉に浸かる。登山の後の温泉は極楽天国の気分です。今日は累計標高差1000mを凌駕するけっこうタフな山歩きだったが、妻も最後まで元気に歩き通す事ができた。後期高齢者目前の我々夫婦だが、もうしばらくは登山を楽しめそうです。

 

      ・・「梅雨前の、大持山でリフレッシュ」・・

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千葉県、鋸山ハイキング

2023年05月10日 | 山歩き

5月9日(火)     天気=晴れ

10:30日本寺東口駐車場→ 10:34~40大仏→ 11:01~06十州一覧台→ 11:15百尺観音→ 11:25登山道分岐→ 11:55~58鋸山→ 12:21登山道分岐→ 12:27百尺観音→ 12:32~37山頂展望台→ 12:50日本寺東口駐車場

 

 昨日の荒天が嘘のように、今日は陽射しの強い初夏の天気、鋸山ハイクと一緒に日本寺の大仏や五百羅漢像も見たかったので、日本寺東口駐車場に車を停める。

日本寺東口駐車場

 駐車場は無料だったが、お寺の受付で大人一人700円の入場料を払う。階段を登って最初に大仏広場に着く。岩壁に刻まれた身長30mを越える巨大な大仏様は一見の価値があります。

日本寺大仏(石の座像としては日本一の大きさ)

 更に登って行くと、道沿いにいろんな姿をした石の五百羅漢像を見る事ができます。これもインスタ映えする風景です。そこから少し登ると有料の山頂駐車場で、此処にもお寺の受付がある。

石階段を登る

五百羅漢像

 受付横から急な階段を登ると稜線の「十州一覧台」で、東京湾や房総半島の眺めが圧巻です。指呼の間には鋸山ロープウェイ山頂駅が見える。再び受付まで降って、東へ進むと、百尺観音と山頂展望台との分岐に着く。

十州一覧台からの眺め

十州一覧台から鋸山ロープウェイ山頂駅

 鋸山への道は百尺観音から続いているので、まずは百尺観音へ向かう。岩壁に刻み込まれた観音様は身長30m余、その迫力はまるでバーミアンの大仏像(見た事無いけど)を見るようです。

百尺観音へ向かう岩の切れ間の道

百尺観音

 此処にもお寺の受付があり係の女性に鋸山への道を尋ねると、「ここから鋸山まで1時間位かかる。昨日の雨で登山道が滑りやすくなっているから気をつけてね」と教えてくれた。

 これを聞いて妻はヤル気を無くし、アミンの岡村孝子とは似ても似つかぬ口調で「私待つわ」と言った。妻に車のキーを渡し、私は一人で鋸山へ向かう。

鋸山へ向かう登山道分岐

 地図で見ると鋸山は高々339mの山、楽勝で登れるだろうと思ったが、砕石場跡の巨大岩壁下をトラバースする道は急なアップダウンの繰り返しで、意外と手強い道だった。

採石跡の巨大岩壁(右上に山頂展望台が見える)

同 上

 百尺観音から約40分で鋸山(329m)に着く。山頂からは北面に展望が開き、房総半島の森の彼方に東京湾が広がって見えた。山頂から来た道を降り、約30分で百尺観音へ戻った。駐車場へ降る前に山頂展望台に寄り道する。此処も素晴らしい展望で、岸壁から突き出た「ノゾキ地獄」が見どころだ。

鋸山山頂

山頂から東京湾の眺め

山頂展望台のノゾキ地獄

 山頂展望台から東口駐車場へ戻ると、妻が車の中でノンビリと寛いでいた。鋸山への道は急なアップダウンの連続で、意外とタフな道だったので妻がいかなかったのは正解だったかも知れない。

 鋸山は低山ながら仏教遺跡や巨大砕石場跡地など見所が多く、流石は千葉の名山で楽しい山歩きができました。

 

    ・・「鋸の、山低けれど道険し」・・

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群馬県、王城山~高間山登山

2023年05月04日 | 山歩き

5月2日(火)     天気=晴れ

 

08:15林温泉かたくりの湯→ 08:43登山道分岐→ 08:59~09:12カラカサ松(林道終点)→ 09:39~43王城山→ 09:58~10:00王城神社奥社→ 10:27あみだ石→ 10:45~54林道出合→ 11:16~43高間山→ 11:54林道出合→ 12:07あみだ石→ 12:33王城神社奥社→ 12:45~47王城山→ 13:07~12カラカサ松→ 13:20登山道分岐→ 13:45林温泉かたくりの湯

 

 今年のゴールデンウイークは約2千5百万人の人出だとか。我々夫婦もその一員に加わろう・・何て思った訳でも無いが、日帰りで群馬百名山の王城山~高間山を登りに出かけた。

 早朝出発したお陰でさしたる渋滞に遭う事も無く、朝8時過ぎに八ッ場ダム道の駅八ッ場ふるさと館近くの林温泉かたくりの湯に着いた。此処は地元民の為の素朴な温泉で、駐車場の片隅にある観光用駐車場(約4台分)に車を停めた。

林温泉かたくりの湯

 今朝は見事な五月晴れ、吹き渡る涼しい風が心地よい。隣接する王城神社で登山の安全を祈った後、登山口を出発する。登山道をしばらく登ると一旦車道に出るが、少し行くと左手に登山道の標識があった。緑鮮やかな樹林の道をしばらく登って行くと、右手に登山道が分岐していた。

王城神社(厳かな風格のある神社)

新緑が染みる道

一旦車道に出る

沢沿いの気持ちの良い道

登山道分岐地点

 登山道分岐地点の少し先で狭い林道に合流し、その林道を15分ほど歩いたらカラカサ松がある林道終点だった。此処から王城山へ向け、急な登山道が始まる。

車道に合流する

林道終点(ここから登山道が始まる)

終点手前のカラカサ松

 急登だが良く整備された道なので、快調に登って行く。やがて痩せ尾根の鎖場を通過すると、そのすぐ上が王城山(1123m)だった。ツツジの花が咲く明るい山頂で、遠くに白い噴煙を上げる浅間山が見えた。

王城山への登り(岩場の裾を通過)

新緑の中を登る

王城山山頂

山頂から浅間山方面

 山頂を降った直下に東屋が建っており、ベンチに座って一息入れる。東屋の少し先のピークが王城神社奥社で、小さな鳥居と石の祠が祀られて周囲はツツジの花が咲き、此処も気持ちの良い所だった。

山頂と奥社の鞍部にある東屋

王城神社奥社のあるピーク

 王城神社奥社から高間山へは、アップダウンの多い変化に富んだ尾根道が続く。登り降りの繰り返しが大変だが、点々と咲き誇るツツジの花が疲れを癒してくれる。

道沿いのツツジ

同 上

 王城神社奥社から25分ほどで林道に降り立つ。そこから林道歩きで少し進むと「あみだ石」と呼ばれる大石があった。更に林道をしばらく歩いて行くと前面に高間山の山頂が見え、高間山の裾を横切る車道に合流した。

あみだ石

林道から高間山の山頂

高間山の山裾を横切る林道と合流

 此処から高間山の山頂へ向け、直線状の急登が続く。「嫌なら車道で待っててもいいよ」と言ったが妻は快調な足取りで、しっかりと私の後を追いて来る。

林道の高間山登山口

山頂が近づくにつれ、だんだん急になる高間山への道

 林道からだんだん急になってくる道を登る事約20分、高間山の山頂標識が現れた。山頂(1342m)は疎林に囲まれてあまり展望は良く無いが、木々の合間から八ッ場ダムや遠く谷川連峰などの山々が望まれた。気持ちの良い場所なので、コーヒーブレイクとする。

高間山山頂

山頂から八ッ場ダムの眺め

 ゴールデンウイークの好天日、眼下の八ッ場ダムでは大勢の行楽客が押し寄せているのに、ここには人っ子一人いない。こんな良い山なのに、どうして誰も登って来ないのだろうかと不思議に思うほどだ。

 30分ほど休憩し、山頂を後にする。ツツジの花に励まされながら王城山を通過し、登山道分岐地点で道標に「かたくり」と書かれた左手の道を下山する。しばらく降ると車道に降り立ち、その後は車道沿いに降って、午後1時45分頃車を停めている林温泉かたくりの湯に戻って来た。

登山道から車道に降り立つ

林温泉かたくりの湯付近の風景

 カタクリの湯は地元の人の為の温泉で、コロナ過では地元民以外の入浴を禁じていたが、コロナ過が緩和された今年の4月から再び部外者も入浴(料金300円)できるようになった。

 トロミのある浴槽にノンビリ浸かって山の汗と疲れを流す。今日登った王城山と高間山は、静かで新緑やツツジの花が美しく、とても気持ちの良い山々でした。日頃の憂さを吹っ飛ばす爽快な山歩きができて、満たされた一日となりました。

 

  ・・「静かなる、八ッ場の山はツツジ彩」・・

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山梨県、帯那山ハイキング

2023年04月14日 | 山歩き

4月13日(木)     天気=晴れ

 

08:24帯那山登山口→ 08:59~09:12下林道出合→ 09:31帯那山→ 09:43~50奥帯那山→ 09:56~10:27帯那山→ 10:47見越山→ 11:07無線中継塔→ 11:29~32林道出合→ 11:51~55太良ヶ峠→ 12:05帯那山登山口

 

 黄砂で霞がかった空の下、山梨百名山の一つ「帯那山」へ行って来ました。早朝我が家を出発し、中央道の勝沼インターで高速を降りると、山梨市街地を通過して帯那山へ車を走らせる。

 春の花々が咲く山里を走っていたら、「北朝鮮がミサイルを発射、北海道に落下の怖れ有り、住民の皆さんは丈夫な建物に避難して下さい」とラジオの緊急速報が流れた。

「こりゃまた、エラいこっちゃ」と思いつつも、山梨県は関係ないのでそのまま車を走らせ太良ヶ峠下の登山口に着いた。近くの空地に車を停め、準備を終えると登山口から沢沿いの道を登って行く。

帯那山登山口

 緩やかな道を登ってソロソロ休憩でもと思った頃に舗装された林道が交差した。林道を横切り越えてしばらく登ると山頂直下の林道に達し、そこから僅かな時間で帯那山の山頂に着いた。

沢沿いの道を登って行く

下の林道を横切る

 時間が早いので、脚を止めずに最高峰の奥帯那山へ向かう。緩やかな樹林の道を10分ほど歩いて標高1422mの奥帯那山に着いた。平坦な山頂は樹林に囲まれて展望は無く、記念の写真を撮っただけで帯那山へと引き返す。

奥帯那山手前の登山道

奥帯那山山頂

 草原の帯那山山頂は、富士山や奥秩父の山々の展望が素晴らしい。(黄砂が無かったらもっとクリアだったのに)暖かな陽射しの中、我々夫婦だけでこの風景を独占するのは申し訳ないほどだ。又山頂一帯にはアヤメの群落地が広がっているが、時期がはやいのか蕾すら無く単なる草原だった。

帯那山山頂(奥の山は奥秩父主脈)

山頂から富士山と甲府盆地

山頂の避難小屋(頑丈なコンクリート造りで雨露凌げそう)

 下山は太良ヶ峠経由の尾根道を降る。車道はなるべく歩きたくなかったので、尾根沿いの薄い踏み跡は進んで行く。帯那山から15分ほどで着いた標高1347mのピークは2万5千分の一地図に山名は無いが、「見越山」と書かれた小さな標識があった。

見越山山頂(ここにカメラを忘れた)

 見越山から少し降った所で写真を撮ろうとしたら「アレッカメラが無い!」、慌てて引き返したら山頂の木の枝にカメラがポツンと残されていた。見越山からしばらく降ると明るい伐採地に出て、鹿除けの柵沿いに降って行く。

鹿除け柵沿いに降る

 やがて前方に三角屋根の無線中継塔が見え、塔の横を抜け更に鹿除け柵沿いに降ると緩やかな樹林の尾根道になった。無線中継塔から30ほどで林道に出てしばらく行くと車両止めのゲートが有り、看板に4月28日から開門すると書かれていた。

前方に無線中継塔が見える

登山道から帯名山方面

車道間近の尾根道

尾根道から車道に出る

車両止めゲート

 ゲートから数分で、車道が三叉路になった太良ヶ峠に着いた。峠の南面からは雪の南アルプスの白嶺三山が白く輝いて見えた。峠から車道を10分降ると車を停めている登山口に戻って来た。

峠から南アルプス白嶺三山方面

登山口に戻って来た。

 帯那山は登山道が緩やかで眺めが良く、ハイキングのモデルコースのように楽しい山だった。今日は誰にも遭わなかったが、太良ヶ峠の車両止めゲートが開門すれば大勢の人が訪れるのではないだろうか。その前の静かな帯那山を登る事ができて、ある意味ラッキーだった。

  下山後、山梨市のフルーツ公園内にある日帰り温泉「山梨フルーツ温泉ぷくぷく」で汗を流したんですが、館内施設や眺めも良くて、気持ちのいい温泉でした。

山梨フルーツ温泉ぷくぷく

温泉から甲府盆地の眺め(露天風呂からも絶景の眺めです)

 

      ・・「黄砂追い、怖いミサイル飛んで来た」・・

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奥武蔵、伊豆ヶ岳~武川岳ハイキング

2023年04月06日 | 山歩き

4月5日(水)     天気=曇り一時晴れ

09:38西武正丸駅→ 09:58正丸峠分岐→ 10:18亀岩→ 10:28長岩峠→ 10:39男岩下→ 10:55~11:16伊豆ヶ岳→ 11:36~39山伏峠→ 12:26前武川岳→ 12:38~56武川岳→ 13:07蔦岩山→ 13:33焼山→ 14:04~13二子山(雄岳)→ 14:18二子山(雌岳)→ 15:02道の駅あしがくぼ

 

 「朝飯食ってから一人気儘に行くハイキングシリーズ」今年の第一弾は、奥武蔵の人気の山、伊豆ヶ岳~武川岳に出掛けました。朝8時過ぎの電車に乗って、伊豆ヶ岳登山口の正丸駅には9時半に着いた。短い時間で山へ行ける、これも埼玉の田舎町に住んで居ればこその強みです。(東京ベイエリア何か住んでたら絶対来れねーだろ・・と貧乏人の僻み言)

西武秩父線、正丸駅

 まずまずの天気の下、花盛りの山里に続く狭い車道を登って行く。駅から20分ほどで正丸峠分岐に着き、此処から左へ伊豆ヶ岳へ向かう登山道が始まる。

山里の小さなお堂(子育て観音だったかな?)

 沢沿いの道をしばらく進むと、登山道は沢を離れ急坂の道が続く。急登を黙々登って行くと、「亀岩」と標識に書かれた大岩下に着いた。亀岩から10分ほどで、正丸峠から伊豆ヶ岳に向かう尾根上の長岩峠に達した。

最初は沢沿いの道

亀岩(長岩)

長岩峠

 伊豆ヶ岳に向って尾根道を登って行くと、伊豆ヶ岳名物の「男坂の鎖場」に着いた。鎖場の手前には危険を告知する標識はあるが、ロープは張られていないので「自己責任で行ってもいいよ」という事なんだろう。岩場が嫌な人には、右手に女坂コースがある。

男坂(鎖場)手前の標識(右手に女坂が分岐している)

 ちょっぴりスリルが味わえて、伊豆ヶ岳へ来るといつも男坂の岩場を登るのが楽しみだ。岩場を通過してしばらくゴツゴツした尾根道を登って行くと伊豆ヶ岳(851m)に着いた。

男坂の鎖場

男坂の降りはロープが張られ通行禁止になっている

伊豆ヶ岳山頂

山頂のツツジ

 ピンク色のツツジが点々と咲く山頂は、行き交う多くのハイカーで賑わっている。私もしばらくここで、コーヒーブレイクを楽しむ。休憩を終えると、山頂から山伏峠に向って降って行く。伊豆ヶ岳~山伏峠の間は初めての歩く道かも知れない。歩く人が少ないのか、倒木などもありヤヤ荒れている。

伊豆ヶ岳から山伏峠へ降る道

 伊豆ヶ岳から20分ほどで2車線の車道が横切る山伏峠に降り立った。峠から前武川岳に向って長い登りが続く。山腹を巻く林道が峠から前武川岳までの中間地点で、振り返れば先ほど居た伊豆ヶ岳が随分遠くになっている。

車道が横切る山伏峠

前武川岳への登山道から伊豆ヶ岳方面

 山伏峠から46分ほどで、平坦な前武川岳(1003m)山頂に着いた。此処を左へ行けば名郷集落のバス停で、私は右に曲がって武川岳へ向かう。前武川岳から僅か12分ほどで広々とした武川岳(1052m)に着いた。

前方に前武川岳が見えてきた

前武川岳山頂

 疎林と草原の山頂はそれ程展望は無いが、ベンチも幾つかあり休憩したくなる気持ちの良い場所だ。武川岳は伊豆ヶ岳より奥深い分人影薄く、山頂で出会ったのはご夫婦らしきお二人さんだけだった。

武川岳山頂

 武川岳から自然林と植林の入り混じる、落葉が積もった尾根道を二子山に向かって進む。蔦岩山を通過して急坂を一気に降ると、尾根沿いの林道に着き、その林道を数百m進むと左手に焼山への登山道があり、その登山道をしばらく登ったら、焼山(850m)だった。

蔦岩山ピーク

焼山から武甲山方面

焼山から二子山方面(左のピークが雌岳、右のピークが雄岳)

 狭い山頂からは、西に石灰岩を削られた武甲山が大きく痛々しく見える。焼山からは幾度かアップダウンを繰り返す気持ちの良い尾根道が続く。二子山(雄岳)へは厳しい急登だが、最後の登りと気合を入れて頑張る。

尾根道にあった木のアーチ

 焼山から30分ほどで、樹林に囲まれた静かな雄岳(883m)に着いた。山頂から疎林越しに秩父市街地が見渡せた。雄岳から小さく登り返して雌岳山頂を踏み、後はもう芦ヶ久保駅に向かって降って行くばかりだ。

雄岳山頂(遠くに秩父市街地が見える)

 二子山名物の、ロープがベタ張りされたジグザグ坂を転げるように降り、その後沢沿いの道を降って行く。真新しい木橋を渡ると里の騒音が聞こえ始め、程なく西武秩父線のレールが眼下に見え、線路下を潜って午後3時過ぎに「道の駅あしがくぼ」に降り立った。時刻表を確認すると次の列車まで時間があるので、駅前のベンチで一人ご褒美のビールタイムを楽しんだ。

ロープがベタ張りされた坂道

この木橋を渡ると芦ヶ久保駅は近い

西武秩父線、芦ヶ久保駅

 最近は東京スカイツリーと背丈を競うような低山歩きばかりで若干欲求不満気味だったので、今日は足の筋肉がピクピク痙攣するぐらい思いっ切り歩くつもりだった。スマホの歩行アプリで確認すると「歩行距離約23キロ」、「歩数29550歩」、「消費カロリー1101kcal」を記録して、もう十分ゲップが出そうなほど歩く事ができました。

    ・・「朝飯後、登山満喫奥武蔵」・・

 

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丹沢、不動尻ミツマタ見物ハイキング

2023年03月31日 | 山歩き

3月30日(木)     天気=曇り時々晴れ

 

09:03林道終点→ 09:48林道出合→ 10:08不動尻(ミツマタ群落地)→ 10:15~25不動滝→ 10:40~12:00不動尻→ 12:15林道出合→ 12:55林道終点

 

 先日山友のIさんから「あるブログで丹沢のミツマタ群生地が満開という記事を見たんだけど、良かったら一緒に見に行かないかい?」というお誘いメールが届いた。添付された地図を見たら、4年前に丹沢、三峰山を歩いた時に通った所だ。

面白そうなので行ってみる事にした。「ミツマタ見物だけでは物足らないので、Iさんと調整して、近くに聳える鐘ヶ嶽登山&ミツマタ見物という計画を立てた。

 待ち合わせ場所の清川村「道の駅きよかわ」でI夫妻の車と合流、2台の車で谷太郎川沿いの林道を遡り、林道終点の駐車場に着いた。国土地理院の2万5千分の一地図によると、駐車場から鐘ヶ嶽へ直登する道が記載されている。

 しかし辺りを探してもその道が見つからない。それらしき踏み跡を強引に登ってみたが、長々と張られていた鹿よけ柵に進路を阻まれてしまった。これで万事休す、道が無ければ登れないという事で鐘ヶ嶽登山は諦めた。

鐘ヶ嶽登山を諦め、駐車場を出発

 駐車場から谷太郎川沿いに続く登山道を遡って行く。地図では単純な沢沿いの道だが、沢を渡る木橋や沢沿いの斜面をトラバースする鎖場が在ったりと中々変化のある道だった。

木橋を渡って行く

同 上

趣のある渓流

鎖場の通過

 駐車場から45分で、対岸に続いている林道に合流した。此処からは林道歩き約20分で、林道終点の不動尻に着いた。4年前に通った時に比べるとベンチやテーブルなどが新設されて、見違えるように整備されている。

広沢寺温泉からの林道と出合う

 目的のミツマタは、辺り一帯に白い花を咲かせている。しかし先日群馬県の三境山で見たミツマタ群落に比べると、密集度が若干物足らない。でも不動尻から更に登って行くと、標高の高い所では見応えのある満開のミツマタ群落をアチコチで見る事ができた。

不動尻奥に在る不動の滝(落差10m足らずの小ぶりな滝)

不動尻奥のミツマタ群落

同 上

同 上

同 上

 ミツマタ見物を終えると、不動尻のベンチでコーヒーブレイクする。山の自然に抱かれてノンビリ過ごす時間は、心がジンワリと満たされます。休憩を終えると来た道を戻り、午後1時前車を停めている駐車場へ戻って来た。

不動尻のベンチでコーヒーブレイク

来た道を戻る

 I夫妻とはここでお別れし、我々夫婦は清川村ふれあいセンター「別所の湯」へ向かい山の汗を流す。此処は地元向けの簡素でこじんまりしたお風呂だが、料金も安く(大人700円)居心地よい温泉でした。

 今日は山頂を踏まず花見だけ山歩きだったが、山友のI夫妻と久々に邂逅を温めて楽しい半日を過ごす事ができました。

・・「山友と、ミツマタ映える丹沢へ」・・

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