久しぶりの三百名山回顧、今回は新潟県の只見線沿線にたおやかな山容を立ち上げる守門岳です。この山に登ったのは昭和56年の7月、40年近くも前の遠い昔の話です。
当時所属していた山岳会の大勢の仲間と一緒に登ったのですが、まだ会に入って間もない頃で、この山行がきっかけとなり仲間達との距離が一挙に縮まったような気がします。
当時の会報を掘り起こしたら私の拙い感想文が小さく載っていたので、恥ずかしながら下記に転載してみます。
昭和56年7月10日(日)
05:40猿倉橋→ 06:15~30護人清水→ 10:20~11:40青雲岳→ 12:25~45守門岳(袴岳)→ 16:00田小屋
恥ずかしながら、守門岳は数年前に道を間違えて登れなかった山で、今回はそのリベンジのつもりで参加した。今回はヴェテランの先輩方とご一緒なので心強い限りです。
天気は上々暑い陽ざしの中、見通しの効かぬ尾根を額を汗に黙々と登って行く。爽やかな新緑と時折り聞こえる沢の音が慰めです。やがて頂上の一角に辿り着くとそこは素晴らしい別天地、草原と池塘そして残雪が広がる風景画のような眺めだった。
青雲岳から守門岳(袴岳)?
守門岳(袴岳)山頂
今日の守門岳は我がK山岳会の貸切で、頂上に陣取り大園遊会を開催する。こんなに和気あいあいと安らぎのある山行は初めてです。あんまり安らぎ過ぎて下山の道を間違えたけれど、これとて山行の思い出作りと言えなくもない。楽しい一日となりました。
藤平山コースの下山道から守門岳?
下山道の雪渓