Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

静岡・山梨県境、高ドッキョウ登山(詳細)

2022年04月24日 | 山歩き

4月21日(木)     天気=晴れ後曇り

09:29樽峠登山口→ 10:00~08樽峠→ 10:34イワカガミ群落地→ 11:43~12:15高ドッキョ→ 13:10~17イワカガミ群落地→ 13:37樽峠→ 14:03樽峠登山口

 

 高ドッキョウは山梨・静岡県境に聳える山で、山梨県南端の南部町に登山口がある。私が住む埼玉から行き難い山域だったが、中部横断自動車道が中央道の甲府から新東名道まで完通した事で、アクセスが随分容易になった。

 朝6時過ぎに我が家を出発して圏央道~中央道を経由し、中部横断道の富沢インターで高速を降り、一般道を20分ほど走って樽峠登山口に着いた。登山口まで続く林道の最後3キロほどは、舗装されてはいたがデコボコや落石があり気疲れする道だった。

樽峠登山口

 登山口には7~8台の駐車スペースがあったけれど、我々以外誰もいなかった。準備を終えると古びた木橋を渡って、樽峠へ向け出発する。樹林帯に刻まれた道は、古くからの峠道なのかよく整備されて歩き易い。

木橋を渡って樽峠へ

苔が美しい

 小さな涸れ沢を越えて急なジグザグ道を登って行くと、だんだん傾斜が緩み荒れた林道を横切ると、その上が登山道の交差する樽峠だった。峠から東へ行けば平治ノ段を越えて貫ヶ岳への道、我々は高ドッキョウが聳える西へ向かう。

涸れ沢を越える

樽峠

 高ドッキョウへは樹林帯で展望は無いものの、気持ち良い尾根道が続く。峠から30分ほど歩くと、イワカガミの群落地に遭遇した。事前に調べたネット情報には記載されておらず、チョット得した気分だった。

左側が自然林、右側が植林帯の気持ちの良い尾根道

イワカガミの群落地

 群落地を過ぎると痩せ尾根となり、ロープが張られた岩場や急斜面のトラバースなど緊張を強いられる要注意箇所が何か所かあった。やがて高ドッキョウの山頂部が樹林越しに見え、山頂直下の鞍部から標高差約150mの急登が山頂部の台地まで続く。

痩せ尾根の道

岩の割れ目を通過する

急斜面のトラバース道

山頂手前鞍部付近のミツバツツジ

山頂へ向かう急登

 今日のコースでこの急登が一番苦しかったが、やがて緩やかな道に変り山頂台地の奥まった場所に高ドッキョウの山頂標識が立っていた。樽峠から山頂まで約1時間30余、地図で予想していたよりアップダウンがあり、けっこう疲れたがマアマアのペースで歩く事ができた。山頂は雰囲気の良い小広場で、東面に展望が開き灰色雲の下に富士山が薄っすらと聳えていた。

高ドッキョウ山頂

山頂から富士山

 30分ほどでランチタイムを終え、山頂を後に下山を開始する。今日は午後から雨の予報なので、降られぬうちにと足早に来た道を戻って行く。下山の途中、フト前方を見ると黒い塊が見えた。それは一匹のニホンカモシカで、数秒我々を凝視すると不意に林の中へ消え去った。この遭遇もチョット得した気分だった。

前方にニホンカモシカが(熊さんで無くて良かった)

 山頂から1時間20分ほどで樽峠へ戻って来た。ネットを見ると健脚者は、この後貫ヶ岳も登っているようだが我々は天気が心配なので、とういうのは言い訳で体力的に余力が無いので峠から登山口へ下山した。

樽峠の石像(善なる登山者に賽銭泥棒は居ないようだ)

 午後2時過ぎに登山口へ戻って来た。結局今日の高ドッキョウは誰一人他の登山者に遭う事は無く、我々夫婦の貸切でした。スカッと晴れなかったのは残念だったが、雨に濡れる事も無く静寂の山歩きを充分に楽しませてもらえました。

登山口へ戻って来た

コメント
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