昭和30年代、私が小学生時代の学校給食は米国援助物資の脱脂粉乳を飲まされて、そのクソ不味さに甘くて美味しい牛乳が飲みたいと憧れたものでした。貧困家庭育ちの私にとってその頃の牛乳は、卵やバナナとともに高根の花で、病気の時や特別な日にしか口にする事のできない高価な食品だったのです。
その牛乳がコロナ過による需要の減少で大量の余剰となり、この年末年始には5000トンもの生乳を廃棄処分せねばならないとニュースで報じておりました。何と勿体ない話でしょうか。
カルシウム豊富な牛乳は、お子さん達の成長を促進しお年寄り達の骨粗しょう症を予防する優良な健康食品です。その牛乳を廃棄する何て、脱脂粉乳世代の私には耐え難い暴挙に見えます。
計算によると3千万人の国民がコップ1杯飲めば、約6000トンの牛乳が消費され余剰問題は解消するそうです。あのエンジェルス大谷翔平選手だって、子供時代には毎日1ℓの牛乳を飲んでいたそうです。
健康を増進する牛乳を廃棄する事の無いよう、官民挙げて国民的大キャンペーンを盛り上げてもらいたいものです。不肖私もその一助になればと思い、幾つか標語を考えてみました。
- ミルクを飲んで、ミラクル元気。
- 牛乳をいっぱい飲んで皆元気
私も毎日欠かさず牛乳を飲んで、消費拡大に貢献したいと思います。そうすれば骨粗しょう症の予防にもなって一石二鳥というものです。