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今日の北海道新聞日刊紙の「朝の食卓」という毎日連載されるコラムに「賢治のホール」という見出しの一文が掲載されていた。賢治に反応する体質なのか、今回も見出しに魅せられ、吸い寄せられるように読む。「レトロ感や優しい雰囲気」という言葉は先の日曜日に出かけた「開拓の村」のいくつかの建物を連想させた。函館市公民館に「賢治のホール」という名をオーバーラップすることで、ロマンあふれる館(やかた)のイメージが広がる。大火にもマケズ、これまで持ちこたえた建物が市民の力で再生されるといいなと思う。たくさんのゴーシュとたくさんの観客が音楽を楽しめる空間として・・・・。
ネーミングというのは言葉の力が魔法にもなることをたびたび教えてくれるものだ。そういえば、賢治の作品には『銀河鉄道の夜』や『注文の多い料理店』『よだかの星』など一度聞いただけで、読んでみたくなる題名の作品がけっこうあるのではないだろうか。
《北海道新聞日刊紙本日付 朝の食卓》
《函館市公民館ホームページより》