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今日は勤労感謝の日。米や豆などの五穀の収穫を祝う新嘗祭がこの日の前身とか。広辞苑をひもとくと五穀とは「①人が常食とする5種の穀物。米・麦・粟(あわ)・豆・黍(きび)・または稗(ひえ)などの諸説がある。いつつのたなつもの。いつくさのたなつもの。②穀類の総称。」とあった。どんな哀しみの底にあろうとお腹は空くものだ。食べることは生きることの基本の一つだと改めて思う。生活様式が多様化している中で食糧事情も複雑になってきている。それらを踏まえても、25年度の農林水産省試算のカロリーベースによる食料自給率が39パーセントというのは穏やかではない数値に思える。
そして、内閣府のHPを覗いてみると「国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)」というのがあって、その第1条には「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを『国民の祝日』と名づける。」とあった。この文言を初めて読んだが、清新で明るさに満ち、希望が湧いてくるもので、暗記しておきたいくらいだ。
続いて第2条に「『国民の祝日』を次のように定める。」として勤労感謝の日には「11月23日 勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。」とあった。勤労感謝の今日は、自分にできる範囲で勤労を惜しまず、ささやかな生産でもこれを祝う気持ちを忘れず、これまでお世話になった皆様を思い浮かべ、感謝しつつ過ごした・・・・・・い。
この法律の最終改正は平成17年5月20日法律第43号で平成19年1月1日施行とのことだ。施行から7年目の今年、「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるため」の祝日を過ごしていられたのだろうか。