晴れ。最低気温-11.3℃、最高気温-3.4℃(江別)、最低気温-24.4℃、最高気温-4.2℃(生田原)。
今日は桃の節句。桃の花が咲いているところもあるようですが、相変わらず、氷点下20℃を下回る最低気温を記録している生田原です。先日、町内の「ちゃちゃワールド」へ、雛人形が展示されているとのことで行ってきました。
興味深かったのは、「北木島の流しびな」というものです。北木島は瀬戸内海にある岡山県笠岡市の笠岡諸島の1つ。流しびなはこの地で行われている伝統行事で市指定の 重要無形民俗文化財とのことです。
雛に悩みや病気を託して海に流し、家族の安全や子どもの健やかな成長を願うもので、その気持ちは、今も昔も例外はあるでしょうがそう変わらないものでしょう。
《 木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド》
《北木島の流しびな》
「北木島の流しびな」について、笹岡市の公式サイトからの引用です。
「北木島大浦の海岸で、旧暦3月3日の満潮時、紙雛を乗せた小舟を海に流す伝統行事。小麦わら、または厚紙を利用して小舟(うつろ舟)を作り、帆を立てる。その中に、毎月1体つくってためた12体の紙雛(閏年は13体)と、前後に船頭を乗せる。これにアサリ寿司や桃の花の小枝などを添えて、浜辺から海へと流す。
雛を送るのは女の人で、この雛に悩みや病気を託し、また家族の安全や子供の健やかな成長を願って、昼の満潮に乗せ、引き潮とともに『加太へ帰って下さい』と唱えながら流す。一節には、この行事が始まって、かれこれ300年にもなるという。
和歌山市加太にある淡嶋神社の信仰にもとづく行事で、もとは各家庭でめいめいに流していたが、現在では観光行事化し、大浦の浜から一斉に流している。なお、大浦の荒神社のそばに、淡島様の小さな祠が祀られている。」