透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

六月は雨から

2016-06-01 22:50:53 | 

雨のち晴れ。最低気温8.3℃、最高気温16.0℃。

昨日の夕方から断続的に激しい雨が降り、時折雷鳴も響いていました。

一夜明け、六月を迎えた今日も朝から雨となりました。雨の六月に似合う花といえばアジサイなのでしょうか。我が家の3枚のカレンダーのうち、2つにアジサイが描かれています。

日中、日差しが出てきたので、庭から花を摘んできてガラスのコップにさしてみました。

名付けて「道草ブーケ」。生け花を習ったわけではないのですが、色や形のバランスを考えたり、器との相性を見比べたりするひとときが楽しかったです。

さて、六月も皆さまにとって、良いことがたくさんありますように。

そして、『ゲーテ格言集』(高橋健二編訳 新潮文庫)から一つを。

自然研究の与えてくれる喜びにまさるものはない。自然の秘密の深さは計り知れない。しかし、われわれ人間には、次第に進んで自然をうかがうことが、許され、恵まれている。そして、自然は結局測り知りがたいという点がわれわれにとって永遠の魅力を持つのだ。その魅力のため、われわれは繰返し自然にひきつけられ、繰返し新たな観察と発見とを試みるのである。

自然研究とまではいえないのですが、自然の美しさを享受できることを幸運に思いつつ、六月を過ごしてみたいと思っています。

コメント
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