透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

『ゆらぎの不思議』

2016-06-20 21:19:50 | 

雨時々曇り。最低気温14.8℃、最高気温21.2℃。

雨の一日。午後から、佐治晴夫先生の著書を探し出して、読み始めました。『宇宙創造の物語 ゆらぎの不思議』(PHP文庫 1997年9月15日 第1版第1刷)です。

この本は「ゆらぎ」を通して、宇宙から原子、そして人間までを概観するために大学で行ってきた1年間の宇宙論講義をまとめたものだと「はじめに」に書かれていました。

1月から12月まで、各月ごとに金子みすゞさんの詩を配しつつ、「1/fゆらぎ」の理論から宇宙創造の謎について、美しい言葉で語られています。

金子みすゞさんの詩も、「1/fゆらぎ」にも惹かれて購入した本でした。

今は六月ということで、「6月のお話」から。

( 「言葉は聖なる沈黙にもとづく」というゲーテの日記からの言葉を引き、以下のように綴られていました。)

ほんとうの言葉の魅力とは、まさに言葉は沈黙をやぶってやってきて、ふたたび沈黙の中に沈潜していくという音の「ゆらぎ」の中にあるといってはいいすぎでしょうか。私たちの生もまた、沈黙において、過去、未来とつながっている「ゆらぎ」のような気がします。

沖縄の玉城愛さんのスピーチの要旨が本日付北海道新聞(日刊紙)に掲載されていました。

「安倍晋三さん、日本本土のみなさん、今回の事件の『第二の加害者』はあなたたちだ。しっかり沖縄に向き合ってもらえませんか。」との言葉が胸に突き刺さりました。

コメント
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