透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

ヒヨドリに出会えた今日はトシさんの命日

2016-11-27 20:17:54 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温-5.9℃、最高気温8.5℃。

気温がプラスに転じた今日は、冷え込んでいた今までとは違いとても暖かく感じました。

午後から野幌森林公園ふれあいコースへ。ふれあいコースの林にはヒヨドリが群れていました。ナナカマドの赤い実をついばむ姿も見られました。

独特のけたたましい鳴き声も今日は元気な印と思えました。こちら側の気持ちも寒さから解放されてほどけ加減だったからかもしれません。

大沢口までの散歩は枯葉を踏みしめ、空を見上げながらの楽しいひと時となりました。

 

そして、今日は宮沢賢治の最愛の妹トシさんの命日。

大正11年(1922年)11月27日。賢治はこの日の日付を持つ「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」の3編の作品を書き残しています。

「永訣の朝」の冒頭では「けふのうちに/とほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ」に続けて「みぞれがふつておもてはへんにあかるいのだ」とあり、霙が降るほどに低い気温であり、光線の加減で暗いというよりは「へんにあかるい」という不安定な外の様子が描かれています。それはそのまま賢治の心情と重なる気がして、心象をスケッチした表現のように思いました。

この日の午後8時30分、冒頭に綴られた予言のような不思議な言葉通り、トシさんは息を引き取りました。享年24歳という若さで。 

 

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