透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

四月は雨とともに

2018-04-01 20:34:38 | 日記

曇りのち雨。最低気温1.5℃、最高気温8.2℃。

今日から四月です。

朝方の曇り空から、ほどなくして雨がしたたり落ちてきました。

四月の雨はきらいではありません。

静かに降る雨は、

雪解けをうながしてくれるからであり、

心を落ち着かせてもくれるからです。

   🍁     🍁      🍁

雨の中、傘をさして庭に出てみると、

クロッカスやネギが 濡れそぼっていました。

    🍁     🍁      🍁

賢治が「春と修羅」を綴った四月。

「いかりのにがさまた青さ

四月の気層のひかりの底を

唾し はぎしりゆききする

おれはひとりの修羅なのだ」

のくだりに今も強いインパクトを感じます。

自然界のエネルギーが燃え出すこの時期に、

内なる修羅と向き合いつつ

見つめる先に何があったのでしょうか。

    🍁      🍁       🍁

さて、私も今日から「四月の気層のひかりの底」を一歩一歩です。

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