曇りのち雨。最低気温2.1℃、最高気温8.1℃。
暖かくなり、雪がざくざくのザラメ状になっていました。ぬかるみに長靴がとられそうになることも。
夕方からは雨が降り出し、一気に雪解けが進んでいます。
雪に馴染んだ目に、久しぶりの雨がなんだか新鮮。でも、今晩の満月は、見ることが叶わないようです。
それで、月のイメージを綴ったみすゞさんの詩、「草原の夜」を。
「草原の夜」 金子みすゞ
ひるまは牛がそこにいて、
青草たべていたところ。
夜(よる)ふけて、
月のひかりがあるいている。
月のひかりのさわるとき、
草はすっすとまたのびる。
あしたもごちそうしてやろと。
ひるまこどもがそこにいて、
お花をつんでいたところ。
夜ふけて、
天使がひとりあるいてる。
天使の足のふむところ、
かわりの花がまたひらく、
あしたも子どもに見せようと。
『金子みすゞ童謡集 明るいほうへ』