透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

コラム「冬眠鼠」

2020-03-02 20:45:35 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温−3.7℃、最高気温2.8℃。

北海道新聞本日付け夕刊

「冬眠鼠」を「ヤマネ」と呼ぶことも、この鼠が大人の親指ほどの小さなものであることも初めて知りました。北海道には生息していないというので、知らなかったわけでもあるのですが、この小さな天然記念物の動物について愛情深く?綴られたコラムを読んで興味をそそられてしまいました。

ヤマネの仲間の先祖は5千万年以上前の欧州にいて、現在でも欧州やアフリカには30種類ほどが生存しているとのこと。でも、古いタイプが残っているのは日本だけで化石から欧州起原とのお墨付き。化石の出土記録から500万年前に日本に辿りついたと考えられているようです。

さらにコラムの筆者は、この小さな動物はどうやって今日まで生き残ることができたのかに思いを巡らせ、次のような結論にいたるのです。

一つは日本が大陸から切り離されて、ライバルとなりうる新しいタイプのヤマネが入ってこられなかったこと。

そして、もう一つの理由に「眠る」ということを挙げています。厳しい冬には蓄えた栄養を極力使わない方法として有効であり、しかもこの間は天敵に出会うことも少なくなるというのです。

このコラムは、「寝てばかりいる人は怠けもののレッテルを貼られがちだが、ある種の動物では、長く寝ていることも生き残りの戦略なのである。」と結ばれていました。

最近、春眠暁を覚えず状態で暇さえあれば寝ていたのですが、ヒト科が生き残るための戦略?ってことでしょうか?いや、それはない!ですね。

コメント
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