透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

百合が原緑のセンター大温室へ

2016-03-16 21:04:55 | 日記

晴れ。最低気温-6.5℃、最高気温9.3℃。

 今日は最高温度が9.3℃と暖かくなり、春に一歩近づいたような陽気となりました。とはいえ、まだ雪が残る当地では、やっと福寿草やクロッカスが顔を出し始めたところです。

 午後から花情報に誘われて、百合が原公園内の緑のセンター大温室へ家人と出かけてみることにしました。車で約1時間ほどで到着し、さっそく、大温室へ向かいました。ミモザ(ギンヨウアカシア)は天井まで伸びた枝からたくさんの黄色の花房を広げ、室内の主(あるじ)のような存在感をみせていました。

 また、たくさんの種類がある椿の花はそれぞれに満開の時を迎えているようで、近くの花たちは微笑みながら挨拶をかわしているようでもありました。

 あの空間には幾つものメッセージが放たれ、夢よりも静かに交感がなされていたのかもしれません・・・・・・・。

                          

              

             

             

             

             

             

             

             

             

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山田洋次監督の『家族はつらいよ』を観てきました。

2016-03-15 19:45:55 | 日記

晴れ。最低気温-3.5℃、最高気温1.9℃。

3月12日から公開されていた『家族はつらいよ』を観てきました。

山田洋次監督の「小さいおうち」や「東京物語」、「母と暮せば」を観て、時代の雰囲気や人と人のつながりのあぶり出し方がとてもいいなと思ったものでした。

そんなことやテレビ等の宣伝などで、是非見てみたいと思った『家族はつらいよ』でした。

結婚50年を迎えようとする夫婦。夫が妻の誕生日に何か欲しいものはないかと尋ねると、妻は離婚届にサインとハンコが欲しいと告げ、本人はもちろん、大慌てする子ども達。

家族のそうした顛末がコミカルに描かれ、笑えるのに泣けて観終わった後は何故かすっきりした気分になれる作品でした。

豪華な役者さんたちの芸達者な姿もみどころだったといえるでしょう。でも、詳細は観てのお楽しみということで・・・・・。

『家族はつらいよ』
公開日:2016年3月12日(土)
監督:山田洋次
脚本:山田洋次・平松恵美子
音楽:久石譲
キャスト:橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、小林稔侍、風吹ジュン、中村鷹之資、丸山歩夢、笹野高史、笑福亭鶴瓶(特別出演)                

            

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野幌森林公園春の気配

2016-03-14 15:45:51 | 日記

晴れ。最低気温-2.3℃、最高気温5.1℃。

午後から野幌森林公園へ出かけました。大沢コースを少し歩き、雪解け水がすいぶん増えてきたなと感じました。例年、真っ先に顔を出すミズバショウはこの辺りかと思いつつ見ると、透き通った水をたたえて準備に余念がありません。

少しすすけたような雪はこの時期特有のもので、見た目はいまいちです。真っ白の輝く様子は影をひそめ、春の陽射しに解けゆく運命をゆだねているのです。

鳥のさえずりも聞こえ、春の気配が感じられました。

                  

                                       《大沢口》

                  

                                 《ミズバショウが咲く水辺》

                  

                               《春の陽射しが柔らかい森の中》

                  

                                   《大沢口前の車道》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「日本と原発 4年後」を観る

2016-03-13 20:46:36 | 日記

晴れ時々雪。最低気温-12.0℃、最高気温3.4℃。

 昨日の夜、札幌エルプラザ3階ホールで河合弘之制作・監督による映画が上映されることを、ミニコミ紙「まんまる新聞」で知り、家人と観て参りました。主催は北海道ブックシェアリングほかとのことです。

 脱原発の先頭に立つ弁護士・河合弘之氏が裁判闘争の限界を打破するために制作したドキュメンタリー「日本と原発 私たちは原発でしあわせですか?」のその後を描いたのが、この「「日本と原発 4年後」とのことです。私は前作は観ていなかったのですが・・・・・。

 138分、二時間余りの上映でしたが、何かに引き寄せられるように、最後まで画面から目が離せませんでした。

 「まんまる新聞」で紹介されていたように、有識者へのインタビュー取材や、情報収集・報道資料などをもとに、事故に巻き込まれたひとたちの苦しみ、原発事故が引き起こされた背景、改善されていない規制基準などがドキュメンタリータッチで描かれていました。浪江町の町長さん、避難生活を強いられている方々、原子力コンサルタントの佐藤暁氏、医学博士の崎山比早子氏、元内閣総理大臣の小泉純一郎氏と細川護熙氏など、よくこれだけの人数のお話を聴くことができたものだと感心するほどでした。

 初めて目にし、耳にする情報が多く、理解できることは限られるのですが、観て良かったと思いました。今更ながら、福島について、知らないことが多すぎたことに気付いたところです。

 印象に残っているのは最初と最後の場面に登場した地元の女性です。方言がこれほど生の声をストレートに伝えてくれるものかと思うほどに、彼女の口から語られる言葉は被災された皆さんの気持ちを代弁し尽くしているかのようでした。素朴な疑問の数々は、学者・科学者・政治家・コメンテーター・インテリゲンチャ―・ 等々(カテゴリーがカオス状態ですが)が束になっても答えを出せない、本質をついたものに思えました。

 原発が当初から抱えていた問題は何も解決されないまま、今や底なし沼のように手に負えない状態になっていることだけが、確かなことなのかと恐ろしくなりました。

                      

                      

                                     《会場となったエルプラザ》

                     

                    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野幌森林公園へ

2016-03-12 23:17:52 | 日記

曇り時々雪。最低気温-9.9℃、最高気温-0.2℃。

午後から野幌森林公園大沢口へ出かけました。大沢コースを少し歩き、エゾユズリハコースにある桂の木を見上げました。これだけで、気持ちがすーっと穏やかになっていくのですから、私にとってこの森の力は大きかったのだなーとしみじみ思いました。

こうした、安らぎを与えてくれるもろもろのものを福島の方々は奪われてしまったのだなということが頭をよぎりました。森といわず、住み慣れた我が家、庭、田畑、山、などがそこにあるのに、見えない放射能に汚染されてしまい、立ち入り禁止となったり、立ち入りを制限されたりしてしまっているのですから。その悔しさや無念さは計り知れないものだろうと・・・・・・。

                 

                                       《大沢口》

                 

                 

                 

                 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3・11に捧げる朗読とハーブー東日本大震災5周年チャリティーへ

2016-03-11 23:20:03 | 日記

晴れ時々雪。最低気温-9.9℃、最高気温-0.6℃。

今日は東日本大震災から5年目となる日。夕方のJRで札幌エルプラザ4階にて開催のチャリティコンサートへ出かけてきました。

馬齢を重ねた(馬に失礼ですが)自分にできることは、心ある方の取り組みによるこうしたイベントに参加して、募金に協力することかと思いつつ・・・・・・。

会場には70数名が集い、詩人で札幌大学教授の熊谷ユリヤ氏とゲストのお二人を交えた、宮沢賢治「雨ニモマケズ」他の朗読やハーブの弾き語りに耳を傾けました。ゲストのお二方はハーブ奏者・鈴木貴奈氏とナレーターで札幌大学非常勤講師のデイン・ハンプトン氏(朗読)。

熊谷ユリヤ氏のオリジナルの詩も訳詩も命が吹き込まれた言葉で綴られ、心に響くものでした。宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」は鈴木貴奈氏が奏でるハーブの音色と共に朗読されました。この詩をデイン・ハンプトン氏が英語で朗読されていました。

               

                        《「雨ニモマケズ」の朗読の様子(主催者の許可を得ております)》 

            

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オホーツク管内からたくさんのトンネルを抜けて

2016-03-10 22:37:50 | 日記

晴れ時々雪。最低気温-10.3℃、最高気温0.3℃。

 昨日、江別の我家へ戻りました。距離にして約250Km。道中、たくさんのトンネルをくぐってきます。

 オホーツク管内からトンネルを抜けるとそこは上川管内で、天候や景色がガラリと違っていました。そうすると、思考回路も自ずと変わってくるから不思議です。所を変えてみるという、こんなところにも生きるヒントが隠されているのかもしれません。

 上川管内から空知管内、石狩管内をまたいで、我家へ辿り着いたのでした。

                  

                                  《北大雪トンネル 11:48》                            

                  

                                  《なかこしトンネル 11:46》                         

                  

                                   《上川層雲峡 11:57》

                  

                                                              《上川 12:04》

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野幌森林公園ふれあいコースの夕暮れ

2016-03-09 19:54:03 | 日記

晴れ。最低気温-2.9℃、最高気温0.8℃。

 午後2時半頃に江別の我家に戻りました。雪は生田原と比べるとかなり少なく、先ずはホッと一息です。昨年はお風呂のカランが凍りついて使えなくなり、取り換えるなどのひと騒動がありましたが、今年はライフラインは全て大丈夫でした。

 1月のままのカレンダーをめくり、3月に。

 久しぶりの野幌森林公園ふれあいコースには、夕暮れ時の私の好きな風景が広がっていました。

                

                              《野幌森林公園ふれあいコース 17:22》

                

                               《野幌森林公園ふれあいコース 17:24》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕方の生田原川

2016-03-08 19:55:05 | 日記

晴れ時々曇り時々雨。最低気温-4.3℃・最高気温5.2℃(江別)、最低気温-4.5℃・最高気温7.0℃(生田原)。

 今日は北見の病院へ家人の運転で、義父を送り迎えしてきました。気温はプラスに転じ、春を思わせる陽気でした。北見までの国道はずーっと乾いていて、運転はしやすかったと思います。担当のお医者様はいつもと変わらず、穏やかながら、てきぱきした診療をしてくださり、義父も一安心だったようです。

 夕方、生田原川を信盛橋、中央橋がら眺めてきました。5時台でもうっすらと明るく、日が長くなったものだと思いました。この時間帯になっても、雪解けが進んでいました?! 

                 

                              《信盛橋から遠軽方面へ   17:26》

                 

                            《信盛橋から中央橋を望む   17:26》

                 

                             《中央橋から信盛橋を望む   17:33》

                 

                             《中央橋から平和橋を望む   17:33》

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

急に温かくなりました。

2016-03-07 19:23:05 | 日記

晴れ。最低気温2.5℃・最高気温6.1℃(江別)、最低気温-2.0℃・最高気温8.1℃(生田原)。

 昨日から一転して、最高気温プラス8.1℃と上昇した生田原です。午前中に散歩してきました。、昨晩から明け方にかけてツルツル路面になっていたのが、日が高くなるにつれて少し緩み、所々に水たまりができていました。

 先日まで氷点下20℃前後を記録していた当地。生田原川は一部を除いて凍結していたのですが、今日は切れ目が広がり、川の流れも勢いづいてきていました。国道沿いのネコヤナギが青空に映えていました。

 春は行きつ戻りつを繰り返しているようです。今日は日中も暖かく、春がにこやかな笑顔をみせていましたが、明日はどうなることでしょうか。

                 

                                  《国道沿いのネコヤナギ》

                 

                                《信盛橋から遠軽方面を望む》

                 

                                  《信盛橋から中央橋を望む》 

                  

                                    《中央橋から信盛橋を望む》

                  

                                《中央橋から平和橋を望む》            

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライトアップされた「山彦の滝」へ

2016-03-06 20:01:42 | 日記

曇り。最低気温-2.8℃・最高気温5.0℃(江別)、最低気温-16.9℃・最高気温4.5℃(生田原)。

 昨夜、丸瀬布町にある「山彦の滝」へ家人と出かけました。今季最後のナイトツアー(ライトアップ)で、参加者は主催者によると、およそ70名ほどとのことでした。ふもとから約10分ほど雪山を登り、「山彦の滝」へ。

 ボランティアの方の話によると、「山彦の滝」は28mの高さがあり、裏側から見ることもできることから「裏見の滝」とも称されているようです。また、真東向きの滝は珍しく、ご利益があるとのことから不動明王が祭られているとか。

 青、赤、黄金色、緑色、虹色へとライトアップの色が変わるたびに、カメラのシャッターが盛んに切られていました。ひとしきり、ライトアップを楽しんだ後には、暖かな甘酒やコーヒーが無料で振る舞われました。私は甘酒を頂きました。何年ぶりでしょうか。

 そこここに、ボランティアを含めた関係者の皆さんのいきごみが感じられました。あったかな地域のつながり・・・・。ちょっと忘れかけていたものでした。

                   

                                《ライトアップされた氷柱状の「やまびこの滝」  18:34》

                                  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なごり雪

2016-03-05 16:38:42 | 日記

晴れ時々雪。最低気温-16.6℃・最高気温2.6℃(江別)、最低気温-23.8℃・最高気-1.4℃(生田原)。啓蟄。

 日が射し、花びらのような雪が舞い始めました。「なごり雪」・・・・・・・?。「なごり雪」という曲もあったなーと思いつつ・・・。

 「なごり雪」をネットで調べると、「季節のことば36選」の三月に「ひな祭(まつ)り、おぼろ月(づき)」とともにあげられていました。

 「季節のことば36選」は2013年3月に日本気象協会が、「日本気象協会メセナ」企画として選定したものだそうです。季節に相応しい言葉について、広く公募し、その中から選考委員会により選ばれたもので、各月ごとに3個のようですが、絞り切れなかった7月は4個で実際は37となっています。

 ところで、「なごり雪」は伊勢正三さん作詞・作曲によるものですが、当時、「なごり雪」というl言葉は使われていなかったそうです。日本語の乱れを助長するから「なごりの雪」と「の」を入れるようにいわれたそうですが、作り手として「の」はどうしても入れたくなかったようで・・・・。

 40年後に、「なごり雪」が「季節のことば」に選ばれたのは、この曲のタイトルの影響もあったのかもしれないなどと思うのですが、どうだったのでしょう。 ともあれ、「の」が入らない「なごり雪」で良かったなと思う私です。

「季節のことば36選」について詳しくはこちら。

                

                                 《ベランダ側から 7:08》

                

                              《やがて雪が・・・  8:40》

                

                              《流し側から   8:50》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日暮れ時

2016-03-04 19:41:26 | 日記

晴れのち雪。最低気温-15.9℃、最高気温-1.0℃(江別)、最低気温-26.5℃、最高気温-1.3℃(生田原)。

 生田原では相変わらずの氷点下20℃を下回る最低気温を記録しています。今日は、日暮れ時に散歩をしてきました。澄んだ空気は冷気を帯び、空と山と川を薄紅に染めあげて、日は山の端に沈んでいきました。

 三月を迎えたというのに、春はどこに隠れているのでしょう。 

              

                                  《中央橋から平和橋を望む 16:41》

            

                                  《信盛橋から中央橋を望む 16:51》

            

                                        《夕焼雲 16:52》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桃の節句に

2016-03-03 22:26:39 | 日記

晴れ。最低気温-11.3℃、最高気温-3.4℃(江別)、最低気温-24.4℃、最高気温-4.2℃(生田原)。

 今日は桃の節句。桃の花が咲いているところもあるようですが、相変わらず、氷点下20℃を下回る最低気温を記録している生田原です。先日、町内の「ちゃちゃワールド」へ、雛人形が展示されているとのことで行ってきました。

 興味深かったのは、「北木島の流しびな」というものです。北木島は瀬戸内海にある岡山県笠岡市の笠岡諸島の1つ。流しびなはこの地で行われている伝統行事で市指定の 重要無形民俗文化財とのことです。

 雛に悩みや病気を託して海に流し、家族の安全や子どもの健やかな成長を願うもので、その気持ちは、今も昔も例外はあるでしょうがそう変わらないものでしょう。

                  

                         《 木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド》

                  

                  

                  

                                     《北木島の流しびな》

「北木島の流しびな」について、笹岡市の公式サイトからの引用です。

北木島大浦の海岸で、旧暦3月3日の満潮時、紙雛を乗せた小舟を海に流す伝統行事。小麦わら、または厚紙を利用して小舟(うつろ舟)を作り、帆を立てる。その中に、毎月1体つくってためた12体の紙雛(閏年は13体)と、前後に船頭を乗せる。これにアサリ寿司や桃の花の小枝などを添えて、浜辺から海へと流す。
雛を送るのは女の人で、この雛に悩みや病気を託し、また家族の安全や子供の健やかな成長を願って、昼の満潮に乗せ、引き潮とともに『加太へ帰って下さい』と唱えながら流す。一節には、この行事が始まって、かれこれ300年にもなるという。

和歌山市加太にある淡嶋神社の信仰にもとづく行事で、もとは各家庭でめいめいに流していたが、現在では観光行事化し、大浦の浜から一斉に流している。なお、大浦の荒神社のそばに、淡島様の小さな祠が祀られている。」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

是枝裕和監督

2016-03-02 22:07:28 | 日記

曇り時々雪。最低気温-7.2℃、最高気温-1.3℃(江別)、最低気温-16.3℃、最高気温-5.6℃(生田原)。

 今日の北海道新聞に是枝監督が大きく取り上げられていました。1月30日に札幌学院大学で是枝監督のお話を伺ったことがあったなと、この記事を読みながら、思い返していました。

 この記事では表1に放送法などをめぐる一連の気になる発言や動きが時系列で示されていました。この流れの先を考えると正直なところ恐い思いがします。

 また、表2ではBPO放送倫理検証委員会の意見書がコンパクトにまとめられていました。放送による表現の自由は憲法第21条によって保障され、放送法は、「放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保すること。」(第1条2号)と定めているとのことです。▼ただし、「放送の不偏不党」、「真実」や「自律」は、放送事業者や番組制作者に課せられた「義務」ではなく、むしろ、政府などの公権力の側こそがこれらを守ることが求められているのだと。

 インタビューを受け、放送に対する一連の発言や動きとその問題性について、明確に答える是枝氏の存在感が際立っているなと思いました。

 

           

                                          《本日付北海道新聞》

           

 是枝裕和氏は映画監督、テレビディレクター、立命館大客員教授、早大教授のかたわら、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会委員長代行を務められています。この新聞記事内でも氏について詳しく書かれているのですが、(今はスキャナーを使えない状況なので、)札幌学院大学が手がけたチラシの一部をお借りしました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする