高校卒業文集の1コーナー「将来カッコよくなりそうな人ベスト10」のクラス別部門で見事1位に選出された管理人が、こんな時間にブログの閲覧くらいしかすることがないヒマでもてない諸君らに、「成功率100%の告白法」講座をお届けしよう。ちなみに、この場合の告白とは、罪や秘密などのそれとは違い、好意を持つ異性に自分の気持ちを伝えるという軟派な行為のことである。心して聞けい。
まず、とある遊園地になんとかデートに誘い出し、女の子とちょっといい雰囲気になります。次は、ランチや乗り物なんかを駆使して、さらに親密になります。たまに、さりげなく手なんか触れてみて、拒否されないかとかの反応を見ます。これは行けそうだと思ったら、遊園地がライトアップされるのを待って、なるべく人気のない、それでいてムードのあるところに連れて行く。各自ここまでは自力で頑張ってください。
さて、ここからが成功率100%の告白の方法です。皆注目。まず、相手と正面で向かい合い、目を見つめて、あわよくば手なんか握りつつ、一呼吸入れた後、すかさずひとこと。
「今から告白するんだけど、大丈夫かなあ」
そう、告白の前に成否を確認してしまえばいいのだ!相手がうなづけば、告白を敢行、ダメだったら、適当に笑ってごまかしてしまえばいいのだ。これなら絶対失敗しねえ。すげえ!
え?遊園地に来ている時点で成功しているようなもんだ?だまらっしゃい!おはんら、なーんも女子のことがわかっちょりゃせん。奴等は、好きでもない男と平気でふたりきりで食事にいったり、その気もないのに男の部屋まで遊びにきたりなんてことを、悪びれもなく実行しやがる卑劣な人種なのだ、てめえ、この野郎!なにが、勘違いしてるんじゃない?だ、ふざけるな!キーッ!…はあ、はあ。
つーか、「告白法」なんざ、検索したり他人の意見を求めてる時点でもうダメですね。考えろ、てめえで。
以上、高校卒業文集内コーナー「現在カッコいい人ベスト10」で果てしなく欄外だった作者による、「成功率100%の告白法」講座、やいびーたん。
※このブログの内容はおおむねフィクションです。押忍。