映画『シューテム・アップ』を見てきました。
この映画を知ったのは、他の映画を見たときの予告編。“弾(たま)んねー!"なる、狙いすぎて薄ら寒いコピーに不安を感じつつも、大音量で流れる『キック・スタート・マイハート』(モトリー・クルー)に体の芯から痺れちまい、かつ僕の中での名作映画ベスト5に入る『トゥモロー・ワールド』のクライヴ・オーウェンが主役を張るっつーんで、もう行かざるを得なかったというか。
先週『ランボー4』を見たばかりの俺様、どんなダメ映画でも怖くねーぜ。そんな覚悟もなんとなくしていったのですが、これはなかなかの当たり映画でした。
マナーの悪い車や、ゴミのポイ捨て、ジュースの飲み方のうるさい客などにイチイチ腹を立て(あ、これ僕だ)、自家製のにんじんスティックをカリカリほおばる、ノネナール臭濃度200%の中年オヤジ(でもカッコいい!)が、撃って撃って撃ちまくるハードボイルド(?)ノンストップアクションです。
開演後3分も経たないうちに始まる銃撃戦から始まり、工場、自宅、ベッド(行為中)、空と、あらゆる場所で繰り広げられる銃撃戦。ありえないくらいに主人公をよけまくる敵側の銃弾や、脳内に特殊なチップでも埋め込まれているとしか思えない精度のガンアクションから派生する非常識アクションには、もう深く考えるのをやめたい気にさせられます。劇中の挿入歌のカッチョ良さもあいまり、脳内空っぽバカにして楽しめましたよ。
人がガシガシ死ぬけど、あまりの非常識さに鑑賞後はみんな笑顔。ハッピーになれる爽快な映画です。(不謹慎な評価ですが、見た人なら同意してくれるはず)
予告編で興味を持った、もしくはモトリー・クルーでトキめく人にオススメです。
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