学生時代、『月刊コミックトム』という漫画雑誌を愛読してました。
出版元の素性はちょっとアレですが(各自調査)、誌面自体には宗教色はほとんど見えず、横山光輝の『三国志』『項羽と劉邦』『水滸伝』や、諸星大二郎の『西遊妖猿伝』、みなもとたろうの『風雲児たち』、手塚治虫の『ブッダ』、安彦良和の『虹色のトロツキー』、某マイミクさんの読み切り作品などなど、良質の漫画を次々と生み出していた雑誌です。
(他にも、藤子F不二雄、藤子不二雄A、山岸涼子、たがみよしひさ、星野之宣、石ノ森章太郎らが連載)
結局時代の波に埋もれてしまい、廃刊になっておよそ10年。
なんとなく心に引っかかっていた作品がひとつあったんですが、この度ようやくコミックスを発見。思わず衝動買いしてしまいました。
神坂智子の『カラモランの大空』全6巻。
『当方見聞録』でお馴染みのマルコ・ポーロの生涯を描いた伝記ロマンです。
子供の頃から、どうも少女マンガ風の絵柄は好きになれなかったんですが、ストーリーの面白さも手伝ってか、この作品に関してはすんなり受け入れることができました。
独特の解釈や、オリジナルのキャラ&展開が多く見え、史実派にはオススメしませんが、マルコ・ポーロが触れたであろう、当時の空気感はしっかり感じられます。
女性作家らしく、そこかしこにラブロマンスを挟んで来ますが、イヤミはなく、程よいスパイスとなって物語を盛り上げてくれます。
なかなかの隠れた名作ですよ。
ただ、1つだけ難点が。
古本屋での保存状態がよくなかったのか、ちょっとカビ臭い…。←作品関係ねえっ
出版元の素性はちょっとアレですが(各自調査)、誌面自体には宗教色はほとんど見えず、横山光輝の『三国志』『項羽と劉邦』『水滸伝』や、諸星大二郎の『西遊妖猿伝』、みなもとたろうの『風雲児たち』、手塚治虫の『ブッダ』、安彦良和の『虹色のトロツキー』、某マイミクさんの読み切り作品などなど、良質の漫画を次々と生み出していた雑誌です。
(他にも、藤子F不二雄、藤子不二雄A、山岸涼子、たがみよしひさ、星野之宣、石ノ森章太郎らが連載)
結局時代の波に埋もれてしまい、廃刊になっておよそ10年。
なんとなく心に引っかかっていた作品がひとつあったんですが、この度ようやくコミックスを発見。思わず衝動買いしてしまいました。
神坂智子の『カラモランの大空』全6巻。
『当方見聞録』でお馴染みのマルコ・ポーロの生涯を描いた伝記ロマンです。
子供の頃から、どうも少女マンガ風の絵柄は好きになれなかったんですが、ストーリーの面白さも手伝ってか、この作品に関してはすんなり受け入れることができました。
独特の解釈や、オリジナルのキャラ&展開が多く見え、史実派にはオススメしませんが、マルコ・ポーロが触れたであろう、当時の空気感はしっかり感じられます。
女性作家らしく、そこかしこにラブロマンスを挟んで来ますが、イヤミはなく、程よいスパイスとなって物語を盛り上げてくれます。
なかなかの隠れた名作ですよ。
ただ、1つだけ難点が。
古本屋での保存状態がよくなかったのか、ちょっとカビ臭い…。←作品関係ねえっ