GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

シャーロック・ホームズ シャドウゲーム

2012年03月12日 | 映画
映画『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』を見ました。

小学生の頃、ひたすら乱歩ばっかり読んでたので、『シャーロック・ホームズ』は全くの未読。アニメでもやってたけど、「なんで犬が服着てしゃべるねん」と一瞥すらしなかった、当時からひねくれていた俺に取って、コナン・ドイルの名著は遠い存在です。

そんな俺でも“モリアーティ教授”の名前くらいは知ってるわけで。

そんなホームズ最大のライバルが初登場の、盛り上がって当然、満を持してのシリーズ第二弾!

正直期待ハズレ!

前作は、時代背景とマッチしたダークな世界観が、魔術を駆使するシリアスな敵と、そのトリック暴きにかかる飄々としたホームズとの対比を引き立て、そこそこの面白さでした。

ただ今回は、兵器や車など、近代兵器などがやたらクローズアップされていて、単調にドンパチが繰り返され、さらに、敵のモリアーティ教授がイマイチ迫力にかける造形のため、コメディタッチのホームズだけが目立ってしまい、なんというか、全体的にいたたまれなさが目立ちました。

しかも、鉄板であるはずの、ホームズとワトソン君のツンデレ漫才も肩空かし気味。そもそもワトソンのキャラがはっきりせず、少し破綻気味だったのがなあ。

いや、この手の映画としてはそれなりの水準なんですよ。でも、なんせ『シャーロック・ホームズ』であり、演じてるのがロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ。この3つのキーワード並べといて、この程度の内容じゃダメでしょう!

まあ、映画にスレてない学生さんや、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを手放しで面白がれるピュアな方々なら十分楽しめると思います。

60点。

チケット分は楽しめると思いますが、過度の期待は禁物。予告編以上の面白シーンはないですよ。