GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

ダークシャドウ

2012年05月27日 | 映画
映画『ダークシャドウ』を見て来ました。

予告編やCMから、『アダムスファミリー』的なブラックユーモアな内容を予想していたため、若干嫌な予感はしていました。こと「ユーモア」という感性においては、米国の方々とは一生わかり合えない自信がありますから。

でも、その懸念は幸い杞憂に終わりました。思っていた程、コメディシーンが多くなかったのです。

もっとも、近くに座っていたオツムの弱そうなチャラいお兄さんが、四六時中ゲヒャゲヒャ笑ってたので、俺が笑い所に気付く事ができなかっただけという説もありますが。

かといって、それがプラス要素にはなるというわけではなく、それを埋めるホラー要素があるわけでもなく、恋愛要素はスパイス程度だし、ストーリーもあってないようなもの。そう、全てに中途半端な作品でした。

つまりは、見るべきところは、ジョニデ節満載の個性的な主人公キャラと、ティム・バートンが描く独特の世界観の美しさ、そのたったの2つしかない作品なのですよ!

それでもアナタ、この映画見たいですか!

…え?

その2つ以外をこの映画に期待している奴なんてお前くらいだ?

た、たしかに。

その視点から見れば、やはりさすがの完成度。「ジョニー・デップ&ティム・バートン」というWネームに惹かれて鑑賞される方々には、しっかりきっちり期待に応えられる作品だと思います。

でも、この主人公、罪の無い人間を何人も殺すし、愛する人がいても平気で浮気するし、ちょっと不愉快だったなあ。劇中で降り掛かる不幸も、全部が全部自業自得だし。まあ、制作者側からしたら、それも狙いなんでしょうけどね…。

というわけで、過去俺をフった女性達の多くがジョニデファンだったという私怨ポイントもしっかり加味した上で、60点。

世界観は好きなんだけどなー。



幸せの教室

2012年05月27日 | 映画
映画『幸せの教室』を見て来ました。

トム・ハンクスとジュリア・ロバーツの豪華タッグだし、この手の見え透いた映画は、案外ハズレがないので、取りあえず押さえてみましたが。

リストラされ人生のドン底に落ちた主人公が、人々との出会いから成長して、人生を謳歌していくハートフルストーリー。…てのを作りたかったのでしょうけど。

全人類の人生の悩みの95%は対人関係に起因するものだと思うのですが、このトム・ハンクスが演じる主人公、人なつっこくて、ユーモアもあって、付き合いもよい、と三拍子揃った陽性キャラのため、誰とでも友達になっちゃうし、仕事も向こうから飛び込んで来るし、劇中大きなトラブルやピンチも出て来ないし、全く持って不幸に見えない!

感情移入し辛いのはもちろん、むしろ、「人生、人付き合いの能力と、それなりの特技がないとやっていけないと思うけど、あなたは大丈夫?」と冷酷に言い放たれている感すらありました。←被害妄想

「ドン底の中にいながら、小さな事に希望を見出し、ハートフルに生きて行く」という作品を見たいなら、『ゾンビランド』見た方がよっぽどほっこりできますよ。

まあ、学園ドラマとしてはけして悪くないデキなので、このテのユルい作品が好きな方なら見て損はないと思います。

60点。