映画『ダークナイト・ライジング』を見てきました。
前作『ダークナイト』が、ジョーカー役の故ヒース・レジャーの怪演もあって、映画史上稀に見る傑作となってしまっただけに、その続編となる最終章で、どう落としてくるのか楽しみにしていたのですが。
正直面白かった!
無論前作程じゃなかったけれど、そもそもあれを超えるのは並大抵の事じゃないと思うので、変に無理しすぎず、良い感じにまとめまってますし、及第点なんじゃないかと。
一歩間違うと変態以外何者でもないアメコミキャラ達を、あのダークな世界観に違和感なく溶け込ませてるのも、考えてみればすごい事なんじゃないでしょうか。
真相についての伏線の配置も、難しすぎず、かと言ってベタ過ぎない、ちょうど良いさじ加減だった気がします。
学生時代、地方ローカル曲で再放送されていたドラマ版『バットマン』のあまりのシュールさに腹を抱えて笑っていた身には、あのキャラの登場も嬉しかったです。
地下牢獄の脱出方法や、バットマンの範馬刃牙なみの超回復力や、王道すぎでデジャヴュすら感じるラストシーンなど、突っ込みどころは多々ありつつも、そもそも漫画が原作なので、そこまで目くじら立てる気にもなれず、アニメを見てるつもりで、頭を空っぽにして存分に楽しみましたよ。
80点。
『バットマン・ビギンズ』『ダークナイト』を未見でも、置いてけぼりにはならないと思いますが、できれば復習してから劇場に足を運ぶのが吉だと思います。