GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

フライトナイト~恐怖の夜~

2012年01月18日 | 映画
映画映画『フライトナイト~恐怖の夜~』を見て来ました。

近所の映画館では3D版の上映がなかったので、2Dをチョイス。

※ちなみに、旧作『フライトナイト』(1985年公開)は未見です。

20数年前のコメディーホラーブームの火付け役となった初代『フライトナイト』。その旧作へのリスペクトからか、舞台となる住宅街のアメリカすぎる雰囲気、冴えないけどやる時はやる主人公、必要以上にセクシーで美人なヒロインなど、定番にも程がある設定がズラリと並び、軽いノスタルジーにほっこり。

ホラーと名乗りつつも、スプラッタシーンは漫画のようなコミカルな描写で少しあるだけで、ほとんどはビックリ箱的な驚かせ方で、お化け屋敷的感覚で見るのが吉です。いかにも出そうなシーンでは何もなく、こちらが油断した頃にデカい音が来るので、結構ドキドキ。

60点。

ただし、35点を予想してたら実は60点だった!な60点。

この手の作品に対する「正しい先入観」を持って見さえすれば、きっと満足すると思いますよ。




消しゴムとハゲ上司

2012年01月14日 | 日記・コラム
他愛のない会話や、ネットに書き込んだ何気ない一言が、大問題になったり、非難や誹謗中傷されたり、人を傷つける事が多々あって、本当に気を付けなくてはいけないと、自戒する日々。

たった一言が、下手すると、相手の人生を変えたり、心の病気の種になったり。1週間ご飯が喉を通らないなんてザラだし。

そんな言葉の凶器的可能性を考えると、科学の発達していない昔に、“言霊”が信じられていたことは、至極当然だったのだと思える。

心ないひとことで学校や仕事に行けなくなるなど、“言霊”による“呪詛”と言えそうだ。迷信深かった頃の人々にとっては、式神や怨霊の仕業と感じられるくらいの強烈な忌みの言葉も多々あっただろう。

同様の事は、“場の空気”にも言える。

簡単な例をあげると、机の上に出しっぱなしにされた消しゴム。几帳面な人なら、このこと一つで落ち着かない気持ちになってしまうと思う。通常なら何一つ心に波を立てる要素のない文具が、シチュエーション一つでイライラ増幅機になってしまう。

それを大袈裟に置き換えるなら、神社やお寺が適当か。足を踏み入れただけで、人によって程度の差はあれ、ピンとはりつめた空気を感じ、背筋が伸びる思いを感じない人はいないと思う。

その理由を、造り手の気持ちになって考えてみる。なにせ神様を奉るための物だから、それに相応しいところをと、俗っぽい世間から遠く離れ、神秘すら感じられるような自然の中をチョイスするのは当然。さらに同様の思いで資材を選び、遠方より時間をかけて運び、儀式で清め、そしてそれらが神秘的に感じられるような配置になるよう、図面を引く。それが使役に駆り出された人々の生活感や信仰心、怨念などにあてられつつ、長い年月をかけて形になっているわけだから、当然それは置きっぱなしの消しゴムなどとは比較すべくもない、強烈な訴えが感じられて当然なんじゃないか。

この感覚を利用しようとしたものが“結界”や“封印”などと考えると、妙に得心が行く。風水なんかもそれに近いのかも。

「言霊」と「場の空気」。言葉の違いはあれど、どちらも、発信者側のメッセージと受け手側の感受性が干渉し合って影響を及ぼすものという点では共通している。

今、スピリチュアルとかパワースポットなどという言葉が流行っていて、俺からしたら、鼻で笑って唾(鼻水でも可)吐きかけたい気分のクソ流行なんだけども、上記を鑑みれば、人によっては多少効果を為してもおかしくはないような気はする。

ただ、それはあくまで、受けて側と発信者側とが干渉しあう事で起こることなので、その場所からパワー的物質が放出されてるなんてことはチャンチャラおかしく、日々感受性を研くことを怠ってる俺みたいなのが行っても、疲れてお腹が減るだけなのだと思う。

そういえば、昨日京都のヨドバ○カメラの占いコーナーで、占い師達が暇そうに呆けていたけど、他人の人生のターニングポイントは占えても、お客さんのゲットの仕方は占えないんだろうね…。

…結局何が言いたいのかというと。

出した消しゴムはちゃんとしまいやがれ、このハゲ上司!(*`Д´)ノ

以上。



縫製人間ヌイグルマー

2012年01月09日 | 小説
大槻ケンヂの小説『縫製人間ヌイグルマー』(角川文庫)を買ってきました。

同氏のエッセイは良く読むのだけど、小説は『くるぐる使い』以来。

のほほんとしたエッセイならともかく、真面目な調子の小説の場合、オーケンの顔がちらついて感情移入し辛いんですよ…。

とはいえ、特撮(=オーケンのバンド)の同コンセプト曲『ヌイグルマー』の秀逸さも手伝い、思わず購入してしまいました。

家に帰って、冒頭だけ読もうとパラパラ。

すると、なんだ、これ。

あまりの面白さに、そのまま完読!

ホラー&スプラッタテイストの中に、ひねた文体と、ヌイグルミの醸し出す可愛さと哀愁が最高のエスプリとなり、真似のできない世界観が現出。

ところどころに配置された心地好い頓知が絶妙で、と言って難解さは全くなく、非常にサクサク(オーケン風)読み進めることができます。

こりゃたまらんっ。

「不必要にヒラヒラのついた服」「赤ちゃん人間」「綿いっぱいの愛を」など、オーケンファンならトキメキ間違いなしのキーワードも豊富に散りばめられていて、思わずニヤニヤ。

『ドーベルマン刑事』のマグナムを装着した片腕ロリータに対し、ヌイグルミのブースケが風車の理論を駆使して対峙するシーンなど、読み手の想像力を絶頂の域までまで導く名場面も続出。

“人類の危機を救うべく、ぬいぐるの超人が高円寺~中野間を愛と血と綿と炎で多いつくす”

活字嫌いにもオススメできる一冊!





2011年ライブ参戦履歴

2012年01月02日 | 横道坊主
2011年に参戦した全ライブをまとめてみました。

横道坊主だけなら例年と同じくらいなのですが、義人さんソロやスリラジが一気に増えました。

3月19日 横道坊主 岡山ペパーランド
3月21日 横道坊主 名古屋ハートランドスタジオ
3月25日 横道坊主 umeda AKASO
4月30日 Yoshito & Uppy 名古屋Tyny7
5月3日 Yoshito & Uppy 三島グラバー亭
5月22日 HHR THRILL LOUNGE 名古屋Tyny7
5月27日 中村義人 京都夜想
6月25日 中村義人 Ziger's
7月13日 横道坊主 KYOTO MUSE
7月20日 横道坊主 名古屋Tyny7
8月13日 Yoshito & Uppy 心斎橋酔夏男(よかにせ)
9月9日 HHR THRILL LOUNGE 大阪LIVE SQUARE 2nd LINE
9月10日 HHR THRILL LOUNGE KYOTO MUSE
9月11日 HHR THRILL LOUNGE 名古屋Tyny7
9月22日 中村義人 大阪POTATOKID
10月21日 横道坊主 umeda AKASO
10月22日 横道坊主 名古屋ハートランドスタジオ
12月9日 中村義人 大阪POTATOKID
12月10日 中村義人 名古屋Ziger's
12月25日 横道坊主 Shibuya O-west

滋賀県民が、仕事のズル休みもなく、よくこれだけ参戦できたな、と。

かかった費用とかは計算しないことにします・・・。