昨年このブログを始めた頃、このぼろ市を見に出かけて、アップしたのがまるでもう一年も前のこととはとても思えません。本当に月日の経つのが早く感じられる昨今です。昨日今日と、日中は好天に恵まれ、結構な人出です。
それはともかく、何かを購入しようという積極的な動機はないので、只ぶらぶらと表通りを眺めながら通り過ぎてきた、と言ったのが本当のところでしょうか。いろんなぼろが展示され、値引き交渉も盛んに行われていました。お目当てのものが見つかった方には、良いぼろ市だったことでしょう。
ところで、昨年は確かお櫃の写真をご覧いただいたと思います。ところが、ことしはおひつをつみあげていたお店を見つけることが出来ませんでした。もう商売として成り立たなくなってしまったのでしょうか。炊きあがったご飯を、総檜のお櫃に入れるという食習慣がほとんど無くなってしまったからなのでしょう。私くらいの年代のものが見ると、なんだか寂しくなってきます。
と言うわけで、今年も滅びてはほしくない木工製品をご覧ください。飯台・せいろ・まな板その他の台所用品達です。あと何年くらいこれらを扱っているお店を、ぼろ市で見ることが出来るのでしょう。年寄りの郷愁、と言い切るには、あまりにも寂しいことです。