もう随分前に卒業した高等学校の同期の集まりが、昨日の金曜日にありました。卒業が11期だったので、11年11月11日に設定した、と言うことでした。450名の同期生でしたが、物故された方もいらっしゃるので、今回の参加者数56名はまあ多かった方ではないでしょうか。また、当然恩師の先生方もお年を召されていらっしゃるのですが、白寿の方を含め、3名の恩師が出席してくださいました。
それはともかく、いつも何かの行事にかこつけては京都へ出かけます。一つには、両親の墓が京都に有るので、関西方面に出かけるときには、必ず墓参に行っています。
今回は、8日から11日まで、3泊4日の、ちょっとゆっくりの予定を組んで出かけました。初日は、墓参だけと考えていたのですが、天気が下り気味と言うことで、8日には急遽洛北大原もまわることにしました。
数年前にも大原へは行ったのですが、このときは観光バス利用だったので、寂光院へはよることが出来ませんでした。今回は路線バス利用の単独行なので、何も問題はありません。問題があるとすれば、今年は暖かい日が多かったせいもあり、まだ紅葉がほとんど進んでいないと言うことです。大原という、京都でも北部の地区でも例外ではありません。ただ、今回の京都旅行でもこの大原への訪問が、一番の晴天だったところが良かった点でしょうか。
前置きが長くなってしまいましたが、最初は寂光院です。路線バス大原終点から、約1kmと、寂光院へお参りする方がちらほらと見受けられる大原の里を、ゆっくり歩いて10分強という所です。本堂そばには、きれいに紅葉したサルスベリの木がありました。
寂光院の次は、「不断桜」で知られている実光院です。紅葉ではありませんが、この不断桜をご覧ください。
最後は三千院です。寂光院や実光院とは異なり、ここはとても寺域の広いお寺です。宸殿からはお庭を見ることが出来ます。3時過ぎという時間も関係があるのかもしれませんが、わずかの観光客がいただけで、紅葉真っ盛りの前回の喧噪が嘘のようです。お庭を歩いている方もわずかです。もう少し紅葉が進めば、この庭園もきれいなことでしょうが、静かな今もまた、違った意味で良いものです。写真撮影が禁じられている往生極楽院は、収められている仏様により、阿弥陀堂とも言われているようです。