■母島を引き揚げる家族を見送った後、
母島沖港の海面にふと浮かぶ、不思議な物体。
母島沖港の海面にふと浮かぶ、不思議な物体。

ウルトラセブンのアイスラッガーみたいなのを付けて、
ぷかぷか浮かんでいる、青くて綺麗な物体。
ぷかぷか浮かんでいる、青くて綺麗な物体。

そう、これはカツオノカンムリ!
触るな危険!の生き物です。
触るな危険!の生き物です。
母島で見かけるのは3度目で、
過去に北港に大量に漂着していた記憶があります。
調べてみると、
触ると激痛が走るという、
カツオノエボシほど強力な毒ではないようですが、
毒を持った存在であることは確かなようです。

子供達に危険を伝え、みんなで数えた限りでは、
89匹いて、前浜に打ちあがっている個体もいました。

さすがは島の子供達、
普段見ない存在に取り敢えず触ることもせずに、
興味津々!!

僕も好奇心をくすぐられて、
葉っぱを使って、裏面を見たり、透明のカップに移してみたり。
色んな観察をしてみました♪

この下に出ている触手が摂餌専用でしょうか?
周囲の青い職種が主に毒がある部分のようです。
周囲の青い職種が主に毒がある部分のようです。
■水面から出ている透明の面で、
ヨットの帆の様に風を受けて移動するとのこと。
ヨットの帆の様に風を受けて移動するとのこと。
すごいなぁ、風任せで生きて、
風に流されるまま漂い、生きて行くというその姿勢!!
なんだかとても新鮮に感じていました(#^.^#)
風に流されるまま漂い、生きて行くというその姿勢!!
なんだかとても新鮮に感じていました(#^.^#)

■せっかくなので、色々調べてみました!
取り敢えず、周辺と下の触手に触らなければ大丈夫なようですし、
漂着しても、乾いてしまえば、そんなに刺胞も危険でなくなるようです。
取り敢えず、周辺と下の触手に触らなければ大丈夫なようですし、
漂着しても、乾いてしまえば、そんなに刺胞も危険でなくなるようです。
昨日のカヌーの時も沖にプカプカ浮いていました☆
万が一、刺された際の応急処置は、
①まず海水で刺された部分を流す。
①まず海水で刺された部分を流す。
②その後、40度から45度くらいのお湯に浸ける。
③医療機関を受診する
この時、砂でこすりつける、冷たい真水で洗い流す、いずれも禁物。
また一般的なクラゲに刺された場合、お酢をかける人もいるようが、これも避けた方がいいようです。
カツオノカンムリの場合は死んでいても刺す『刺胞』という毒の部分を刺激してしまい、さらに毒を出してしまうことがあります。
お湯をかけてもらうのが一番良いかとのことです。
これはあくまで応急処置。
その後、医療機関で診てもらいましょう!
この時、砂でこすりつける、冷たい真水で洗い流す、いずれも禁物。
また一般的なクラゲに刺された場合、お酢をかける人もいるようが、これも避けた方がいいようです。
カツオノカンムリの場合は死んでいても刺す『刺胞』という毒の部分を刺激してしまい、さらに毒を出してしまうことがあります。
お湯をかけてもらうのが一番良いかとのことです。
これはあくまで応急処置。
その後、医療機関で診てもらいましょう!

【カツオノカンムリ】
このカツオノカンムリは、ヒドロ虫綱の群体性クラゲの1種だそうです。
暖海性・外洋性で、黒潮海域に生息。
しばしば、カツオの群れと一緒に見つかるのでこの名があるとのことです。
鍋蓋状の気泡体(水辺板)の上に三角形の帆を持ち、風に乗って移動する。
下面には摂餌専用の個体である栄養体、周縁には餌捕獲を行なう触手状の個体である感触体を持つ。
完全に水面を突き抜けて大気中に顔を出すのは、大部分のクラゲには見られない特徴である。
触手の刺胞に刺されると激しく痛むとあります。