小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

マイSUP「Tamana」が来て1年。ライフスタイルが変わりました。

2021年09月18日 | SUPライフ 母島
■2020年9月。
去年初めて、念願のSUPを購入しました。

気付けば、あっという間に1年が経過しました。
ずっとSUP三昧でした☆

この夏はほぼ毎朝SUPをしています。
自分自身、毎日技術が向上している手応えがあり、とても楽しいです♪
40歳ですが、日々遊びまくっていて、これで大丈夫か?と心配になります(笑)。

主に朝5時頃の日の出のタイミングに沖に漕いでいき、
御幸ノ浜沖くらいまで行きます。
朝日を浴びながらSUPの上で太陽礼拝などのヨガを行い、
帰ってくるというものです。

日中に時間があれば、
昼休みや夕方もSUPしたりしています。
まさにSUP三昧!!

SUPの醍醐味は、
カヌーとかとは違い、一人でも気軽に沖に行けることです。(安全対策はしっかりと行っています)
またコロナ禍で単独でレジャーできるという点でも非常に有効です。

そして、目線が高いのでとても景色が良い!!
体幹をフルに使いますし、
色んな姿勢で漕げるので、全身運動にももってこいです(#^.^#)

ただ、安全管理は大切で、人に迷惑をかけるわけにはいかないので、
無理はしませんし、極力慎重にやっています。
9/5に福井県で悲しいSUPの死亡事故が発生しています。
十分に気を付けて、何度も練習して、
パドルが折れた場合、風で流される可能性、リシューコードが切れないような点検が重要です。

SUPはNSP HITという丈夫でバランスの取れるオールラウンドボードを使っています。

この春位からSUPに「Tamana(たまな)」という名前を付けました。
ちなみにタマナは島にあるテリハボクという木の島名です。

なんともポリネシアの響きのこの名前、
実はギルバート諸島にTamanaと呼ばれる島があるのです。
父島や母島の向島にあるコペペ海岸の由来になったコペペじいいさんはギルバート諸島出身。
故郷から遠く離れた小笠原で、故郷と同じ気を発見し、タマナと名付けたのかもしれませんね(#^.^#)

小笠原のコロナ一掃期間はずっとベタ凪でした。

朝の海はいつもこんなにぺたーっとしていました♡
こんな中、漕ぐのは最高の気分です☆

■9/10は最高過ぎる朝活SUPでした。
前の晩に人のためになれることがあって、
とても心底感謝してもらえて、
今朝はベタ凪で、
朝日を浴びながら、
沖で飛び込んで、
ヨガして瞑想してターンしたら、
ハシナガイルカの大群が跳ねて近づいてきました♪

目の前のイルカちゃんは朝から本当に楽しそうで、
ランデブーした後に漕ぎながらの景色を眺めながら、
世界はなんて美しいんだろうって思える朝でした♡
(もちろん、そういう時はカメラはないw)

こんな僕でも少しは人の役に立てている実感、
ありったけの大自然、
自由に動かせるこの身体(ぎっくり完治!)、
家族と仲間、みんな、
本当にすべて有難うって、心底感じれた朝活でした(#^.^#)
いや~生きてて良かった!


母島も9月になり、秋の気配です。
畑のローゼルは今年は順調で、
今は毎朝可愛いピンクの花を魅せてくれます。

もう10年近く、自家採取を続けることが出来て、
種も父島はもちろん内地にも送ったりしています。


強い空く今日も夫婦で北港で泳いだのだけれど、
その帰り道の庚申塚でオガサワラゼミの大合唱に遭遇しました。

外来種トカゲのグリーンアノールの影響で、
母島では北部以外ではなかなか大合唱を聞くことはありません。

この大合唱がもう何年も聞き続ける保証もありません。

人が住み着くという影響。
人はその土地に色んなものを運びます。

それが時として、
島の先住民にとって、
致命的な運命に導いてしまう場合もあります。

持続可能な暮らしと
貴重種保護、
小笠原に暮らしていて、この2つにいつも揺さぶられます。

正解はこれ!ときっとずっと言えないけれど、
ずっとこのことを考えて行動していきたい。
そう思わされる出会いでした。


■先日、ニューヨークの小学生が、
マイクロプラスティック等をゼロにする運動をするという素晴らしい映画を見ました。
その翌日から朝活SUPの時にネットを持って行って、海面に漂うプラスティックゴミの回収を始めることにしました。

ハチドリのひとしずく(自分にできることをやるだけ)、
ハワイのクレアナ(役目、責任)、
今月はワールドクリーンナップデイがある月。

父島では海岸に海洋プラのゴミ箱が設置されていると聞いています。
素晴らしいと思います♪

それぞれの人が、
それぞれの分野で、
この世界にリスペクトをして、
その人ができることからやっていく、
それがきっと大切なんだと思っています。


■我が家の軽トラは白いです。
それはそのままキャンバスを意味します。

みんなそれぞれ素敵な芸術を発揮☆

次女さん、なんとそこら辺の棒で書いてます。

僕が書くクジラのしっぽに一言。
「お父さんの絵は、筆に勢いがないよ。
 大事なのはかすれとか、その動きな気がするなぁ」
妻は
「クジラの尾びれは広さと力強さ、それは違うね」

見事に素敵に修正されました(笑)。

僕は絵心は自信なく、ゴマちゃんとキン肉マン、ドラえもんだけは自信があります(笑)。
完成(完成ってあるのか?)版は実際の現物をお楽しみください☆


■母島のははじま丸が入港する際の当たり前の光景。
結構、平和感が抜群で、僕は好きな景色です。

入港日限定ですが、
僕も船のもやい綱を係留する作業をします。

実は結構好きな作業なんです。
大きな船は一人では接岸→係留できません。
チームのみんなの力が必要なんです♪


■コロナ一掃期間のおかげで夏休みが9/6まで延長した次女。
夏休みは内地に行かないことを選択した分、存分に島の自然を堪能しました☆

最近は万年青浜にもハマっています。
家族で泳いでいたら、大きなカスミアジがこちらを見に来ました!
ロウニンアジかと思いましたよ!


沢山の魚の群れを堪能できる海が、
ごく近くにあるという有難みを感じています。


これから秋も深まり、
台風シーズン、ローゼルの収穫と続きます(#^.^#)

存分に遊びつつ、
存分に動くぞ~~!!






次女とSUPライフ!

2020年11月30日 | SUPライフ 母島
■11/24、母島はついに今季初のザトウクジラが現れ、冬の海となりましたが、
まだまだSUPライフは続いています(*^_^*)

先日は素晴らしい凪の日があり、
今までずっと湾内で留まっていた親子SUPもついに沖に行けるタイミングとなりました♪

沖港を出て少しすると赤ブイがあります。
そこにカツオドリの若鳥がとまっていて、お互いを見つめ合っていました(笑)。

次女はカヌーも良く漕いでいるので、
SUPのパドリングはお手の物です(*^_^*)

僕と一緒に乗っている時でも、スイスイ漕ぎますし、
僕が降りると圧倒的に軽く漕げるらしく(笑)、さらにスイスイと行っちゃいます。

しかし、沖は一人は怖いらしいです。
さすが島っ子。
この感覚がとても大事だと思うのです。

僕も何度も何度もトライして、
凪の日から、少しずつ、海の悪い日、強風の日、
風向きと色々経験を重ねて、
「これくらいなら大丈夫」
「これくらいは危ない」
の感覚を身に付けてきました。

そんな中、大きく世界が広がる沖に行くのはやっぱり気持ちがいいものです♪


■次女と色々話しながら、沖に行くと海面をピンピンと跳ねる小さな生き物が見えます。
これは時々、朝SUPでも見れる現象なのですが、
どうやら場所が決まっているみたいで、いる所といない所があります。

気付くとSUPの上に乗っかって来たので観察してみました。

超ちっちゃいプランクトンの仲間で、ヨコエビの仲間らしいです。

「わぁ~~可愛い!」
と言って次女もカエルみたいな体制で観察しています(笑)。



水のないSUPの上でもピョンピョン跳ねてます♪


白いボードの上だと、色が綺麗に見えます(*^_^*)


拡大するとこんな感じの子でした♪


ちなみに大きさは指がでっかく感じる程(笑)、小さいです。


なんでもない海面でもこんないろんな出会いがあり、楽しいものでした(#^.^#)



■SUPで赤ブイを周って帰って来ました。

このブイは近くに浅い根(珊瑚礁)があり、船が座礁する危険があるので、
目印として設置されています。

船ではここまでなかなか近づけないので、
SUPならではの楽しみ方だと思います。

一方、僕が漕いでいる時は、次女は腕でパドリングをしてくれます。
これが結構速いんです!

沖でパドルが折れたり、落としたりする場合は、
サーフボードみたく手でパドリングするのですが、結構スピードが出るし、
海面が近いので超スピード感があります♪


この日は脇浜もとっても綺麗でした♡

こんな景色を眺めながらのSUPはなんて贅沢なのだろうと思います。


波打ち際には沢山のイワシの群れが!!!

イワシはあまり感じませんが、
メアジの群れの中を泳いでいると、
群れの向きが変わった瞬間、ゴッという音がします。
それが何とも言えず、すごいんです。

それを追いかけるダツや、カンパチ、ロウニンアジなどを見かけることもあります。



■沖から戻って来て、親子共々ホッと一安心。

やっぱり湾内は落ち着きます。

子供と一緒ならなおそう思います。


次女はSUPの上から頭飛込み!!


これがまあ美しいフォームで飛べるようになって来ました。

夏の最初は頭飛込みですら、おっかなびっくりだったのに、
ひと夏越したら、もうあっという間にレベルが上がりまくっておりました♪

潜るのだっておてのもの。

コロナで内地に行けない夏は島っ子の海スキルを飛躍的に向上させてしまったようですヽ(^o^)丿

基本、SUPをする時は水分とギョサンをボードに付けて沖に行きます。

ぎょさんは万が一磯に上がる事態になった時用の備えです。
足の裏を切らない為に。

朝、朝日を浴びながら漕ぐのは、なんだか最高の1日の始まりです♪

浜田省吾のRISING SUNー風の勲章ーを歌いながら、漕いだりしています(笑)。

さあ、今度はどこまで漕いで行こうかな?

SUPで海と繋がる1ヶ月~ついにイルカに逢えました♡

2020年10月21日 | SUPライフ 母島
■念願のSUPが母島に届いて1ヶ月。
ほぼ毎日SUPを漕いでいます(笑)。
SUPにどハマりしています(*^_^*)

強風でボードを運ぶのが危ない日以外は基本的に毎朝SUPを漕いでいます。
(時化で沖に出れない日は脇浜内で練習)
ここまで自分がハマると思っていませんでした♡

そしてついに昨日、SUPで念願のイルカちゃんに出逢う事ができました♡

と言っても、漕ぎながら写真を撮れるほどではないので、この写真は先週船から撮ったハシナガイルカの群れです。
SUPで会った場所もだいたい同じです。

SUPをしていて、時々遠巻きにイルカを見かける機会はありましたが、
昨日は見事にSUPのすぐそばで出逢う事ができました♪

可愛いハシナガイルカ達でした(*^_^*)
40匹くらいの群れです。

沖からSUP方向にやってきて、
囲まれました(*^_^*)

しかし、ボートに比べて速度も出せないSUP(ハシナガイルカはスピード好き!?)。
素っ気ない野生のイルカたち(*^_^*)。
ちょこっと様子見をされた後は、何もなかったように行ってしまいました(笑)。

しかし、僕はとっても幸せな気持ちでした♪

エンジンのある船でなく、動力を使わないSUPやカヌーでイルカに逢えたことに、どこか安堵感があるのです。
感謝の気持ちに包まれました♪

ウミガメや沢山のお魚、海鳥たちにも毎日逢えています(*^_^*)

最近はアジサシやカツオドリとの時間が楽しいです♪


■毎朝のSUPは朝焼け、朝日から始まります。
これが1日の始まりとしては最高なんです♪

まず海に一礼してから、海に入り、毎回お祈りをします。
大自然に感謝し、
家族、島のみんなに感謝し、
無事に帰って来れる事を祈ります。

そのあとは15分くらい脇浜の海上でヨガをしてから沖に出ます。

基本的には向かい風、向かいのうねり方面に30分漕いで、帰って来ます。

凪の時はこの時間で四本岩くらいまで行けますが、
荒れている時は波の立つところでずっと波乗り練習です(全然まだ乗れませんw)。


僕はよくこのオオモリ博士のサップチャンネルの動画を参考にさせてもらっています!
本当に分かり易くて、とても為になっています♪
ありがとうございます!

南風のときは南の蓬莱根を目指します。

荒れて、波がある海も楽しいけど
久々の凪の海は、やっぱり気持ちいい♡

距離を測ってみると6.5kmありました。
これくらいだと途中泳いだり休憩をはさんで90分くらいのコースです。

SUPはなんと1時間で1000kcal消費するエクササイズなのだそうです!
数か月後、これで引き締まった体になるはず(笑)!?

SUPはとにかく常にバランスを取りながら、パドリングをするので、
体幹が鍛えられるそうです。
そして、パドリングはカヌーで漕ぐのとほぼ変わらないので、
毎朝パドリング練習ができます♪

僕は母島でカヌーを漕ぐ時はステアをする場合が多く、
なかなか集中してパドリングだけする機会が少なく、
自分にとっても課題になっていたので、これは嬉しい側面です(*^_^*)


蓬莱根は世界で一番美しい場所とも言われているので(*^_^*)、
毎回その風景が楽しみです♡

SUPは目線が高いので、
とても景色がいいです(*^_^*)

朝の気持ちのいい景色の中漕げるのは、
本当に有難いことだと思います。

そして人数を集めなければ沖に行けないカヌーと違い、
ひとりでも沖に行けてしまいます。
これはこのコロナ渦では本当に有難い側面でした。

久々に行った大潮の満潮時の蓬莱根は砂浜が水没していました(*^_^*)


■SUPについては簡単に書いていますが、
ここまで来るのには20年の島暮らしと、
カヤックやカヌーで日々沖に行く経験、
素人ながらも毎日漕いでいる経験で沖に行けていると思ってます。

間違っても気軽には行っていません。

マリンスポーツを極めている訳でも、
毎日漁に出て海を学んでいる訳でもありません。

しかし、風、うねり、潮の流れ、危険な生物、色んな要因があるのを考慮しなければいけません。
色んな想定を考えて、何度もトライ&エラーを繰り返します。

SUPはあまりに気軽な為に実際に海難事故も多く、
沖に行くと帰って来れないケースもあるそうですので、
初めての方は本当に良く気をつけて、練習をして、備えをして臨んで下さい。

絶対に死んではいけないし、島の漁協さんなどに迷惑をかけるようなことにはならない様に注意して下さい!
そして、「海にお邪魔している」という気持ちを忘れないでやっていこうと思います。


そんな朝SUP海面から拝む朝日が本当に美しいんです(*^_^*)
毎日違っていて、全然飽きません。

北風や北のうねりの時は北の四本岩を目指します。

途中のおりょう根付近など、いい波が立つポイントがあるので、そちらも楽しみのひとつです。
くどいようですが、まだ全然波に乗れません(笑)。

■そんな夏の終わりを感じさせる10月の母島。
すっかりお日様も沈み、
夜の帳が迫って来ているのに、
海面のSUPに飛び乗るという新しい遊びを始める島の子供達がいます。

あまりに楽しそうで帰るぞとなかなか声をかけづらい(笑)。
こーゆーのを楽園というんでしょうね(#^.^#)

前浜から見ていて、なんて平和な景色なのだろうと思います。


子供達は放っておくと真っ暗になるまで海で遊んでいます。

これは毎日の夕方の光景です(笑)。


■一方、祝日の健全な昼間もやっぱり海は子ども達の世界。

みんな飛び込みが大好きです。

保育園児や小学校低学年の頑張る飛び込みも楽しいし、
上級生の美しい飛び込みも見ていて、そのフォームの美しさに感激します♪



■大人はそんな子供たちを横目にシュノーケル(笑)。

今日の北港はアホみたいに魚だらけでした♡

今年は台風も少なくて、いつも冷たい北港が水温30度超えの異常事態でした。
現在は28度まで下がり、白化減少したサンゴも少しずつ戻って来ています。
産後は詳しくないので種類は分からないのですが、
テーブルサンゴも枝サンゴも真っ白になっていましたが、少しずつ戻って来ています!

そんなまだまだ海で遊べる小笠原です。



■なんと母島には普通の信号機がありません。
だけど、時々道路工事に伴う信号機が置かれます。

内地ではなんでもない信号待ちですが、
島暮らしではなかなか待つのに慣れていないかも(笑)。

ちなみに
父島には2か所も信号機があります。
父島には道路のセンターラインもあります。


■10/11は御嶽神社の例大祭の日でした。

新型コロナの影響で、農業者のみによるご祈祷のみとなりました。

午前は神社、及び参道の掃除。
日々の収穫、自然に感謝し、今後の豊作を祈ります。

今年もローゼルを奉納させて頂きました。


ご祈祷の瞬間だけ、まさかの土砂降り。
来年の水不足の心配はなさそうです(笑)。


ご祈祷後は美味しい手作りお弁当を家族で頂きました。

いつも当たり前にできていたことが、できなくなって、
その当たり前が本当に有難いものであったことを実感します。

そして、その中で、できることを模索し、前に進んでいく大切さも再確認しました。
本当に有難うございました!!

SUPがやってきた!ヤア!ヤア!ヤア!

2020年09月26日 | SUPライフ 母島
■ついに、我が家に初SUPがやって来ました!!
実は妻や娘と去年位から、いや、もっと前からSUP欲しいよね~と話していました。

そして、ついに小笠原で新型コロナの初の感染者が出た翌日の9/19の貨物船・共勝丸で届きました!!

このSUPに出逢うまで、父島から仕事で母島に来てくれていた、
サーファー&カヌーパドラーのつよぽんにめっちゃ相談させてもらいました。
そのアドバイスの優しくて的確な事!
本当にありがとうございます(*^_^*)

色んなショップに連絡し、ああでもない、こうでもない、発送方法…云々などなど
このタイミングと流れに身を任せ、
色んなめぐりあわせで、NSPというメーカーのHIT CRUISER 11'2"というボードになりました。

到着してから今日で1週間。
毎日漕いでます(笑)。

目線の高い海の上の景色、
風や波を読みながら進む感覚、
ほぼカヌーと同じパドリングなので、めっちゃ練習になる、
とにかく朝漕ぎが超気持ちいい♡
ひとりでも楽しめる、
波があってもなくても楽しめる、
毎日自分の技術が進化して楽しい(*^_^*)♪

いや世の中、サーフィンよりもサップ人口の方が増えているという意味が分かりました。
これは入口としては入りやすいし、めちゃくちゃ深い醍醐味があります。

今回はせっかくなんで離島での購入方法の紹介や、
運動神経ゼロで超ど素人の僕が感じたことを色々書いていきたいと思います。

ちなみにうちの次女さん。
毎朝練習している僕より、あっさり乗って、しかも上手(笑)。

くっそ~!おやぢも負けないぞ~~ヽ(^o^)丿

ちなみにSUPはStand Up Paddle boardの略です☆

■まずは気になる購入ですね。
小笠原は本土から1000km離れた、週に1度のアクセスしかない超遠隔離島です。
近年、ヤマトが大型荷物の運搬をやめたりで、厳しい情勢の中、3mを超えるボードを果たして小笠原まで運べるのか!?
そこが問題でした。
インフレータブルタイプを購入の場合は小さく畳めるので、おそらく送料無料の場合も多いと思います。

色んなショップに問合せ、とても対応が良かった石川県のショップ「パープル・ヘイズ」さんに決定!
とても親身に僕の体格や家族で乗りたい事、島への運送など、本当に色んな相談に乗ってもらいました。
めっちゃいいスタッフさんでした♪

色々調べた結果、自分で取りにいかない場合での小笠原に長いサーフボードを運ぶには3つの方法がある事が分かりました。

①おがさわら丸の貨物で運ぶ
これが一番お手軽な方法です。
現在、佐川やヤマトは取り扱ってくれないそうです。
しかし、福山通運か西濃運輸であれば島まで配送可能とのこと。
今回のサイズの場合は海上運賃も含め、19000円くらいになるとのことでした。
これは今回のショップさんが丁寧に調べてくれました☆

②貨物船・共勝丸で運ぶ
今回、利用した手段です。
注文の際に月島の共勝丸事務所に届くように手配し、お届け先に「母島 ○○様行」と追加記入し、注文する方法です。
箱にも大きく書いてもらうようにお願いしました。
送料は着払い。
基本的に平日の午前に受け取ってくれるので、事前に共勝丸の事務所の方に連絡しておくことをお勧めします。
今回は8313円で東京→母島を運んでくれました♪(1㎥:東京→父島13,500円、東京→母島17,200円)

共勝丸は海況でどんどん日程が変わります(積荷を破損させない為に無理な航海はしないとのこと)。
HPで運航スケジュールをチェックする様にしましよう!

③内地の友人におが丸のチッキに預けてもらう
これが一番、友人いわく、コスパがいい方法らしいです。
内地の竹芝近くの営業所止めにボードを配達。
おが丸竹芝出港に合わせて内地の友人に直接持ち込んでもらう。
そうすると、父島までなんと1650円で運べます☆
大きなSUPボードでもサーフボードと同等の扱いをしてくれるみたいですね(#^.^#)

これは共勝丸で母島についたSUPボード。
しっかりと梱包して発送してくれたので、傷一つありませんでした(#^.^#)

以上の3つの方法はあくまで2020年9月の状況です。
様々な理由で変更することも多いので、きちんと調べてみて下さい。

■このSUPを選んだ理由です。
・インフレータブルかハードか?
まずはインフレータブル(空気でふくらますタイプ)かハード(中身が詰まったタイプ)か。
インフレータブルは価格も安いし、持ち運びが断然簡単だそうです。
とにかく、内地でもやはり置き場と運搬方法が色々決めて行くようです。

僕は島で波に乗りたいし、岩や珊瑚にぶつけるおっちょこちょいなので、
ハードタイプにすることにしました。

ハードの中でもレース、ウェーブ、オールラウンドとタイプがあるそうですが、
思いっきり初心者なのでもちろんオールラウンドに決定しました。

・長さ
長さは直進性と安定感を決める大事な部分らしく、初心者は長ければ長いほうがより安定するそうです。
このHIT CRUISERも9'8"、10'2"、11'2"と3種類の長さのラインナップがあったのですが、
僕の日々大きくなった準ヘビー級の体重をショップに話したら、もう11フィート2インチしか選択肢はなくなりました(笑)。
子供と乗る場合も長い方が安定性が良くていいそうです。

ちなみに
1フィート(ft)が30.48センチ(㎝)=12インチ(inch)。
1インチ(inch)=2.54センチ(㎝)。
1マイル(mile)= 約1.6 キロメートル(km)。

・容量と幅
ボードの容量は子どもと乗る場合は160ℓ以上はないと厳しいと言われました。
今回のボードは226ℓもあるので安心です。

幅もまずは32インチ以上はあった方がいいと言われました。
つよぽんには、このノーズの形が我が家のこれからの母島スタイルに丁度いいのでは、とアドバイスをくれました。


・メーカー
これは完全につよぽんのお勧めメーカーでした。
NSPは元々ウインドサーフィンのメーカーだそうで、ボードの表面加工の技術が素晴らしいらしく、
とても耐久性に優れているそうです。
島でもSUPが割れて補修しているのをよく見かけます。

ついそこいらにぶつけてしまいそうな、おっちょこちょいの僕にはとても大事な要素です。


・HIT CRUISERを選んだ理由
これはまずとにかく耐久性、そして初心者用であること。
そこに尽きます。
本来はスクールやレンタル用に丈夫に開発されたものなのだそうですが、
ショップによると、このHIT CRUISERが今一番NSPの中では人気なのだそうです。

ショップの方も「気を付けていても、ついぶつけてしまうもんなので、HITはお勧めです!」と言われました♪

HITという名前の由来はHigh-Impact Technologyなんですね。
メーカーによるボードでコンクリートを破壊する紹介映像があまりに痛快です(笑)。
もはやSUPの宣伝に見えないかも(笑)。

色もデザインも次女にとっては最高なものらしく、気に入ってくれていて、嬉しいです(#^.^#)



■さて進水式です。
到着してすぐに試したい性分の僕は、いても立ってもいられずに、即海へ(笑)。
とはいっても、命を預ける大事な存在です。

超自己流ですが、自分なりのチャント(祈り)を行いました。
感謝と無事を祈り、船首(ノーズ)と船尾(テール)にお神酒をかけます。

自然と家族とSUPが母島に辿り着くまで関わってくれた人に感謝の気持ちを込めます。

妻と次女は自分が初めて乗るときにティーのレイを編み、お祈りをしてくれました。

このレイは母島の沖で海に還しています。



■とある昼活です。
朝早くに仕事を開始して、長めの昼休みを作ってのトライ。
一番暑い時間は海にいるのがベストです♡

先日は台風のうねりでビギナーの僕にとって沖には全然行ける気がしなかったので、
脇浜内でSUPの色んな練習をしました。夫婦だけで。

なるべく毎日1時間は漕いでいます。

なんとSUP1時間漕ぐと600kcal消費するとか!?
こりゃ、シェイプアップ効果も期待できるかも(笑)!?

色々試してみると、自分の苦手な部分が見えてきます。
左側を漕いでまっすぐ進めるのが苦手だな~とか、
あとサイドスタンス(横向きに乗る姿勢)にスムーズに切り替えたり、
急旋回したりがまだまだ全然できませんでした。(3日目)

一番苦手なのが追いのうねり。
全然波に乗れない時は、一気に自分の進むタイミングと、波のタイミングが合わず、バランスを崩します。
こんなときはどうしたらいいんでしょうか?

日々、Youtubeで色んな解説動画を見ながら研究です!

6日目の昨日はようやくステップバックターンが何回か成功しました!!
ベタ凪の脇浜内ですが(#^.^#)

右サイドはサイドスタンスも少し安定してきました☆
波に乗るときに咄嗟にサイドスタンスにしなければなので、
もっともっと練習しなければです。

少しずつですけど、
自分でも何とか技術が上がっているのを毎回実感できるのは嬉しいものですね♡
運動神経のない僕ですが、何とか波に乗れるように頑張るぞ~!と思って楽しんできますヽ(^o^)丿


■SUPの歴史は意外と古く、古代ポリネシア文明ごろからあったとされているそうです。
当時は島民たちがサーフィンをしているところ、
ハワイの王様や貴族たちが皆の安全を立って見守るため、
カヌーのパドルを使用してボードに乗っていたのがSUPの原点ともいわれているそうです。

そして1960年代、ハワイのオアフ島、
ワイキキのビーチボーイズがカヌーのパドルを使って
ロングボードを立って波乗りを楽しんだのが現代のSUPの発祥とされていて、
ハワイでSUPは「ビーチボーイスタイル」とも呼ばれているそうです。

一時は通常のサーフィン人気などで姿を消していたそうですが、近年の2000年頃から復活してきたそうです。
ハワイ語ではHoe he'e naluというそうです。

調べてみて、意外と長い歴史があってビックリしました!


■現時点で父島でコロナの感染者が4名発生し、
みんなでイベントをするのがなかなか難しい状況です。
大好きなカヌーも6人くらい集めなければならなくて、このコロナ渦では難しい時があります。
しかし、ひとりでもできるSUPはこんなコロナ渦でもより海を一人でも楽しませてくれる絶好のアイテムです!

朝SUPの気持ちのいい所は、
とにかく人がいなくて、
朝日があまりに美しくて、
自然と感謝の気持ちが湧いてくるところです。

いつも沖に行く前、乗る前にお祈りをするのですが、
祈りを終えて目を開けると美しい朝焼けや朝日が顔を覗かせてくれます。

こんな環境で漕げることに本当に感謝です。
SUP上で毎日ヨガをして、軽く瞑想もして、その日の出来ること、やりたいことへトライ。

なんだか、1日の始まりがよりすごく最高になって来ています(#^.^#)

さあ、もっともっと上手に気持ち良く漕げるようになりたいし、
波に乗りたい!

その為にはベストな波を見極めて、
その波に自分のベターなアプローチを重ねていかなければと思っています。

サーファーさんたちがどこかステキなのは、そうした中で日々波に乗っているからなのでしょうか?

さあ、今日も明日も乗るぞ、漕ぐぞ~~!!

こういう動画をみて日々勉強しています!!