小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

新型コロナ陽性になっちゃいました!!

2022年08月03日 | 新型コロナ(COVID-19)
■流行の最前線!!
長らく、流行というものに疎い暮らしをしていたのですが、
この度、遂に流行の波にテイクオフすることになってしまいました。

そうです。
母島において、新型コロナ(COVID-19)陽性となってしまいました。

現在は熱も喉の痛みもなくなり、
ほぼ無症状で保健所から言われている自宅療養最終日の8月6日まで待っている状況です。
大好きな友人の優君曰く「精神と時の部屋」の時間です(笑)。
結論からいうと、症状はインフルより軽く、
社会的影響はインフルよりずっと重いといった印象です。

同居の家族は僕の感染と同時に濃厚接触者になっていましたが、
現時点で感染することなく、妻と子供は自宅隔離は7/31で終了となりました。

感染してから、
沢山の友人や知人が声をかけてくれたり、
メッセージをくれたり、
買い物などのサポート、差し入れをしてくれていて、
本当に助かっています。
本当に有難うございます!!

僕の感染により、急遽色んな仕事に穴を空けてしまっただけでなく、
感染しているかもしれない恐怖、
色んな影響を母島の随所に与えてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。
強く反省しています。

現在、小笠原諸島では爆発的な感染が拡がっており、
8/2の段階で父島で9名、母島で1名、計10名の感染を確認。
7/8以降の累計は父島217名、母島7名、計224名となっています。

人口約2500人の小笠原諸島で、人口の約1割が感染しているのはなかなかの数字だと思います。

ワクチン接種率が世界最高クラスであり、
マスク着用率が世界最高クラスでもある日本において、
1週間当たりの新規感染者が97万人で世界最高という状況は何を示しているのでしょうか?

僕自身は新型コロナワクチンに対してまだまだ懐疑的で、
まだ1度もワクチンを接種していません。

そちらも含めて、今回色々考えさせられることがありました。
状況の経過も含め、記していこうと思います。


■さて、僕が発症したのが7月27日の午前でした。
その日は午前のみゴミ回収の仕事、午後は便利屋で草刈りの予定でした。

朝7時の朝礼時に「今日も暑いなぁ~」と職場のみんなで話していました。
確か9時頃だったと思います。
僕が一人でリサイクルゴミの回収に周っている時、おかしいな?と思ったのです。

朝に比べて、太陽はより強くギンギンと燃え盛っています。
明らかに見た目で暑くなっているはずなのに、
身体が全然暑く感じないのです。汗一つかいていない。

これはおかしいと感じ、回収ルート上の自分の自宅に寄り、
妻に体温計をお願いし、体温を測ってみると…

【37.5℃】

直観的にこれはビンゴ!と思いました。
すぐさま、職場の上司と診療所へ連絡し、仕事の退勤、
自宅隔離にできる準備に取り掛かりました。

※この7/27の時点で7/11,12に母島で3名の感染者は確認されていましたが、
それ以降はゼロという状況でした。
僕自身も7/18に内地から戻って来たばかりでしたが、
この期間を考えると内地で感染してきたというのは考えにくいそうです。
母島島内で感染したと思われるが経路が?というのが現実の様です。


自分の車で診療所へ向かい、看護師さんと約束の時間に落ち合いました。
診療所内での感染を防ぐために、基本僕は自家用車の中、
看護師さんは屋外でさらに防護服。

早速、抗原検査を行いました。
インフルエンザの検査と同じく、鼻の奥からスワプを取るアレです。

7/17竹芝から乗る時のPCR検査クリア、
母島でも7/22に抗原検査を陰性でクリアしたなど
色んな状況を踏まえ、自分が新型コロナではないことを祈りつつも、
きっとコロナだろうなと思っていたら、
やはり今回の検査では見事に【陽性】がでました!!

この時点では症状は暑さを感じない事と、発熱があったことだけでした。

ドクターと電話で話し、その後は保健所と30分ほど電話で話しました。

こちらは竹芝出港前日午前までに提出する唾液のPCRキットです。
ゆうパックで郵送の場合は事務手数料として3000円もかかってしまいます。
ご自身で他の検査機関でPCR検査をして、結果のみ報告もアリだそうです。



■いざ陽性となり、自宅の一室に隔離生活することになりました。
幸いにも濃厚接触者は同居の家族2名のみで、
コロナ禍になってからは基本的に一緒の食事を避けていたなどの対応のお陰か、
家庭内での感染が拡がることがなくて、ホッとしています。

発症した当日に一気に熱は39.8℃まで上がりました。

僕の前の島感染の先輩からは、
「東京都が沢山の支援物資(食料など)を用意してくれた」と聞いていたので、
すごいなぁ、ありがたいなぁと思っていたのですが、
僕の場合は「もうその支援物資の在庫がないんです」と申し分けなさそうに
保健所の職員さんに言われました。
「濃厚接触者のご家族は必要があれば外出OKなので、ご家族に買いに行ってもらってください」と、
言われました。

すごいスピードで広がる小笠原の感染者の対応に、
全然追いついていないようでした。
電話で話しても気の毒に思えるほど、忙しいようです。

しかし、こうなる可能性はずっと前から分かっていたことだとも思うので、
在庫がなくなったら、島内で調達する、内地に発注するなど、
色んな手立てはあると思いますが、そこまで整備できていないようでした。

僕の場合は本当に有難いことに、
島の人の温かいサポートのお陰で、
家族が買い物に行かなくても大丈夫なように連絡をもらえて、
支えてもらっていますが、
それが出来ない人の場合は?と思うと、
やはりそこは対応の穴なのではないでしょうか?
(その穴をこれまで僕自身が便利屋で埋めてきていました)


■今回、感染したからこそ、色々見えてきた、分かった事はあります。

診療所と保健所と直接連絡を取ったのは、発症当日のみです。
それ以外は毎日の様子を聞かれることもありませんし、
何か具合が悪くなったら、自分から診療所に連絡するだけの状況でした。

あとは日々、厚生労働省による療養中の健康管理webサービスMy HER-SYS(マイ ハーシス)に、
朝と夕方の2回、体温と血中酸素飽和度(SpO2)やその時の症状の変化を送るのみでした。

ここまでに感染が日本中に広がって、保健所や医療従事者が頑張る中、
色んな部分で無駄のないシステマチックな仕組みが出来上がっているなと感じました。

そして、家族が日々の家庭内感染を防ぐための工夫や、
僕の食事や水、共同でもあるトイレやお風呂の管理をしてくれていました。
感染者の僕の洗濯物も様々な観点に注意して実施してくれています。
ありがとうございます!
僕が家庭内に感染を持ち込まなければ、こんな大変なおもいをすることはなかったのにと思うと、
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

発熱自体は
7/27~29 37.5~39.8℃
7/30~8/1 36.7~37.3℃
現在は平熱+α程度です。

症状は
7/27~8/1 喉の痛み
7/31~8/1 鼻水
7/31~現在 喉のイガイガ+軽い咳

現時点ではこんな感じです。
ワクチンを打っていない、疾患なし40代男性の症状となります。

僕個人の印象としては、現時点のオミクロン株における感染拡大で
重症化した人は周りにはおらず、
ワクチン接種の有無に関わらず、
症状は概ね似たような感じです。


■そして、今回はお隣の父島でも7/8から島内における感染の拡大が続いており、
島民に限らず、来島者の方の発症も相次いでいるようです。
僕の友人、知人の多くが感染していると聞いています。

おがさわら丸の乗船前のPCR検査で陰性で、
島に来てから発症するケース、
そもそも強制ではない検査をスルーするケースもあるようです。

そこで島民であれば自宅療養となるのですが、
問題となるのが来島者の療養場所です。

村としては、来島者の療養用として13部屋の確保をしていたようですが、
そこキャパを軽く超えてしまい、かなり現場は混乱しているようです。

宿としたら、お客さんが予定通りチェックアウトできず、
次のお客さんが来る予定もあり、というところのようです。
そして、トイレやお風呂が他のお客さんと共同というケースもあるので、
事態はより逼迫したものになっているようです。

宿としても商売でこの8月は稼ぎ時です。
この2年間、厳しかっただけになんとかお客を確保したいのでしょう。

父島も母島も想定を超えた時のシュミレーションを
もっともっとしていかなければ、お互い辛いですよね。

今、直近の課題として動いていると思いますが、
よりよい打開策を願うばかりです。

みんなが1日も早く普通の日常を送れることを願うばかりです。


発症したその日、診療所の外で自家用車で検査の結果待ちの時、再度検温したら38.1℃まで上昇。


■最後に4回目となるコロナワクチン接種についてです。

冒頭で触れましたが、現在の日本は
ワクチン接種率が世界最高クラスであり、
マスク着用率が世界最高クラス、
1週間当たりの新規感染者が世界で最も多い(7/27 WHO発表)という状況です。

これは一つの手詰まりを否めない状況なのではないでしょうか?

僕自身の友人・知人の中でコロナに感染して後遺症が残っているという人が1名います。
一方、コロナワクチンを接種して今も後遺症に苦しんでいる人が4人います。

ワクチン接種後から長く続く微熱や倦怠感、だるさ、
肺の違和感、動悸、
性格が変わる程の体の異常が数か月以上続いている…
これは年齢も性別も関係なく、です。

ワクチンの恩恵があると、実際の現場で働いている友人や知人からも聞こえてきていますし、
実際、そうだと思います。
だけど、そうじゃないケースも、実際の手応えとして感じるようになってきました。

7/8厚生労働省の発表によると、
これまでファイザー社製とモデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンを接種した後に、
亡くなった12歳以上の方が1761名いることが発表されていますが、
ワクチンとの因果関係が認められているケースは7/25に一例だけだそうです。

重篤な副反応は22989人(7/8 厚生労働省発表)と発表されています。

「後遺症」ではなく、「副反応」と言葉は濁していますが、
死亡にまで至らないケースでも接種直後のアナフィラキシーショックじゃない限り、
なかなか認められない状況であるようです。

世界的なパンデミックな今、
日本国内でも億単位のワクチン接種がある中で、せいぜい死亡例数千のエラーケースは、
どの世界にも起こりうるバグのような捉え方をされているように感じます。

強制接種ではなく、あくまで任意接種なので、
打つ本人もしくは家族がよく考えて接種してくださいという表向きとは裏腹に、
医療現場や公務員、介護の世界でも半ば強制的な接種の雰囲気です。

でもその中で、ごく少数の後遺症が残るケースになってしまった場合も踏まえて、
そしてそのアフターフォローがほぼない現実をしっかりと踏まえたうえで、
よく考えて接種しなければと思います。

明確に特に子供向けのワクチンの接種に反対を示している東北有志医師の会という団体もいます。

決してワクチン接種を否定しているわけではありません。
おかげで救われている命、現場があることも事実だと思います。
でもその中でも、100%はないってことを、しっかりと考えて
接種する人は接種に向き合う必要があるのではないか?と思います。

僕はこうして感染した今でも、今後自分自身がワクチンを打ちたい!と思う状況が来るのかな?
と思っています。
必要性と納得が伴えば打つとは思いますが、
今のところはないような気がします。


■新型コロナウイルスは、感染力が強く、
人によってはほとんど軽症でただの風邪程度といいますが、
場合によっては重症化したり、命の危険にさらされたり、重篤な後遺症を引き起こす、
厄介な感染症だと沖縄のドクターがおっしゃっていて、
素人ながらに的を得た表現な気がしていました。

ウィズコロナと言われて久しい昨今、
どのような付き合い方になっていくのか。
海外ではマスクの義務もなくなり、どんどん通常に戻っていると聞きます。
先日行った内地では、みんなマスクをしているけど、
普通に過ごしている様に見えました。

ワクチン接種が進んでいる今は、重症化を避けれるはずなのに、
どうしてここまでマスク着用や社会的不安が続くのか?
ここにもっとフォーカスしなければ、と思うのです。

そんな中、
「困った時はお互いさまだからね」
そんな暖かい島の人の言葉に救われ続けている日々です。
本当に有難うございます!

どうか、この症状で苦しんでいる人がいなくなり、
みんなが平和に笑顔で暮らせる日々に戻れることを願わずにはいられません。

【参考】
4回目のワクチン接種、逆転現象、浜松市の年代別公表データから読み解く
こちらの野中しんすけさん(看護師)の発信がとても興味深いです!

愛しさと、切なさと、心強さと ~母島の新型コロナ

2022年01月27日 | 新型コロナ(COVID-19)
■この1月上旬、母島で2例目の新型コロナ感染者が見つかったと放送がありました。
去年の8月13日に母島で初の1例目の感染者が発生しました。
一気に緊張が走ります。
どちらも少し緩んできている状況で内地の感染者が爆発的に増えた状況でした。


450人の狭い島です。
どちらも来島者でない限り、誰が感染したかはすぐに分かってしまいます。
心配なのは感染者や濃厚接触者に対する誹謗中傷などです。

内地の友人からは濃厚接触者になっただけで、
アパートのドアに「外に出るな!通報する!」の張り紙がされたりと聞いていたので、
とても切ない気持ちになり心配していました。

もういつ誰が感染してもおかしくない状況です。
明日は我が身です。
大事なのは責めるのではなく、フォローなのだと思います。

母島では2例とも沢山のフォローがありました♪
職場、友人、島民と外出できない当人の為に
ご飯やおかずを届けたり、声をかけたり、LINEをしたり、
とても暖かい対応だったと聞いています。

僕はそんな“情島”の母島がとても誇らしいです(#^.^#)


■今日、無事に回復した感染した方にお礼を言われました。
久々に見た元気な笑顔がとても嬉しかったです(#^.^#)

毎度のことですが、感染していると分かって、僕はまずフォローするために動きました。
困っていることはないか?周りのフォローはあるのか?と。
買い物や手続き、人とのやりとりなど、僕にできることはやるつもりでコンタクトを取っていました。

幸いにも友人や職場の同僚、近所の方が献身的なフォローをしていて、
僕がやったことは些細な事ですが、
自分が当事者だったら、どんなに辛く、困った事だろうと思いました。

去年も今回も当人がしっかりマスクをしていて、行動も気を付けていて、
感染者が他に増えなかったのも幸いでした♪

割と重症化しにくいと言われるオミクロン株ですが、
この第6波になると、友人や親しい家族にも感染者が聞こえるようになってきました。
島の友人もおが丸乗船前のPCR検査に引っかかったりしています。
なかなかの感染力をもった存在のようです。

“困った時はお互い様”
それでも母島の人と人の支える力には心強さを感じずにはいられません☆

そして、医師1名、看護師3名で対応している母島診療所のメンバーには、
毎度頭が下がります。
こんなに少ない人数で、夜間の緊急対応やコロナ対策などをしており、
こうして母島で感染が広がらない事に心底安堵しているのを聞くと、
本当に有難いなと思います。


■現在、デルタ株と置き換わって、感染拡大を続けているオミクロン株。
世間では重症化も少なく、従来の風邪程度であるとの情報があります。

はやく新型コロナもインフルエンザ同様の扱いにされて、
世の中の活動が通常に戻ってほしいなと願っています。

先日は北海道有志医師の会が興味深い発信をしていました。

僕は専門家でもないので、あくまで個人的な見解しか言えないのですが、
普段毎年流行しているインフルエンザに比べて、
人によっての症状の差異は大きいけど、そこまで深刻なのだろうか?
と思います。

そして、ワクチンの必要性が急激に下がってきている気がします。
実際に僕の友人も数名、罹患していますが、
みんなワクチンを接種した上での感染を起こしています。

そして、症状もあって、重症化まではいかないまでも、
通常の風邪程度の辛さはあるようです。

僕はワクチンが重症化を避ける効果があっても、
感染を防止する効果はほとんどないという点、
接種することによる未知の部分が多い事を鑑みて、
現在もワクチンを接種していません。

その結果が自分自身にどうなるのかは未知数ですが、
自分自身の決断に責任をもっていきたいと思います。

そして、現時点では屋内での飲食を共にしない行動以外は、
比較的実施していっていいと思っています。

地域イベントも学校行事も各種仕事も、
現時点での配慮を行いつつ、できることはやっていった方がいいと思っています。

■母島では今、カンヒザクラが咲き始めました♪
まだ10個も咲いていませんが、かすかな春の気配に心が躍ります(#^.^#)

桜ってすごいと思います。
だって他の木や草と違って、
葉っぱの前に花を咲き誇るんだもの。

寒い冬を超えて、
春一番に人の心を鷲掴みにするその佇まい。
花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」だそうです。

まだ4つだけだけど、
これから少しずつ増えてくるでしょう♪
学校の前の明老会のカンヒザクラが今季最初かも知れません♡

新型コロナでなかなか通常の暮らしになりにくい中、
こうした微かな花を愛でる気持ちが人の心を温めてる気がします(#^.^#)

花の存在を教えた友人もとても喜んでくれて、僕も嬉しくなりました☆



■僕は毎月通っているのですが、
久しぶりに家族で舟木山に行ってきました。

水芋(タロイモ)も立派に育っています☆

江戸時代にハワイアンが小笠原に持ってきたと勝手に思っている、
小笠原の水芋(タロイモ)。

乳房ダムや舟木山にその存在を見つけた時はとても嬉しかったです♪

光煌めく湖畔を娘と歩きます。

ここはダムなので、昔は湖畔ではなく谷間だったと思います。
移り行く景色の中で、僕たちはこの小さな島で暮らしています。

石器時代の小笠原の暮らし。
戦前の小笠原の暮らし。
現代の小笠原の暮らし。
そして未来の小笠原の暮らし。

歴史書や、古い教科書などを見たりすると、
その時代の人々の息吹を感じることが出来ます。

古い教科書から感じる戦後の復興の勢いは衰え、
今はネット環境も整い、あまり不便を感じることなく暮らせています。

それが良い事なのか、悪い事なのかの判断はつきかねますが、
現代は勢いよりも少し停滞を感じる時代な気がします。

価値観が多様化して、
みんなが同じ方向を向いて暮らす時代ではなくなってきました。

これからの島がどうなっていくのか、どうしていきたいのか、
美しい夕日を眺めながら考えます。



■そんな事を考えながらも、
人はどうして色々考えてしまうのだろうとも思っています。
そんな思慮とは別次元の存在、そう野生動物や自然を見ていると、ハッとさせられます。

新型コロナや時代の移り変わりとは関係なく、
淡々と悠久の時の流れで生きている存在です。

写真は久しぶりに見かけたカワウの若鳥です。

ウはカツオドリ目鵜科に属する鳥です。
母島でも時々カツオドリと一緒にいる姿が見られます。
渡り鳥で小笠原では年に1~2度の目撃があります。

大きく分けると、カワウとウミウがいますが、
小笠原見かけるのはカワウの方が多い印象です。
海にいるのにカワウというのは正直?に思えちゃいますね(#^.^#)|

ちなみに日本では、ウミウが鵜飼に使われます。

カツオドリに比べて、潜水能力に長けていて、
数分間潜ったまま、約10m程潜って魚を捕食しています。

眺めていると、潜った場所から遠く離れた場所に浮上してくるので、ビックリさせるニクイやつです♪



■そんな事に想いを馳せながらも、
2年前の台風や、こうした新型コロナの出来事があるたびに、
島の心強さみたいなものを感じて嬉しくなります。

人と人の暮らしって、本来こういうものだよなと思うものを
母島では時々感じさせられます。

もう20年小笠原に住んでいるので、
当たり前になって来ていて、気付きにくいと思うのですが、
狭い中で色んな人達が助け合って暮らしているのがたまらなく愛おしく思えるのです。

もちろん、問題がないなんてないし、
狭い田舎なりの難しさや課題も山積みですが、
人間らしさってこれだよね、そんな事を再確認させられる、
愛しさと、切なさと、心強さを感じる母島でした(#^.^#)



新型コロナ一掃期間の母島

2021年08月28日 | 新型コロナ(COVID-19)
■8月27日おがさわら丸入港日。
乗船人数はなんと29名。
僕の拙い記憶の限り(アヤシイ…)では、過去最低の乗船人数だと思います。

理由は明白です。
8月中旬に次々に父島で新型コロナ感染者が発生し、母島でも1名発生し、
小笠原が新型コロナ一掃期間として8月24日から9月6日までの2週間、
観光も仕事も島民の帰島も含めた強い来島自粛を訴えたためです。
→詳しくは村民だより№731 臨時号をご覧ください。

お陰で入港接続のははじま丸の沖港は見事に閑散としていました。
宿のお迎えは皆無。
降りてきたのは10名程度で、帰島の島民やお仕事と思われる人ばかりでした。

沖縄の座間味など深刻な状態でも観光客は来ていると報道されていますが、
小笠原は島のことを心配して、本当に多くの人が自粛してくれています。
まず、その気持ちに感謝です!

ただでさえ脆弱な医療体制の小笠原ですが、
内地の医療が逼迫している今、
島から内地への緊急搬送ですら、受け入れ先を探すのが厳しくなってきている状況のはずです。

小笠原のコロナ一掃期間後は観光などの来島を再開するとしています。
それは果たして効果があるのか?と疑問です。
今までも感染対策を実施していて、乗船前のPCR検査も9割超えと徹底していたにもかかわらず、
小笠原の中で短期間に感染が拡大した事実があります。

父島の様子は噂程度しかわからず、実感がありませんが、
母島では明確に多くの人が困ったことは事実です。

小笠原は内地の医療が逼迫でない状況(内地に感染者を早急に搬送できる状況)になるまで、
観光業など、予定していた収入が著しく低下する業種の人たちを保証し、
今回の一掃期間(島ロックダウン)を継続するのがベターな気がしています。
島の医療はスタッフが限られ、あまりに脆弱なのですから。


■そんな中、自然界はそんな人間界のドタバタとは関係なく、日々淡々と過ぎ去っていき、
言葉にならないほど美しい景色を魅せてくれています♪

2011年に小笠原でも光ファイバー通信が配備され、
島でも不便なくブロードバンド化、超情報化社会の仲間入りをしました。
母島にいても、
普通に世界中の情報を容易に手に入れられる時代となりました。

言葉を言い換えれば、
辺境の母島にいても世界の情報に右往左往させられる、とも言えます。
良いか悪いかは人それぞれですが、
僕はもっとシンプルに楽しく生きる方を選ぼうとしているので、
情報のINPUTはほどほどにしています。

東日本大震災の原発事故の時、
ラジオやネットのニュースを続けざまに見ていた時に、
日々不安を常に保持している状態があまり健全と思えなかったからです。

そんな時、美しい大自然を見ていると、
自分も含む、人間の小ささがいつも笑ってしまうほど滑稽に見えてしまいます。

世界はあまりに美しいし、
地球は関係なく回っているのです。

僕はいつどんな死に方をしても笑って死ねるように、
健やかに日々を楽しんで生きていたいと思っています。


■そんな入港日前日、母島島民にとっては待ち焦がれていた瞬間がありました。
8/13の母島でのコロナ感染者発生に伴い、
島の2つしかない生鮮食品を取り扱う売店のうちの
1店舗のスタッフ達がなんと濃厚接触者となってしまい、
2週間の休業を余儀なくされました。

昨日はその2週間が明けた日となりました。
久々の2店舗開店状態!!
“お帰りなさい!!”
周囲はみんな嬉しそうでした(#^.^#)

急にたった一つになってしまった営業している方の店舗は、
凄まじい勢いで品物がなくなり、
生鮮食品はもちろん、アイスやたばこ、お菓子などが底を尽き、とても困った状況となっていました。

僕はいつも入港日に港でその物資を運ぶ仕事に従事しているのですが、
この2週間の入港作業の寂しさと言ったら、言葉になりませんでした。

想像はしていましたが、
この人口450人の島でコロナがたった一人発生するだけでも、
それに付随する影響は想像以上でとても大きいものでした。

濃厚接触者として認定された中には、
何人も友人がいますので、
今後は色々話を聞いていこうと思います。

この自宅隔離明けの直後で聞くのは、
「みんな責めるんじゃなくて、温かく支えようとしてくれた。ほんと情島だよ~。有難う」
という言葉が印象に残っています。


■母島は狭い社会なので、
僕も感染者発生のその日に誰かは分かってしまいました。

そこでできることは、
責めるではなく、
やはりフォローだと思っていましたので、
濃厚接触者の皆さんに「買い物とか、できることあれば代行するからね!」と声を掛けました。

すると、
「ありがとう!多くの人がお弁当を持ってきてくれたり、支えてくれてる!本当に有難い」でした。

狭い社会なので、誹謗中傷になると一気に悪いほうに加速するのは想像に難しくないのですが(実際にそういうケースがあります)、
今回のコロナでは本当にまさに「情島」を地で行くような状況だったようで、とても嬉しくなりました♪

そう、困ったときはお互い様なのです。
明日は我が身ですからね。

内地の友人などは濃厚接触者になって、
アパートの扉に「今度、外出したら通報します!」と張り紙が貼られてしまったり、
フォローどころか、足の引っ張り合いのような状況を聞いています。

僕は人を思いやれる母島の雰囲気がとても嬉しく感じました♪
ちなみに僕自身もその感染者の方と短時間だし、
お互いにマスクをしている状態ですが、一緒に屋外作業をしたので、
念のため介護の仕事は急遽2週間休むことにさせてもらいました。

今のところ、濃厚接触者のみなさんの陰性も確定し、
誰も深刻な症状が出なかったみたいで、心底ホッとしています。

今日の入港作業、みんなマスク着用ですが、
なんかとっても嬉しかったです♪


■上の動画の記事ですが、
島でゴミ回収の仕事に従事している身としては、全然他人事ではありません。

回収をしていて、袋が破裂することは時々あることですし、
前日夜にゴミ袋を出されている場合は、ネズミが荒らしてティッシュなどが外に散乱している場合があります。

母島の場合は保健所もないので、
診療所がゴミの出し方も指導してくれていて、
ゴミに出して72時間経過して(ウイルスがが不活性化する時間)から袋2重で出すこと、
リサイクルゴミ(ペットボトルなど)も燃えるゴミで出してもらうなど、
きめ細やかな配慮をしてくれているので、とても有難いです。

ゴミを回収した後に色々分別するので、
気を付けなければならないことには変わりありませんが、
島のこのきめ細やかな対応に感謝です☆

前日夜に出さない、
ペットボトルは洗って蓋を取って、潰す。
それだけでもかなり助かるのです。


■今回のたった一人のケースだけでも、
十分に母島の暮らしを混乱、麻痺させることはよく身に染みて分かりました。

仮に色んな業務に関わる僕が感染した場合、
ゴミ回収、入港の郵便・宅急便、介護、便利屋、知鳥獣保護、学校、家族など与える範囲は甚大です。

母島みたいな小さな島は、
一人の人間が色んな業務を兼任している場合が多いし、
ギリギリのマンパワーで現場を回している場合がほとんどです。
つまり、コロナ感染の影響は意外と大きいのです。
その分、よく自分自身も気を付けていかなければと思います。

しかし、なんでも自粛するのは現実的とは思っていません。
できることを工夫して行動していくことが大事だと思います。
少なくとも内地の医療のひっ迫が改善されれば、もっと工夫と実施がもっと多様になると思います。

せっかく大自然に囲まれた母島。
人に会わないで楽しめる環境に囲まれているんです。
電車も映画館もコンサートホールもない環境が、
こういう時には逆にメリットになるのです。


■母島でコロナが発生するまで、夏のわりに海が悪かった日が続いていたのですが、
コロナが発生したら、一気にべた凪の日が続きました。
文字通り油のような凪「油凪」です。
トロ~ンとした海を見て、ウットリしない人はいないと思うほど、僕にとっては最高のコンディションです♪
こうなったら単独で遊べるSUPの出番です!!
朝に昼に仕事の合間をぬって、どんどん海で遊びます。

時にはまったく休憩もせず、
仕事の合間は全部海遊び!になってしまい、夜8時にはバタンキューするという
小学生並みの状態になっていたりします(笑)。

いや、それくらいべた凪の海は気持ちいいんです!


いかなるサークル活動も自粛の機関になるので、
これはまさに単独でできる遊びを昇華させる最高の機会!!

子供が東港の高い堤防から飛ぶのも大事な機会です!!


■ワクチンについても色々考えさせられます。
小笠原はワクチンの接種率が6割を超える程度と聞いています。

しかし、感染が防げるわけではないこと、効果が数か月で半減以下になってしまうこと、
場合によっては基礎疾患がなく、若い人でも接種後に重い副作用が出たり、死亡するケースが出ていること(ワクチンとの因果関係は調査中)、
医療者の中でも意見は分かれている、ワクチン自身に異物混入などの問題が発生しているのを聞くと、
僕にとってはそのリスクを背負ってまで接種するメリットは高い気がしません。

心配な人はもちろんワクチンを打つのは全然いいと思うのですが、
人が作ったものに完全というものは期待できないと思うので、
尊厳死を望む僕は自然のままに任せようと思っています。

「ホントごめん。こんなこと言って」
と田代ドクターが謝罪した場面。
内地の医療現場での現実です。
ドクターの言葉が忘れられません。
現在では島からも重症者以外は内地に搬送できない状態だと思われます。

内地でも知人が感染し症状の話とかを聞きました。
デルタ株は今までのとは別物と、
現場も感染者も口をそろえて言っています。

”僕が重症化したら”と考えます。
きっと重症化したのなら、
無理に搬送されたり、医療機関で人工呼吸器をつけてもらうよりも、
島の綺麗な景色のところに頑張って行って、
存分に生きたい気がします。
(とか言いながらも、実際はビビッて医療にお世話になろうとするかも知れませんが)

そんな時は可愛いセイタカシギこちゃんなどの渡り鳥も眺めに行くのも絶好の機会です!!


大自然は厳しいし、容赦しないけど、
淡々と誰にでも素晴らしい景色を見せてくれます。

美しい夕陽や夕焼けを見るのも絶好の機会です!!

結局はどんな環境でも、
どんな状態でも、
人や周りのせいにせずに、
腐らずに、
存分に楽しめるセンスが大事なんだと気付かされました(#^.^#)

世界的なパンデミック。
コロナの現状に嘆いているばかりではなく、
得られたものも多いはず。

こんな時に「これは丁度いい!」と考えて
次の一手はどうしていくのか?
母島から虎視眈々と見据えている今を、実は楽しんでいるかも知れません(#^.^#)






夏休み海ライフ♡と小笠原村内に広がる新型コロナ

2021年08月13日 | 新型コロナ(COVID-19)
■昨日も小笠原村内のコロナ陽性者が新規で発生との放送がありました。
毎日続いています。
なんと本日はついに母島で感染者が出たというお知らせが届きました。

みんなと遊びたいし、飲みたい、イベントをしたい思いでいっぱいですが、
今はそれを我慢して、日々SUPやら泳ぎやらで解消するしかありません。

できる限り毎日SUPしようと意気込んではいますが、
夏休みになってからというものの、海が悪い日が多く、
なかなかSUPで沖に出れない日々が続きました。

波乗りしたい気持ちは十分あるのですが、
まだまだ技術が追い付きません。

ようやく立ち方もハイブリットスタンスを覚えて、
少しずつ進化している手応えがあります。
この感覚が実はSUPの醍醐味かもしれません(#^.^#)

僕ばかりでなく、妻も次女も時々SUPやカヤックを楽しんでいます♪
新型コロナが小笠原内でも広まる連絡ばかりなので、
家族で野外で遊ぶしかありません(#^.^#)


時に今は夏休み。
元々は次女も大好きなクライミングをオリンピック観戦し、
東京の島々の子供サッカー大会「愛らんどリーグ」に出場すべく構えていたのですが、
内地のコロナ蔓延でどちらも断念。

こうなったら、このチャンスを活かして、
海で山で遊びまくるしかありません。

幸いにも母島には自然だけは豊富にあります。
人もほとんどいません(#^.^#)


■昨日は北港にも軽トラでSUPを積んでいったにも関わらず、
海があまりに美しかったので、家族3人でずっと泳いでおりました(#^.^#)

台風の影響で透明度は若干悪かったのですが、
少し濁っているほうが太陽の光の線は美しく見えます♪

「あ~あ、濁っちゃった」と言ってしょげてるよりも、
「これは丁度いい!」と考えて、その状況を楽しんでしまうほうが好きなタイプです(#^.^#)

北港の魚たちはコロナ禍でもソーシャルディスダンスを知らないようで(笑)、
沢山の群れでのんびりと泳いでおりました♡

いつもそうなのですが、
母島の北港の海で泳ぐと、とても満足してしまいます。

家族で北港に行く前に、
僕は午前に草刈りの便利屋仕事を終えて、
汗だくだくになって、1時間SUPしてリフレッシュしていました。

北港に入る前も
「もう俺は海に入りたいゲージが半分なんだよ」
とか妻に話していたのですが、
北港に入ってしまうと、その魅力に憑りつかれ、
「やっぱ北港は最高だね♪」と言っている始末(笑)。
これ、毎度毎度のことなのですが。


今日は僕よりも大きなマダラエイさんがいらっしゃいました。

次女も5mちょい、7mくらいまでは潜れるので、近づこうとするのですが、
あまりの大きさと雰囲気で怖いらしいです。(正しい判断)

これはエイのポーズらしい。
このポーズは今カナダに留学中もやるのですが、宮城家のポーズです(笑)。
僕の記憶の限りでは、こういう動きをするのは母方の祖母の血です♪
妻の血筋にはないらしいです。

DNAというものにはどこまで情報として含まれているのかツッコみたくなりますが、
娘たちの動きを見て、祖母を感じずにはいられないので、
あながち間違いではない気がします。

最後は結構怖い睨みを利かして、珊瑚の陰に隠れたので、お別れしました(^_-)-☆

もちろん日々、アクティブな次女さん。
「生き物に優しく!」と僕が言うと、
「もちろん!」と拳を挙げながら、生き物を追いかけています(笑)。

これは水底でゆっくりしているエイを驚かせている場面です。
エイさん、ごめんなさい…


脇浜もよくお邪魔しますが、本当に美しい砂浜です。
でもここは実は人工浜。

元々は磯場だったのを、
改造し、東港から砂を運んで投入した場所です。

人の都合で、自然を改変していて、今はどうかと思いますが、
現状では島民が海に親しみやすい、とてもいい場所になっているので、
これもアリかなと思っています。


そんなことをSUPで沖港に帰ってくる景色を見ながら、考えたりしてます。


■コロナ禍で楽しめる夏休みレクレーションと言えば、もちろん飛び込みです。
母島には東港という素晴らしい飛び込みスポットがあります。

次女は結構度胸があって、少しずつ挑戦しながらできることを増やしていくタイプ。

東港でも見事に頭飛び込みができるようになってきました♪
フォームがどんどん美しくなってきています。

SUPもそうだけど、自分自身が上達する手応えを感じれるということは、とてもいいことだと思います。

島では内地と同じことはできませんが、
島ならではのできることが豊富にあります。

今、与えられている環境で存分に楽しむセンスが僕は大切だと思います。
現状を嘆いていて、何も動かないのはもったいないです。

納得できない現状は変えていく必要がありますし、
人を変えれるものではないので、
自分自身が変わっていかなければいけないし、
色んな状況を楽しめれるって「人生の達人」と思うのです♪

もちろん、人それぞれですが、僕はそんな「人生の達人」を目指しています(#^.^#)


■これも以前、ブログに書いたことあると思いますが、
父島出身の同世代の友人と話していた時に言われた言葉です。

「やっぱ死んでも後悔しないように、
 毎日精一杯、生きていこうと思うんだよね」
と話したときに、
「馬鹿だな~
 どんな死に方しても、後悔しないようなセンスであればいいじゃん」
と言われて、目からウロコでした。

そうだよな~
そんな息が詰まるほど全力で生き続けるよりも、
どんな状況でも今を楽しめれるセンスを持つって、
すごく素敵なことだなと思ったのです。

その瞬間、一気に考えが変わりました。
父島の友人に感謝です(#^.^#)


■小笠原村内の新型コロナ。
7月末から、父島のの新型コロナ陽性者が止まらない状況になってきました。。
先ほど、またまた村内放送があり、コロナ陽性者がひとり増えてしまいました。

これで7月末から7名になりました。
連日増えてきています

さらに本日、母島で最初の感染者が出ました。
いつかは出るものと思っていましたが、ついにです。

●父島
7/28 40代 男性(島民)
8/7  40代 女性(島民)
   20代 女性(来島者)
8/10 40代 男性(島民)
8/11 40代 男性(島民)
   50代 男性(島民)
8/12 10代 女性(島民)

●母島
8/13 10代 男性(来島者)

夕方の放送では
・乗船前PCR陰性でも島に到着後、陽性になっている
・サークル,行事への参加は自粛してほしい
と訴えられていました。

狭い社会で発生するということを、
痛感しています。

みんな明日は我が身です。
どうか、思いやりを忘れないで下さい。

誰も好きで感染はしていないのです。
大切なのは責めるのではなくて、
困っている人をフォローすること、サポートすること。
明日は我が身なのだからと思います。

どうか感染された方が重症化せず、1日も早い回復を祈るばかりです。

長い自粛で、ワクチン接種、オリンピックの報道と色々緩んでしまう気持ち、痛いほどよくわかります。

僕ももう1年以上飲み会には参加していません。
青年会の活動ももっとしたいし、みんなと飲みたい!
ライヴも企画したいし、母島部活堂で話す場を作りたい☆
カヌー大会もしたいし、キッズカヌーも再開したい、
子供と映像撮影して色んな発見をしたい!
もっともっとみんなと遊びたい!

でも、僕にとってはまだ今ではないと思っています。
はやく普通の日々に戻ってほしいと切実に願っています!!

Facebookで知人が素敵な記事を紹介してくれました。
新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書 〜デルタ株編〜です。
可愛い絵で分かりやすく説明してくれています。

現場は大変な中、死に物狂いで頑張っていると思います。
自分たちにできること、感染対策を頑張っていきましょう☆

さあ、まだ夏休みは続く!
もっともっと遊ぶぞ!!(←子供かっ!!)

新型コロナ自粛明けの小笠原 ~これからの過ごし方

2020年07月02日 | 新型コロナ(COVID-19)
■7/2東京都の新型コロナウイルスの新規感染者がついに107人になりました。
ここまでの1週間は毎日50人以上の感染者が出て、ついに5月上旬以来の3ケタの大台にまで戻りました。
全国では196人の新規感染者。
緊急事態宣言後では最多を記録している状況です。

そんな最中、明日の7/3に入港するおがさわら丸から、今までの来島自粛体制が終わり、
なんと351人の乗船客が小笠原にやってきます。

4月の緊急事態宣言からずっと50人以下程度に推移してた乗船客数がなんと、
実に今までの10倍の人数になってきました。

今まで一人も新型コロナの感染者を出していない、
内地まで搬送するのに8時間かかる、脆弱な医療の小笠原。

母島では主にお仕事の人が大半の宿を埋めていると聞きます。
観光であっても、仕事であっても、帰島の島民であっても、
感染者が100人出ている東京から来ている事実はあるわけで、
色々不安がある事は事実です。

ようやく大好きなカヌー漕ぎも再開することができました。太陽のコロナが見えるかな?

■しかし、いつまでも自粛していては経済が成り立たない。
そりゃそうです。
様々なガイドや宿、飲食店がずっと休めるほどの休業補償はまばらで、あまり出ていないようですし、
いつまでも補償できるものでもないので、仕方ない部分なのかもしれません。

観光業でもないし、コロナで収入減になっていない、
あくまで個人的な意見としては、
この新型コロナを災害指定にして、
もっと政府がしっかり国民の生活の補償して、
海外からの不要不急の外出を完全に止めて(帰国後は2週間の隔離を支援)、
新規感染者がゼロになり2週間経過するまでは緊急事態宣言で、
みんなで耐える形にしてほしかったです。

外国の状況を見ると、見事に明暗が分かれているように感じます。
今はアメリカはトップ、南米、アフリカが深刻です。
第2波、3波の国もあれば
トップのお隣のカナダやオーストラリアはずっと減って来ています。
国のあり方、生活状況、指揮者の判断の差もあるとおもいます。

私達が住む日本のリーダーシップ、そして国民の過ごし方はどうでしょうか?
夜の街だけが悪者ではないことは明白です。

夏は毎日海で泳ぎます。次女もどんどん潜りも上手くなってきました♪

■日本はそもそも、オリンピックが延期決定するまで
東京都はコロナ対策に及び腰でしたし、
当初は布マスク2枚の配布でクリアしようとしていたし、
今は東京都知事選挙の直前です。

命よりも経済を優先してきているように思えるので、
いつも対策は後手後手感は否めません。

色んな憶測が飛び交っていますが、
オリンピックも都知事選もなければ、どういう判断と行動ができていたのでしょうか?

いずれにせよ、
私達の投票が、
ここまでタイムリーな現象を左右する機会はなかなかありません。

この状況を生み出した原因の一つに、
私達有権者の投票があるのと、
投票すらいかない無関心な存在があるのです。

現状を変えようと思うなら、
変えてくれそうな政治家を選んでいくのも大事な方法のひとつです。

東京都のみなさん、必ず投票に行きましょう!
この人!と思う人に投票しましょう!

ちなみに僕は山本太郎さんを応援しています。

以前、山本太郎さんが母島に来たとき、一緒にカヌーを漕ぐことが出来ました!しっかり息抜きも大事にしてほしいです!


■さて、そんなコロナですが、色んな見方をすることができます。
地球の環境を変えるほどに増え、化石燃料も、核も使ってきた人間達。

島の自然の中で仕事をしていると、自然界は人間のパンデミックなんてどこ吹く風の様に、
淡々と季節が巡っていきます。

インドからは美しいヒマラヤが見えるようになり、
中国の大気汚染は見事に回復し、
イタリアの水の都ベネチアでは、水が透明になり魚が見える!と喜びの声があがりました。

この新型コロナというものは、
実は地球がやりたい放題の人間に与えた、罰、
つまりバランス調整なのではないかと思える時があるのです。


■なぜ、このタイミングでコロナが生まれて、世界に広がったのか?
そこから学ぶ意味を私達は見出さなければいけません。

・静かな街並み
・遠くと繋がるオンライン化
・テレワーク
・労働時間と環境
・家族との時間
・決められたことを柔軟に変える心
・世界の人の行き来が止まる
・自分たちの暮らしの自給度に気付く(食料、エネルギー)
などなど

コロナのお蔭とも思えることが幾つもあるのです。
ピンチはチャンス!
色んな学びがピンチの時こそあるのです。

これを機会に色んな事に気付き、チャレンジしていきましょう(*^_^*)


■母島では毎週水曜日の午後5時半から、診療所がコロナ相談室(要予約)を設けてくれています。
ここでは様々な質問に対して、看護師さんが丁寧に質問に答えてくれます。

とても趣向を凝らしていて、行ってみてほとんどの人が「行って良かった!」と言っています。
忙しい診療の仕事のあとに、毎週のように夜遅くまでこうした相談に乗ってくれる事に感謝です!

でもあまりに看護師さんの負担が大きいと思ったので、
映像を撮って配信したり、SNSで発信したりと提案したのですが、
「やはりきちんと理解したか確認したいし、ちゃんと顔を合わせてコミュニケーションすることを大切にしているから」
と手間ですが、こうした手法をしているとおっしゃっていました。

これは母島の人口450人と今の状況、そしてスタッフの気持ちがあるから実現できていることで、
他でできるわけではないと思います。

僕が行ったときはがっつり2時間、かかりました。
事前に送った質問や来る人に合わせて、スライドも変えて準備までしてくれるのです!
本当に感謝です!

お蔭で漠然と不安で分からないコロナウイルスがに対して、“正しく怖がる”ことができるようになったと思います。

色んな学びで大海原を漕ぐカヌーの様に生きて行きたい。次女もどんどん上手くなってきました!

■幾つかここで紹介すると、
・コロナウイルスは菌ではないので、勝手にそこいらで増殖しない。あくまで人の呼吸器の粘膜で増殖するだけ。カビとは違う!
・感染者に触れただけでは感染しない。
 触れた手で自分の目や顔を触り、そこから喉の粘膜に入り、そこで増殖して初めて感染となる。人の免疫でガードの場合もあり。
 →だからマスクの着用、手洗い、うがい、顔をむやみに触らないが重要。
・きちんとシュミレーションもしているし、緊急搬送の訓練もしっかり実施している。
 →感染対策している医療者は濃厚接触者にならない
・重症、中等症の場合のみ緊急搬送、軽症の場合は島内で自宅隔離
・島内で感染者が発生した場合は東京都から発表がある
・母島の医療者が感染した場合は父島からと内地から応援を頼む。
・コロナが疑われる場合は保健所に連絡→診療所の外に仮設テントを用意、受診。(院内感染防止)
・PCR検査は遺伝子検査なので繋がるまで6時間くらいはかかる。今はPCRしかただのコロナか新型コロナかの区別がつかない。
・コロナウイルスは膜みたいなもので包まれているので、界面活性剤で膜が溶けるのでとても有効
・石鹸も◎、ただの流水洗いもかなり有効。
・ウイルスが乾燥してしまえば不活性化するので、そういう意味で換気は大切。(紙の上で24時間生きるは、かなり乾かない条件じゃないと難しいと思う)
などでした。
・メガネは目から入る飛沫をそこそこ防げるので有効。

また、7月に開業する民宿の方向けに説明しているのにもお邪魔しました。
そこでは色んなポイントを聞く事ができました。
・共用のタオルと洗面のコップなどをなくす
・マスクはお客に準備してもらい、忘れた人にはきちんと販売する
・食事は個別のお皿にして、オードブルや共用を避ける。
・対面に座らせずに互い違いにする(送迎の車中や食事の時など)
・とにかく顔の粘膜を触らないようにマスク!触るときは消毒や手洗いをしてから。
・一気に宿のフロントで集めるではなく、外で待機してもらい、順に部屋に案内する。
・定期的な換気と消毒を。(お客がいない時よりもアピールと啓発のためにむしろいる時に実施しては?)
などなど

ただひたすらに自粛、島内に入れない!
ではなく、相手を正しく理解して、きちんとお客さんにも説明して、共に歩み寄っていけば大丈夫とのことでした。

それぞれがきちんと学び、対策をする必要がありますね。
「こう言われたから!」「こういう決まりだから!」
の思考停止ではなく、きちんと考えて行動していけば、もっと色々やってもいいんだということが分かりました。

3月は内地の医療がまさに災害レベルな状態になっており、
島からの搬送は正直心配だったそうですが、
現在は内地の医療体制もほぼ受け入れ可能な状態になったので、
みなさんの意識と行動で島のクラスターは防げると思いました。

これからは新型コロナと主に生きる道を模索していかなければいけない段階なのかもしれません。


■そして島で感染者が出た場合、
そこは差別や恐れる部分ではなくて、
むしろ生活のフォローが必要です。

内地から帰って来て、2週間、幾人かの買い物代行もしてきましたが、
大事なのは支えることです。

コロナウイルスの事をあまり理解せずに、
漠然とした不安があったころはやはり怖がっていましたが、
診療所の超丁寧な説明をトータルで5時間近く聞いたお蔭で、きちんと理解できたと思っています。

島は狭い社会ですから、
なぜ観光客を入れたんだ?とか、
なぜちゃんと対策しなかったんだ?とか、
つい相手を攻めて、追い込んでしまう状況が予想されます。

実際に、北海道の方田舎での感染者発生の時は、
職場を失い、まさに家族が村八分状態だったと聞きます。

それはやはり漠然とした不安、恐れが原因だと思うのです。

僕はそここそフォローが必要な場面だと思います。
攻めても何もいいものは生まれません。

気付いた人がそれぞれ気付いた事をやって、
ひとそれぞれが、それぞれのベストを尽くせばいいのだと思います。

それを人が自分と違う価値観だからとジャッジしていいものではないと思います。

困った時こそ、お互い様!
その精神で行ければと思います。

この永寿総合病院の手記も参考になるかと思います。

ウミガメが川に迷って来たのを助けるK君。困った時はお互い様だよね!

■そもそも予防接種に懐疑的な我が家は、
コロナウイルスに対して、ワクチンで乗り切る!という体制ではなく、
身体の免疫を上げて、立ち向かい、
感染したらむしろ抗体ができて、強くなれる!と思っている傾向があります(笑)。

しかし、現状では自分の感染が人の命、
特にお年寄りの命を奪ってしまう可能性があるので、
ぜひ感染したい!とは言えません。
僕は介護ヘルパーもしているので。

ワクチンができたら、そんな事も言えるかもですが、
今はまだ感染をできるだけ避けなければと思っています。

さあ、明日から今までにはない新しいターニングポイントがやって来ます。
どうなるか?
どうしていけるか?

私達は試されていると思うのです!!

本当に大丈夫?小笠原の夏のコロナ対策

2020年06月01日 | 新型コロナ(COVID-19)
■6月になりました。
5月25日に東京などの緊急事態宣言が解除となり、
段階的に新型コロナに対する規制が緩くなってきています。
それは島の生活でも感じられるものです。

6/1現在、
個人的に少し小笠原の中で、コロナ対策の方向性が分かれてきたのを感じました。
今回はその点に触れたいと思います。

父島の小笠原観光協会と小笠原村の方針に相違が発生してきているように思えるのです。
母島観光協会にも確認したのですが、母島観光協会は小笠原村の方針に従うとのことでした。

父島の小笠原観光協会が5/29の段階で村とは別の方針を打ち出しているように感じました。
父島の方に確認しても「母島とは別の方針」ということでした。

要約すると
・6月は3航海以上滞在できる人は来島OK(2週間は宿に基本隔離)
・7月からは通常通り、すべてのお客さんを歓迎する!

ということになると思います。
(もちろん事態が悪化した場合は、この限りではないと書かれています)

おがさわら丸の7月のチケットの発売(5/28)に合わせて発表したようです。
それを受けて、7月のおが丸のチケットの状況をネットで見ました。

見事に7/21東京発から特2以下が満席になって来ています。
(その前の7/19内地行きも満席!!島の人も内地!?)

おが丸とはは丸は新コロナ対策で定員を半分としました。(おが丸800→400人、はは丸160人→80人)
明日6/2入港のおが丸も20人以下と聞いているので、この増加の仕方は恐ろしいほどです。

島の人が7月に内地に大勢行くのも、心配なところです。
これは夏休みの遊びだけでなく、緊急事態宣言が解除されたことによる通院などもあるそうです。

今、北九州などで無症状のクラスター(集団感染)が発生している状況です。
こんなたった1か月後に通常通りお客さんを受け入れるのが、正直とても不安です。

そして、父島は通常通り受け入れ、母島は基本宿は受け入れない体制のです。
(厳密には、どちらの島も両方の意見が挙がっているそうです。)

この差に僕はとても不安を感じました。
現在も父島から母島への仕事の出張は続いているからです。
その人達に対して、母島に来ることに怯えなければいけないのでしょうか?


■ここで少し整理してみます。

私達が済む小笠原村では内地とは状況が違うので、独自の方針を打ち出しています。
それが現段階の2つです。
5/22発表 新型コロナウイルス感染症に係る今後の村内生活・経済活動の対応について
5/29発表 小笠原村における社会生活・経済活動の再開に向けた行動指針について

村の施設利用に関しては、6/1に発表になりました。段階的に使えるようになってきました。
村民の行動指針についてはこちらです。

4月からの他の島を先駆けて発信された小笠原村、両島の観光協会の自粛要請の内容は、
とても慎重できめ細やかな先鋭的ものだったと思います。

6/1段階で今の所、小笠原で新型コロナを疑われる感染発生はゼロです。
無症状とかあるかもしれませんが、これはとても有難いことです。

これらもすべて4月上旬からの強い不要不急の来島、上京を自粛するよう要請してきた成果、
それに従って来て、それぞれが気を付けてきた成果だと思います。
ありがとうございます!

特に観光業に関しては壊滅的な経済的損失を受けており、とても深刻な現状です(もちろん第1次産業も)。
まだ休業補償すらされていない方も沢山いるようです。
しかし、自分たちの生業よりも、島民の命を優先してくれた父島と母島の観光業の皆さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。

そんな中、小笠原観光協会が発信した内容がこちらです。



■僕は観光業ではないし、コロナの影響で収入が激減してもいない立場です。
本当に無責任な立場だと思います。
観光業の人達が本当に切迫しているのはよく分かります。
その補償を僕が担えるわけでもありません。
なので強い意見なんて言えるわけもなく、ただ心情を伝えたくてこの記事を書きました。

だけど、450人の小さな母島に住む人間として、
介護の仕事に携わる身として、
この小笠原観光協会の方針はとても不安になったことは事実です。

何故なら、その6月の受け入れも7月の“通常通り受け入れる”も、
その来島者が感染していないという前提で構えているように感じるからです。

仮に感染していても、2週間外出自粛すればいい、という意見もありますが、
おがさわら丸という公共交通を24時間利用する、2時間ははじま丸を利用するのは避けられないのです。

父島の観光業の方とも連絡を取りましたが、
補償に頼ってばかりじゃ続かないし、
第2波が来ることも覚悟している。
でも、その隙間でもいいから経済活動しないと厳しい。
とのことでした。

丁寧に答えてくれて、すごく理解できました。
すごく村とも観光業者とも揉んだと聞きました。

行政任せでなく、自分たちできちんと考え行動する観光業の皆さんを素晴らしいと思います。
来島自粛の発信の開始も終了も行政より先に観光協会が発信しているのです。

僕はそこに対して、もちろんNOと言える立場ではありません。
だけど、そこに不安を感じていることは事実なのです。

その7月から通常通り受け入れることで、仮に島で感染が広がったらどうするのか?と。
逆に観光どころか、島の全ての活動が止まってしまう危険、島のお年寄りなどの命を脅かす危険をはらんでいると思うのです。
怖がり過ぎでしょうか?
僕はただのイチ島民でしかないので、大した効力はないと思うのですが、
今一度、このままでいいのかをみんなが考えることが必要と思うのです。


■これだけ、無症状や長い潜伏期間が伴うやっかいな新型コロナにおいて、
島の医療環境はとても脆弱です。
人工呼吸器の数も少ないし、緊急搬送は要請から到着まで10時間近くかかる僻地です。
島ではPCR検査ですら、まともにできない状況のままなのです。

僕個人的には
・まず観光業の人達、コロナで経済活動に困っている人達を補償で十分に補償する。
・島の医療体制を強化する(島内PCR検査の導入)
・島内で感染者が出た場合の具体的なシュミレーションを実施し、可能な限り穴を埋める。
・島民のコロナに対する意識のアンケートを取りまとめる(どう不安かを聞く)
・内地からの不要不急の来島、内地への上京を内地が落ち着いてから最低2ヶ月は待ってから判断する。
・おが丸+ははじま丸乗船時の検温、PCR検査の徹底(唾液で検査できるものが開発されている)。
・内地から来た来島者は島民であれ、業者であれ2週間は宿で隔離(家族がいる自宅に入れない)
・以上を島民にきちんと周知する
・島民がいたずらに不安にならず、正しい怖がり方が出来るようにオンラインでレクチャーを実施する
以上を実施して、初めて安心して暮らせる気がするのです。

それでも、内地と人が行き来している事実はあるので、
島にコロナが入る可能性はゼロにはなりません。

でも可能な限りゼロに近づける事ができると思うのです。

そして同時に、島にコロナが入った時のシュミレーションを行うこともとても重要だと思います。
役場などの行政機関の機能、
農作物、海産物の流通、
学校など教育機関、
医療機関に介護施設、
水道や電気、ガスを支えるインフラの皆さん、
保育園やちびっこ、
貴重種を守る自然保全の活動
etc.....
それぞれが島であらゆる感染が広がった時に対処する準備をしなければいけないと思います。

今、大丈夫な時だからこそ、
ワクチンの開発がまだまだ先となる長期化が予想される状況の今、
気たるべきその時を可能な限り先延ばしにする意味もあるし、
島内感染に備えて準備するタイミングだと思うのです。


■行政がしてくれることを受け身でただ文句を言ってまっているだけ、
これはあまりにもったいないと僕も思います。

コロナの今だからできることを最大限やっていっていいと思います。
赤木でキーホルダーを作ったり、

Youtubeで動画配信してみたり、
オンラインで情報発信、
島の探索、
内地から人が呼べない業者の人材として手伝う、
色んなスキルを通信で学ぶ、
島の達人に色んなスキルを学ぶ、
島で色んな有料の勉強会を行う、
普段なかなかやらない別業者の仕事にチャレンジetc

ピンチはチャンスだと今でも思っているので、どんどん新しいことにチャレンジしていけばいいと思うのです。
そこに人に不安を与えない範囲で。
今は外部から人を呼ばない範囲でがベストと僕は思っています。


■最後に父島の観光協会の発信は
すごくみんなで考えた答えであることはよく分かりました。

確かに補償は有限だし、まったくもって持続可能ではない。
島外に資本もエネルギーも食料を依存している自立していない小笠原です。
まさに課題でしょう。

だからこそ、島が真の自給を目指す必要性はよりハッキリとしたと思います。

第2波までのほんの少しに観光客を呼び、利益を得るのも、
仮に感染が島で発生するのも、ワクチンがすぐにできない現状で、
いつまでも補償できないでしょうから、現実的に考えれば致し方ないとも思います。

そこに対して、とても不安があると伝えたいのです。

そして、仮に島で感染が広がった場合について、本当に丁寧にシュミレーション、
訓練を行い、今何が足りなくて、何を用意できるのかをみんなで動きながら考えたいです。

現在、緊急事態宣言が解除できるほど新規感染者が減ったのは、
みんなが外出自粛をした結果が2週間遅れで出ているに過ぎません。
緩んだ今、また2週間以内に一気にぶり返すと僕は心配しています。

暖かくなれば落ち着くインフルとは違い、今はまだワクチンもない新型コロナ。
すぐにまたパンデミックになると思うのです。

ロックダウンと解除を繰り返して、緩やかに抗体を持った人を増やし、
少しずつ経済を回していく手法は理解できるのですが、
医療の乏しい小笠原の島においてはもっと慎重にしなければいけないと思うのです。


とてもバランス、調和が大事だと思うのです。
ほんとやってみないと分からない現状だと思います。
今回の父島の観光協会も、沢山論議した上での苦渋の決断だったと思います。

自粛警察と言われるように、人を責めるのもよくないと思います。
何が正しいかなんて、人それぞれだからです。
みんなが幸せに暮らせることを目指して、提案していけれればと思っています。

何かを否定する時は、必ず現実的な提案を添えてしようと心掛けています。
島のみんなが無事にコロナを乗り切れることを祈ってます。

この決定が吉と出るか凶と出るか…
これはやってみないと分からないです。
僕は通常に戻すのは早すぎると思っています。

充分な補償をして、夏をしっかり島外に出ない、入れないがベストと思っています。
色んな意味で島はこれからが本当の勝負だと思います。

自分たちにできることはより3密を避け、
屋外でも人が集まらないようにして、集まるところには行かないようにして、ソーシャルディスダンスを守り、
屋外で体を動かし、健康で仮に罹患しても乗り越えられる抵抗力を備えていかなければいけないと思います。



追伸
5/21 ついに母島にもアベノマスクが届きました!

相当、みんなマスクを手作りできているので、
今さら感は拭えませんが、見た感じはさほど酷い品質でもなく、
何度も洗って使えそうな普通の品質に思えます。

島の商店ですが、サージカルマスクを普通に販売できている状況ですが、
緊急事態宣言が解除されて、緩んだ後、おそらくまた感染者は増えて、再度、緊急事態宣言が発令されると思います。

島は、緩んだその時こそが本当の勝負と思います。
その時の為にこのマスクは有難く、大事に取っておこうと思います。

あの世界中でマスクが不足している中、布マスクを全国民に配布する事自体はいいことだと思います。

しかし、その時の業者やお金の不透明さ、政府の休業補償もしない中での長期の自粛要請をした中で、マスク2枚を配布しただけ政策はあまりに陳腐でした。

逆に各都道府県がそれぞれに一気に活動したわけですが、
トップの力量が見事にそれを露呈したと思います。

これもみんなが選挙で選んできた結果だと思います。

コロナで大変な最中、賭博麻雀をしていたという黒川・東京高検検事長の辞任も、
あれだけ定年延長をごり押ししようとして、却下し、
その挙句に辞めれば済む問題なのかと思います?問題はそこではなく、マスコミとの癒着なのでは?

「私が責任をとればいいというものではない。この事は真摯に受け止める」など、問題をスルーして、
議事録を廃棄して、まるで責任を取らないスタンスの政府は、無関心な国民の象徴だと思います。
マスコミの視聴率優先の情報鵜呑みもそろそろ見限ってほしいと思います。

このコロナのお蔭でさらに色々あぶりだされましたと思います。
私達は、子ども達の平和な未来を築くために次の世界の段階にシフトしていかなければと思います☆

目指せ、精神の自立です(#^.^#)


●新型コロナウイルス感染症に係る今後の村内生活・経済活動の対応について
2020年5月22日(金)小笠原村

基本的な考え方
 政府による緊急事態宣言は、5月末で解除される可能性がありますが、新型コロナウイルス感染症への警戒は引き続き必要な状況にあります。
 政府や東京都の方針においても、緊急事態宣言解除後の様々な行動の緩和については、感染防止対策をとったうえで段階的に行っていくことが示されております。
 本村では皆様のご協力のもと、様々な感染症防止策を講じ、これまでのところ感染の疑いがある事例は発生しておりません。

 また、新型コロナウイルス感染者が発生したときに村で取り得る医療面での対策は、徐々に改善されており、感染疑いについても問診や検査などで総合的に判断できる体制になっています。しかしながら、しっかりとした治療は、中等症以上の症状の方は本土への急患搬送に頼らざるを得ないなど、医療体制に限りがあることに変わりはありません。

 したがって、国内では多くの地域で緊急事態宣言が解除され、社会生活、経済活動の再開の動きが活発になっていますが、小笠原村では慎重な見極めが必要です。

 3月の連休明けの感染者増や韓国での集団感染の再発生を見ても、手放しで、制限のない村民生活の再開や小笠原に来島者を迎えることはできません。国や都においてもワクチンの開発や治療法の確立による新型コロナウイルス感染症の克服には時間がかかると考えており、少なくとも今後一年程度は水際対策や個別の感染対策など、あらゆる関係機関、そして個々人が新型コロナウイルス感染症と付き合いながら対応することを前提に立つ必要があります。

 したがって、小笠原村では、
「国内の感染リスクが大幅に減少し、村民の協力のもとに村内の感染リスクをさらに減らし、かつ一方で日々刻々変化する状況に迅速に対応する姿勢を持ちながら、段階的に小笠原村における社会生活、経済活動を再開する。」 ことを基本とします。


当面の対応
6月は来島自粛、上京自粛を継続
 国内では緊急事態宣言が解除され各地で人出が戻り始めたり、閉店していた施設・店舗等が再開されたりしている一方、それぞれの施設や店舗などでは業態ごとのガイドラインが示されるなど感染対策も引き続き行われています。

 ただ、人出が戻る結果としてコロナ感染の第2波が発生するのではないかという懸念も伝えられており、そのこともしっかりと見極める必要があると考えています。また発症までの期間が2週間以内といわれていることも踏まえ、小笠原村では6月中は引き続き来島自粛、上京自粛の要請を継続します。

 ただし、村内において疑い患者も発生していない状況であることから、引き続きマスクの着用などの感染予防対策と、いわゆる3つの密となる活動の制限を行った上で、村施設の利用制限を一部解除します。

 なお、村内の緩和措置等については、今後の国内や村内での感染者の発生状況等によっては即座に緩和措置の打ち切りや休業要請を打ち出すことを前提とします。

7月以降について
 6月以降も、現状の収束傾向がさらに進んだ場合は、400人前後を上限とした来島者の受け入れ態勢を構築し、さらにその後の国内および村内状況を見ながら徐々に受け入れ上限を上げていくこととします。

 なお、これも安易に上げていくものではありません。

 小笠原海運には乗船券販売の制限、船室の感染症対策の徹底をお願いしました。

 村内にあっては、宿、ガイド、飲食店、商店、各種観光サービス事業者の徹底した感染症対策の実施をお願いします。

 また、竹芝桟橋における検温体制を維持するなどの水際対策を行うとともに、来島者にも強く感染症対策を求め、村民の皆様にも自らの感染対策をお願いします。

 なお、この来島者受け入れも、国内および村内の状況によっては直ちに撤回することを前提とします。

 村は村民皆様の安心安全を考えながら、経済活動再開をめざし、かつ臨機の対応を行ってまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。


この状況を乗り切る方法 ~ピンチはチャンス!

2020年04月14日 | 新型コロナ(COVID-19)
■もう連日、新型コロナのニュースばかりじゃないですか?(TVがないので実際はわからないですがw)
室内に籠っていて、気が滅入ることもありますよね?
こんなピンチの時はやっぱりそれもチャンスと思って、色んな事にシフトする機会にしてみてはどうでしょうか?

色んな自粛、自宅待機が長期的に続く中で、
もうこの環境を受け入れ、楽しまないと乗り切っていけないと思ったので、
勝手な思い付きで、新コロナ自主対策をまとめてみました♪
僕の独断と偏見で思いつくままに書いているので、ご了承ください☆

島でできる事と内地でできることは違うとは思いますが、
気持ちは一緒です♪
思いやりを持ってハッピーに過ごす!!

写真整理したら出てきた2013年の写真です(#^.^#)

【内地暮らし編】
●ZOOM、Skype、メッセンジャーLINEなどオンラインチャットで話す
今はとても便利な時代になりました。
島で生活していても、カナダにいる娘とネットで話せてしまう時代です。

仕事としてもZOOMは多人数でできるし、何よりホスト以外はインストールする必要がなく、
とてもお手軽です。(セキュリティーの脆弱性対策についてはこちら
画面の共有やチャット、背景をいじるなどはお手の物です。
これを使って遠くの友達と会話するなんてのも、良い機会なのでは!?


●楽器練習を頑張る
これぞ楽器練習の最高の機会です♪
今までやろうと思っていた楽器を始めるチャンス!
今までやってた楽器を練習するチャンスです☆

昔と違って、今は騒音対策の色んなツールがあります。
周囲に迷惑にならない範囲で音楽を楽しみましょう(#^.^#)

ウクレレなんてのもコンパクトでいいですね!

●Youtuberをやってみる
これはぜひ、島の観光業や第一次産業の人にもやってもらいたいことです。
島の暮らしや魅力を発信する絶好の機会です(#^.^#)
僕は持っていないですが、みんなが持っているスマホは相当な動画編集能力を持っていると思います。
それだけで食っていく、のは相当大変と思いますが、
せっかくの機会なのでまずはやってみる!なんてのはいかがでしょう?

僕も新コロナの影響で年度末ライヴが中止になってしまい、
最後の送別会すら出来なかったので、バンドメンバーがそれぞれお別れ動画を撮って贈りました。
僕もヤギ小屋で大好きなゆらゆら帝国の「うそがほんとうに」に挑戦。
うる覚えだし、歌詞も間違えてそうですが、まあご了承ください(笑)!
※僕は動画で収益を求めてないので、広告なしのはずです。

●ブログ、noteをやってみる
今は情報発信が容易になりました。
この自宅待機の機会を利用して、普段思っている事や感じたことを綴ってみてはいかがでしょうか?
思わぬ出会いがあるかもしれませんよ~(#^.^#)

僕自身、いつも長い文章のブログを書いていますが(笑)、
信じられないほど物事を忘れて行ってしまう鳥頭(3歩歩けば忘れる鶏の意)なので、
ほとんど自分の日記みたいなもののつもりで書いています。
ちなみに僕は酉年生まれです(笑)!


●トレーニングをやってみる
色々室内でやれるトレーニングがあります。
筋トレやストレッチもいいですし、
ヨガや瞑想なんてもの、こんな時だからこそ心を平和に保つためにやるのお勧めです♡

僕もコロナ明けには引き締まったボディになっている!!はず(笑)!


●整理整頓をやってみる
まさに大掃除の絶好の機会。
この機会に断捨離!!
こんまりちゃんじゃないですが、触って見て、ときめくものだけで暮らすと最高の気分らしいです(#^.^#)

現代ではPCやスマホに溜まってしまった大量のデータを整理するのもいいチャンスかも知れません。

おかげでこんな懐かしい写真が。
2013年春の写真です。
次女が4歳の時ですね♡


●凝った料理をしてみる
これもこういう時にこそできるいいチャンス!!
いままで手間暇かけるのが億劫だった料理にチャレンジするのもいいですね!
コロナ感染拡大防止の為に、人と共有するのは難しいですが、
家族で味わうにはもってこいでしょう!

小笠原の郷土料理に挑戦するのもいいかもですよ?
カメ煮やダンプレン、ピーマカ、島寿司、今収穫期終盤のトマトの料理など、なんでも楽しめちゃいますね(#^.^#)

八丈海苔と島野菜のちらし寿司


●芸術を楽しむ
こういう集中できる期間は芸術を楽しむのもいい機会かもしれません。
様々な工作もいいでしょうし、大工DIYもいいですね(#^.^#)
絵を書いたり、裁縫したり、なんでも挑戦できる良い機会ぢゃあないですか♪

アイスラッガーをお持ちのカエルウオちゃん。

この魚、僕が結構好きなんです♡

我が家では「ぴょんぴょんとっと」と呼ばれています♪
何故か娘が小さい頃に魚を見て「とっと~」と言ったのが語源です。
思えば、お菓子のおっとっと。あれも魚介類の形していてとっとですね?
何か因果関係があるのでしょうか(笑)?


●映画を観まくる
今はネットで様々な映画配信されています。
有料、無料と豊富に揃っています。
これを機に今まで見たかった映画を観まくるなんてのもお勧めです♪
色んな映画サイトがあるので、悩んじゃいますね。
品揃え豊富で最初の1か月はお試しで無料のU-NEXTをやってみるもいいかもです(#^.^#)

雄さん海岸の景色です☆

●読書をしまくる
読書もこの機会にいいですね~
どこの家も読みたいけど、読まれていない本があると思います。
これを機会にじっくり読書なんていかがでしょう?
僕も読みたい本が沢山あります。

僕のバイブルは「リトルトリー」「モモ」「パパラギ」「旅をする木」の4冊なのですが、
また久々にそうした読んだ本をまた読んでみるのもいいですね。

次女が最近ミヒャエル・エンデの長編童話「モモ」を読んでいるそうです。
灰色の男たちばかりの窮屈な世界になったを一人の少女が救う話です。
とても現代にも、自分にもハッとさせられることが多いので、お勧めです。

ちなみにこれは島のドクターに頂いた北米インディアンの芸術の本です。

●写真を整理する
上の整理整頓の項でも触れましたが、膨大になった写真を整理するには最高の機会ですね。
僕も鳥獣保護員になってから鳥を撮るようになりました。
色々整理せねば。

これは渡り鳥のタゲリです。
僕は初めて見ましたが、背中の光沢がとても美しいです(#^.^#)

●語学勉強を頑張る
オンライン英会話が発達した現代だからこそできる芸当です。
新型コロナは世界の巻き込んでいるので、
世界中の講師たちが外で働けず、オンラインで仕事をしてきています。

僕も長女もDMM英会話というのをしていました。(今はお休みしています)
月6000円しないのに、毎日25分間、世界中の講師と24時間都合のいい時間に英会話を学べるにはとてもお勧めです。
実際、長女の英語の上達には遠く及びませんが(悔しい!)、
一応、英語を聞いてなんとなーく何を言っているか聞き取る耳は育ちました(聞いても単語の意味が分からないw)。
これも今だからこそお勧めです☆

これは関係ないかぴばらちゃん(笑)。


【島暮らし編】
ここからは自然に囲まれた母島ならではのことなので、
他地域ではあまり参考にならないかもですが、
要は人の集まる所には行かず、自然の中で楽しむしかないじゃん!といった感じです。
人のいない所がない!って所ではまったく使えない場合も多いのでご了承ください♪

●人のいない所でカメラを頑張る
カメラは今、スマホのカメラも凄く性能が良くなり、
今一番身近になってきているツールなのではと思います。

せっかくだから、この機会に頑張ってみるのも面白いと思います♪
室内であってもいろんな工夫でカメラを試すこともありですね☆

これは神津島の星空写真家・藤井智久さんに少しだけ習って撮ったカヌーの写真です。

マニュアル―モードで15秒の開放で撮りました。
カメラはミラーレス一眼OLYMPUSのOMD-EM5 MarkⅡです。
レンズはM.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROを使用。

ポイントは
・三脚を使う
・マニュアルモードで
・まずは一番明るい星にピントを合わせること。
・ISO感度を適正にする(今回は4000で撮りました)
・シャッタースピードは30秒以下にする(星が流れてしまう)
・なるべく明るいレンズを使う
でした。

今まで同じカメラなのに大して撮れなかった星空写真が撮れて嬉しかったです♪
30秒以上で星が動いて流れてしまうなんて、
地球の自転は思ったよりも早いんですね~(#^.^#)

人がいる所では感染拡大の危険があり、
こんなことをしている状況ではないので、ダメですよ!

●海を泳ぐ
ひとりで大自然に抱かれる最高のひと時です。
つまんない悩みも海に入ると吹き飛びます。

なんか、心に自覚できないモヤモヤがあるときも、
海はリセットしてくれます。

今は大人数でカヌーを漕ぐことはできないので、
ひとりで人のいない所でこそっと泳いでいます♪

ちょっと番外編ですが、島でひとりで海に行った時とかは、
浜に打ち上がったプラゴミとかを拾うのもとても環境の為にいいし、色んな気付きになります♪

これは海のプラスティックゴミ

●山で遊ぶ
山も人がいない所は豊富にあるので、リフレッシュに最高です(#^.^#)
僕自身、普段から山で仕事しているので、過酷ではありますが、いつも気持ち良く過ごさせて頂いています。
人とは接しないで、体を動かすいい方法とも思います。

クライミングを楽しむ次女ちゃん。

●畑仕事を頑張る
こんなニュースがありました。
食料自給率40%以下の日本。
10%以下の小笠原。

食べものを自給しないとですよね。
島ならタロイモかな。
ハワイで習っておいて、良かった。

これから畑をもっと頑張らなければと思います。

これは大根。

最近は花が咲いてきて、中身にスが入ってきちゃっています。

こちらは水菜。

次女は水菜が好きで何故かミズクサと呼んでいる。
昔、水槽で色々飼っていただけに、ちょっと違和感(笑)。


大きな小松菜も美味しいです♡

「畑頑張れ~」

ヤギも申しております(笑)。

●サバイバルの練習、備えを
あとは実際、島に新型コロナが入ってしまった時のシュミレーション。
内地で深刻な事態になって、物資が途絶えたときのサバイバルの練習も不可欠です。

ライターなしで火をおこす方法。
水を得る方法、
獲物を獲る方法、
山の食べれる植物や木の実を知る
などなど......

有難いことに、島は大自然があるので(それしかないとも言えるw)、
人に会わずに外にいる方法があるので本当に有難いです。

ずっと室内にいると発狂してしまいそうになる僕としては、
母島の環境は本当にありがたいです。

STAY HOME

STAY FARM

で乗り切ろうと思っております(#^.^#)

先日はスーパームーンでした。と言っても母島は曇りで月はほとんど見えず。リュウゼツランの花と月を撮りました。

■最後に
4/11ついに東京都の1日の新型コロナ感染者が197人、4/12が166人。4/13は91人。
東京の新型コロナ感染者は患者数は2160人となりました。
ついに都内での感染者は累計で2000人を超えました。

全国規模で言うと、4/12現在でなんと6,748例。(厚生労働省発表
内訳は、患者4,302例、無症状病原体保有者507例、陽性確定例(症状有無確認中)1,939例。
国内の死亡者は98名です。
また、国内での退院者は22名増加し、784名とのことです。
どんどん爆発的に感染者が増えています。

生活の休業補償などが事実上されていない中、
実施しても効果は2週間後から現れる状況なので、
この状況はホント厳しいと思います。

東京都もそうですが、政府は明確に補償しないし、責任も取らないと言っているので、
各都道府県や地町村で独自に休業補償が始まって来ています。

東京の島々では4/13現在は感染が確認されていません。
もちろん小笠原諸島も含まれています。

しかし本日、ついに沖縄の八重山諸島の石垣島で2名の感染が見つかりました。
たった3床しかない小さな離島の病院に2名の感染者が入院。
医療者も本当に限られた人数しかいないはず。
どうか感染が広がりませんように。
重篤化しませんように。

小笠原は今日GWの着発運航をやめて、通常の父島3泊便に変更となりました。
15日の久里浜寄港便も中止になりました。

父島は各飲食店がデリバリーを始めたそうです。
母島は15日以降はすべての飲食店が休業かテイクアウトのみになります。
みんなできることを頑張っています!!

そんな中、母島小中学校は15日から再開する方向だそうです。
我が家も悩んでいますが、
今の所、次女はGW明けまでは様子見で自宅待機にする予定です(まだ本人も悩んでいます)。

今日も信じられない事ですが、
ちらほら観光客が道をガイドブック片手に歩いていました。(3月からの長期滞在者もいるそうです)
多くの島を想ってくれているみなさんは、来島を自粛してくれています。
本当に有難うございます。

色んな立場の人がそれぞれの形で頑張っています。
人によっては温度も価値観も違うでしょう。

長期戦が予想される中、
感染を拡大させない形で、自分たちの健康も維持し、
人もフォローし、楽しく過ごせる術を模索しています♪

この状況でも非常事態宣言とロックダウンを出せないでいる日本。
この状況でもこの週明けから学校再開する地域があります。

もう、指示や補助を待ってる場合じゃなくなってきています。
自分たちで判断し、行動していかなければ地域を守っていけないと思うのです。


■島も観光やサービス業、第1次産業の方など、経済的なダメージは大きいです。
高級料亭に出していた魚は料亭自身が営業できずに魚が売れない、単価が下がる状況。
現在、収穫期終盤の島トマトも沢山店頭に残っている状態です。

これからも深刻化・長期化する可能性が大きい中、
販売方法の転換や、生産作物の変更、本当の意味での働き方改革、
新たな収入も作らないと厳しいかもしれません。

この世界的な現象から私たちは何を学ばなければいけないのか?
自分たちだけ無事なのでは意味がなく、
人を思いやる心を持った行動が問われていると思うのです。

ピンチはチャンス!!
今は学ぶときだと思うのです(#^.^#)


これも2013年の頃の長女と次女。畑のハンモックにて♡






小笠原からの観光自粛宣言

2020年04月06日 | 新型コロナ(COVID-19)
■本日4月6日は歴史的瞬間が重なる日でした。

時系列を逆に追いかけますが、今日の夕方に島の防災無線で村長からのメッセージがありました。

素晴らしかったので文字起こししました。
以下、防災無線の全文です。

【村長からのメッセージ】

村民の皆様、村長の森下でございます。
新型コロナウイルス対策では、村有施設の一般利用中止や行事の中止・延期など、村民の皆様には大変ご不便をおかけしております。
皆様のご協力に大変、感謝を申し上げます。

現在、新型コロナウイルス感染症の患者が全国的に急速に増加する中、
今の所、小笠原村においては、感染者は確認されておりません。

しかしながら、村内には新型コロナウイルス感染症を確定できる手段はなく、
万が一感染が疑われた際にも検査・治療を行うための本土医療機関への移動する手段も限られております。

このような状況の中で村民の皆様の安全を図り、また来島を予定されている方の安全を配慮する為に、
小笠原への来島を予定されている方に、当面の間、不要不急の来島の自粛をお願いすることといたしました。

加えて、村民の皆様にも治療や冠婚葬祭以外と不要不急の上京は極力避けていただくようお願いいたします。

また、やむを得ず上京される際には、不必要な外出を避けるなど十分な感染症対策を行っていただくとともに、
帰島時の東京港竹芝桟橋乗船日から2週間は、極力外出を控えていただくようお願いいたします。

また日常におきましても、引き続き、こまめな手洗い、検温、マスクの着用などの咳エチケット、
密閉・密集・密接のいわゆる「3つの密」を避けるなど、個人でできうる対策をしっかり行ってください。

今、まさに感染爆発・重大局面であり、踏ん張りどころでございます。
村としてもなしうる手立てを総動員し、村民の皆様のご協力を得ながら、
危機感を持って取り組んでまいります。

村民全員で手を携えながら、一丸となってこの危機を乗り越えていきましょう!

ご不自由をおかけいたしますが、感染防止対策のため、村民の皆様のご協力をお願いいたします。

令和2年4月6日

小笠原村長 森下 一男


行政の長がこうしたリーダーシップを取って発言できたこと、本当に素晴らしいと思います。
僕自身もできる限りの事をしていこうと思います。

これと同時でしょうか?
小笠原村のホームページにも同様のメッセージが掲載されていました。
個人的には防災無線のメッセージが伝わるので、そちらを掲載します(*^。^*)

そしてその放送の5時間前には小笠原観光協会、母島観光協会、小笠原商工会、小笠原ホエールウォッチング協会連盟で、
小笠原へ観光に来る方への自粛要請の発表がありました。

水面下では色々すったもんだを聞いていましたが、
最終的にみんなが求めるゴールは一緒です。
無事にまとまって良かったし、そこまでのプロセスに意味があったと思います。

その前日には新島観光協会が来島の自粛のメッセージが。
新島が先駆けて発信をしていました。

自分たちの生活の保障がされていない中、
観光業の人がお客さんに「今は島に来るのを我慢して!」と言う発信はとても苦しい決断だったと思います。
収入がゼロになる訳ですから。

でも、コロナが蔓延して経済行為どころか暮らしが成り立たなくなる可能性があるので、この決断を指示します!!
都知事もこうした新コロに伴う収入のフォローをすると先ほどの記者会見で言っていました。

本来は民間の発信前に行政のフォローの約束が先であって欲しかったのが正直な気持ちですが。

■4/4ついに東京都の1日の新型コロナ感染者が118人。ついに100人を超えました。
4/5の今日は143人に増えました。
4/6は少し減って83人。
これで都内での感染者は累計で1000人を超えました。
全国では累計3,654人。
内訳は患者2,429例、無症状病原体保有者340例、陽性確定例(症状有無確認中)885例。国内の死亡者は73名です。
これは厚生労働省のHPを参照にしています。

ようやく明日に緊急事態宣言をすると報道がありました。
しかし、この状況でもこの週明けから学校再開する地域があります。
実際、小笠原高校は入学式を強行する予定でした。
その後は授業は14日までお休みです。
「都立なので入学式の日程の変更はできない」
と言っていましたが、なんと前日の夜遅くに内地から連絡があり、延期の指示が出たそうです。
前日に母島から行った2名は1泊だけで、母島に帰ってきました(旅費は出してもらったそうです)。
上からの指示がないと動かないこの訂正、これを変えていかなければと思います。
大人と建前、都合と子供の安全のどちらを取っているかは明白だと思います。

もう、指示や補助を待ってる場合じゃなくなってきています。
自分たちで判断し、行動していかなければ地域を守っていけないと思うのです。

観光やサービス業、第1次産業の方など、経済的なダメージは大きく、
これからも深刻化・長期化する可能性が大きい中、
新たな収入も作らないと厳しいかもしれません。
本当に休業補償してほしい!!

■4/6夜に東京都知事からも翌日に予定している緊急事態宣言について緊急記者会見がありました。

かねてより、政府に緊急事態宣言を早く出して欲しいという姿勢だった都知事。
明日、7日からの緊急事態宣言に向けて、とても具体的な発表でした。
今、切実に苦しんでいる中小企業にも保証する含みを発言していました。

こんな遅い時間までずっと、検討や調整を重ねていたのだと思います。
色んな批判もあるかもしれませんが、まずは感謝の気持ちを伝えたいと思います。
これから政府と調整し、色々具体化してきます。

みんなで一丸となって、このピンチを乗り切っていきたいですね!

ピンチはチャンス!
新しい働き方、持続可能な島ライフが生まれる予感すらあります♪

この世界的な現象から私たちは何を学ばなければいけないのか?
自分たちだけ無事なのでは意味がなく、
人を思いやる心を持った行動が問われていると思うのです。

2020年4月6日、歴史的な瞬間が重なる日でした。
新型コロナがどれくらいで収束するか分かりません。

日々毎日状況が変わる中、自分たちの対応が問われています。
どうか1日も早く収束することを願っています。

前代未聞の新型コロナが広がる世界と島の暮らし。

2020年04月04日 | 新型コロナ(COVID-19)
■2019年12月に中国武漢でCOVID-19は発生しました。
最初に感染症が確認されてから67日間で、世界の感染者数はなんと10万人に達しています。
この1週間で感染者数は2倍に膨れ上がり、
世界全体の感染者数が4月2日、100万人を突破しました。

各国が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に対処する中、
新たな厳しい局面を迎えています。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、
新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」で
これまでに世界で5万1000人以上が死亡し、20万8000人以上が回復しているとのことです。

世界全体の感染者数は、実際にはさらに多いとみられます。

世界の感染者数の4分の1近くはアメリカで、約半数は欧州で確認されています。
死者はイタリアが世界最多となっています。


日本国においても都市を中心に感染が拡大しており、
4月3日には1日の感染者がついに300人を超えました。
トータルで新型コロナの国内感染者数は3129人に上っています。

現在、深刻な状態になっているニューヨーク。
都市封鎖となり、医療崩壊も発生していて、治安の悪化も深刻化しているそうです。
でもつい3週間前までは今の日本みたく「まあ大丈夫だろう」的な雰囲気だったそうです。

ニューヨークに住む日本人の方が日本の状態があまりに3週間前のニューヨークと似通っているので、
真剣に警告を出してくれています。
※この情報はフェイクとのご意見も頂きました。
間違った拡散である可能性はありますが、日本への注意喚起はとても必要と僕は思います。
こういうパニック時の情報は気を付けなければいけないですね。
もう一人のニューヨーカーの動画もぜひ見て、それぞれが判断して欲しいと思います。
現時点で僕はどちらが正しいかフェイクかわかりません。
現地にいるわけでもないし、N.Yに信頼できる友人がいるわけでもありません。
しかし、彼女が言いたいことも分かるります。
でも住んでいる、母島の事はしっかりと発信できます。
「自分たちは大丈夫」と思わず、事実を見極め、しっかりと感染拡大で自分も人の命も守りましょう。


■皆さんが心配してくれているカナダ留学している長女ですが、
3月の下旬に緊急帰国させました。

日本よりはるかにまともな新型コロナの対策をしていて、
安全であろうカナダの方田舎暮らしでした。
今、動くべきでないなと思いつつ、
家族でも沢山議論を重ね、以下の理由で帰国を決定しました。

・16歳の未成年である
・高齢者宅にホームステイしている
・医療面で感染した時に対応が難しい
・長期化の可能性があり、飛行機が動く保証がない

でした。
結局、帰国を決意してから調べると3月いっぱいで
カナダの最寄りの空港からの国内線は全線ストップという、まさにギリギリの状況でした。
3月の段階ではカナダからの帰国者には空港検疫も隔離も定められていない状況でした。

しかし、すぐにそのまま小笠原に帰島するリスクは高かったのです。
バンクーバー空港、成田を経由するわけですから。

有難いことに、東京ではなく今も感染者が少ない地域で、
長女の自主隔離を様々なリスクを理解したうえで引き受けてくれる方がいたので、
今はそちらのお宅に滞在させてもらっています。
島に比べて、感染症対策の医療機関も近いとの事で、そういう意味でも安心です。
本当に有難うございます!

たった一人でカナダに行き、
7か月過ごして、たった一人で帰国した16歳の長女自身も
本当にお疲れ様でした。
心配していた体調不良も今はなく、元気の様です♪

新型コロナの状況が収束すれば、カナダ留学に戻るつもりではありますが、
長期化するであろうこの状況の中では、まったくの未定です。

次女の未成年たったひとりの帰国渡航は
本当に多くの人のフォローのお蔭で無事にたどり着く事が出来ました。
本当にありがとうございました。

バンクーバー空港、成田空港にそれぞれ何かあったらフォローするよ!
日本に帰って来たらうちにきなよ!
なんて心強く、有難いことか!!

お蔭様でうちは長女が無事に帰国できたので、
次はこちらがそれをフォローする番だと思ってます(#^.^#)

これは3/31に友人がシェアしてくれた東京の病院に務める方からのメッセージです。

島にいるとなかなか伝わりませんが、
東京は過去にない風景が広がっているそうです。

成田空港や羽田空港はガラガラ。
新幹線も数人しか乗っていない。
町中も飲食店もほぼお客がいない状況なのだそうです。

島はまだそこまでの雰囲気ではないし、
有難いことに人のいない大自然が広がっているので、
人に会わずに外で過ごす事が出来ます。

これがどんなに有難いことなのかを今実感しています。


■さてさて、小笠原諸島母島の現在の状況です。
4/4現在、小笠原どころか、東京の島々において、新型コロナウイルスの感染は確認されていません。

母島では休業をしている、これから休業を予定している飲食店、宿、観光ガイドがいます。(詳しくは母島観光協会へ)
小中学校はスタートを赴任者が来島した2週間後の4/15スタートに延期しました。
東京都や農協も内地からの赴任者、帰島者を2週間自宅待機にしています。

政府が緊急事態宣言を出さず、休業の補償もしない、
都知事がロックダウンの指示も出していない状況の中で、
私達は私たち自身がこれだけの状況の中で、島の暮らしを守らなければ行けません。

島の医療はとても脆弱です。
新型コロナウイルスの感染による緊急搬送はできる様になりましたが、
現段階では島では感染の検査が厳しいですし(検体を内地に送るのに時間がかかり過ぎる)、
人工呼吸器はなんと1台しかありません。

医師が一人、看護師が3名の診療所しかない母島は、感染が拡大したら医療崩壊するのが見えています。
働く人たちを全員しているからこそ、全力で私達は感染を防がなければいけません。


■そんな中、4/2のおがさわら丸で新しく赴任の皆さんが来島しました。
いつもは出迎えの大勢の島民が迎えるこの日。
本来は新しい出逢いにワクワクする日なのです。

でも、こんなにも複雑な気持ちで迎えるのは初めてです。
みんな距離を置いて出迎えたこの瞬間。

いつもの出迎え式もできない、こんなご時世が悔しいです。

島のインフラや子供たちの教育の為に来てくれる皆さん。
きっと赴任する人達も胸中穏やかではないですよね。
とても気を遣って来ている人が多いと思います。

せっかく日本で一番遠い島まで来てくれたのだから、
島の為に来てくれたのだから、
2週間の自宅待機を経て、
歓迎の言葉を話せればと思っています。

Facebookで赴任者が各離島にも新コロナのウイルスを持ち込んでいることを発信しました。
3/14長崎県壱岐島のケース
4/1鹿児島県沖永良部島のケース

または観光客が島に持ち込んだケースもあります。
3/29 沖縄観光客が本土に戻った後に感染確認
やっぱり、小笠原もこんな風に入ってくるのだろうかと心配しています。

本当に今は新型コロナが落ち着くまで、観光は我慢してほしいです。
石垣島の方も切実に訴えています

でも旅行会社からは、キャンセルすると凄い金額の違約金を海運に払わないといけないらしいです。
結果、顧客もキャンセルできずに来るという悪循環が発生しています。

こういう部分も政府、都、村が保証しないといけない部分だと思います。
国民の命を守るために。
みんな生活がかかっているのですから。

お願いだから、感染が出る前にできる限りアクセスする人を制限してほしいです。
なるべく絶対数を下げて欲しい。

でも補償や政府の緊急事態宣言を待っていてはもう遅い段階に来ていると思います。
もう、自分たちで自主対策をして動かなければ、
島内でも感染が広がり、経済活動なんて言ってる場合ではなくなるのです。



■お願いばかりではなく、私達も動かなければいけません。
まずは相手を知らなければいけません。
刻一刻と状況が変わる中、最新の情報を入れなければと思います。

分かりやすくSARSとの違いを示してくれて警告しているサイトがあります。
当初は風邪に似た症状、疾患持ちと高齢者のみ気を付けるだったのが、どんどん変化して来ています。

アメリカに住んでいる日本人家族が、新コロナと思われる症状となり、
経過を書いてくれている感染体験記サイトがあります。
とても状況が伝わりやすいです。
いざ、かかってしまうとその後の情報がかなり少ないことになっているようです。

しかし日本では疑わしい症状が出てもなかなか検査してもらえないようです。
渡辺一誠さんによる日本での新型コロナ感染体験記があります。

東京都は毎日新コロナ情報を公開しています。
4/2は165件検査して97名が陽性。
検査要請数は凄い数みたいだけど、
新型コロナ受診相談窓口 相談件数ってのがそれかなと思います。

1,949 件そのうちの165件中の97件。

過去の投稿で、かなりじゃないと検査してもらえないし、断られる状況なので氷山の一角だとは思います。

こんな時こそ現実的な想像力が必要と思います。
僕はこの記事の姿勢が凄く大好きです。

自分は大丈夫と思ってないか?
政府や都知事の指摘や批判ばかりでなく、自分自身の行動も問われていますね。


■もう来てしまった以上は、それに対して、何ができるか?です。
これだけ無症状や潜伏期間の長い症例もある新コロナです。
もう島に入っているかもと仮定するのが賢明と思うのです。

色んなシュミレーションをしなくてはいけないと思うのです。
自分自身の感染拡大を防止するのはもちろん、
各職場、その赴任者の家族の生活をフォローしてあげなくてはと思います。
もう政府頼みはばかりでは駄目でしょう。
自分たちで動くしかないと思うのです。

船が入る4/2、
議員さんや都、村、環境省、学校と関係各代に色々連絡させて頂きました。

赴任者の挨拶回りの自粛(島内はやるつもりだったので)、
赴任者の2週間の自宅待機のお願い、その自宅待機生活者の職場フォローです。
あとは他の離島の状況も知らない人が多かったのでお伝えしました。

みなさんそれぞれの現場で最善を尽くそうと頑張ってくれています。
本当に感謝です♪

東京都職員による新年度赴任者の挨拶回りは
父島→母島間では控えるとのことでしたが、
母島では島内ですら控えてくれるそうです。

この状況での挨拶回りはとても高リスクです。
「顔を覚えてもらわなければ」と言っていましたが、
顔写真とあいさつ文でまずは十分と思います。

これから総会や新年度の打ち合わせも多くなります。
この機会にZOOMなどを使ったWebでの会議をしていきましょう。
できる限りの工夫が必要です。

もちろん、部署によっては対策が不十分の所があります。
できる限りのことをする。
でも人は価値観も温度も環境も違います。
それについてはできる限りの妥協点を見つけだし、最善を尽くすしかないと思います。
目標は感染するリスクの絶対数を可能な限り減らす事。

対応してくれないからと言って、避難し、人を攻撃したり、怒ったりするのは、
何もいいことを生み出しません。
お互いが違うと分かっていて、フォローし合わなければ、
島というカヌーは、明るい未来に漕ぎ出せないのです。

非難否定だけでなく、
かならず現実的な提案を添えて意見を言うのが大事です。

行政だって、警察だって、医療だって、介護だって、生活を支えるインフラの皆さんにも
家族がいて、暮らしがあって、その上で私達の暮らしを支えてくれているのです。
みんなで支え合いましょう♡

今までにない動きをして、
色んな事に気付くチャンスです。

あんなに当たり前だった日常が、
失った事で沢山気付かされます。

みんな人って沢山の力で支え合っているのですね。
今が頑張り時です!!


■1日で300人を超える感染者がでる今日現在。
日に日に感染者は増し、どんどん増えています。

ヨーロッパやアメリカが急激に増えて医療崩壊を目の当たりにしても、
まだ「自分達は大丈夫」と思っているのでしょうか?
どこか他人事でいられるのでしょうか?

政府任せではなく、自分たちがちゃんとしなければと思います。
言われるまで待っていては駄目でしょう。

会議だけでなく、夜飲みもZOOMという多人数会話アプリ、使えますよ!
マスクも手作りできます。
不要不急の外出を控えます。
できることはいっぱいあります。

仕事がなくて困っている方、
今こそYoutuberなど新たな仕事に着手するチャンスかも!?
今は外出できなくてかなりの人がYoutubeを観ているはず!
ピンチはチャンスです(#^.^#)

できることからやっていき、
長期化するであろうこの状況を乗り切るには、
過去に固執しないで、次のステップに行く勇気と行動が必要です。


■最後に島で感染が広がった場合の事も考えておかなければいけません。
おそらく、遅かれ早かれ、そうした事態になると考えられます。

そうなった時に私達はどう暮らしていけばいいのか?

自宅隔離になった人の生活のフォローが必要になるでしょう。
買い物や役所の手続きなど、手伝えることはやっていこうと思います。

エネルギー自給、食糧自給の低い小笠原ですが、
有難いことに大自然に包まれている島の暮らしは、
食べものは海に行けば魚がいます。
畑もあるし、山には薪もあります(主食は絶対的に足りないです!)

そして、島にはそうした状況を生き延びれるスキルを持った人が沢山います♪

石器時代の民が小笠原の暮らしを継続できずに滅んでいます。
江戸時代から戦争を経て続く、小笠原の島の暮らし。

この世界的な局面をどう生き延びるか問われています。
何度も言いますが、ピンチはチャンス!
どんな時でも笑ってクリアできるように頑張っていきたいと思います。

先日、神津島の星空写真家の藤井智久さんに星の撮り方を習いました(笑)。
自分のカメラでこんなのが撮れることを知り、ビックリしました(#^.^#)
ありがとうございます♪
こんなカヌーの写真を撮りながら、これからの世界の状況を考えました。

もう、腹をくくって
やっていくしかないんだと思います。