小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

小笠原ローゼル シーズン終了☆

2022年11月03日 | ローゼル
■今年も不作ながらも、超短期作物のローゼルの出荷が概ね終了しました☆
不作の為に島内販売のみにさせて頂くことになり、
いつも内地で楽しみにしている方、
今回初めてリクエストしてくれた方にお応えすることができず、
申し訳ありませんでした。

来年こそは!と思っていてください(^^♪

ローゼル。
それは食用ハイビスカスの通称です。
ジャムやハーブティー、塩漬けや酒漬けてんぷらなど、
その紅と酸味を活かした様々な料理に使えます(#^.^#)
→詳しくはローゼル加工をどうぞ!

母島には南米移民の方たちがいて、
「おお!パラグアイウメかぁ!懐かしいなぁ!」
と言われてすごく感触深かったのを覚えています。


■ローゼルとは2006年に西表のマナの店で初めて出逢いました。
あんぱんの真ん中に桜の塩漬けの代わりにローゼルの塩漬けが使われていたのです。

妻がとっさに「これ何?」と聞いて、
店員さんが丁寧に作物まで案内してくれて、
さらに種を分けて頂いたのが始まりです。

最初は作っても腰の高さくらいだったのが、
何代も種取りを行うことで、
小笠原の土地になじんできて、
今では背丈を超えるほどまで成長するようになりました♪

全くの無化学肥料、無農薬栽培でです。

今回は珍しく10月に父島に行く機会があり、
父島の友人農家の「はるさえん」さんの店頭販売を見ることが出来ました(^^♪

もちろん圃場にもお邪魔して、
ああだこうだお話しつつ、です(#^.^#)

■また、ローゼルを手にした人から、
美味しく使ってます!の報告を頂き、とても嬉しいです(#^.^#)
ありがとうございます!

ジャムやハーブティーが主流ですね☆
ガクや種のコーヒーなど積極的にチャレンジしててすごく刺激を受けます(#^.^#)

僕も実は一番塩漬けを使うタイプです。
カンパチの漬け丼の飾りに塩漬けローゼルを使います。
味も見た目も一気に引き締まるナイスな存在です(#^.^#)

11月になり小笠原ローゼルは終盤ですが、
晩生のうちなーローゼルが待機しているので、
クリスマスシーズン用にまだまだ油断はできません(#^.^#)


■今日もSUPで西浦までボヤージングして、
途中途中で海に入って泳ぐ陽気の母島ですが、
暦の上では11月、冬です。

20年小笠原に住んでいると、
四季の変化が内地より乏しいのですが、
確実に季節の移り変わりがあります。

ようやく島には秋がないのだなと思えてきました。

そうなんです。
実り多く、紅葉を伴う秋がないのです。

夏を終えると一気に冬になるのです。
今の母島は丁度その狭間です。

それでも季節は廻り、
ちゃんと草木は冬に備えて準備をしています。

小笠原ローゼルは、可憐な花を咲かせています。
何度見ても可愛いなぁと思えるピンクの小さな花です。

お隣では葉っぱを利用する葉ローゼルのルビーローゼルが花を咲かせています。

こちらはなんともアダルトな雰囲気の花を咲かせています。

そんなこんなで2022年の秋の小笠原ローゼルの出荷は終盤を迎えました☆
あと少しは出荷すると思いますが、
その後は12月の晩生うちなーローゼル待ちとなります。

クリスマスシーズンにうってつけのうちなーローゼルを
島内限定販売ですが、お楽しみください☆









ローゼル3品種集合!!

2017年11月09日 | ローゼル
■今、母島の畑には3種類のローゼルがいます。

左から
「うちなーローゼル」
「ルビーローゼル」
「母島ローゼル」。
※ルビーローゼル以外は管理運営上の理由により、勝手に命名しました(笑)。

これを機にちょっと分析してみました。

■こちらはうちなーローゼル

2月に行った沖縄で譲ってもらった品種です。
「うちなー」とは沖縄の方言で沖縄のことを指します。
今年初栽培です。

晩生で母島のローゼルに比べて約1か月開花が遅く、収穫はもう少し遅く、
多分収穫全盛期は11月下旬の見込みです。

花はオクラに似て黄色です☆


色んな品種があるなかで、
これは広葉で実が細長いです。
長さが5.5cmあります(母島品種は4cm)。

味や香り、品質はまだこの時点で加工していないので、
不明ですが、ガクの果肉は母島ローゼルよりは薄いです。
重さも約半分。

栽培としては、台風の襲来シーズンに多くの実を付けないので、
木が倒れても折れるケースは少なそうです。

今季は10本に満たない位しか栽培していないので、
多くの出荷は望めません☆

■そしてルビーローゼル

ガクがそんなに肥大しないな~と思っていたら、
葉を利用するローゼルでした(笑)。
こちらも今年初栽培。

加工初挑戦は前回の記事に書きましたね。

ガクの長さは2.5cmという可愛さ。(母島ローゼルは4cm)
重さは5分の1でした。

葉が赤シソの様に紫で、
畑で異彩を放っています♪

11月上旬の今が収穫最盛期。
中生ということになりますかね?

こちらは母島ローゼルと違い、
多年草で2~3年は枯れずに収穫できるということで、
周年ローゼルを利用できる貴重な存在です。

味は少し薄めですが、
香りが強くて、なんだか上品です(*^_^*)

こちらも今季は10本もないのであまり出荷は望めませんが、
周年利用できるそうなので、
興味があって希望者には個別で販売できるかもです♡


■そして母島ローゼル
2月の沖縄で2品種増えて、
今さらながら早生種であることが分かった母島のローゼル(笑)。

10年近く種取りを繰り返し、
どんどん母島の土と気候に合ってきて、木も実も大きくなってきました。

今の実は1個10~15gで、大きさは長さ4cm×幅4cm程度。

現在は収穫末期で肥大があまり望めない時期ですが、
収穫前半の10月上旬の大きさはこれ以上です。

花は可愛いピンクです☆

今季、大々的に内地向けに発送してみて、
嬉しいことに、とても反響が大きく、
本土では割と珍しく、大きい品種のようです。

春先に作付けして、約半年かけて収穫するローゼル。
収穫期と台風の来週シーズンが一緒なので、
いつもヒヤヒヤしています。

しかし、強風にも柔軟で抜群なしなりで乗り切ってきています。
収穫末期の、木が硬くなると折れるのが増えますが、
いつもその逞しさに元気をもらいます(笑)。

母島ローゼルはこれから種取りのシーズン。
今年の11月は本当に雨が多く、種取りは難航しそうです。
毎年、収穫した実から種を取ったり、
畑の樹上で熟成させて種取ったり、
様々な方法で種を絶やさない様に細心の注意を払っています。


ローゼルはオクラと同じアオイ科なので、
一緒に並んでもらいました。

オクラの花も♡


ちなみに普通のハイビスカスの花はこちら。
島のそこらじゅうにあります☆

みんなそれぞれ、いい持ち味があります。
やっぱり、みんなちがって、みんないい。そう思います☆

■今日は1時過ぎに起きました(笑)。
いつも「その時間は早起きとは言わないよ。みんな寝る時間(笑)」と突っ込まれますが、
僕にとってはこの超早起きはクリアなすごく好きな時間なのです♡

子供たちも寝ていて、朝日が昇るまで、
じっくりやりたいことと向き合える天使の時間です♪

沖縄品種 ルビーローゼル開花!!

2017年10月25日 | ローゼル
■今年の2月に行った沖縄やんばるの高江の方に頂いた、
ルビーローゼルという品種のローゼルが開花しました!

小笠原のローゼルとほぼ同時期に蒔きましたが、
開花が1か月以上遅く晩生ということが分かりました。


こちらが母島ローゼルの花です。
こちらは9月下旬が開花時期。

ルビーローゼルの方が園芸用のハイビスカスに近く、
葉も茎も赤シソのような色をしています。

ルビーローゼルの実は今こんな感じです。


こちらは母島ローゼル。
全然違いますね~!

おそらくルビーローゼルの収穫は11月中旬以降と思われます。

僕が約10年間種取りして栽培を続けてきたローゼルとはまるで趣が違います。

可愛いピンクに可憐な花で咲く母島ローゼルに対し、
厳かに、アダルトな雰囲気でひっそりと咲く沖縄ルビーローゼル♪

種のサイズからすると母島品種のより、
実は小さくなると思われますが、
新しいローゼルとの出逢いがなんだか嬉しいです。


■栽培本数はグッと少なく、
まだ実験段階なので、
あまり出荷は見込めないと思いますが、
11月下旬以降に少量の出荷はできるかも知れません。

こちらは仲間でもあるオクラの花です。
6月からずっと毎日のように咲いています。


母島ローゼルの花。


ルビーローゼルの花。

う~ん、どれもこれも素敵です♡

■そして、もう一つの沖縄品種、「うちなーローゼル(勝手に命名)」はまだ蕾段階で開花すらまだです。

しかし、蕾ですら母島ローゼルと違います。


こちらが母島ローゼルの蕾です。

どんな実ができるのか今からワクワクしています♪
まだ結実していないのでグングン背が伸びていて、
もう2mを超えてしまいました。
台風の時は厳しいかもですね~

現段階で母島ローゼルは開花が終わっています。


開花している時期(10月中旬)まではこんな感じ。

早生、晩生とその中間と、
現段階で3つの収穫時期がずれたローゼルを栽培していることになります。

超短期な収穫期(約1か月)がある意味、
デメリットとも言えるローゼルでしたが、
母島ローゼル~ルビーローゼル~うちなーローゼルと3種連続で収穫時期をずらして収穫できるという
メリットが生まれました!

短期集中すれば良かった収穫作業が、
逆にロングになってしまうという部分もありますが(笑)。

いずれにせよ、新しい出会いはやっぱり嬉しいものですね♪

現段階をまとめると、
母島ローゼルは収穫末期、
ルビーローゼルは開花、
うちなーローゼルはまだ蕾。
早生、晩生、
みんなそれぞれ違って、
みんないい♡


■沖縄の高江に放射能物質を使った米軍ヘリが墜落し、
このローゼルの種を分けてくれたご家族も気が気じゃないはずです。

住民に説明も通告もないまま、
オスプレイなどの飛行訓練をさっさと再開する姿勢には憤りを感じます。

どれが正解とは言えないけれど、
人の日常の中の周囲に人殺しの訓練はあってほしくないです。
少しでも世界の人々が安心して笑って暮らせますように…

■先日、友人の漁師さんから美味しいアオムロを頂きました♡
僕が島の魚の中で一番刺身が美味しいと思っている魚です☆

美味しいのですが、ムロは鮮度が落ちるのがとてもはやく、
釣ったその日に刺身で食べるのが一番なので、
さっさとさばこうとするとすると…

「さばきたいっ!!」
と小2の次女が目の色を変えて迫ってくるので(笑)、任せることにしました。

鱗を取って、
内臓を取る作業が大好きなようです。

内臓もどれが腸で胃袋や卵巣など興味深々です☆

ムロは小さいので3枚におろした後は中骨を刺抜きで取るのですが、
そちらも楽しんで全部やってくれました♪

長女はあまり好きでないこの作業、
これはなんか生まれつき持った違いがあってとても面白いです☆

さあ娘二人とも、どんな大人になるのでしょうか(笑)?

ローゼルづくしな日々☆

2017年10月19日 | ローゼル
■10月に入り、ローゼルが収穫になると我が家は怒涛のような日々を過ごしています。
個人的に1年で一番忙しい季節なのです。

・ローゼルの収穫、出荷作業
・冬野菜の作付け
・娘二人の誕生日
・フラオハナ、練習
・ハロウィン
などなど
が目白押しにやってくるのです(笑)。


■こないだ娘たちの連続誕生日も終え、
今日も母島農協にローゼルを出荷しました!
父島にはタイミングをみてちょこちょこ出荷しています。

ローゼルを味わった人たちからは色々と嬉しいコメントを頂いています。
「すごく綺麗で、美味しかった~」
「これが来ると秋だなって気がするよ」
「初めてお茶とジャムにしたけど、とても美味しかった!今度は塩漬けにしてみる!」
「ジャイアンのローゼルはいつも大きくて立派で美しいね‼︎」
「届いたローゼル、形も色も美しくてうっとり♪」
「この酸味はくせになるよー。色々仕込んで楽しみます!何作ろうか悩んじゃう!!」
「加工しちゃうのももったいなくて…ずーっと眺めてたいくらい好き♡」
等、色んな嬉しい声を沢山頂いています。
どうもありがとうございます(*^_^*)



■今年の母島の農業の神様、御嶽神社の例大祭は神主さんが喪中により、
夜の演芸大会は自粛となり、昼間のご祈祷のみとなりました。

今年の大豊作の感謝の気持ちを込めて、
ローゼルも奉納させて頂きました。

この有難い恵みに感謝して、
忙しくも嬉しい10月を乗り切りたいと思います☆


■ローゼルを栽培して約10年。
まだまだローゼルを知らない、味わったことがない人が沢山います。

今年は母島の人に「得体のしれないもの」から「得体の知れるもの」にシフトするように、
道々でローゼルジャムのゲリラ試食を敢行しています(笑)。

大人の女性はほぼ100%ビンゴの酸味。
大人男性の半数と子供には少し酸味が強めのレシピ。
(ローゼルの分量に対して50%の甘味を添加しただけ)

酸味が強いのが苦手な方は甘みを増やすと、よりマイルドに仕上がります♡

少しのローゼルで大量のジャムを作りたい人は、
リンゴを足して一緒に煮ると容易にできます。
(ローゼルの味は薄くなります。色はしっかり残ります。)
超短期作物なので出荷は例年だと10月末まで。
気になる方はぜひ声をかけてください☆


この季節は手と口が真っ赤になります。


先日は次女と姉の誕生日ケーキを作っていて、
こんな可愛いローゼルかっぱこちゃんを作っていました♪
子どもの想像力は凄いですね~( ^^) _旦~~

畑では母島の力強い太陽のもと、
ぐんぐん実っています。
この大地と太陽と生態系の力で立派に育っています。

無農薬、無化学肥料でここまで立派になるのはよっぽど母島の気候に合っているんでしょうね~


■今月でめでたく8歳になった次女。

岸壁から頭飛込みできるようになって、
大喜びしております♪

内地はもう寒いようです。
TVもなく、島に暮らしていると内地での季節感がわからなくなってしまいます。

小笠原、まだまだ海で遊んでますよ~(笑)☆

ローゼル開花!!

2017年09月22日 | ローゼル
■母島のローゼル、ついに開花しました♪

オクラやハイビスカスと同じアオイ科なので、
それらに似た、可愛いピンクの花が午前中咲いています。

まだ花はまばらです。
これからじきに花だらけになるでしょう♪

沖縄に譲ったローゼルはもう収穫しているとお知らせを頂きました。
父島も少し前に開花したみたいです。

種の蒔く時期だけでなく、緯度や気候でもこうして当たり前に開花がずれるのは、
ローゼルが自分にとって一番咲くにふさわしい時期をそれぞれが知っているということ。

なんだか、その当たり前さに感激します。

よく近づくと、蕾がいっぱい実っています♪

今年の母島ローゼルは(今のところ)過去最高の出来で、
これからの台風次第ではありますが、豊作が期待できます。


背丈は僕を超える(176cm)のも出てきました!

今年は母島だけでなく、
父島に出荷はもちろん、
内地向けの発送もできそうです!(予約は10/1開始予定)


■そして、面白いのが今年2月に沖縄やんばるの森岡さんに頂いた2種類のローゼル。

こちらはうちーなーローゼル(勝手に命名)。
なんとまだ蕾すらありません!


小さな実を付けるであろうルビーローゼルも蕾すらまだです。


朝露と朝日に照らされて綺麗です☆
ルビーローゼルは赤シソのように葉も茎も赤いので、
なかなか異彩を放っていて面白いです♪

同時期に蒔いてもこんなに時期が違うというのは面白い発見でした!
沖縄で2月でも収穫できていたのが謎だったのですが、
こういう種そのもの違いというのもあるんですね~!
品種を複数作ることで、収穫期を延ばすことも可能になるわけです☆

栽培を始めて6年かな?
父島にも友人にも種を分けて、
少しずつ地域の季節の作物として定着してきた手応えが嬉しいです♪

ローゼルジャムやハイビスカスティー、
塩漬けや酒漬け、砂糖漬けなど、
利用は多様なローゼル。
今年ももうすぐ収穫期です!!

■そんな母島、一方うちの次女さんは思いっきりクライミングにハマっています♪

最近は夕陽を見に行くと、壁と下りたり登ったりしています(笑)。
大人が真似してやろうとすると、なかなかできません!

すごい手の力と感覚です!!

学校が休みの日はもちろん海に入りまくりです!

飛んで!!


潜って!!


パイプウニを捕まえて(笑)!!


明日は母島カノー大会!!(アウトリガーカヌーの大会です)
僕も娘たちも参加します!
開会式では男フラもします!


ローゼルが咲き始める時期は、
まだまだ海遊びの時期ということでした♪
チャンチャン☆

ローゼルの気配と縁

2017年09月07日 | ローゼル
■ローゼルが蕾を付けはじめました♪

秋の収穫まですくすくと成長しております☆

8月末~9月頭に2日間に渡って島を襲った台風15号の影響で、
我が家のローゼルも倒れたり、折れたりする木がたくさん出ました。

しかし、持ち前のしなりと粘り強さで、
踏みとどまった木もいたり、
倒れたり、折れても一本も枯れなかったりと、とても強いローゼルの底力を魅せてもらっています♡

以前、千葉でローゼル栽培されている方のブログで「台風で倒れて全滅」と書かれていたのですが、
もっと台風の勢力の強い母島で全滅したことはありません。(傷つくことはあります。)
真相は謎です☆

そんなわけで、昨日もその倒れたり折れたりのローゼルの復旧作業に追われています。
台風のおかげで夏休みが伸びた次女もよく手伝ってくれました♪
(支えてくれたり、先回りして色々動いてくれて最高の助手です!)

倒れていても問題なく育っているのですが、
作業道を塞がれて、この後の管理・収穫に支障が出るので、
基本的に多少の根が切れるの覚悟で起こしてしまいます。

隣の木に支えてもらったり、
支柱をしたり、
石で固定したりと様々です。

倒れた沖縄品種のローゼル、


このように戻しています。

裂けて割れてしまった枝は、
枯れてない場合がほとんどなので、
元の位置に戻して根元と枝で縛ってしまいます。

そんなこんなで少しずつ元の姿に戻ってきました!

台風が着た時期がまだ蕾段階だったのが幸いでした。

実がたわわに実っている頃の台風の場合、
枝先が実で重くなり、さらに倒れるし、
実自体も風で振り回されて、傷付いたり、落ちたりします。

今回の台風は島に大きな被害をもたらしました。

母島の清見寺とゲートボール場の間の菩提樹が倒れました。
しかし、奇跡的にお寺や道路を避けてゲートボールのコートの上に倒れたのです!


台風後は道路も緑の葉っぱで埋め尽くされていました。

そんな今回の台風も、
しなやかなローゼルにとってはまださほど大きな問題にはなっていませんでした。

収穫期の10月まであと1ヵ月!
それまでの天候との駆け引きになります♪


■そんな中、2月に行った沖縄やんばるから素敵なお知らせが届きました♪
やんばるでパーマカルチャーの実践している相川さんから、
種をお裾分けしたローゼルが開花しているとのことです。


小笠原より少し南に位置し、
黒潮の温暖な風がある沖縄はもう一足先に開花しているのですね♡

さすが農的暮らしのデザインのパーマカルチャー、
とても美しい畑のデザインです(*^_^*)

自分が運んだ種がこうして実りを迎えるのはとても嬉しいことです♪
お便り、ありがとうございます☆

世間では人が運んだ種や生き物は、
その土地の生態系を変える外来種として忌み嫌われています。

実際、そういう側面はあるのですが、
人の暮らしは、そういう側面で成り立っていることも事実です。

そして、僕は“作物や生き物が「ヒト」というものを使って分布を拡げている”ということを、
少し信じているので、
その流れに身を任せたローゼルが遥か古代のエジプトから日本、
母島に渡り、そしてその種が沖縄に渡る旅にたまらなく魅力を感じてしまいます。

島の生態系を保全する仕事をしている身としては、
悩ましい限りですが、
人が自然を操作するというのはあまりに偉そうとも思うので、
この作物の種の道筋は素敵な縁と思って大事にしていきたいです♪


■ローゼルの縁と言えば、
先月行ったバリにもローゼルがありました。

南半球のあちらはもう真冬で収穫末期の状態でした。

ローゼラという名前で呼ばれ、
種も売られていました♪

色んな種類がありました☆


グリーンスクールのカフェでも美味しいハイビスカスティーとして、
ローゼルが使われていました。
バリではお茶や砂糖漬け、ジャムとして使われているようです☆

こんな遥か彼方でもローゼルは愛されているのを見ると嬉しくなります♡

2006年に沖縄、西表のパン屋のアンパンで初めてローゼルに出逢い、
その場で種を分けてもらってから、
我が家のローゼルの歴史は始まっています。

こうして小笠原でも年々生産者が増えて、
秋の当たり前の作物になり、
初めはどう扱えば分らなかったものが、
定着してきたのが本当に嬉しいです♡
※ローゼルの加工はこちら記事をどうぞ



■そんな猛烈な台風一過なのに綺麗な脇浜。


集落の明かりに寄せられて不時着し、
保護されたただいま繁殖中のオナガミズナギドリ☆

無事に沖に飛んでいきました。

元気で生きろよ~

ローゼルも野生動物も、
大自然の厳しい気候の中、
精一杯生きています!


昨晩は美しい十五夜で満月カカを聴いたり、


毎日見る夕陽は毎日違ってて、飽きることもなく、


自然は厳しさも美しさも素晴らしさも儚さも兼ね備えています♪

さあ、今日もその自然を目一杯味わって暮らすぞ~(*^_^*)

沖縄のローゼルとの出会い

2017年04月28日 | ローゼル
■2月に単身沖縄に行った際に、沖縄のローゼルの話も色々聞かせてもらいました。
そして分かったことは、
小笠原で生産しているローゼルとは系統が違うようです☆

この写真は母島のローゼルとそのローゼルを使ったハイビスカスティーです。
丸みを帯びていて、肉厚でずっしりした印象の小笠原のローゼル。
沖縄のローゼルはどちらかというと左の実に似た印象で、
すらっとスレンダーなローゼルがほとんどでした。

見事なまでのうっかり者の僕は、母島に用意してあった配る(交換)用のローゼルの種を忘れて旅立ってしまいました(笑)。
そんな訳で、後日郵送という手段を使って、
やんばるのローゼルの種と母島のローゼルの種を交換させて頂きました(MNさんありがとう♪)。

届いたローゼルの種はなんと2種類!

ひとつは「ルビーローゼル」という小さな種。

左が母島産ローゼルの種で、右が沖縄産ルビーローゼルの種。

蒔いてみたら、
そのまま可愛い双葉が出てきました♡
可愛い実を今から想像してワクワクしちゃっています(*^_^*)


もう一つはただ「ローゼル」と書かれた種。

右が母島産ローゼルで、左が沖縄産ローゼルの種です。
母島のローゼルと沖縄産ルビーローゼルの丁度中間の大きさです☆
勝手に「うちなーローゼル」と命名しました(笑)!

写真を撮り忘れてしまいましたが、
沖縄のローゼルは実がスレンダーなのと、
葉っぱが細く、切れ込みが入っていました。

母島のローゼルはこんな感じです。

父島で栽培されているものも、
母島から種を分けている人も多いので、
小笠原のはほとんど同じと言えそうです。

しかし、今期からは3種類のローゼル栽培に挑戦です☆
木や味の違いなど検証していこうと思うので、お楽しみに♪

■今がローゼルの種蒔きのベストシーズンです。

こうして種を蒔いたら3日~2週間で発芽します。


雨季が来るとマイマイが猛威を振るうので、
その前にできるだけ大きくさせ、
多少やられても問題ないくらい、数を多く作っておきます。

雨季の後半にはしっかりした1本に間引いていきます。

ここ数年、ポットで作ったり、いろんな時期に蒔いたりして検証しましたが、
母島では2月~5月蒔きの直播きが一番僕には合っているようです☆

■先日の小笠原アースデイのお弁当にもローゼルの塩漬けが使われていました♪
妻が塩漬けにして保存してくれていたやつです。

梅干しみたいに酸っぱくて、美味しくて、
紅くて綺麗☆
どうもありがとう♪


今年もインディアンウォーク(裸足で静かに歩くこと)で乳房山を登りました♪


裸足は大地の湿気や葉っぱや土の状態など、
靴を履いては伝わらない素敵な感覚を沢山教えてくれました♪

NPO法人小笠原ネイティヴエコロジーライフ(通称・ワンライフ)のブログもぜひどうぞ!


■畑では様々な場面に春を感じさせてくれます。

コリアンダー(パクチー)が可憐な花を咲かせていたり。


ゴボウも根っこからは想像もつかない美しい花を咲かせてます♪


先日、父島の友人の農家の所に遊びに行きました。

小さな子供も交えて、小川を挟んでの平和な時間♪

子供たちも畑の周りで、ワイワイと遊びます。

なんて気持ちがいいのだろう♡

ストイックに父島の畑で頑張る友人のO家族とSちゃん、森本智道農園の皆さん。
いつもいつも訪れるたびに刺激を頂きます。

今年は沖縄に行ったせいもあるのか、
少しいつもと違うやる気がでてきています。
自分でもどうなるか分からないので、
謎ですが(笑)、
とても自分自身が健やかと思えるので、
このまま進んでいこうと思います♪

今年のテーマは「一生懸命」と「謙虚」。
そしてリスペクト!!


■ところで我が家の次女さん。

最近、毎日のように練習して楽しんでいるブレーブボード。
超ハマっています♪
スケボーと違い、2輪で捻りを入れて進むやつです。

本人はとても楽しいらしく、
色んな場所で練習したがっています。
どんどん上手くなって楽しいみたいです♪

子供が成長し、
伸びていく様はほんとすごくて、
見ていて感動を覚えるし、嬉しいです☆

そして、
我が家では基本的にブレボの道路や歩道での使用を禁止しています。

他の家のルールは分かりませんが、
他の子供はいっぱい島の一般道をブレボで走っています。

でも、危ないと思った時は相手の家のルールも無視して叱ります。
先日は入港日の車が多い中、
低学年の子が道路の真ん中を進んでいたので叱りました。

轢かれてからでは、遅いからです。

みんな本当に気を付けてね。
車は簡単に人を殺してしまう代物なのだから。

母島はみんな運転がゆっくりだし、
集落は気を付けて運転してくれているけど、
中には観光の人やそうでない人もいないわけではないので、
痛ましい事故が絶対に起きては欲しくないです。

父島でも清瀬なのでとても危険だという話も聞きました。
事故があってからでは遅いので、
ぜひみんなで子供のいのちの安全を考え、
モラルのある共通認識を築けれればなぁと思う今日この頃です☆













ローゼルの種取りとラストの加工

2016年11月26日 | ローゼル
■今年もローゼル最後の時期となりました。
出荷を終えた後は自家用の収穫と自家採取が待っています。

見た目は立派なのですが、
鮮度が落ちやすくなり、
ガクの中は茶色く枯れて、種が成熟してきています。


そのまま木に実をつけたままだと、こうして中が開いてきます。



そこの下にボウルを添えて、
トントンと叩くと、
小さな種が落ちてきます。

これが来年用の種になります。

なかなか買うことのできないローゼルの種なので、
種を絶やさないように最大の神経を使います。
毎年、様々な方法で種を取ります。


加工して残った種の部分も、
乾燥させて成熟させると立派な種になります。

収穫期前半は中が緑で、
なかなかいい種は採れませんが、
終盤は実の鮮度が落ちやすい反面、
種は成熟に向かっている時期ですので、
いい種が採れるのです。

自家採取を続けることで、
作物はよりその土地の気候、大地、そして人に合っていくといいますし、
実際、それを感じます。


自宅の台所に並んだこの光景が、
我が家のこの時期の景色であることが
なんだかとても嬉しいのです♡


■加工は全て妻の領域です♪
年々手馴れて来て、達人になってきます(*^_^*)


深紅の色が滲み出てくる美しいローゼル種、


ローゼルの塩漬け


そしてやっぱりローゼルジャムです♪

ローゼルを栽培して6年目かな?(最近不確かになってきました(笑))
少しずつですが、
島の秋の風物詩になってきたのが、
手応えとして感じられて、
なんだか嬉しいです♪

本当にありがとうございます☆

2016年 母島産ローゼルの終売!!と娘たちの誕生日♪

2016年11月01日 | ローゼル
■事後報告になってしまいましたが、
11月1日、母島農協に今季最後のローゼルを出荷しました。

今年は台風の被害がほとんどなかったにも関わらず、
例年に比べて、不作でした。
品質は問題なかったのですが、
収量がとても低くなっておりました。
来年の課題です!

島のこの時期の風物詩として、
いつも店頭に並んでいる光景が少なくて、
大量の購入を考えていた方には期待に応えれなくて申し訳ありませんでした。

少ない出荷の中で購入し、利用して頂いた皆様、本当に有難うございました♪


■現在は来季に向けて種取りを行っています。

中身が茶色になり、種が成熟してくる時期となりました。

正確にはまだまだ加工利用できる時期でもあるのですが、
日持ちが全盛期に比べ低下してしまいます。

また自宅でも妻が沢山ジャムに塩漬けにと
加工してくれるので、
もうこの種にエネルギーが行く段階に移行した時点で出荷は停止としました。

そのまま放っておくと、利用できる紅いガクはそのままドライの状態に。
中身は来季の種になります。


■この時期の我が家の食卓は頻繁にローゼルが登場します♪

昼食をローゼルジャムを塗ったパンにしたり、
ハイビスカスティーにして飲んで楽しんだりしています。

ジャムの瓶の色も綺麗です♡

夏の暑さに疲れた体に、ローゼルの酸味がスッとマッチしてくるのがとても不思議です。
やはり、その土地、その季節に採れる作物が一番体には合っているようです☆


■さて10月は我が家にとって一番忙しい月です。
1か月しかないローゼルの収穫、出荷作業、
フラオハナ、
御嶽神社例大祭、
ハローウィン、
そして、二人の娘の誕生日!!

なんと我が家の娘姉妹は1日違いの誕生日(笑)!
そして今年は誕生日に妻は母島にいない!!

予定していたカヌー部大会と夜の誕生パーティーでしたが、
次女が熱を出してダウンしたので急きょ中止にし、
自宅でゆっくりの長女の誕生会を行いました♡

久々に焼いたシフォンは予想よりバッチリと膨らみ(笑)、
家族3人、こじんまりと楽しい誕生会でした☆

誕生日おめでとう☆

そして翌日は妻もようやく帰ってきて、
半分復活した次女の誕生日会♪


でも次女さん、
「熱があると宿題がスラスラ解ける~!すごいっ♪」
どうやらまた知恵熱をもって、頭脳を進化させるようです(笑)。
(赤ちゃんの頃から熱の度に確実に進化しております)


■そして翌週、極め付けには友人宅で10月生まればかりの誕生会を開催!!

ここでもローゼルが沢山!!


妻が焼いた素敵なローゼルタルトに


友人のお母さんが焼いたローゼルクリームのケーキ♡

どれもこれも美味しく、
とても贅沢な10月となりました☆

10年前に西表島のマナの店で出逢ったローゼル。
そこで種を分けてもらったローゼル。
今はこうして父島にも伝来し、
小笠原の秋の風物詩になりつつあります。

母島でローゼルを出荷し始めた当時、
南米から母島に移住してきた農家さんの奥さんが、
南米で生らない梅を恋しんでローゼルを塩漬けにし、「パラグアイ梅」と呼んでいたと聞きました。

ハワイで売られている「ハイビスカスティー」はずっと道端に生えているハイビスカスが原料と思っていましたが、
実はこのローゼルだったと知った時の衝撃。

僕自身、そして我が家にとって色んなストーリーを複雑に織り込んで存在するローゼル。
これからも愛してくれる人がいる限り、作っていければと思います。
どうぞよろしくお願いしますm(__)m



食用ハイビスカス「ローゼル」が母島に馴染んできました!

2012年09月15日 | ローゼル
■有名なハイビスカスティーの原料になる「ローゼル」。
2005年に西表のパン屋「マナの店」のあんぱんの中央に乗っていて絶妙の美味しさからすっかり虜になったこの作物(このときに種を分けてもらいました!)。

今年で3回目の母島での自家採取、年々ローゼル自身が母島に馴染んできて立派になってきています。
その土地での自家採取の大切さを切に感じています。
その土地に合ったものであれば、より作物自身が強くなり無農薬・無化学肥料が可能になるし、食べるその土地の人の体にもいいと感じます。
まさに「身土不二」。(人の体は大地と繋がっているという意味)


今年は去年の倍以上を作付し、もうすぐ出荷できそうです。
ジャムを作りたくてキロ単位で購入したい方はご相談ください。
値段は…現在検討中です。


ローゼルは「洛神花」という生薬にも使われており、代謝促進、強壮作用、利尿作用、肉体疲労、眼精疲労、消化促進、便秘、貧血などに効用があるそうです。

ただし、妊婦の方は飲用を控えて下さい。
たぶん、陰性が強いのだと思います。

ジャムやお茶、塩漬けなど、
詳しい利用の仕方は去年のブログで紹介しています。
出荷開始まで今しばらくお待ちください♪


■さてローゼルと同じアオイ科の大本命「島オクラ」です。

こちらも自家採取3年目でずっと地に馴染んできました。
写真のは秋冬用に作付した遅めの若いオクラです。


モロヘイヤは出荷開始したものの、すっかり足りない状態が続いています。
ほんとうにありがたいことです♪
島の真夏の葉物は貴重なので、来年はもっと作りたいと思います。


同じく自家採取3年目の「島大根」。

早速大きな芽を出しています。
いつも思うことですが、どうしてあんなに小さな種からこんなに立派な双葉が出てくるのでしょう?

いつも自然の不思議さに感動します。
人間じゃどう頑張っても作れません。



こちらは3歳になったナスです。
小笠原は亜熱帯なので、うまく選定すればナスは数年生きるみたいです。
1年草じゃないんですね☆

もちろん収量は落ちてますが、どこまでイケるかナスの長寿記録に挑戦です♪


■先ほどは人は作れないと書きましたが、そうそう子供たちがおりました(笑)。

作物も人も「作る」、というより「生まれる」言った方がしっくりくるほどいのちって神秘的です。
本当に神様の絶対的な領域ですね。

2歳の次女がここのところ熱を出してぐったり。
ようやく回復してきた今日この頃。
大好きな海に入れなくて寂しい様子。
僕も回復を切に願います。
だって僕も海で遊びたいからっ!!(笑)

ローゼル(食用ハイビスカス)収穫!!

2011年09月22日 | ローゼル
■9月に入り、ローゼルが収穫し始めました。

我が家では早速ハーブティー、日干しなど加工をはじめました。


参考までに、ローゼルの使い方(ハーブティー編)

まず、ガクを取ります。


急須に2房ぶん入れます。
あとは熱湯を注いで5分。


すると…

あらまぁ!素敵な美しいハイビスカスティーのできあがり♪
そのまま酸味を楽しむもよし、蜂蜜を入れて味わうもよし、です。

■ローゼルは今年は初出荷なので少量ですが、父島にも母島にも出したいと思います。
今しばらく、お待ち下さい。
まとめてぜひ欲しい!という方はご連絡を下さい。
よろしくお願いします♪

■ローゼルは2005年の旅の時に沖縄・西表島のパン屋さん「マナの店」で始めて出逢いました。
アンパンの桜の塩漬けの代わりに使われており、美味しくてびっくりして定員さんに聞いてしまいました。
そうしたら、栽培地も見せてくれ(店の脇の畑でした!)、さらには種まで分けて頂きました。
それが今はこうして出せるくらいにまでなったのはとても嬉しいことです。
ぜひ、美しくて美味しいローゼルを楽しんで見てください♪
塩漬けは梅干しの代わりに、おにぎりにサラダの飾りに最高です!

■参考までに、販売用に作成したパンフを紹介します。


ローゼル
「主にハイビスカスティーで利用されるのが有名なオクラの仲間です。他に沖縄などでは梅干しの代わりに利用されます。
お茶、塩漬け、ジャムにこの美しい紅色を使えばぐっと食卓が多彩になります。
味には独特の酸味(クエン酸)が含まれ疲労回復にぴったりです。ビタミンCが豊富で夏バテにもいいですよ♪」

・ローゼルの由来・特徴
オクラの仲間、アオイ科。食用ハイビスカス。別名ロゼリ草、レモネードブッシュ。
熱帯アジア・西アフリカ原産。「洛神花」という生薬としても利用されています。

・調理方法
美しい紅色とクエン酸の独特の酸味を生かして、お茶(ハーブティー)・塩漬け・ジャム・酒漬け・清涼飲料・西洋料理のソースに利用できます。
生で使えきれない分は、ガクを取り、天日干ししておけば、使いたい時にいつでも使えます。

●ハーブティー……ガクを取り、さっと洗い、急須に入れ熱湯を注ぎ5分。分量はカップ1杯にガク2花分程度。濃い目に作り、蜂蜜を入れるとさらに美味しいです♪フレッシュな生ローゼルでも、ドライローゼルでもOK!

●ジャム……ガクを取り、さっと洗い、ローゼルとその半分の重さの砂糖、適量の水を入れて中火でひと煮立ち、焦げないように混ぜて、弱火にします。ローゼルが溶けて美しいピンクのペースト状になったら出来上がり!!ヨーグルトに混ぜたり、パンにぬったりクッキーの生地に練りこんだり、色々使えます♪

●塩漬け……ガクを取り、ローゼルを塩(見た目でローゼルの6分の1位)と混ぜてビンに詰めます。表面に塩でフタをするように塩を多めに置きます。常温保存のために塩分がきついので、利用のときに1~2回洗って塩抜きします。冷蔵保存する場合はかるく塩をまぶす程度でよいので、塩抜きの必要はありません。梅干しと同じ利用ができます。ごはんに混ぜたり、おにぎりに。サラダやピザの飾りに。漬物の色付けなどにどうぞ。