小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

カナダの生き物たち 哺乳類 海編【カナダ旅行記⑥】

2018年09月29日 | 旅行記 カナダ
■カナダネタ、まだまだ続きます(笑)。
カナダで今回、バンクーバー島に1週間ちょい滞在し、
何度か海のツアーに参加することができました。

自分の夢でもあったシャチ(オルカ)を見れたことはもちろん、
鯨類の他にも沢山の哺乳類がカナダの海には存在していました。

まずはオルカ(Killer whale&Orca)。
オスの圧倒的な高い背びれが心底格好良かったです♪

オルカについてはあまりに感動的だったので、
別に記事を書いているのでそちらを参照してください。


■今回で出逢ったもう一つの鯨類はコククジラ(Gray whale)です。
普段から見ているザトウクジラの堂々としたブロウ(鯨の潮吹きのこと)と違い、
バンクーバー島の西部、トフィーノで見たコククジラのブロウはなんというか、
瞬発力とい勢いのあるブロウでした。

体が灰色と白のまだら模様で、
海面からその個性的な体色を伺うことができました。

コククジラはヒゲクジラですが、なんと大きなアゴとそのヒゲを使って、
海底に住む生物を捕食するというユニークな食べ方をするヒゲクジラの個性派です♪
他のヒゲクジラと違い、獲物を海水ごと飲み込んだ時に膨らむアゴ下のウネを持たない個性派のヒゲクジラ。

主にいつも右側を下にして海底を探るので右側のヒゲは磨耗して短くなっているそうですし、
体の色も左右差があるのがとても興味深いです。

今回、コククジラはトフィーノとテレグラフコーブに骨格とヒゲの展示がされていたので、
そんな目線でみることができました♪

固く短めのひげ板は他の髭クジラとは違い、特徴的です。

父島のOWAにコククジラの胃の内容物を調べた経験のある方がいるのですが、
彼によると、胃の中は海底の生き物の残骸だらけ(貝、エビ、カニ、魚、などなど)で、
意外と石や砂が少ないことから、ちゃんとそのヒゲでこせている様子がうかがえたそうです。


コククジラはあまり外洋に出ることなく、沿岸部を南北に往復し、なんと2万kmを回遊するそうです。
これは、現生哺乳類の年間の回遊距離としては、おそらく最長のものになるとか。

今回、初めてコククジラを見る事が出来たのは嬉しい出来事のひとつでした♡


■続いてはイシイルカ(Phocoena dalli)!
これはテレグラフコーブの港を出てすぐに船の波に乗って遊びに来てくれました。
小笠原でいうハシナガイルカの様な存在です♪

遠くから一瞬で消える短いブロウを見つけて、
何かな~と思って近づいたらイシイルカでした♪

白黒で目立つ背びれを持たないイシイルカ。
20頭位の群れで子供達も大喜びでした♪

小笠原の海で出逢うハシナガイルカと同じように、
スピーディーに船の先端付近に集まり、波で遊んでいる感じでした♡

イシイルカはネズミイルカ科のイルカの仲間で、
船のはやい速度を好む傾向があるようです。

速度は小型のクジラ目としては最も速い部類に属するそうで、最高55km/h程度の速度で泳ぐことができるとのこと。
海の飛ばし屋ですね(笑)。

イシイルカは日本では知床などで見る事が出来ます。
外洋性のシャチにとっては捕食する対象のイシイルカ。

しかし、主に鮭を食べる定住型のここのシャチはイシイルカをまったく捕食しないようです。
動画も撮っているので良かったらどうぞ♡


■続いてはおなじみのザトウクジラ。
いつも小笠原で毎冬を繁殖のために過ごしに来るので、
なんだか夏に会えるのは不思議な気分でしたが、
寒いカナダの海上は小笠原の冬位だったので、全然違和感はありませんでした(笑)。

でも堂々としたブロウはやはり存在感があり、嬉しいものでした。
ザトウクジラが大好きな妻も大喜び!

母島のシーズンでは狭い海域で何10頭も見かけるのに、
こちらで見かけるのは全然少ない2~5頭程度でした。

何だか懐かしい友人に会ったような気持ちで、
家族全員、ザトやんと再会を果たしました(笑)♪
哺乳類を捕食しない定住型のシャチだからなのか、
ザトウクジラとシャチが並んで泳いでいる光景は心底ビックリしました☆


■カナダの海でビックリしたことと言えば、
初めて見た野生のラッコ(Sea Otter)の存在です。

僕は今まで水族館でしか見たことがなく、
もっと岩場や海草だらけの浅い海域にいると思ったら、
島影すら見えなくなる外洋にちらほらいました!!

こんなに沖合にいるとは思いませんでした!!
ラッコは主にトフィーノの沖で見かけたのですが、
ジャイアントケルプという大きな海草が漂うカナダの海で見るその姿は、
外洋のカワウソといった印象を持ちました。

船が近づくと、あっという間に海中に潜り、しばらく上がってくることはありません。
分厚い脂肪に包まれたアザラシ類とは違い、しっかりとした毛皮をもつラッコ。

その浮力は毛の間に含む空気なのです。
このラッコの存在が皮産業としてカナダ西部を飛躍的に開拓していった歴史背景があるそうです。


■そして海獣たちの存在です。
バンクーバー島の周囲ではトドやアザラシを見かけることができました。

トド(Sealion)はアザラシよりずっと大きく、
トフィーノ沖合にある大きな岩場で休んでいました。

トドは哺乳綱ネコ目(食肉目)アシカ科トド属に分類される食肉類。
大きなオスは体重が1000㎏、全長が3mにもなるそうです。


大きな鳴き声も聞けました!!
ラッコと同じく、随分と沖合の岩礁の上に存在する巨体。
迫力がありました!

テレグラフ・コーブにはしっかりとした骨格標本があり、
見事に立派な四足の哺乳類でした。
大きな脂肪に包まれて見えなくて意外でしたが、ちゃんとした足があるんです!!

■アザラシ(Seal)はジョンストン海峡でよく見かけました♪

水面から目と鼻を出す、丸い頭も可愛いし(なんだかおじさんみたいw)、
岩場でのんびりと休む様を眺めるのも、なかなか良いものでした♪

マンガの少年アシベに出てくる、
ゴマフアザラシのゴマちゃんを僕が大好きなことを知っている長女が、
僕に「アザラシが見れて良かったね♪」と言ってくれたのが、
なんだか嬉しかったです。

シャチが定住するほど餌が豊富なカナダの海。
沢山のサーモンなど、餌には事欠かない環境なのでしょうね。

透明度が低くなるほど、豊富なプランクトンや魚が得られる豊かなカナダの海。
その海に暮らす哺乳類もやはり豊かで面白いものでした♪

カナダでの出来事は本当に目白押しで沢山ありすぎで困ってしまいます。
カナダ旅行記シリーズはまだまだ続きます♡

第4回母島カヌー大会!!! ~OC-6来たる!!

2018年09月26日 | アウトリガーカヌー
■9月23日は第4回母島カヌー大会でした!!
今年は返還50周年ということもあり、
様々な催しが追加されて、父島母島合わせて39チームがエントリーし、
白熱した大会が繰り広げられました♪

終わってみればあっという間の3日間でした。

僕も母島カノー倶楽部のスタッフとして、
参加者として、島民として大いに楽しみました♡

フラに始まる開会式。


青い空に映えますね~♪

小笠原とアウトリガーカヌーはとても古くから繋がりがあり、
日本では一番最初にハワイから伝わった場所とされています。

北硫黄島や父島からは石器時代にカヌーを掘った石器が見つかっており、
江戸時代のナサニエルセーボレーが入植する遥か昔にも、
小笠原にはカヌーの文化があったのです。

小笠原の一番南に住む母島でカヌーを漕ぐということは、
伝統的にもとても意味がある事なんだと気付かされるのです。


■さてさて、長女たち中3女子は母島最期のカヌー大会。
それぞれの名前を取って結成したチーム「ひまな受験生」(笑)。
先生的にはドキッとする、ナイスセンスなネーミングですね♪

今回、大いに気合を入れて臨んだ次女も姉たちのレースを見守ります。

■次女と僕は去年と同じ学校のELTの先生とチームを組み、参戦。

練習でもあまりにうまくできて、ビックリしましたが、本番はそれ以上の出来でした♪

80mのコースを1分43秒でゴール!!
結果、みごと男女混合の4位に入賞し、景品のドラゴンフルーツをひとりひと箱ゲットしました!!!

やった~~~!!!


大会自体は今年も父島に2部門(男子、混合)獲られてしまいました!!
超悔しい!!

来年は負けないぞ~~!!


■他にも毎度おなじみのビーチフラッグでも盛り上がりました♪

海にスイカやレモンを浮かべ、それを泳いで取ってから景品を先取りするゲーム。

幼児から中学生、大人も分かれて参加。
子供たちが盛り上がったのはもちろんですが、
大人が本気で盛り上がりました(笑)。
「久々にガチで泳いで楽しかった~♪」と言われ、みんなで大笑いしました♪
平和ですね~~

■カヌー大会以外には大会後の後夜祭でもライヴで盛り上がりました(写真撮り忘れましたw)。
そして、今回は返還50周年という事で、沖縄のパドルファクトリーから福井さんをお招きして、様々な講習会を開催しました。

パドル講習会では目から鱗のパドリングの技術。
つい腕で漕いでしまいがちですが、
実際は体全体、特に腰を使って漕ぐという事、
パドルはできる限りスマートに入水し、波を立てずに抜く(横入れ、横出し)、
水面に対しては垂直がベスト、
身体を使って、足が前に行く感覚など、
みんなのパドリングが根底から変わる、素晴らしい講習でした。

個人的とても興味があった外洋でのリカバリ練習、安全講習会。
アウトリガーカヌーの浮き部分である「アマ」を沈める方法、
上に振って戻す方法、2通りを習いました。

母島の4人乗りのアトリがーカヌーはアマを上に振る方法がやり易いようでした。

この方法を学んだことで、ぐっと安心感が増しました!
福井さん、ありがとうございました♪

■そして、いよいよ返還50周年で購入した6人乗りのアウトリガーカヌーOC-6を組立て、試験的に着水させて漕ぎました!

6人で息を合わせて漕ぐと、グイグイと漕ぐたびに船がググッと進み、息を合わせる重要性が伝わってきました。

組立も福井さんのご指導で、カヌー大会の翌日に4時間半かけて完成しました。

この浮き部分の「アマ」と本体とを繋ぐ「ヤク」はリギングと呼ばれる縄で結ぶ方式。

ボルトで留めるのではなく、縄で留めるのは意味があり、
外洋のうねりで力を逃がさないと本体を破損してしまうので、
ねじれたり、力を逃がせれる縄が意味があるそうです。

この結び方は日本の神輿の結びにも通じるらしく、
なんだか色んな点がこんなところで線に繋がるのがとても興味深かったです。



これで沖に行ったり、
ゆくゆくは父島まで漕いでみたりと夢は膨らむばかりです♡

福井さんをはじめ、
母島カヌー倶楽部の皆さん、参加してくれた皆さん、準備・運営を手伝ってくれたみなさん、
どうもありがとうございました!!




ルビーローゼルの可能性♪

2018年09月21日 | ルビーローゼル
■ぼちぼちローゼル達も実りの時期を迎えてきました♪

今年は例年よりも少し遅めな印象です。

出荷は10月に入ってからかも知れません。

これはもう約10年のお付き合いになる母島ローゼル。
今年は木が低めですが、もうしっかりと実を肥大させてきています♡


■さてさて、最近特に面白いのが去年の春前に沖縄で譲ってもらったルビーローゼル。

これは赤葉で実ではなく、葉を利用する変わり者のローゼル品種です。

妻の熱心な研究により、
ジャムやお茶どころか、塩漬けにも利用できることが分かって来ました♪

お茶も香りが高く、
なんか赤シソのような存在ですね(*^_^*)

他の品種のローゼルは、
小笠原の気候では1月くらいに枯れるのですが、
このルビーローゼルは冬に葉を落とした後、また芽吹くのです!!

通年利用できるローゼルとしてにわかに期待されています(*^_^*)



■他には愛知のローゼリアン・今井さんから頂いたレッド・ローゼル、パープルローゼルも実っています♪

こちらは早生なのか、すでに収穫できる感じです。

実は小ぶりな細葉ローゼルですが、
火を通しても繊維が残らず使いやすいそうです♡

母島栽培1年目、まだまだ初期にマイマイ被害が深刻な新参者です。
これが種取りを続けることで、この土地に合って強くなるから自家採取は面白いのです♪


同時に栽培していたバリ・ローゼルはマイマイに全滅させられました。
母島ローゼルはやられても1割程度なので、その違いがなんだか興味深いですね。


■今は色々と秋の作付けで忙しい日々を送っています。


はやく帰ればこんなにも美しい夕焼けを家族と見れるのですが、
今は少し我慢して畑を頑張っています。

でも一日の最後に毎日違う美しい夕陽や夕焼けを眺めるのは至福のひと時。
もう少しでそれも楽しめる時期になるかな~


■人気の島らっきょ、島にんにくもぼちぼち植え付けの時期です。

今期は前期の種球根が多く取れたので、
ようやく自己循環が始まった感じです。

色々手探りでやっているのですが、
本来は葉っぱが枯れる7月上旬に球根を掘り上げるのがベストかな?
少し時期を間違うと台風の雨などで地中で腐ってしまうので難しい所です。

もっと安定して自家採取が出来る様になって、
もう少し多く毎年栽培できるといいなと考えています。


そんな季節の今、
母島のフィールドではカツオドリたちが次々と巣立っています♪

まだ毛色が薄く、わずかに産毛が残る若鳥を周囲で見かける事が出来ます。
彼らはこれから南へと渡り、
こちらに戻ってくるのは早くても6年後だとか。
元気で過ごすんだよ~~!!

さあ、今週末はカヌー大会!!
今年も次女とキッズ賞を狙って頑張ります♪

恐竜という存在 【カナダ旅行記⑤】

2018年09月15日 | 旅行記 カナダ
■この夏、カナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館(The Royal Tyrrell Museum of Palaeontology)という所に行ってきました!
それはアルバータ州ドラムヘラーにあります。

恐竜とバージェス動物群の化石の展示で世界的に有名な博物館だそうです。
特に、恐竜に関してはその規模は世界最大級で有名との事!
1985年の開館以来、年間30万人の人が訪れる博物館です。

この土地は「バッドランド渓谷」と呼ばれ、水もなく、作物も育たない不毛の土地なのでそう名付けられたそうです。
しかし、石炭を掘っている最中、次々と恐竜の骨が見つかり、
あっという間に古生物のメッカとなったようです。

■初めてティラノサウルス レックスの全身骨格を見ました。
なんという大きさでしょう!!

この巨体が自由に地上を歩いている時代があったなんて!!

これは骨から想像して肉付けされた模型です。
骨からは色も、質感も、鳴き声も分からないので、
想像で考えていくしかありません。

そこもロマンに満ち溢れ、多くの人が魅了される部分なのかも知れません。

こんなに手が大きな生き物がいた訳ですから☆

この博物館は恐竜だけでなく、
いわゆる原人の頭蓋骨も展示されていました。

現代のヒト(ホモサピエンス)と比べると、随分と違うのが分かります。

何万年という時間の流れの中で進化して来た生き物たち。
この恐竜たちの様に絶滅して姿を消してしまった生き物も数多くあるでしょう。

地球の資源を使い果たし、
環境の破壊の限りを尽くす私達人間は、
一体いつまで生き残れるものなのでしょうか?


時々、鳥なども絶命の瞬間、上にのけぞって死ぬことがあります。
そんな姿のまま、化石となった恐竜はどんな気持ちで死に絶えていったのでしょう?


■1987年、高校生がこのバッドランドで化石を探しているうちに小さな破片を見つけたそうです。
なんとそれは恐竜の卵の化石だったそうです。
すぐに大規模な発掘調査が行われ、卵から孵る寸前の雛の化石が発見されたり、
恐竜の巣も見つかったことから、単独行動をしていたと思われた恐竜が、集団生活をしていたことが分かったそうです。

このバッドランドでは恐竜を絶滅させたものの痕跡も見つかっているそうです。

厚さ 10 cmの黒いある地層層から隕石が放出したと思われるイリジウムが発見されたそうです。
そして、この地層より上では恐竜の化石が一切見つからないとのこと。

つまり6500万年前、直径 10 Kmの隕石が現在のメキシコ・ユカタン半島に衝突し、
その衝撃で作られた巨大な土の雲が地球を数ヶ月に渡り覆い、地上の多くの生物は絶滅したと考えられています。

このアルバータ州立恐竜公園は恐竜の繁栄と絶滅の姿を今に伝える場所なんですね~

■骨ばかりを見ている時に気になる部分が沢山ありました。
まずは、その歯でしょうか?

その恐竜がどんなものを食べていたのかを語っていますね。
肉食、草食でそれぞれ特徴が違います。


そして次に気になったのは頭蓋骨の大きさと骨面積の大きさ、太さです。

現代の生物の骨格に比べて、なんとも頭が重そうな印象です。
太い尻尾を巧みに操り、うまくバランスを取っていたのでしょうが、すごく不思議に思えました。


以前、コビレゴンドウの骨格を掘り出す作業をした経験があり、
その時から生物の骨への興味が一気に深くなりました(笑)♪

次に気になったのは手の骨です。

そりゃもう、色んな指の数の手の骨がありました。
僕の中で爬虫類は基本4本で、ピッコロ大魔王と同じと思っていましたが全然例外ばかりでした(笑)。

その中でもアッと思わされたのがクジラの祖先と思われる化石です。
今のクジラと同じく、ヒレの中に指の骨があるのです。

なんだか遠い古の時代と、現代が不思議とシンクロしたような気持ちになりました♪

滅んでしまったアンモナイトだって、
現代ではオウムガイの様な仲間が生き残っているのです。


こちらはブロンドザウルスみたいな恐竜の足です。

草食でここまでの大きさになる為にはどれだけ食べていたのでしょう?

今はバッドランドと呼ばれていますが、
古代は相当豊かな土地だったのでしょうね☆

哺乳類でよく気になる骨盤の骨。
卵を産むであろう爬虫類の恐竜の骨盤も色んな側面から気になるものでした♪


こちらはいわゆるステゴザウルスの化石です。

肉食の恐竜に比べて驚くほど顔が小さいです。

もちろん、ガタイは大きいのですが(笑)。

これはカスモサウルス・ベリの化石です・

トリケラトプスのような形をしていますが、
頭の上のトサカ部分が抜けていますね。

こちらが本家のトリケラトプス。

今の地上で言うサイなのでしょうが、
圧倒的な大きさです!!

こんな巨体が自分の暮らしのすぐそばにいたら、
どんなに緊張する毎日だったのでしょうね(笑)?

大きさ比較はこんな感じです♪

■僕が子供心に憧れていたサーベルタイガーの化石もありました。


この博物館は1日では見切れないほど、素晴らしい展示でした。

色んな角度から見る事が出来るし、
恐竜たちの動きも骨で再現されている場面もありました。

これは恐竜が捕食している場面の再現です。

今は音も動きも見せない骨格ですが、
色んな事を語りかけてきます。

古代の海ではこんな大きな生き物が存在していたのです。

古生物学や考古学というものが、
本当に想像力の世界で満ち溢れ、
本当にロマンティックなものであると思えます。


大昔に絶滅したマンモスの全身骨格も展示されていました。
すんごい大きさの牙を持つ像です!!
言葉がありません…

このほかにも外では発掘ツアーや、
化石を岩から取り出す作業をするラボや、
色んなものが充実している施設でした。

ここはカルガリーから離れていて、
公共交通では来れないようです。

ですが、古代に想いを馳せて、
恐竜たちの息吹を感じたい人にはぜひお勧めの博物館です♪





山本太郎さんが母島にやって来た!!

2018年09月11日 | 政治
■現職の参議院議員の山本太郎さんが選挙区で一番遠い母島までやって来てくれました!!
すごく大事な機会です♪
色んな事を聞きたいし、島の現状を伝えたい。

僕は友人の紹介で繋がり、今回母島側のコーディネートをさせてもらいました。
入港日の夜に座談会。
それ以外の時間は母島の有識者の皆さんに会って、
個人的に話を沢山してきました。

どれもとても有意義な時間だったと思います。

議員になって初めて母島に来てくれた山本太郎さん。
僕は10年以上前に1度お会いしたことがありました。
それは、役者時代に父島で南洋踊りを教えて踊るというTVの撮影の場面でした。

当時からカッコいい人だなぁと思っていましたが、
彼が3.11東日本大震災から取ってきた行動と、発言はもっとカッコ良かったです♪

想像どうりの、
本当に誠実で情熱的で、
とても勤勉でまっすぐで、
面白い方でした。

母島の座談会には島民がなんと43名(人口の約1割!)も参加してくれ、
とても有意義な時間となりました♪

特に今回は中学生が大勢来てくれて、
「こんなに面白い社会(公民)は初めて!学校にも教えに来てほしい!」というほどでした(笑)!
お蔭で無知な僕にとっても分かりやすいプレゼンでした♪

座談会以外にも島の各所で
有識者の方と島の困っている問題について話をしてくれました。

空港問題、医療問題、土砂災害方による建築の難しさ、議会etc...
そして投票の大切さ!!

子供たちにとっても、僕たちにとっても素晴らしい機会でした。
遠路はるばる、ほんとうにありがとうございました!!


■島の有識者の方々と話す場面では、
国会議員という立場は本当にすごい核となる部分に切り込めるものなのだなと感じさせられました。

世間話をしつつ、
相手の今困っている問題を引き出していく…

今、母島で困っている問題は多数あります。
・航空路って言っても、母島の利便性(介護や通院など)はそんなに変わらない。
・同じお金を使うなら航空路より医療の充実の方が有効なのでは?
・安い給料で議員になろうとする若い世代がとても少なくて困っている。(家族の反対など)
・全国一律の土砂災害防止法のせいで、島の建設に大きな支障が出ている。
 全国同じではなく、その土地やケースに合わせた柔軟な特例などを設けてほしい。
・航空路は親族の急な容態の悪化などに対応したいので、必要だと思う。
・もっと村議会を見に行きやすくしてほしい。TVで議会中継、ネットで議事録を見れるのはGood!
・子供を持つ身で平和が脅かされる危険を感じている。どうして?なぜ?
・島の現行要請から到着まで8時間かかる緊急搬送。オスプレイを使えばもっと良くなると思う。
 これは米軍基地問題と違って、ポジディブな使い道だからいいのでは?
・社協、保健師、専門職などは若いのにたった独りで母島に赴任し、求められる事が多い。
 そのキツさからなかなか定着しないので、相談相手ももちろん、もっとフォローが必要だと思う。
・今の暮らしで十分。これ以上は望まない。医者がいるだけで有難い。
・島の活気が薄れている。色々主になって引っ張ってくれる人が少ない。
・エネルギー問題は切実。後片付けができない原発は論外。何とか自然エネルギーを!

国会議員でできることは限られますが、
山本太郎さんは今回聞いたことを持ち帰って、
国に色々訴えてくれるそうです!!
有難うございます!

■村の問題以外でも座談会では沢山の国の問題を教えてくれました。
中学生がスッと吸い込まれるような分かりやすい、
そして気持ちがこもっている熱弁。

時間に制限があるのが惜しいほど、
とても勉強になりました!!

この憲法と条約・協定、法律のピラミッド。

上の憲法が最強のルール。
権力を持った人が暴走しない様に取り決めたもの。

条約、協定はその憲法を逸脱しない範囲で外国等とのやりとりを定めるもの。

法律は上記2つの範囲で国民の暮らしに関わるルール。

今の政権では権力者が憲法の解釈を変えて、法律を自分たちの都合のいいものに変えてきている状態だそうです。


■その最強のルール(最高法規)でもある憲法。
その第98条1項に書かれている一文。
【この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、
詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。】
つまり、憲法の考え方に反する法律、命令は違反であるという事。

そしてこの憲法は法律すら変えれる権力者を縛り、
監視する役目を果たしています。

そして第99条にはこう書かれています。
【天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。】
過去に戦争で多くの国民に死者や迷惑をかけまくった歴史を反省し、
権力者が暴走しない世に作ったのが憲法。
そして主権は国民にあるというのです。

■また、今盛んに取り上げられている安倍総理の森友・加計学園の問題。
憲法違反の可能性があると切り込んでいます。

憲法15条2項に書いてあります。
【公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。】

昔からの馴染みの相手にだけ支援するというのは憲法違反である疑いがあるとのこと。

座談会でも
「どうして与党は今の政権をそこまで突っ込まないのか?」
と質問がありましたが、相当突っ込んでいるが、今の政権は議事録すら書き換えて、
何も悪いことはしていないと居座っている戦後最悪の政権なので、
相当苦労していると言っていました。

そんな相手に私達が出来る有効な手段は、
まずは選挙で投票すること。
しかも、きちんと自分で考えて、人の言うことを鵜呑みにせずに適正な候補者を選ぶこと。
そして投票後もきちんと監視して、フォローもしていくことだと思います。


■他にも景気は今、バブル期を超えて最高の水準を示しているというけど、
何故か貯金がない人、できない人が凄く増えているという実態に触れていました。

島でのほほんと生活しているとなかなか実感できないのですが、
内地での低所得者層の暮らしは本当に悲惨なものだそうです。

それは大企業には税率を下げて、利益を上げて、
低所得、中小企業の税を上げて、生活を圧迫しているから今の現状があるとのことでした。

僕個人的には消費税というものには肯定的です。
ですが、その使われ方にはとても疑問です。

消費税が5%から8%に上げられたとき、
政府はその得た税収はすべて福祉、暮らしの為に使うと宣言しておいて、
実際はその半分も使われていないという実態を暴いていました。

■また、子供たちの未来の平和に関わる話では戦争にも触れていました。

山本さんが問います。
「戦争すると、どういうことが起こるのか?」

長女(中学生)が発言します。
「兵器を作り売って、お金儲けする人が増える…」

山本さん
「まさにその通り、もう言う事はございません(笑)!」
と言いつつ、
戦争以前に、国同士に緊張が走るとボーイングなどの兵器を作っている会社の株価が急上昇する話。

そうすると開発→製造→販売→消費(武器の使用)のサイクルになり、
戦争が勃発するということを子供たちに伝えていました。

そう、戦争が実は経済行為であることを島の中学生は知っていたのです!!

そして一部の人間の金儲けの為に沢山の人の生活と命が奪われる…
こんな事が当たり前になっている世の中を許しておいていいのでしょうか?

もうたった2時間では足りなさすぎるほど、
議論は続きました。

山本さんの勉強と情報ぶりは本当にすごいです。

彼の背景や、過去、人格など否定する人はぜひ彼と直接話してほしいです。
人の為にここまで動ける人はやはり超カッコいいです!


■色々予定を入れて大変な中、最後に船に乗る前の一瞬だけ、
綺麗な海を感じてもらえる時間がありました。

こういう頼れる政治家は敵も多く、本当に大変だと思います。
同調圧力で応援したくても応援できない人も多いでしょう。

でも、彼が国会が活躍しているのを見て勇気付けられる人も、
僕をはじめ多いことも事実です。

応援もするし、
自分たちも頑張る。

そんなスタンスで支援し、関わっていければと思います♪

個人的には超多忙でひと時も気が抜けない政治活動の中で、
しっかりと趣味のサーフィンは続けれているみたいなので、すごくホッとしました。

島の人に触れて、
腐った汚い大人ばかりの永田町にいるので、
島のピュアな子供たちに触れて、
ホッとできたようで良かったです♡


山本太郎オフィシャルサイト


■最後に今日は9.11。
あの日から17年。
当時、20歳で友人の家で泊まり込みでゲームをしていてふとTVを見たら飛行機がビルに突っ込み、煙を出していました。

なんてチープな映画だと思ったのを覚えています。
でもそれは現実でした。

僕は高校の歴史の先生が
「教科書に載らない本当の近代史を教えるっ!」って気合の素晴らしい先生に習っていたから、
心底ヤバいと思ってました!!

これから月日は流れ、
戦争が幾つも発生し、
大きな津波や原発の事故で今も苦しむ人たちがいて、
今は台風や地震の影響で苦しんでいる人もいます。
一日も早い復興を願っています。

私たちは一体どこに向かおうとしているのでしょうか?
破滅の一途に一直線なのでしょうか?
いや、そんなことはないと思いたいです。

未来を生きる自分にも、
子供達にも笑顔で過ごせる未来を築いていきたいと思います。


バカな男の存在意義

2018年09月06日 | 大切にしていること
■「男ってバカだよね~」
よく聞く言葉です(笑)。

僕はバカというのは最高の褒め言葉と思っています。
何振り構わず、
自分のやりたいことをやる。
結果、それが周りから見てバカに見える。
最高じゃないですか(笑)。

先日、野生動物と色々と仕事で関わり、
その後、妻と話してスッと納得できた、
バカな男の存在意義。

非常に面白い気付きでした♪

※これはあくまで男性性、女性性という話で、内面的に性別逆は全然あり得ます☆


■あるとき、コウモリが農業ハウスの防鳥用ネットに絡まってしまい、救助する機会がありました。
調べてみると全部オスでした。

ずっとその対応してきている先輩に聞きます。
「こういう風になるのってオスばかりなんですね?メスがなることはないんですか?」
率直な疑問です。
「うん。この時期にネットに絡むのはオスばかりだね。
メスはお腹に子供を身籠っている時期で、あまり無茶な冒険は絶対にしない。
手堅く、慎重にメスは生きてるかな。
男はね~やっぱバカなんだよ~(笑)」

その時はへぇ~と思って関心していました。

そうだなぁ、
先日獣医さんもオスの猫の皮の厚さについて語ってくれた。

繁殖期のオスネコの皮の方さは半端なく、
注射針が刺さらないこともあるくらいだとか。
オスは互いに戦い、ひっかき、噛みあう。

どうしてなんだろう?
どうしてオスはそこまでしてメスと違うのだろうか?

これは野生動物ばかりの話ではない。
人間だって男はやっぱり女よりロマンで生きるし、
冒険や無茶も沢山する。
若い頃なんてそれが顕著だ(笑)。

子どもを観ていても、
男の子は女の子より直線的で、
冒険に溢れていて、後先を考えない傾向が強い気がする。

なぜなんだろう?
そんな話を家でしたいたら、妻が明確に答えを出してきました(笑)。


■「男のバカは必要なのよ!!」
はい?←最初はびっくり(笑)。

コウモリの雌の慎重な話をしたら、
何か急に納得できたらしい。

慎重に手堅く生きるメス。
それは次の命を身籠り、
それを絶やさないための大事な立ち位置。

一方、オスは色んな事に手を出すし、
思いもよらないことを突発的に行動する。

でも、それはとても必要な事で、
色んな環境の変化で生き残る大事な術だと思ったそうだ。

確かに手堅く生きる集団だけでは、
打開できない場面は生きてく中であるだろう。

逆に冒険ばかりしていても、様々な危険が伴うのだから、
生き残るのは難しくなっていくだろう。

両方が必要なんだ、と。

「だから、男のバカは必要なのよ!」

なんだか男のバカを肯定することができて、嬉しかった♡
そ~かぁ、バカで良かったんだ♪


■元々は狩猟民族の時代、
女は家と暮らしを守り、
男は狩りと戦いに行く。

その習性からか、
女は同時に色々できるし、グループ化する傾向が強いように思います。
心の影響がが体に出やすいし、方向音痴も多い。
精神的に成長するのは圧倒的に男より早いですし、
繁殖する期間が男より限られているから、より現実的になる。

男は地図に強いし、多少の無茶ができるように身体は頑丈で鈍くできている。
男が体に影響が出るのはずっと深刻な状態になってからが多い気がします。
精神的にはいつまでもロマンを追い求めて、子供のまま(笑)。
繁殖できる期間が女より長いために、いつまでも現実的になれず永遠のロマンチスト(笑)。

そしてやっぱり「強さ」という意味では、
完全に女性に軍配でしょう(笑)。

力や行動では男は強いですが、
精神、痛みに関しては女は最強です♪

■野生動物の対応からオスの素晴らしきバカについて、
メスの素晴らしき堅実な生き方について学ばされました。

いや~やっぱバカは必要なんですね♪

よかった、よかった♡

そして、だからこそ違う特性の者同士が、
惹かれ合うのですね(*^_^*)

男性の皆さん、男はバカでいいんです(笑)!
女性の皆さん、男のバカを時々は認めてあげて下さい♪(←時々出ないと男はバカなのでやりすぎますw)

ばかバンザイ!





カナダの生き物たち 陸編【カナダ旅行記④】

2018年09月03日 | 旅行記 カナダ
■普段、とても限られた生物しかいない海洋島・小笠原に住んでいる私たち。
冬はザトウクジラ、年間通してイルカはいるし、マッコウクジラもいます。
陸にいる在来種はオオコウモリのみ。
ヤギや猫、ネズミなど人の暮らしとともに新たな哺乳類が侵入しています。

カナダは大きな大きな大陸。
やはり小笠原の島スケールと訳が違います!

今回はジャスパーやバンフ、バンクーバー島を巡って出会った哺乳類たちを中心に紹介していきたいと思います。

やはり、カナダと聞いて最初に思いついたのはクマの存在でした。
今回は車で移動中に3回ほどブラックベアを見かけることはありましたが、
一瞬で写真を撮る暇もありませんでした。
大型のハイイログマ・グリズリーは出会うこともありませんでした。
世界最大のヘラジカ・ムースも見かけることはありませんでした。

野生というフィールドにおいて、
実際にその野生動物に会えないということは、あまり大きな問題ではなく、
そのフィールドでそれに関わる人々や、
その生物の息吹を感じるだけでもう充分なのです♪

例えば、野外のゴミ箱が頑丈な金属で開けるのも工夫がいる様にされていること、
クマを支える豊かな森、川が沢山残っていることを見て、クマの存在を強く感じることができました。


この日は干潟でゆっくりしていたら、
小3と中3の娘たちは数時間ずっと遊んでおりました。
ポートハーディの干潟です☆

初めての土地で、
初めての場所で、
潮汐でだいぶ景色が変わるほど存分に遊ぶ。

やっぱ子供って遊びの天才と思います♡


■自分達がゆっくり林内を歩けたのはバンクーバー島だったので、
そこでよく出逢ったのはリスでした。

種類としてはトウブハイイロリスという和名が付いている種類。
英名はEastern Grey Squirrels。
人を恐れない可愛いリスは、森の中でキキキキキッ!と鳴き、
レインフォレストが生い茂る木の枝で松ぼっくりを一生懸命かじっていました。

森のあちこちでそのカスが集まっているのを見かけては、
娘達が嬉しそうに教えてくれます♪

森のあちらこちらでリスの喰いカスの松ぼっくりを見かけます。

このように芯だけ捨ててあったり、


外側の部分が散乱しているのを至る所で見かけました。

自分の頭上で食べ終え、
喰いカスを僕の頭の上に落としたときは「やるな~!」と思いました(笑)。


リスに会うのは2年前の北海道以来なので、
子供達も大喜びでした♪

あんなにけたたましく鳴くとは思いもよりませんでしたが…

今回はカナダの田舎ばかりに行っているので(笑)、
都会やそこいらにいるリスを見かけることはありませんでした。

カナダではリスが日常にいるようです♡
この可愛いリスたちもこぼれ種などで種子散布、
そして自身が捕食されたりして、
カナダの森の生態系を保持している存在なのでしょう。


何度かマウンテンシープも車道の脇で岩場にいるのを見かけました♪
写真が膨大過ぎて見つからないのでスルーします☆

■バンクーバー島の小さなシカも何度か見かけました。
オジロジカ(アカシカ)という種類のようです。


近づいてもなかなか逃げず、でも人との距離感は確実にあって、
野生動物の目線でした。

都市にでも出現しているようです。
小さな角を持つオスも見かけましたが、
大きな角の個体は見かけませんでした。


■ジャスパー自然公園の北西にあるロブソン山州立公園の山の上では、
可愛いキバラマーモットを見かけることができました。

雪の残る寒い山の上に生息する大型のネズミの仲間です。
体長は約40cm、体重は約4kg。
そう、大きかったです!
お腹が黄色い毛のあるマーモットなのでこの和名がついたみたいです。
英名はMarmota flaviventris。

彼らが真夏でも雪が残る岩場のエリアを住みかに選び、
岩の上で日向ぼっこしたりするのはとても可愛かったです♪

このマーモットは北米の中央から西側の高標高域に生息している種類だそうです。
雑食性で昆虫から花、葉、実など色々食べるようです。
15年ほど生きて、一生のおよそ80%を巣穴の中で過ごし、その内の60%は冬眠期間であるとのこと。



ここで観光客が考えもなく与えてしまうお菓子などの餌が、
人と野生動物のあるべき距離を歪めてしまっている場面も見かけました。
餌をあげる人達は
可愛いし、ちょっとした興味本位であげる場合がほとんどだと思いますが、
人が野生動物に餌を与えるということは様々な問題を起こしています。

クマなどは確実に人との距離を不自然に縮めてしまい、
不幸な事故や射殺に繋がる出現に繋がりますし、
クマ以外でも人のお菓子等の過剰な塩分、糖分、添加物は深刻な健康被害を起こさせます。
2年前の北海道で感じた同じ問題をここカナダでも感じることになりました。
私たちにできることは、餌をやらないこと、野生動物と人の距離を大切にすること、
その意味と実態を伝えていくことだと思っています。

この美しいロッキー山脈を山の上から眺める子供達。
野生動物と人との距離というものを感じるきっかけになったでしょうか?

■ポートハーディーの林内ではなんと大きなナメクジを見かけました!

昔、西表島で見たナメクジ以上かも知れません☆


結構これにはビックリでした(笑)。


■ポートハーディーの郊外では野ウサギにも出逢えました♪

なかなか可愛いですね。


普段賑やかな子供達も思わず静かになっちゃいます(笑)。


こんな生き物たちを抱える森の豊かさに感動しました。


カナダの生き物たち 陸編を書くにあたり、頭をよぎったのが恐竜でした。

この自分達が踏みしめるカナダの大地を、
こんなにも大きな生き物が歩いていたなんて…


今回、ドラムヘラーの恐竜博物館に行くことができたので、
またその記事も書きたいと思います!

乞うご期待!!