小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

心の火を点しつづけよう~日本の原発の真実をドイツが放送

2011年08月31日 | 原発
友人のブログに紹介されていた映像があったので、シェアできればと思います。
東日本大震災の福島原発の驚きの映像です。

ドイツZDF-Frontal21 福島原発事故、その後(日本語字幕) 拡散希望!!


福島市付近の農家の話がでていますが、百姓としてとても辛いなと心を痛めます。
放射能の恐ろしさは、人間の五感では感じれないこと、そして人間同士の確執が生まれることと感じます。
原発事故後に亡くなったキャベツの有機農家さんの気持ちは痛いほどよく分かります。
これは風評被害なんかではなく、災害被害なのです。

そしてこの映像は日本では圧力がかかり、放送ができないそうです。
自分の国の真実を他国経由で知るとは、なんとも悲しいことです。

■福島の友人は「もう小学生以下の子供達に原因不明の鼻血や下痢という原爆症の初期症状が出ているのに、そういう報道はまったくされていない!」と教えてくれました。

戦時中の様な情報操作がこの現代も行われていると思うと驚きを隠せません。
私達はこの現実を乗り越えなくてはなりません。

■島にも普通に福島の農作物が販売されています。
ほとんどは関東の農作物ばかりです。

農作物には福島のバーミキュライトが使用されているのを見ました。
堆肥としても流通しています。

こうして、経済優先の名の下に放射能の汚染は小笠原を含め日本中、世界中に広がっているのです!
なんと嘆き悲しいことでしょう。

島では放射能の問題はすっかり遠くの国の話状態です。
こんなタイミングでなった世界自然遺産の流ればかりです。

いつになったら人は気付けるのでしょうか?
この問題はどこかの誰かのせいではなく、私たち自身の中にあります。
人のせいにすることなく、自分自身の問題と捉え、今までの価値観や暮らし方を変える必要があります。

私達はこの現実に何ができるでしょうか?
購買は消費者からの投票です。
電気を使う時、日々の購入の際によくその商品の背景を感じましょう。

心の目を活かして、よく考え、暮らしましょう。
未来を生きる子供たちがずっと笑顔で暮らせるように…。
それぞれができることを、しかしこころをひとつに。

父島へ行ってきました♪

2011年08月27日 | 母島 暮らし 子供
■今回の台風12号は久々の小笠原直撃の予報です。
週末の納涼祭も1週間延期が決まりました。
台風養生に追われています。

■その直前になりますが、8月23日~25日の2泊3日で僕と長女の2人で父島に遊びに行ってきました。
長女の夏休みの夢は、友達がお泊りに来ること、そして父島の友達の家にお泊りをすることでした。
今回、家族でのお泊りを快く受け入れてくれた友人宅があり、夢をかなえることができました!
本当に感謝です。
どうもありがとう♪

以前、7年間住んでいた父島には長女の幼友達がいて、こうして時々会えるのを楽しみにしています。
今回は後に12号の台風になる熱帯低気圧の影響でとても海が悪く、
父島に渡る船の運行自体が心配でしたが、なんとか行っていっぱい遊んで帰ってくることができました♪

■そんな行きの船。
港でお母さんと大好きな妹とのお別れ。

妹(1歳)はよくお別れが分からなかったようで、その後の夕ご飯のときに、
「ぱぁぱ、ねぇね、いないねぇ。ぽ~(船の汽笛の音らしい)、いないねぇ」
と帰ってこない父姉に思いを馳せていたそうです。

父島までの航海は2時間。
丁度昼発の便だったので、僕も凪穂も夜遊ぶ為にしっかりと寝ました。

実はその時も船は大揺れで、寝てなかったら船酔いに苦しんだはずでした。


■そして父島着。
港には友人一家がお迎えに来てくれていて、そのまま早速海へ。
場所は青灯台。
島の子供がひたすら飛び込みまくる、透明度抜群の楽しいポイントです。
小学生から高校生まで、素晴らしいダイヴを展開させています。(完全に大人顔負けの美しさです!)

長女の同級生の友達も集まり、早速ワイワイガヤガヤの飛込みが始まりました。
この日はずっと飛びたくてもなかなか恐怖心を克服できず、
飛び込めなかった友達のひとりがついに飛び込めて、最高のハイテンションになって場を盛り上げてくれました♪
あまりのまぶしい笑顔にこちらが幸せを頂きました。

僕が驚いたのは小学2年生で普通に頭から海に飛び込める子がいたことでした。
しかも、青灯台の一番高い3m位の高さからも美しいフォームで飛び込むことができるとのこと。
実際、見てみるとあらまあ、ほんとに達者です!
ほれぼれと美しい飛込みを堪能させてもらいました♪
ちなみに長女はまだ足からのみです。
本人なりに日々進化しているので、急がずに、できるときにあっという間にできるようになるんだと思います。
子供の進化は本当に目を見張るものがあります。
大人はこんなに成長できないぞ~(笑)。!

その日は夜はBBQとお誕生会!
泊まるおうちの同級生の誕生日会ということでさらに同級生のお泊りが2人追加

されて、楽しい合宿になりました♪
ここでも面白いのが子供たちの食。

ふだん食べれない肉のオンパレードで、肉に喰らい付くと思いきや、
昼間海で身体を使いまくったあとは、求めるのは肉よりも炭水化物のようでした(笑)。
オニギリやパスタにひたすら喰いつき、念願のお肉は、少し食べたら
「いらない」
の一言(笑)。

子供っていうものはその時身体が必要としている食物を結構忠実に求めているんだなぁと感心しました。
もちろん、お菓子などの甘味は別腹のようですが(笑)。
身体の欲求に鈍い大人は残ったお肉を頬張りました。
ここまで準備してくれていた友人宅のご家族の皆様、本当にありがとうございました!

その後は子供総勢6人でおやすみなさい (-_-)zzz....


■翌日も青灯台!
ノリにのった勢いは止まらない!
よく飽きないもので、ひたすら熱帯低気圧で荒れた海に飛び込みます。

地元PTAが用意してくれた浮島へ泳いで遊びます。
海が荒れてようがお構いなし!
子供は遊びに命をかけています。

夜は父島時代から行きつけていた老舗の「グリーンぺぺ」で幸せのクリームソーダを楽しんでおりました。
普段、肉もこういう飲み物も食べていない凪穂は幸せの日々だったようです♪

■最終日は朝7時半の出港なので、父島の朝のラジオ体操を堪能して、早いお別れです。
友人のみんなも見送りに来てくれ、楽しかった短い滞在にお別れです。
どうもありがとうございました!!

帰りの船は、台風に進化した低気圧の影響で大揺れでした!
そんな中、母島に着くと港には大好きな妹とお母さんが迎えに来てくれました。
船酔いでふらふらの中、涙の再開!
お互い抱き合って、幸せそう。
2日ぶりに逢うと、また一段と可愛さが増すものですね(笑)。←親バカ

自宅に帰り、お腹を空かせた家畜に餌をやり、やっと旅は終了しました!
あー楽しかった!
でもやっぱり、自分の住む島はいいものですね。
帰ってくると、こののんびりさがホッとします。

滞在中、お世話になった父島の皆様、どうもありがとうございました!
偶然の出会いも沢山あって、嬉しい嬉しい夏休みになりました♪

島らっきょと人魚!?

2011年08月21日 | 母島 農 日記
■「島にんにく」に続き、今度も沖縄在来の「島らっきょ」を植えました。
このらっきょもよく売っている大粒のとは違い、南方系の小さくて細い品種です。
一時期、沖縄産のらっきょがブームになるほどクセになる美味しさだそうです。

満月の後、8月植えと9月植えの計2回の植え付けをする予定です。

■僕はラッキョウ栽培もはじめてで、参考になれば幸いですが、できれば来春の結果を見てから参考にして下さい(笑)。
島にんにくと違い、ラッキョウは来春の出荷の予定はありません。
今季は自家用のみです。
上手くいけば、再来年出荷できるかもです!?

■まず畑に溝を掘り、10cm~12㎝感覚で2片ずつ置いていきます。

深さは10cmないくらいです。

そして土を被せます。

最後に乾燥と微生物の住処のために刈った草を敷きます。
無事に育ちますようにと祈りを込めて♪


■先日、というか夏休みに入ってからほぼ毎日ですが、我が家の人魚さん(長女7歳)は今年も泳ぎの腕を磨いております。

今年は潜水は3mくらいはいける様です。

長女(1歳)と浮かんで遊んでいると、突然海の中から現れます(笑)。

相変わらず、フォームが綺麗です。
20歳まで金づちだった僕としては羨ましい限りです。

陸ではうるさい限りですが、水中では騒ぎようがないのでいいですね(笑)!

今年浮き輪デビューの次女ちゃんは大好きなお姉ちゃんと海で遊べてご満悦です♪


島にんにくを植えました。

2011年08月20日 | 母島 農 日記
■先日、沖縄在来の「島にんにく」を植えました。
このにんにくはよく売っている青森産などのにんにくとは違い、南方系の片が小さくて細かいにんにくです。
片が小さいのですが、匂いは最高に強く、種として届いた箱からはぷんぷん匂いが立ち込め、部屋が一面にんにくの香りになりました。
これでドラキュラも怖くない(笑)!?

今回は南米先住民の農作付けの知恵を本にした「月と農業」を参考に満月の後、下限の月の後の2回、そして8月植えと9月植えの計4回の植え付けをする予定です。
何事もまずはやってみることから始まります♪
頑張るぞー!

■僕はニンニク栽培ははじめてで、これはあくまでお試しです!
参考になれば幸いですが、できれば来春の結果を見てから参考にして下さい(笑)。

まず片をバラバラにします。
このとき、片の下の硬い部分が核だそうなので、気を付けて扱います。
安曇野の自然農の先生によると、薄皮はむく必要はないそうです。
それを聞いて、ホッとしました。

そして、畑に溝を掘り、10cm~12㎝感覚で置いていきます。

深さは10cmないくらいです。

そして土を被せます。

最後に乾燥と微生物の住処のために刈った草を敷きます。
参考までに、島にんにくはネズミに嫌われているようです。
外に放置してもかじられませんでした。

もし、この匂いが嫌いならば、島でネズミにやられやすいウリ科の作物などのコンパニオンプランツとして有効かもしれません。

■畑の隅には金マクワウリが実ってきました。

これは妻が大好きでメロンの様に媚びた甘みじゃないのが好きだそうです(笑)。

そして畑ではこんなバッタの子供に出会いました。

トノサマバッタかなぁ?
顔は仮面ライダーそのものですね(古いかな?)。

■さらに島の友人のところで「スイカ割り」をしました。
残念ながら割る瞬間の写真は撮れませんでしたが、子供たちは大喜びでした♪

次女も顔を真っ赤に!

母たちも地べたでスイカ喰いっ!

終いには次女は島バナナ付きのバギーを乗りこなしておりました♪

月の出と花火

2011年08月17日 | 母島 暮らし 子供
■一昨日は大潮=満月。
そして月の出が子供の起きている日没後すぐの時間という好条件!
せっかくの夏休みなので、凪穂の友達を誘いつつ、海からの月の出を眺めつつ、花火をしました。

海面に映る月の光。

夜空にきらめく星空。

そしてそんなロマンチックな気分を吹き飛ばす、子供たちの花火の騒ぎ(笑)。
そのにぎやかなこと、にぎやかなこと(泣)。

いやあ、夏休みって感じですね♪

■先日は子供たちを連れて南崎ハイキング。
福島から母島に避難してきている子供たちも連れての山道。
春に母島に来てから、メキメキと島の自然の中で遊びまくり、自分たちでも驚くほど体力が付いたそうです♪


こんな岩山に上って遊ぶほどの余裕ぶり。

子供たちは本当に遊びの天才だなと痛感しました。
いつもは僕と2人の山道の次女もとっても嬉しそうでした♪

ハイキングのあとは恒例の綺麗な石次郎海岸で汗を流しました。

「おねぇちゃんたち、あんな、むこうに…」

■今年は原発事故のこともあり、夏休みに内地に行くことを見合わせました。
島で夏休みに内地に行かない子供はとても少ないものです。
いつも島のみんなは2週間~1ヶ月は夏休みを内地で過ごすのです。
我が家は代わりに、以前住んでいた父島に遊びに行く予定です♪

■そして畑ではサツマイモが今か今かと掘られるのを待っていました。
そろそろお楽しみの芋掘りです♪

稲穂の実り & 小笠原で田植え Part2

2011年08月13日 | 小笠原 米作り
■ついに、春に植えた陸稲が実ってきました♪

小笠原の大地に稲穂が揺れています。
今はまだまばらですが、時期に沢山の稲穂が揺れるかと思うと楽しみです。

でも、ネズミに食い荒らされそうでもあり、ハラハラドキドキの日々です。

何にせよ、主食の生産は島暮らしの自給の為の大事な一歩なので、大事に見守りたいと思います。
無事に稲穂が立ってきてくれて、本当に有難く、嬉しいです♪

■そして、先日稲穂の実りを横目にまたまた田植え(田んぼじゃないですが)をしました。
亜熱帯・小笠原の稲の作付けはいつでもよく、収穫の時期と台風の時期をずらすのが良いと、沖縄の米農家さんに教わりました。
そこで、本来の作付けのひとつである、夏の作付けに挑戦です。
ちなみに春の作付けは、種籾の到着の都合から、実験的にやっていました。
次回は年が明けて1月に種を蒔く予定です。

今回の第2回も育苗と直播きと2種類試しています。
今回は自然農で3年の圃場なので、土の状態がとても健全で良いです♪
触れていて、とても気持ちがいいです。
春の作付け地は、はじめての場所で、まだまだ土が不健全な場所でした。

■すべてがはじめての陸稲作り、今回は前回学んだことを教訓に植え方を工夫しました。

こちらが稲の苗箱です。


前回は3本1組で一箇所ずつ穴を開けて植えていましたが、今回は鍬で溝を掘って15㎝感覚で植えていきました。

植え終わるとこんな感じです。


■こちらは直播きの陸稲です。


よく分けつしています。


直播きは2~5cm感覚で種を蒔き、育てました。
前回、密になった場所をそのままにして失敗したので、今回は田植えに合わせて2~5㎝に修正してみました。

本当にはじめてで、島では誰も作っていないので手探りの日々です。
おいしい島のお米ができるのを夢見て、頑張りたいと思います♪


■さてさて次女ちゃん、先日は雨で畑に出れず、大根の種取りを手伝ってくれました。

莢のひとつひとつ、丁寧に開いてくれます。
もちろん、場外ホームランもたまにありますが、それはご愛嬌(笑)。
集中して手伝ってくれました♪

最後に畑とは直接関係ありませんが、海に沈む綺麗な夕日です。
島の人は結構この夕日を見に来ます。
毎日見ても、決して同じ日のない大自然。
本当に神秘です。
作物を作るようになって、更にそう思うようになりました。
あのカボチャの種からどうしてあんな大きな双葉が出てくるのでしょう!?
本当に神秘的です

ついにモロヘイヤ出荷開始!

2011年08月09日 | 出荷作物
■一昨日より、母島にて我が家で大人気のモロヘイヤの出荷を始めることができました。
ここ何年かは母島では生産がなく、馴染みのない野菜なので解説を付けて販売しています。
美味しくて、栄養価が高く、夏場の葉物として重宝します♪

去年作付けして、採れた種で栽培し、無農薬・無化学肥料で栽培しています。

出荷して半日で完売できて本当に嬉しかったです♪
島の人達からも
「美味しかった」
「モロヘイヤ?すげー!嬉しい」
「無農薬は嬉しい」

など、声を聞けて嬉しかったです。
お買い上げいただき、ありがとうございます!

値段、茎付きか葉摘みか、袋の大きさなどこれから試行錯誤していきますのでご意見などあればお伝え下さい。
ちなみに父島では、少し茎付きで1袋50g/158円だそうです。
現在、僕は葉摘みで1袋50g/136円で販売しています。

今年は少量ですが、なるべく毎日の出荷を心掛けています。
よろしくお願いします。

■以下は添付しているモロヘイヤの解説です。

「おいしい朝摘みモロヘイヤ」

栄養価の高さが今注目の新野菜。
エジプト原産でとても暑さに強く、亜熱帯・小笠原の暑さを乗り切るにはこれが1番!
味にクセがないので子供にも人気です。刻んでお浸し、スープや天ぷら、炒めでも利用できます。
利用しやすい葉摘みで袋詰めしてあります。

■モロヘイヤの由来・特徴
インド、エジプト原産。別名はシマツナソ(縞綱麻)、ジュート。シナノキ科の一年草草本。
古代エジプト語で「王様の食物」の言葉が語源。食用以外では主に繊維用として利用(ジュート)。
葉部を食用とし、刻んだりゆでたりするとムチンによる特有の粘りを呈する。
良質の水溶性食物繊維を含み、体内の発がん性物質を体外に排出するそうです。


■高い栄養価
ビタミンB1、カリウムはこれまで含有量№1のパセリの3倍。
ビタミンB2もブロッコリーの20倍で№1。
他にカルシウム、カロチン、ビタミンCに富み、抗酸化作用のあるクエルセチンを多く含む。

■おすすめレシピ
刻んでお浸しやスープ、天ぷらや炒めに利用できます。
無農薬栽培ですので、虫がいないとは限りません。使う前に洗って、茹でたら箸などでお湯からすくうのがおすすめです。

●とろろモロヘイヤ
用意するもの:モロヘイヤ、かつお節、醤油
さっと茹でて細かく刻み、かつお節と醤油であえて、混ぜてとろみをだして「緑のとろろ」として食べます。納豆や長いもの代用に、または同時に使ってもクセがないので相性抜群です。

●アヨヨスープ
温かい煮干しのだし汁に、さっと茹でて刻んだモロヘイヤを入れて、塩と強めの黒胡椒で味を調えます。最後に隠し味に醤油を少し入れると美味しいです。他にも味噌汁や醤油ベースのお吸い物に入れても美味しいです。

※中東と北アフリカでは、刻んで肉(羊、鶏、牛など)と煮込むことが多いそうです。また乾燥した粉末パンやクッキーの副材料として利用できます。

まずはやってみること

2011年08月05日 | 大切にしていること
■先日、畑でふと思い出したことがあります。
僕の畑は普通の農業の畑と違い、草が生え、他品目栽培で、他の人と違う作物が多いです。
そして、農薬と化学肥料を使わないですし、おまけにネズミとマイマイの駆除剤も撒かないので、うまく育っていない作物ももちろん沢山あります。
なるべく化石燃料も使わないようにしています。(草刈、耕し、運搬etc)

つまり、ヘンな畑な訳です(笑)。
パッと見は草だらけなんです。


そんな畑を眺めながら、以前父島の大先輩の農業者Rさんに言われた大切な言葉をふと思い出しました。
僕は島の持続可能な畑をしたくて、
あれこれ栽培方法や作付けの時期を聞いていました。
その方は、もう高齢で第一線を退いていますが、未だに出荷してますし、話すとするどい論理が眠っていて、ハッとさせられる事が多いです。

その方は、あれこれ聞く僕を見つめて、素敵な笑顔で
「あのね、ジャイアン君。まずはなんでもやってみることだよ。」
と、言いました。

その時、僕はハッとしました。
論理よりも実践。
畑だって高低差、日当たり、土の違いなどで育ちは勿論違います。
聞くも大事ですが、なによりまずやって学ぶことを教わりました♪

そして、人生あと数十年を考えると、作付けをせいぜい数十回しかやれないのです。
いつかやれる、と思わずにまず今やること。
思ったが吉日です。
明日死んでも後悔しないように、今を精一杯生きる!

なので、実験のような栽培が多々あります(笑)。
今季は島ニンニク、島ラッキョウという沖縄在来の品種に手を出します。

■とにかく、内地から種も肥料も土も入れずに栽培できる持続可能な農を目指して精進していきたいです。
パッと見の草だらけの畑もよく観察すると、


2期目の陸稲が生えていたりします。
草のお陰で乾燥を防ぎ、微生物も反映します。


草の中に人参が隠れています。
今年の干ばつでも、草のお陰で乗り切れました。
今は自家用ですが今季は出荷も考えています。


こちらはナスです。
去年からの株ですが、素敵に身を実らせてくれます。
こちらも雑草とそこに住む生き物のお陰で元気に育っています。


秋の収穫に向かって伸び続ける自家採取ローゼル。
今年は少量ですが出荷も考えているので、お楽しみに♪

■昨日は久々の日中の大雨だったので、畑の作業はやめて、自宅で島大根の種のさや出しをしていました。
袋に入れて、叩けば良いと聞いていたのですが、なかなか上手くいかず、結局次女と妻と手でさやから出しています。
暑さに強い品種なのでもうすぐ作付けです。

1才の次女も上手にお手伝いしてくれます。
僕より飽きが来ないようです(笑)。